イースターの休暇を利用して、イングランド北部のヨークシャーを中心にドライブ旅行してきました。

大聖堂で有名なヨークや、豊かな自然が広がるヨークシャーデールの国立公園、温泉地として有名だったハロゲット、湖水地方の入り口のケンデルなどを回って、最後は町全体が遊園地みたいなブラックプールでインディーの親戚達にご対面、という盛りだくさんな旅でした。幸いお天気に恵まれ、ほとんど毎日が快晴、しかもぽかぽかと暖かく、本当に楽しい旅でした。

日本でも同じだけれど、地方に行くと、人がとても親切で気さくで嬉しくなります。特に北はフレンドリーな人達ということが有名なのだそうで、地方ではあまり見かけないアジア人の私にも、小さな博物館のおじさんやホテルのおばさんがにこにこ話しかけてきたりするのです。そうかといって私のことを珍しがっている風でもなく、なんだか自然なんですよ。

それに北部の英語には、歌っているように聞こえる独特な節回しと訛りがあって、地元の人の英語を聞いているだけでおもしろかったです。典型的なのがuの発音をすべて「ウ」に、oの発音をすべて「オ」に変えてしまうもの。例えばbusは「ブス」、upは「ウップ」、comeは「コム」です。ふざけて真似をしていたら、最後の方には本気でうつりそうになりました・・・。

楽しい訛りも、ちゃんと話を聞かなくちゃいけない時には、ちょっと困ります。インディーの親戚に会った時はまいりました!朗らかなオジサマたち、強烈なヨークシャー訛りがある上にすごく早口、しかも話の半分ぐらいは冗談なので、話についていくのがホントに大変で、広い意味での勉強がもっともっと必要だなぁと実感しました。でもオジサマ方は、話がわからずに目を白黒させている私を見ているのが楽しかったようなので、とりあえず楽しんでいただけてよかったですわ。

旅行中、楽しいお話と深い洞察に富んだユニークなブログでいつも楽しませてくれる豪に入らば豪に従えのうろ子さんから「あの子のことがもっと知りたいバトン」なるものが届いていました。あまり考えてみたことがなかったのですが、なんかブログっぽいので、旅の詳細は次回からということにして、今日はこれをやってみることにします。

その前に旅行からの写真を少しだけご紹介しますね。ほんとに美しいんですよ~。お楽しみに!
     
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1. 6人にバトンをパスしなければならないそうです。どなたにしましょうか?

うーん、ブログ友達が少ないので、思いつきません。ごめんなさい!どなたか、受け取ってくださる方、いらっしゃいますか?


2. お名前は? ニックネームは?

londonsmileです。

. 由来は?

にこにこマーク(70年代に流行ったという黄色い顔のアレです)が昔から好きで、グッズを集めたりしていたので、ブログのIDを決める時、住んでいる場所と一緒になんとなく使ってみました。


4. いちばん大切な恋人に、なんて呼ばれたいですか?

あんまりこだわり、ないですねぇ・・・。インディーには変なあだ名で呼ばれています。


5. お幾つですか?

松田聖子とか少年隊とかの歌を口ずさんでいた世代です。


6. 職業は?

時々翻訳の仕事をしたり、学校に行ったりしている主婦です。


7. 趣味は?

刺繍、読書、眠ること、お茶すること。最近はお料理も好きです。


8. 好きな異性のタイプは?

俳優ではイギリスのコリン・ファースとか、元007のピアース・ブロスナンが好き。


9. 特技は?

のんきなことかな。


10. 悩みは?

お日さまは大好きなのに、私の肌は太陽と相性が良くないらしいこと。最近は陽射しが強くなってきたので、長袖、帽子、手袋で強力にガードしてます。


11. 最近いちばんキューンとした話を教えてください。

1週間の旅行中、猫の世話をしてくれる人が毎日家に来てくれるので、お腹が空いているはずはないのだけど、帰ってきたらなんだか猫が2匹ともちょっとやせていた。キューン。

私達が留守にしたことを怒っているようで、こちらを見てもくれなかったけど、少ししてからぺッパーが頭をすりつけてきて、しばらく私から離れなかった。キューン。


12. 最新の買い物情報は? 

旅行中に古本屋さんで買った「Flowers in Cross Stitch」という刺繍の本。3ポンド50ペンスなり。


13. 好きなブランドは?

