あっという間に6月になりました!
5月は友人の誕生日などなどイベントが続いて、ちょっとばたばたしていました。
楽しいばたばたですけどね!

今日は友人の誕生日のお祝いをしたロンドン南西部、リッチモンドにあるPetersham Nureriesの様子をお伝えします。

誕生日を毎年一緒に祝う友人で、だんなさんが場所を選んでくれるのですが、今年は珍しくお天気が続いているということで、気持ちのいいランチをしようということになりました。
そんな気分にぴったりなのが、このお店。
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このPetersham Nurseriesにはレストランとティーハウスがあるのですが、今回はレストラン。
さらに少しカジュアルな雰囲気のティーハウスにしか行ったことがなかったので、レストランは初めてでしたが、緑に囲まれてリラックスした雰囲気で食事を楽しむことができました。

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ひゃー、リゾートホテルみたいで嬉しくなりますね。
今が見頃のシャクヤクまで入ってる!

Petersham Nurseriesといえば、インテリアもすてきなことでよく知られています。
この日も主に花や植物をテーマにしたかわいらしいもの、美しいものをいろいろ見せてもらいましたが、それは食事の後で。


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平日のランチタイムにもかかわらず大人気で、人がたくさんいたので、上の写真はずいぶん空いてからの写真なのですが、こんな感じに立派な藤棚の下で食事をいただけるのです。
藤棚の上は空。
太陽も入りつつ、でも藤のおかげで日陰もあって、なんとも言えない幸せな気分になれます。

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まずは飲み物を。
最近はノンアルコールビールに凝っているのですが、このメーカーは初めて見ました。
すっきり軽くて美味しかったです。
美味しいものに与えられるGood Tasteのマークもついていますね。

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そして前菜のブーラッタチーズ。
乳製品は控えめにしたいお年頃ですが、チーズ、大好きなんですよ。
チーズが美味しかったのはもちろん、ビートルートの色も鮮やかで、目にも嬉しいひと皿でした。


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こちらはメインのヘイク(hake)。
イギリスに来てから知ったお魚ですが、今調べてみたら日本語ではメルルーサというようです。
タラ科の白身魚です。
さっぱりしているので、どんなソースとも合って好き。

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ふだんはデザートまで辿り着かないのですが、この日は「ランチだし、私の誕生日だし!」と背中を押してもらって、テーブル係のお姉さんおすすめのチーズケーキをいただきました。
え? 前菜もチーズでしたね。
デザートのオーダーは、メインが終わってからするので、この時点ですでにブーラッタをまるまるひとつ食べたことをすっかり忘れていました。汗
どんだけチーズが好きなんだ。

でもこのチーズケーキ、とてもかわっていて美味しかった!
生クリームのような柔らかいチーズにバジルとオリーブオイルがかかっていて、あまり甘すぎない方が嬉しいわたしにぴったり。
これでワインを1杯行きたいところでした。

働く人たちも友だちのように親しく話しかけてくれて楽しいし、友人は近くにいたワンコにすっかりハートを奪われて嬉しそうだったし、とてもよいランチでした。

では、ちょっと他のところもまわってみましょう。

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これはレストランの入り口付近。
大きなテントを張った感じになっていて、床は土のままなので、庭にいるような気持ちになれるんです。

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小物もすてきでしょ。
お値段もなかなかいいのですが、とてもいい目の保養になります。
いずれにしても、大きな家や庭がないと手が出ないものですしね。

テントから出てみましょう。

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ガーデンニング好きな方にはたまらないでしょうね。
フラット(共同住宅)住まいのわたしは、ひたすらうっとり目の保養を楽しみました。

ここの名前にもなっているnurseryというのは、保育園、託児所、という意味でよく使われますが、実は「植物や魚を育てるところ(種苗場、養魚池)」という意味もあるんです。
子どもも植物も魚も同じような感覚というのがおもしろいですよね。

というわけで、ここでは植物を育てていて、苗を買うこともできます。

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見せ方も美しい上に、丹精込めて育てられた植物はどれもイキイキしていて、見ているだけでエネルギーをおすそ分けしてもらえる気分。
物理的にも精神的にも、流れる空気が特別に澄んでいるようで、いつまでもいたい空間です。
まして友人の誕生日となれば、なおさらハッピー。

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ティーハウスの方も大人気。

町から少し離れているので、車じゃないと行かれないと思い込んでいましたが、リッチモンドからもキングストンからも65番のバスに乗れば、すぐ目の前にバス停があることが今回わかりました。
車を持つことをやめたわが家でも、それなら行かれる!
また行かねば!

