The Natural Kitchen

本屋さん情報を続けるつもりだったのですが、新しいお店に行ってきたので、ちょっと休憩して、今日はそのご報告を。

いつ行っても観光客とお買い物客で大賑わいのOxford Streetと、静かなRegent’s Parkの間あたりにあるMarylebone High Streetは、今のところ、私のロンドンお気に入りスポットです。こじんまりしたかわいいお店やすてきなレストランが多く、通りに面して建つ建物は美しいし、周りは小さなオフィスや住宅なのでとても静かだし、お店をながめながら歩くだけで楽しめる場所なんです。

The Natural Kitchen_e0114020_21512222.jpgお店やレストランの例を少し挙げてみると、ポップな花柄が日本でも大人気のCath Kidstone、かわいらしいパッケージのおいしい手作りチョコレート屋さんRococo、おしゃれなお料理教室も開いているお料理道具屋さんDivertimenti、昔ながらの方法で精肉しているThe Ginger Pig(手作りパイもおいしい!人気シェフのJamie Oliverもごひいきらしいですよ)、店先の大胆なお魚ディスプレイが美しく、お魚のお惣菜も充実のFishworks、フレンドリーな家族が経営するおいしいFish & ChipsのThe Golden Hind(こちらは少し横に入ったMarylebone Laneにあります。いつ行ってもカラっと揚がっていておいしいです!)、メニューはフランス風ソースのかかったステーキのみ、予約は一切取らないので例えお店のオーナーであっても混んでいる時には並ばなくてはいけないユニークなパリ本店と同じ方法で運営されているLe Relais de Venise L'entrecôteなどなど。すてきなお店がまだまだたくさんあります。(写真はお店のひとつ、Grangeのサイトより)

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(こちらの写真はRococoのサイトより)

銀行、郵便局、スーパーマーケットもあるので、日常の用事を足すにも好都合。今の家に住む前にこの辺に住んでいたインディーの影響で、私もわざわざ電車に乗って行って、ここで買い物をすることが多くなりました。

The Natural Kitchen_e0114020_21371224.jpgそのMarylebone High Streetに、The Natural Kitchenというオーガニック食品のお店が新しくオープンしました。しばらく前から準備をしていたのですが、先週の土曜日の朝に前を通りかかったら、やっと開店する雰囲気だったので、「もう開いてます?」と聞いてみると、「今日の午後に開店したいのですが、まだわかりません」とのこと。さすがイギリス、予定は未定。本来の開店予定日は金曜日だったそうです。

そして今週、どうにか開店したらしいお店を訪ねてみました。自然光がたくさん入って明るく、とても気持ちのよい店内。ここで扱っている食品はすべてオーガニックです。1階にはお肉、チーズ、野菜、果物など、地下はワイン、ビール、シリアルや豆類、コーヒーなどの乾物、2階は食事ができるカフェになっています。チーズはピカデリーで創業200年を超える王室御用達のPatxon & Whitfieldが入っていて良い雰囲気でした。

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なかなか話題のお店らしく、この日はまだテレビの取材が来ていて、なにやら撮影していました。

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地下にある下の機械(?)、ミューズリーや豆、お米などを自分で好きなだけ量って買えるようになっていてかなりおもしろそう。ワイン売り場はセラー風になっていたり、オーガニックコーヒーの試飲コーナーがあったりして、いろいろな工夫がありました。

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ちょっと残念だったのは、思っていたより規模が小さかったこと。勝手にだだーんと広い売り場を想像してしまっていたようです。

でも店内は明るくて本当に気持ちが良かったし、お店の人達はみなフレンドリーで、開店直後で張り切っているのか、いろいろと説明してくれました。お店のコンセプトは村の市場をそのまま都会に持ってくるイメージのようですが、そういえばこの界隈、Marylebone Villageとも呼ばれて、街全体に田舎の村の雰囲気を取り入れようとしていますよね。

2階のカフェの表示には「2階はカフェとDaisy」と書いてあります。Daisyって?