ロンドンにあるコーヒーと紅茶の専門店、ヒギンズというお店が好きです。


14. 回す人を指名すると同時に、その人の他者紹介をお願いします。

あー、やっぱり思い浮かびません。ごめんなさい!受け取ってくださる方、どうぞ!
# by londonsmile | 2007-04-10 18:59 | イギリスでお出かけ | Trackback | Comments(2)

穴の中のヒキガエル

イギリス料理を試してみようと思い立ち、インディーが前に作ってくれたものを真似してみたのが、これ。その名も「穴の中のヒキガエル」(Toad in the hole)。

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ヒキガエルに見立てられているのはソーセージ、「穴」は小麦粉と卵と牛乳の生地で、最初にソーセージを焼いて、生地を流してさらにオーブンで焼くだけの簡単な家庭料理です。

この生地、実はローストビーフに付き物のヨークシャープディングと同じものです。イギリスではプディングはデザートのこと、と前にお話ししましたが、このヨークシャープディングは甘くなく、ローストビーフの横とか上に乗っているまあるいパイのようなものです。(とはいいながら、卵と牛乳が入っているので、焼きあがるとフレンチトーストのような感じもします。試しに生地にはちみつをかけてみたら美味でした!)

ヒキガエルっていうネーミング、ちょっと不気味な感じもしますが、飾らないイギリスらしくて私は気に入っています。

焼きあがったヒキガエルちゃんを「穴」の一部と一緒に切り分け、野菜やマッシュポテトを添えて食卓へ。オニオングレイビーというたまねぎたっぷりのソースをかけていただきます。

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この話を友達にすると、イギリス人は大抵、「ほほぅ、あの家庭料理をねぇ」とか、「懐かしい、食べたいねぇ」などと目を細めるけれど、外国人は結構長く住んでいる人でも「何、それ?教えて」と言ったりします。あまり知られていないイギリス料理がまだまだあるかもしれません。

インディーいわく、「イギリス料理の妙は家庭料理にあり」。むむむ。これはなかなか奥の深いことになりそうです。
# by londonsmile | 2007-03-31 17:12 | イギリスの味 | Trackback | Comments(2)
また遊んできたお話になってしまいますが、今週はアフタヌーンティーのお教室に行ってきたので、そのお話をしたいと思います。

先生のご自宅で、アフタヌーンティーの準備の仕方を学ぶというこの教室。Giuliana's Kitchenという名のとおり、ジュリアナさんという明るい上品な先生が開かれています。

北ロンドンの高級住宅街のお宅に生徒さんが揃うと、まずはビクトリア時代の1860年代に建てられたというお家を拝見。天井が高く、ゆったりと優雅な気分になれる気持ちの良いお家で、内装も美しくビクトリア朝風にまとめられていました。ご家族のお写真もあちこちに飾られ、温かい雰囲気。

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お家を見せていただきながらうかがったお話で印象に残っているのは、居間をdrawing roomと呼ぶことがあって、絵を描く(draw)部屋だったと思われることが多いけれど、本当は、人を招いての夕食が終わった後、葉巻をくゆらせながら女性の話などをする男性陣を食卓に残して女性達は居間に立ち去るという意味で、立ち去る(withdraw)という言葉から来ているのよ、というものです。私はまさに優雅に絵を描いていたお部屋だと思っていたので、びっくりでした。

その後、ピンクのカーペットが敷かれた広いバスルームに続いて、先生の寝室まで見せてくださったのですが、天蓋つきのお姫さまベッドを中心に、淡いトーンの花柄とお好きだという明るいパープルで統一されたこれまたビクトリア朝風のすてきなお部屋でした。

お家でアフタヌーンティーしてみたい!_e0114020_2392034.jpg気分がすっかりビクトリアンになったところで、窓から自然光の入る気持ちの良いキッチンに移動。ショートブレッド、スコーン、サンドイッチなどの作り方を学びました。自分で作ったものもあったし、先生の手際よいデモンストレーションを拝見したものもありました。サンドイッチなんて簡単じゃない、とお思いでしょうが、例えばスモークサーモンとパンを上手に一緒にロールするには、とか、薄いパンの扱い方といったちょっとしたコツをうかがったのです。

もともと日本人のお知り合いに英会話を教えていたことがきっかけでお教室を始められたそうで、今も生徒さんはほとんどが日本人なのだそうです。日本語も少しご存知で、「ざらざら」「さくさく」「もったいない」などという日本語を交えながらの楽しいレッスンでした。

