水曜日、今週初めて地下鉄に乗りました。
習い事に行くのに、いつも同じ曜日の同じくらいの時間に地下鉄に乗るのですが、この日はなんだか電車が混んでいる。。。
しかも乗っている人がいつもとちょっと違う。嬉しそうにしている人が圧倒的に多いのです。

そこで、やっと気づきました。
あ、ウィンブルドンの季節だった!
遅ーい! 水曜日はもう3日めでしたよね。汗

わが家はウィンブルドンにとても近くて、家から市内に行く地下鉄は毎年この時期、とても賑やかになります。
普段は朝や夕方に混み合うことが多く、この日のように早い午後に市内に向かう電車が混むことはあまりないのですが、この日はお天気がイマイチだったので、早めに帰る人が多かったのかもしれません。

家に帰ってテレビをつけてみると、おお〜、やってました!

そして翌日には、わが家の近くで、こんなバスも見かけました♪

ウィンブルドンとイチゴの季節です♪_e0114020_06504798.jpg

おそらく市内とウィンブルドンの会場をつなぐ関係者用のバス。
窓に向かい側の建物が写り込んだので、ゴージャスなバスみたいに見えていますが、乗り物自体は普通のモダンなバスでした。笑
でもここに役員や審判や、もしかしたら選手も乗っているのかな〜と、勝手に妄想して一人で盛り上がり、楽しかったです。

家が会場に近いとはいえ、ウィンブルドンでテニスの試合を見たことは実はありません。
チケットを取るのはコネがないと難しいとか、当日券を取るにはテントを張って早朝から並ばなきゃいけないとか、都市伝説がいろいろあって、これまでチケットを買おうとしてみたこと自体がないのです。
友達の話を聞くと、早朝に並べば当日券は大丈夫のようなのですが、どうも近すぎて毎年断念。
近くを散歩していて、ふらっと立ち寄れたりすると嬉しいのですが!

(ただ、以前に隣接のウィンブルドン博物館とセンターコートは見学してきました。
よかったらこちらをご覧くださいね!)

そしてウィンブルドンの季節になると本格的に出てくるのが英国産のイチゴ。
日本ではお正月頃から出回り始めるので、早春から春の果物というイメージですが、少し寒いこの国では夏が本番。
グローバル化の影響でイチゴ自体はほぼ1年中お店で売っていますが、英国産のものが出てくると店先のイチゴの量も増えてなんだか華やかになります。
そう思うのは単に私がイチゴ好きだからかしら。笑
甘くて香りの良い日本のイチゴが一番好きですが、柔らかくて甘酸っぱい英国産のイチゴも好きなので、この季節、なんとなく浮かれてしまうのでした。

このところ立て込んでいて、買い物はインディー任せだった私。
久しぶりにスーパーをのぞいてみると、おっ、大きなイチゴがありました。
ウィンブルドンとイチゴの季節です♪_e0114020_06535221.jpg

あまりに大きいので、横にスマホを置いてみました。笑
でも、これだけじゃわかりにくいかな。もう1枚!

ウィンブルドンとイチゴの季節です♪_e0114020_06544142.jpg

ほら、大きいでしょう? こんな大きなイチゴ、初めて見ました!
甘みは少なめでしたが、とても柔らかく、これにアイスクリームをかけて食べたら、一気に全部食べてしまいそうになりました。美味しかった♪
少し酸味のある英国産のイチゴには濃厚なクリームがとても合い、ウィンブルドンの会場でも生クリームをかけたイチゴを名物として売っているそうです。
テレビ中継でもたまに映ったりしていますよ。探してみてくださいね!

さて、ウィンブルドンの試合の方は着々と進み、昨日は日本の錦織くんが2回戦をセンターコートで勝ち抜きましたね!
今日の3回戦も頑張ってほしい♪

こちらでは、世界ランク772位の英国のウィリス選手が、世界のプリンス、フェデラー選手と戦って健闘したと話題になっていました(試合はフェデラー選手の勝ち)。
女子は今回シャラポワ選手が出場しませんが、優勝候補のセリーナ・ウィリアムズ選手は順調に勝ち進んでいます。

EU離脱問題で将来の不確かな要素が多い上に次期首相の決定で揺れる英国。
さらに今年はお天気がどうもイマイチなので、ウィンブルドンを楽しめる気持ちになれないという声もあるのですが、それはそれ、これはこれ。
沈んだ気持ちはちょっと忘れて、楽しむと決めて楽しもう!笑
この気の持ちよう、私はイギリス人から学びました。

イギリスの第二の国歌とも言われるエルガーの『威風堂々』は、英語ではLand of Hope and Gloryと言うのですが、この国が「希望と栄光の地」の本当の意味をこれから私に見せてくれると信じています!
そしてウィンブルドンで選手たちがどんな素晴らしい技を見せてれるのか、楽しみにしています♪

Since this EU referendum, I have been heartbroken to encounter all uncertainties and to see many non-UK friends getting hurt and worrying about their future. Although some people regret their votes now, at the same time other people are in tears of joy to see the result. As I settle down from the initial
shock, though, I am beginning to feel I really need to understand (not necessarily to agree) various
opinions in this country. I just hope this will not hurt or twist people’s feelings and affect good
friendships.