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でも帰りはバスに乗らずに、裏に出てテムズ川沿いをリッチモンドの町まで歩きました。
これも楽しかった!
とにかく楽しく美味しく幸せだった友人の誕生日でした。


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# by londonsmile | 2025-06-01 00:03 | ロンドン南西部、ご近所探訪 | Trackback | Comments(0)
ニューズウィーク日本版 World Voiceのブログを更新しています。

今回は、ジンの蒸留所ツアーをしてきたお話です。



「英国クラフトジンの火付け役、Sipsmithの蒸溜所ツアー」ニューズウィーク日本版 World Voice更新しました_e0114020_02265433.jpeg

ジンの蒸溜所に行ったのは生まれて初めてでした。
この日は現場の見学はなかったのですが、蒸留器を間近で見たり、ジンの作り方や創業ストーリーを聞いたりして、なんだか気持ちが盛り上がりました。

なんといっても、当日案内をしてくれた話し上手なお兄さんが明るくておおらかで、それだけで嬉しくなっちゃったんですよね。
とはいえ、大きな体で腕をぶんぶん振り回しながらカウンターの中を行ったり来たりするので、近くに座っていたわたしはちょっと目が回りそうになりましたが!

「英国クラフトジンの火付け役、Sipsmithの蒸溜所ツアー」ニューズウィーク日本版 World Voice更新しました_e0114020_02271976.jpeg

次から次へとグラスにジンが注がれるテイスティングも楽しかった!
基本はストレートで味わうのですが、トニックウォーターや水も用意されているので、自由に混ぜることができます。
このFever-Treeというトニックウォーターは最近とてもよく見るものです。

そちらのブログにもちらっと書いたのですが、このツアー参加は、友人夫妻からの誕生日プレゼントでした。
一緒に楽しい時間を過ごしてよい思い出になった上、ジンやマドラーまで買ってもらい、その後は夕食もごちそうになるというスペシャルなおもてなしでした。
何よりその気持ちが嬉しいよ、ありがとう!

ジンでいい気分になった上、すてきな友人と一緒に過ごせて嬉しいという気持ちもあって、蒸留所ツアーはさらに楽しく感じられたのでした。


「英国クラフトジンの火付け役、Sipsmithの蒸溜所ツアー」ニューズウィーク日本版 World Voice更新しました_e0114020_02271007.jpeg

(テイスティングをしたバーのある部屋に続くドアと、
壁に大きく描かれたSipsmithのシンボル、白鳥)



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# by londonsmile | 2025-05-19 04:19 | ニューズウィーク/World Voice | Trackback | Comments(0)
前回前々回と春から初夏にかけてのキューガーデンの様子をお伝えしてきました。
今年は本当にお天気に恵まれて、新緑もいっそうまぶしく感じます。

今日は前の2回でご紹介しきれなかった、きれいなお花、気になる植物などを一気にアップしますね。
完全にわたしの好みですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。

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まずはこれ!
花の咲き乱れる花壇のわきにひっそり植っていたのですが、ミントの一種だそう。
このくるくる渦巻いた感じがかわいらしいですよね。
これを見て夫と、「スリランカで見た文字みたい」と意見が一致しました。
以前書いたこの記事にスリランカの文字を載せているので、ご興味があったらぜひ!