さてお菓子もサンドイッチも作り終わったところで、先生が準備しておいてくださった他の焼き菓子も一緒に持って居間に移動し、いよいよ試食を兼ねたアフタヌーンティーです。

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スコーンはサンドイッチをいただき終わる頃に焼き始め、熱々のままテーブルへ。焼き上がったスコーンはすぐに清潔な布で巻いて、「大切な赤ちゃんの体を温めるように」しておくのがコツだとか。少しでも温かさを保ちながら、さらに乾燥させないようにするために、先生はレースのついた小さいパン用のクロスを使っていらっしゃいました。スペインで見つけたものだそうですが、グッドアイディア!しかもかわいらしい!(写真右の中ほどです)

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お茶の間、アフタヌーンティーにまつわるお話もいろいろ教えていただきました。19世紀初めの貴族たちは、軽い昼食の後は午後8時頃の夕食まで何も食べていなかったそうで、ある時、ある公爵夫人が「お腹が空いたから」と、お家で紅茶を飲みながらバターを塗ったパンやお菓子を食べたのがアフタヌーンティーの始まりだとか。夫人はこれがたいそうお気に召して、それからお友達をお家に招くようになり、招かれたお友達が持ち回りでお茶会を開くようになり・・・という感じで、上流階級の間で広まっていったそうです。

お料理の先生とはいえ、よくご存じだなぁと驚いていたら、実はもうすぐアフタヌーンティーの本を出版されるのだそうです。なーるほど。アフタヌーンティー研究家でもいらしたのでした。

レッスン中もお茶の間も、生徒の私達を明るく会話に誘ってくださって、まるでお友達とお話ししているかのようでした。イギリス人は一般に、世間話というか他愛のない会話をするのが本当に上手で、状況や親しさの度合いなどによってうまく質問を選んで気軽に話しかけてくれたり、冗談を交えて楽しく答えてくれたりします。イギリス生活もまだ日の浅い私は、世間話をする時はまだどきどきしてしまうのですが、お話し上手かつ楽しませ上手な先生の様子を拝見して、とても良い勉強になりました。考えてみると、楽しい会話もアフタヌーンティーの大切な要素ですものね。

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最後は、準備してくださっていた入れ物にお菓子を詰めてお持ち帰り。スコーンは乾かないように、クリームとジャムをはさんだサンドイッチ状態にして持ち帰るのがベスト、と教えていただきました。

とても楽しいレッスンだったので、今週会った人みんなにこのお話をしたところ、外国人のみなさん、興味津々でした。こういうお教室はあまりないのかしら。アメリカ人のおばさまなどは、早速申し込んでみるわ、とはりきっていました。

そして週末、早速ジュリアナ・レシピを復習してみた私。なかなかの成功だったので、さらに気を良くし、アフタヌーンティーへの興味をさらに深めているところです。伯爵夫人のように、お友達を招いてみようかしらん。

*今回のブログを最初にアップした際、drawing roomの説明の中で、男性陣が居間に移動するとお伝えしてしまったのですが、正しくは男性陣を食卓に残して女性達が居間に移動した、ということで、記事も修正しました。お詫びして訂正します。
# by londonsmile | 2007-03-26 08:31 | イギリスの味 | Trackback | Comments(6)
先週、学校の期末レポートを書き上げた翌日に、自分にごほうびと称して、うわさのマッサージに行って来ました。

フランスや日本の雑誌でも取り上げられ、パリでご活躍中のchicoさんは、マッサージとともに、毎日の食事や呼吸などから、体全体の健康をアドバイスされている超人気者。パリでのマッサージも2週間待ちだとか。

そのchicoさんが、ロンドンに住むお友達、mappetさんのお宅でロンドンセッションを行うことになり、ラッキーにもマッサージを受けられることになりました。

このmappetさんも、おしゃれで優雅でちょっとお茶目なロンドン生活をとっても美しい写真とともに綴っていらっしゃる超人気のブロガーさんです。ロンドン中の、いえイギリス中の、いえいえ世界のあちこちにいる日本人女性が読んでいるのではないかと思うほど、読者の多さには目を見張るものがあります。(私がmappetさんのブログに初めてコメントさせていただい日、私のブログのアクセス数は3倍以上になったのですよ!)