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実はこれ、カフェの窓から見えるこの牛ちゃん。Daisyというのは牛の代表的な名前なのだそうです。日本で言うと犬のポチみたいな感じかしら。ユーモアのある表示ですよね。お店の人も、これが自慢らしく、見て見て!と大喜びで案内してくれました。

最後にいつもスーパーで買ってしまうような鶏の胸肉を買ってみました。お肉自体がとてもきれいで、色も濃い目、丁寧にさばいてある感じがしました。ハーブのお塩でシンプルに焼いてみたら、チキンの味がとっても濃くて、すごくおいしかったです!実はロンドンに来たばかりの頃、オーガニック大流行にちょっと着いて行けない・・・と思っていたのですが、やっぱり良いのかも、とかなり心の揺れた私。しばらく、通ってしまうかもしれません。
# by londonsmile | 2007-05-26 22:20 | 喫茶大好き、ロンドンカフェ情報 | Trackback | Comments(6)

魅惑のふろくワールド

昨日の本屋さんの記事に共感してくださる方が多かったので、本屋さんでの観察を少し続けてみたいと思います。

イギリスの本屋さんで驚いたことの1つは雑誌です。何に驚いたかというと、それは「ふろく」!ダイエット雑誌にはダイエット食品、ガーデニング雑誌にはお花のタネという風に、いろいろな雑誌にいろいろなふろくがついているんです。

たいてい、雑誌と一緒にビニール袋に入っているのですが、日本でも昔、ポルノ雑誌を「ビニ本」として売っていましたよね?(すみません、変な例で。)同じように、イギリスの雑誌も立ち読み防止の意味もあるのかしら?うーん、これは考えすぎのような気もします。

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(撮影用に雑誌を裏返して、ふろくが見えるようにしたのは私です・・・)

中でも私が注目しているのは女性雑誌。女性が欲しがりそうないろいろなものがふろくとして付いてくるのですが、内容がなかなか豪華なのです。これまで見かけて気になったものは:

* ビーチサンダル(ストラップの色をゴールド、シルバー、ブロンズから選べるようになっていて、なかなかゴージャス)
* タンクトップ(やはり色を選べた気がします)
* ビキニ(これも色が選べた気がしますが、サイズはどうだったかしら?そちらの方が重要ですよね?)
* 絹のスカーフ色違い2枚セット(HOBBsとのコラボレーション)
* お化粧ポーチのサイズ違い2つセット
* 口紅
* マスカラ
* ペーパーバックの本
* トートバッグ
* お料理用のミトン2つセット(ローラアシュレイとのコラボレーション)
* 別の雑誌1冊(これ、とっても不思議)

しかもお値段は2ポンド代から3ポンド代のものがほとんどです。日本円にすると500円から800円ぐらいでしょうか。雑誌自体が日本より高いといえばその通りなのですが、ロンドンの物価の高さを考えると、これは稀に見るお買い得品!たまに、このふろくは何ポンド相当、とか書いてあるものもあり、読者の購買意欲をさらにかきたてます。

ふろくですから、最高品質ではないでしょうが、手に入れてみると、質のなかなか良いものもあったりします。それに、人気ブランドとのコラボレーションもの(ブランドが雑誌のために特別作っているようです)も結構多く、かわいいものをよく見かけます。

ふろくが気になって仕方ない私、告白すると、ふろく欲しさに雑誌を買ってしまったこともあります!ちょうど、その大きさのトートバッグを探していた時で、ユニークでかわいいバッグを作っているBilly Bagとのコラボレーションでかわいいデザインだったし、キャンバス地で丈夫なので、気に入って愛用しています。

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一緒に写っている今年の手帳も雑誌の付録。Emma Bridgewaterとのコラボで、中には毎月、季節ごとの風物詩のかわいらしい絵が描かれています。例えば4月は子羊、6月はばら、Guy Fawkes's Nightという花火を上げる行事のある11月は花火、というふうに。手帳にはいろいろ書き込んでしまったので、中をお見せできず、残念!