このミントは足元に植えられた小さな植物ですが、キューガーデンには大きな木もたくさんあります。
たとえば、これ。

春と初夏のはざまのキューガーデン2025 気になった植物・花編_e0114020_02062603.jpeg

何の木なのか確かめなかったのですが、歩いている人と比べてもらうとその高さがよくわかると思います。
こんな木があちこちに植わっているので、歩いているだけで気持ちが大きくなります。

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この木はなんでしょう?
白いものがちらついていますね。

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以前にも紹介したことのある、ハンカチの木でした。
わたしはイギリスに来てから初めて見ましたが、中国原産で、日本にもあるようですね。
ちなみに英語でもhandkerchief treeという名前。
風が吹くと大きな花びらがゆらゆら揺れて、それはそれはかわいらしく、幸せな気持ちにしてくれます。

こちらもイギリスで初めて見た木。


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monkey puzzle tree。
チリが原産ということで、日本語ではチリマツというそうです(ただしマツ科ではなくナンヨウスギ科)。
猿のパズルってかわいい名前ですよね。
そんなにこんがらがっているかしら。
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大きな木が続いたので、かわいいお花も紹介しましょう。

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英語名のbreeding heartを直訳すると「血のしたたる心臓」になります。
ハート型の花から下がる花弁の形からついたのでしょうけれど、かわいらしい花にそぐわない気も。

同情しすぎる人、情に流されやすい人、という意味もあるようで、どこかはかなさを感じますね。
日本語では一般にケマンソウ、タイツリソウなどというようです。
イギリスでは家庭の庭でもよく見る、人気の花です。

こちらは初めて見た花。

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名札を見ると、perkinsiodendron macgregoriiとありました。
ん??何だって!?

調べると日本語ではハレーシア・モンティコラというようです。
中国南部原産の希少な木で、ベルのような花の形から、スノードロップツリーと呼ばれることもあるそう。
とても目をひく花でした。
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そしてこちらはまったくのわたしの好み♪
植物の種類を特定してくれるハナノキというアプリでは、ロサ・モスカータというバラの種類と表示されたのですが、調べてみると、あっているような違うような。
でも色も形も咲き方もツボにハマりまくった、大好きな花でした。

キューガーデンの植物は、大木や花だけではありません。
こんなかわいいものもありますよ。

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英語ではfernとひとくくりに呼んでしまうシダ類、日本だとワラビ、ゼンマイなどなど、呼び方が別れますよね。
わたしはこれが芽吹くところを見るのが大好きで!
かわらしくないですか?
何もない地面からむくむくと生えてきて、まあるい芽をつけて、それがぐぐーっと伸びていく様子を、毎年たまらないあこがれを持って眺めています。

その辺の野原にもずいぶんあるので、これ、きっと摘んだら食べられるんだろうなと思いながら、まだ摘んでみたことはないのです。
最初は野草に詳しい人と一緒に摘みたいなと思って。
これからやってみたいことがまだまだあります。

最後はこの時期の王道、フジを2種類ご紹介します。
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こちらはビクトリア・ゲートに近くにあった華やかなフジ。
むせるほどの甘い香りがたまらなくて、何度も顔を近づけて楽しみました。

すると若い男性がやってきて、花を手に取って、やっぱり何度も香りを楽しんでいました。
ものすごい親近感!
すごく話しかけたかったけれど、フジとふたりにしてあげたかったので、そのまま立ち去りました。

こちらはなんともドリーミーなフジ。
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今年は特に、フジにも種類がずいぶんあることに気づいて、あちこちで観察しています。
これは細くて長くてとても繊細な印象のフジでした。
眺めていると、夢の世界に連れて行かれるよう。
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ああ、楽しいキューガーデンでした。
また違う季節に行ってご紹介しますね。


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# by londonsmile | 2025-05-09 20:09 | ロンドン郊外を楽しもう | Trackback | Comments(2)
前回 、新緑がまぶしい季節のキューガーデン (Kew Gardens) のパームハウスやロックガーデンなどをお伝えしましたが、今回は王家にまつわる建物や庭をご紹介します。

世界各地の珍しい植物を集めた植物園として有名なキューガーデンですが、1759年に開設された時には宮殿併設の庭園でした。
それが1840年に一般に解放されて今に至るのですが、1759年って日本では江戸時代。
ちょうど今年放映されている大河ドラマ「べらぼう」の頃のようです。
イギリスもずいぶん今とは違う時代だったでしょうね。