よく晴れた暖かい日の午後、とても静かな住宅街にあるお宅に邪魔すると、すでにアロマキャンドルのほのかな良い香りでお家が満たされていました。mappetさんは、おっとり自然体で、気さくなとてもかわいらしい方で、ブログの写真で拝見したとおり、お家にはかわいいものがたくさんありました。

そしてマッサージ。chicoさんには私の体のことが私以上にわかるようで、押してほしかったところを全部ほぐしていただきました。たまに叫びそうになるほど痛かった(!)のですが、これは流れが滞っているということ。すてきなアロマの香りにつつまれて、頭のてっぺんから足の指までくまなくマッサージしていただき、chicoさんの言葉を借りれば「遠くに行くような感じ」で、とても幸せな時間でした。chicoさんは静かだけれど、元気なパワーを感じるとてもチャーミングな方。日本とフランスの良いところを兼ね備えた感じで、お会いしているだけで楽しかったです。

まだ暖かかった夕暮れ時、とても良い気分でお宅から駅までの道を歩いていると、お隣りさんとおしゃべりしながら、お庭の満開のピンクのマグノリア(もくれん)を摘んでいるおばさまをお見かけしました。思わず「きれいなお花ですね」と声をかけてしまった私に、おばさま方2人は、にっこり。外国人が増えて(私も外国人ですが)、イギリスらしさが失われつつあると言われるロンドンにも、こういうのどかな所があるのだな、と、とても嬉しくなりました。

前日にレポートを提出して脱力していた私は、この日、すてきな女性たちと楽しい時間を過ごして、たくさん元気をいただきました。chicoさん、mappetさん、そしておばさま方、ありがとうございました。
# by londonsmile | 2007-03-19 19:03 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(2)
ステーキ&キドニー・プディング_e0114020_8425122.jpg先週末、イギリス料理のレストランに行きました。ロンドンの東にあるタワーブリッジという美しい橋を眺めながらお食事できるこのButlers Wharf Chop Houseというレストラン、日本にもおしゃれな家具や雑貨を売る「コンランショップ」を出しているコンラン卿のデザインによるものですが、あまり気取りすぎていなくて、カジュアルでありつつ良い雰囲気のお店です。(写真はhttp://www.restaurant-guide.comより)

モダンでおしゃれにアレンジしたイギリス料理を「モダンブリティッシュ」と言って、今ロンドンで大人気なのですが、このレストランは私の印象ではモダンとトラッドの間ぐらいで、ちょっとおしゃれにイギリス料理をいただく感じです。

珍しく風邪気味だった私は、軽めに、前菜に鶏レバー、メインにサーモンの炭火焼をいただきましたが、おいしかったですよー。どちらも特に珍しいものではないので写真を撮らなかったのだけれど、メニューの中にイギリス料理らしいものを見つけました。

それはステーキ・アンド・キドニー・プディング(Steak & Kidney Pudding)。こういうものです(写真はレストランのサイトより)。

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ビーフとキドニー(腎臓)のシチューをパイ生地で包んで焼いたステーキ・アンド・キドニー・パイというのはわりとよく見かけるのですが、こちらはそのシチューをパイ生地で包んで蒸すのだそうです。蒸し料理に合うように、パイ生地に脂のようなものを少し混ぜるらしいのですが、以前に食べた時の印象では、熱々で、食感がねっとりしていておもしろく、なかなかいい感じでした。小さく見えるかもしれませんが、パイよりもお腹にずっしりくるので、お腹もきっと大満足してくれると思います。

イギリスでプディングというと、普通はデザート一般をさすのですが、パイ生地を蒸したお料理もなぜかプディングというようです。不思議ですねぇ。

実はこの日は私の誕生日のディナーでした。インディーの家族が郊外から来てくれて、窓際の席でタワーブリッジをたっぷり堪能しながら、ロンドンに住んでいることを実感した楽しい夜でした。話が盛り上がっていて写真を撮り損ねたのですが、窓から見えたタワーブリッジはこんな感じでした。これは食事の後、外で撮ったものです。私は初めて見た時から、この建物のトリコです。
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ロンドンで迎える初めての誕生日、たくさんのカードやメール、わざわざ日本からのプレゼントまでいただいて、とても嬉しかったです。本当にありがとうございます。私はとっても幸せモノです。

いただいたものの一部ですが、今日のおまけの写真に。そのほか、この写真に写し切れなかったものをくださった方々、みなさんに心から感謝しています。ありがとう!
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# by londonsmile | 2007-03-16 08:40 | ロンドンすてきなお店、おいしいお店 | Trackback | Comments(6)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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