本屋さんで見かけたふろくものを持っている人を街で見かけると、ふとほほえんでしまいます。私と同じバッグを持っている人に出会った日には、「おぉ~、あなたも買ったのね!お得で嬉しいよね~」と妙に親しみを覚えて不思議な気分になりました。本当はその人は雑誌が読みたくて買ったのかもしれないんですけどね(笑)。

ふと子供の頃に「りぼん」(ふろく付の少女漫画雑誌)を夢中になって買ったことを思い出し、成長のなさに驚く私でした。でも、楽しいですよ!
# by londonsmile | 2007-05-24 19:41 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(4)
先週はお出かけも続いた上に、家で少し仕事もしたりして、すっかりブログの更新が滞ってしまいました。週末は働かなくてもいいスケジュールにしてもらったものの、日曜日もなんとなく仕事のことが気になってしまった小心な私。

でもせっかくの日曜日だし、お天気も良かったし、ちょっとだけでもお出かけしたい!そんな時の我が家の定番のひとつは朝の本屋さん。

家から車で5分ほどのショッピングセンターにある大きな本屋さんは、自然光がたくさん入って明るく、本もゆったり置いてあって、気持ちのよい場所なのです。

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(2階のスターバックスから見た店内。全体ではこの3倍以上ある大きなお店です)

まずは2階にあるスターバックスで朝のコーヒーを。たまに入り口で新聞を買って読むこともあります。本屋さんには午後に来てもいいのだけど、朝の光をいっぱいに感じながらコーヒーを飲んだり新聞を読んだりするのって、なんとも日曜日らしい気分が味わえて気に入っているのです。日曜日の新聞は、ふろくの読み物もたくさんついていて、盛りだくさんですし。

ここでは、まだ買っていない本をスタバの店内に持ち込んで、コーヒーを飲みながらじっくり決めることもできるようで、かごの中に何冊も本を入れて持ってくる人も良くみかけます。周りもみんな、思い思いにリラックス。

日曜日のお楽しみ 朝の本屋さんでコーヒーを_e0114020_131180.jpg


スタバから本やDVDなどを見下ろしつつ、コーヒーをゆっくり飲んで、それから店内を歩き回ります。新刊の本をチェックしたり、CDやDVDを見たり、一緒に入っている文房具屋さんのPaperchaseでかわいいカードを探したり。

普段は何をするにも街中に行ってしまうので、地元のお店に立ち寄ることはあまりないのですが、遠出もしないで、のんびりするこのお出かけ、日曜日らしいお楽しみです。
# by londonsmile | 2007-05-23 01:28 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(14)
前週に続き、先週の土曜日もすてきなパーティーに行ってきました。長者番付にも名前が載っている金融ディーラー氏と結婚したフランス人のお友達のお誕生日パーティーだったのですが、老舗の名店や高級ホテルが立ち並ぶメイフェアのプライベートクラブが会場と聞いて、私はまたまた大興奮。普段なら高額な会費を払うメンバーしか入れない場所です。ちなみにメイフェアにはこういう高級なクラブがたくさんあるそうで、私達が帰る頃、通りのあちこちでパーティー帰りの人達を見かけました。

今回も夜8時開始ということでしたが、先週待ちくたびれて眠りそうになったインディーは、少し遅れて行こうと言い出し、到着は8時15分ごろ(笑)。会場になっている地下に下りて行くと、カップルが1組だけいらしていました。ほっ。でも主役もご主人もまだでした!お2人が到着したのは8時半を過ぎていたと思います。やれやれ。

1階は普通のレストランのような造りでしたが、地下はモダンなインテリアでありつつも、どこか家庭的な雰囲気のある落ち着いた心地よいスペース。少しずつ人が集まり始めると、ご主人のお友達と思われるリッチ風な方や、彼女のフランスのご家族やお友達が入り混じって、シャンペンなどを片手に立っておしゃべりが続きます。きちんと数えてみなかったのですが、今回は60人ぐらいでしょうか。