まず最初にお見せするのはDuke's Garden(公爵の庭)。

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ロイヤルサイファーらしきもので飾られた立派な入り口を入ると、とても静かな庭園でした。
年少の王族に与えられるDuke of Cambridge(ケンブリッジ公)という爵位ですが、この庭園にある建物には最初のケンブリッジ公がお住まいだったそう。
(今のウィリアム皇太子も、その前にはケンブリッジ公と呼ばれていましたね)
サイトによると、訪れる人もわりと少ない場所だそう。
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あら、意外とお庭の写真がありませんでしたが、中央に広がる芝生をさまざまな植物がぐるりと囲う形のお庭でした。
まだ咲き残っていたマグノリアが完璧な形で見とれました。

続いて向かったのは、今日のいちばんの目的、キュー宮殿(Kew Palace)です。

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少し前に友人にキューガーデンに「宮殿」があると初めて聞き、気になっていたのです。
実際に見ると、思った以上に宮殿らしい建物。
王家とのつながりと実感しますね。
ちなみに最初の建設は1631年だそうです。

宮殿に入れるのは一定の時間だけのようだと入り口で知って、この日は中に入らなかったのですが、次はぜひ入りたい!
そしてこれも知らなかったのですが、この奥にQueen's Garden(女王の庭園)もあるのです。
こちらは時間制限はなかっただろうに、行かなかったんですよね。残念。

初めてキューガーデンに行った留学生の時、キングサリ/キバナフジ(laburnum:黄色い藤のような花)のアーチの美しさに見とれたことがずっと心に残っていました。
あれはどこだったんだろうと長い間ずっと考えていたんですが、どうやらそれはこの女王の庭園にあるようなんです。
キングサリは今がちょうど満開のはず。何十年ぶりの再会を果たしたい!
今年のうちに行けるかな。行ってみたいな。

そして次の建物はオランジェリー/オレンジェリー(Orangery)。
オランジェリーは17世紀から19世紀ごろに柑橘系の果物を育てるために作られた温室のこと。
当時、柑橘系の植物は東方から渡ってきた貴重なもので、温かい環境で大切に育てられたのです。
キューガーデンに限らず、よくオランジェリーはあちこちにあり、たとえばロンドンのケンジントン宮殿(Kensington Palace)のものはよく知られています。

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今では明るい室内を利用して、レストランやカフェになっているところが多いのですが、キューガーデンのオランジェリーもやはりそうでした。

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内部には当時を思わせるトロピカルな植物も置かれていました。
そして、建設当時のものかと思われる装飾品も優雅ですてき。

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床にはこんな記載を見つけました。


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建設されたのが1761年、改装されたのが1959年と2022年ということかな、と想像します。
最初の改装では電気を採用したんじゃないか、というのが夫の意見。
そして2022年の方は、コロナ禍の改装かなと思いました。
キューガーデンズに限らず、人が入れられないことを機会に、あちこちで改修が行われていたので。

この辺りですっかり歩き疲れて帰ることにして、出口に向かって歩いていると……。

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蜂の巣(Hive)というモダンなオブジェがありました。
外からしか見たことがないのですが、このオブジェはミツバチの生活空間を再現していて、中に入ると巣の中に入り込んだ気分が味わえるそう。
次はここにも入ってみなくては!

こうして、東京ドーム約30個分の広さを誇るキューガーデンには見どころがたくさん。
わたし自身ももっともっと見てみたいので、またご報告します。

次回は番外編として、この日見かけたきれいな植物をご紹介しますね。

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オランジェリーのテラスに咲いていたチューリップ。
これはこういう具合に開く種類なのかもしれません。
なんだか新鮮だったし、色もすてき。
チューリップはもともと大好きなんですが、最近は変わった種類を見つけたり、枯れていく過程をじっくり見たりという新しい楽しみを見つけました。


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# by londonsmile | 2025-05-05 01:58 | ロンドン郊外を楽しもう | Trackback | Comments(0)
新緑の季節ですねー。
今年のイギリスは、もうかれこれ1か月ぐらい、よいお天気が続いています。

イギリスのお天気が悪い、とあちこちで言われるくらいなので、これはとても珍しいこと。
ご近所さんと話すと、「いいお天気続くねー」「驚くね」「怖いくらいじゃない?」という流れになるほどです。

でも、ちょうど春から初夏に向かう新緑の季節ということで、お天気がよければ最高に気持ちがいいのです。

そんな中、日曜に、ロンドン南西部の植物園、キューガーデンにまた行ってきました。
今年は桜を見に出かけていたのですが、この時期にはほかにもたくさんの花が咲くので、それを見たいと思って。

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あら、到着したら、ちょっと日がかげってしまいました。笑
でも気にせず歩きますよ。

ちなみにこの建物は、キューガーデンを象徴するパーム・ハウス。
中に入るとむっとするほどあたたかくなっていて、熱帯植物が育てられています。
絶滅の危機に瀕するものもあるとか。

ちょっと中に入ってみましょう。
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とにかく緑です。笑

2階建(というのかな?)になっていて、上にも登ることができるんですよ。

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階段のアイアンワークも優雅ですよね。
上からの眺めもよい感じ。

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パームハウスは外から見てもゴージャスですが、中もすてきなので、ぜひ入ってみることをお勧めします。

実はこの日はいつもとちょっと違うエリアを歩いてみました。
キューガーデンの面積は約300エーカー、東京ドーム約30個分にあたるので、一度に全部回るのは至難の業なんです。

いつもはライオンゲートという小さめの入り口から入って、その辺りをうろうろするのですが、この日はメインのビクトリアゲートから入って、(地図でいうと)右上に行く感じです。

パームハウスを池越しに左に見ながら、ずんずん歩くと、カントリーサイドのような景色に出会いました。

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この手前のレースのような花はカウパセリという雑草。
わが家の近くにも初夏に咲き乱れるという話を前に書いたので、よかったらここからどうぞ。

この草むらを上がっていくと、こんな景色が見えました。

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おー向こうに庭園が見える!
こんなところ、初めて見ました。
わたしたちがいつも歩くエリアは、自然に近い状態なのです。
(もちろんきちんと管理されているのでしょうが、かっちりした庭園という感じではないんです)

ちなみにその向こうに見える建物は、植物の研究所のようなところみたいです。

丘から降りてみると、日陰のあたりにシャクナゲが。
春と初夏のはざまのキューガーデン2025 前編 パームハウス、ロックガーデンなど_e0114020_22490848.jpeg

白い花がみずみずしいですね。
向こうの赤もシャクナゲです。

少し行くとボタン園もありました。
さすがキューガーデン、バラエティーが豊かだ!

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花びらがひらひらした大きなボタンより、わたしはシャクヤクぐらいが好きです。
これからの季節、切り花のシャクヤクも出回りますが、デスクやテーブルに置いた花にじっと見とれてしまいます。
この日は青空の下で出会えて嬉しかった!

さらにはロックガーデンも。

春と初夏のはざまのキューガーデン2025 前編 パームハウス、ロックガーデンなど_e0114020_22501006.jpeg

まさかキューガーデンでロックガーデンが見られるとは!
本当に幅広い植物が揃っているんですね。
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これ、サボテンの一種かな。
自然が作ったフォルム、お見事でした。


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アヤメがロックガーデンに咲いていて驚きました。
日本では菖蒲って池に咲いていたりしますよね。
違う種類なのでしょうけれど、アヤメの種類って日本語でも名前もさまざまだし、奥深い世界なんでしょうね。

さて、長くなってきたので、続きは次回にしますね。
後編では、王室に関連した建物や場所をご紹介します。
お楽しみに!

春と初夏のはざまのキューガーデン2025 前編 パームハウス、ロックガーデンなど_e0114020_22493948.jpeg
(この日見かけた植物。これは何でしょうね?
つやつやした緑の葉の真ん中から上品なパープルの花(かな?)が突き出ていておもしろい。
それに色のコントラストがすてきだな)


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# by londonsmile | 2025-05-02 16:45 | ロンドン郊外を楽しもう | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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