パーティー三昧?(2) メイフェアのプライベートクラブにて_e0114020_23534669.jpgみなさん、スマートカジュアルですてきな装いでしたが、特にフランスの女性達は、ゴールドのスパンコールのトップや胸元の微妙に開いたブラウスなどに身を包み、カジュアルながらもゴージャス。彼女達の華麗なファッションやメイクや仕草を観察しているだけで本当に楽しかったです。

英語から急にフランス語に変えてぺらぺら話しているイギリス人が多かったのも印象的でした。イギリス人は謙遜もあってか、「どこに行っても英語が通じてしまうから、私達はついつい怠けて外国語を覚えないのよ」なんてよく言いますが、エリートはやっぱり違うんですね。


昨年こちらに来たばかりの頃は、つい身構えてしまって、恥ずかしながら、初対面の方との会話には質問に答えるだけという「お客様」状態だったのですが、最近は少し慣れ、こちらからも質問したり、周りの人たちを観察したりできるようになってきました。

そうすると、自分もしっかり参加している気分になれて、すてきなパーティーもますます楽しめるものですね。人との会話とか話題選びについては、自分なりに学んだことがあったので、今度書いてみたいと思います。

9時半が過ぎた頃(!)、やっと「ご着席ください」とのアナウンス。どの席に座ってもいいとのことで、たまたま主役の近くに立っていた私達は、ラッキーにも誘っていただいて主役と同じtop tableに着き、いろいろお話しすることができました。

メニューは前菜がきのこのリゾット、メインがサーモングリル、デザートはフルーツたっぷりのムース。私の経験では、自分でメニューが選べないパーティーなどの食事では、最近のヘルシー志向を反映してか、リゾット(きのこ系多し)とお魚、最後がフルーツという組み合わせが多いように思います。お魚はわかるけれど、パスタじゃなくてリゾットっていうのがおもしろいですよね。パスタよりお米の方がヘルシーとされているのかしら。どれもおいしかったのですが、特にそのトマトソースのリゾットは濃厚で美味でした!

デザートをいただいていると、先ほどから主役と親しげにおしゃべりしていたタキシード姿の男性が自然な感じでトランプやお札を使ったいろいろな手品を始めました。すごく上手・・・。この人、いったい何者かしら?後で聞いたところによると、この方はお友達ではなく、ちゃんと余興のために呼ばれたプロの方だとか。きっとこういうパーティーに慣れていて、フレンドリーな雰囲気を演出しているんでしょうね。お友達がやっているような親しい雰囲気で余興を楽しむというのが、プライベートクラブという場所にとてもマッチしていて、まるで全員が友達のような親しい気持ちになって、一緒に手品を楽しむことができました。

主役のすぐ近くに座っていた私達は手品も間近で見られてラッキー。ほろ酔い気分でよく笑い、よくおしゃべりした楽しい夜でした。

こう書いてくると、なんだか私達はいつもゴージャスな生活をしているように聞こえるかもしれませんが、こんなことはほんとに珍しく、普段は地味に猫の写真を撮って暮らしているんですよ、こんな風に。

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立て続けに華麗な土曜日の夜を楽しんだので、そのご報告でした。つい遠慮もあって、写真を撮れなかったのが少し心残りです。次回があれば、がんばってみます!
# by londonsmile | 2007-05-15 23:58 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(12)
我が家のインディーはパーティー嫌いで、お友達に誘われてもあまり行かないのですが、この2週間ほど珍しく立て続けに土曜日の夜のすてきなお出かけが続いたので、2回に分けてそのお話をしたいと思います。

まず先週の土曜日は、Vauxhall Bridge沿いの15階建てのペントハウスに住むお友達の家にお呼ばれして、ロシア生まれでイラン育ちというユダヤ系の奥様お得意の家庭料理をごちそうになりました。イランの家庭料理(ペルシア料理といった方がわかりやすいでしょうか)というは初めてだったので、とても楽しみでした。

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(Wikipediaより)

指定された時間は8時。5分ほど過ぎて到着すると私達が一番乗りだったので、シャンペンをいただきながら、ご夫妻に広くてすてきなお宅をゆっくり案内していただきました。

このペントハウスからは、全方向についているバルコニーからロンドンの街が360度見渡すことができ、大興奮してしまいました。House of Parliament(国会議事堂)やビッグベンロンドンアイのあるウェストミンスターがすぐ近く、足元にはバタシーパークが広がり、彼方には北の高級住宅街ハムステッドや、新宿副都心のようなビル群のそびえる東のカナリウォーフまで見えました。気さくな奥様は、キッチンについているバルコニーにまで私を招いて、360度の景色を本当に全部見せてくださったので、バルコニーから写真を1枚撮らせていただきました。

パーティー三昧?(1) ペルシア家庭料理の夕べ_e0114020_1915467.jpg


リビングルームもとても広く、調度品もきらびやかなロココ風を基調に、アジア風なものもうまく取り入れられていて、リビングというよりすてきなホテルのロビーのよう。同じ建物には元首相もお住まいだとか。なんともゴージャスな気分に浸りつつ、暮れなずむロンドンの景色をたっぷり堪能しました。

バラエティーに富んだスナック(枝豆もありました。こちらではそのままedamameと呼ばれてなかなか人気です)をつまみながらお話ししていると、9時近くになってやっと次のお客様が到着。なんてこと!その後、人がたくさん集まり始めました。たくさん、と言ったのですが、本当にぞくぞくといった感じに次から次へとお客様がやってきたのです。数人で普通にお食事すると思っていた私達は「???」。どうやらたくさんの方を招いてのビュッフェ式のパーティーだったことがわかりました。

10時を過ぎて、やっとテーブルにメインのお料理が並び始めました。最終的に集まったお客様は40人近かったのではないでしょうか。それでもお部屋全く狭く感じられなくて、みなさん、思い思いの場所に適当に椅子を見つけて楽しくおしゃべりしながらお食事していました。ほとんどがイラン系の方だったようです。

食事が出された時点で、みなさん、かなりお腹が空いていたようで、ビュッフェのテーブルは一気に大混雑。なんとなく気がひけてしまい、楽しみにしていたペルシア家庭料理の写真を撮る勇気がでませんでした。残念!

お料理はお米が多かったのが印象的でした。お米と数種のハーブを炒めたものや、お米を炊いてお釜ごとひっくり返したような形でぽこんとお皿に盛られた「おこげ」のご飯など。ペルシアでは昔からご飯のおこげは大切なお客様に出す食事だそうです。他にもカバブ風なお肉、お肉と野菜のシチュー風なもの、グリルしたお魚、チキンなど15種類以上のお料理が豪華に並んでいました。最後にフレッシュなミントの葉でいれたミントティーがガラスの器でたっぷり出されたのも、中東風ですてきでした。

聞いた話では、1970年代のイラン革命の混乱の際、裕福だったユダヤ系の人たちの多くが(政治的な理由ではなく)国を追われてロンドンに難民としてたどり着いたそうで、結束の固いこのイラン出身のユダヤ系コミュニティーの人たちは、よくこうしてホームパーティーを開いて集まっているのだとか。年配の方たちは未だにほとんど英語を話しませんが、みなさんとても温かく、気さくで明るい方たちで、見ず知らずの私にも「これがおいしい」「あれを食べなさい」と身振りで勧めてくださいます。あるおばさまは「なんてかわいいんでしょう!」とでも言いたげに、にこにこ笑いながら私の頬を撫でてくださり、なんだか外国旅行をしているような気分でした。

政治的な問題でイランという国はいろいろ言われているけれど、それは一般の人とは何の関係もないんだなと改めて感じました。難民に対するイギリスの懐の深さ(たとえ最近はそれで問題が生じているとしても)を思うと同時に、ロンドンが国際都市であることを実感したゴージャスな夜でした。

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             (イランにある世界遺産、イマームモスク)
# by londonsmile | 2007-05-14 19:43 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(4)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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