Nobody knows about the UK’s future at all yet- what is going to happen, who’s going to be the next
Prime Minister, or if we have to leave this country as an immigrant or not. And I realised all I can do for now is “Keep Calm and Carry On”.

Meanwhile, maybe I should enjoy watching Wimbledon on telly. I know some people are not in the mood because of this EU issue AND weather this year, but sometimes you need to forget about worries for a while and just decide to enjoy yourself, don’t you think? This is one of many things that I learned from this country, the country that I have been seriously in love with for over 30 years. I’m sure they will show me what the Land of Hope and Glory really means :)


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# by londonsmile | 2016-07-01 17:33 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(4)
(English follows)

英国がEU離脱を決めたことは本当にあちこちで言われているので、素人の私がブログにわざわざ書くことはないのですが、やっぱりどうしても考えてしまうんですよねー。
なんだかんだ言って残留するとなんとなーく思っていたナイーブなロンドン暮らしの私としては、なかなかショックから立ち直れなかったし、周りの反応も同じような感じ。

実はこのブログのアクセスも国民投票の結果が出てから急激に上がっていて、検索ワードを見ると「イギリス」「イギリス在住」「ロンドン」なんていう真面目なものが多く(普段は「アフタヌーンティー」とか「アガサクリスティー」など)、日本あるいは海外在住の日本人のの皆さんにも関心が高いことなんだなあと感じます。
そして、だからこそ、適当なことを書けないなあとも。

専門的なことは書けませんが、ロンドンに住んでいて私が感じたこと、話題に出ていることなどをお伝えしていけたらいいなと思っています。

国民投票は難しい、そしてKeep Calm and Carry On_e0114020_06170354.jpg

衝撃的な離脱が決まった翌日、土曜日の新聞。
キャメロン首相が辞任演説をする時の写真ですね。
見出しは「離脱で国が大きく揺れる」となっています。

一緒に写っているのは、インディーが新聞と一緒に買ってきてくれたニコニコ顔のハチさん。
ニュースにショックを受けて、機嫌悪かったのかな、私。反省。笑
私は日本国籍を残していて、この国では投票することができないので、自分の無力を思い知り、なんだか気分が暗くなったのでした。
私の1票で決着がつくわけではないのですが。笑

ただ今回の国民投票で、個人が直接投票するというのはとても難しいことだなと痛感しました。
どちらの言い分も、それぞれに頷けるものがあり、一長一短。
だからこそ投票することになるのですが、素人が決めるには問題が多過ぎ、話が複雑過ぎる気がするのです。

例えば、EUからくる人はビザなしで働けるため、人が大量に引っ越してきて仕事に就いたり、お医者さんや学校がやたら混雑したりするし、イギリスにはいないタイプの物乞いやスリも来たりするしで、自分の生活が脅かされる気がする。
EUの統一した規則で、曲がったキュウリを売ってはいけないと言われたり、(イギリスではマイルやインチが主流なのに)ものの単位をメートル法に統一しなければいけないと言われたりして、EUにいちいち指図・干渉されている気がする。
そんな不便なEUを離脱すれば、EUに払っていた莫大な金額を資金不足の国内医療に回せるではないか。(実際にはそんなに単純ではないようです)

その一方で、これまでEUの一部として市場を開拓してきたので、EU国の製品が安く簡単に手に入ったが、離脱したら輸出入が制限されたり、価格が変わったりする。英国では野菜や果物の生産が限られているので、食生活に直接影響が出るかも。
国内に投資していた欧州企業その他の外国企業もおそらく英国を離れることになり、英国経済は縮小しかねないし、世界的にも大きな影響を与える。
EUは英国でも農業に多額を投資しているけれど、EUを離れれば当然それはなくなり、農家は生活に困りかねない。その資金を英国政府が支払えるのか? 
すでにEUからやってきて働き、住んでいる人たちが抜けても、英国は機能していくのか?その分、イギリス人に雇用が回ってくると言うけれど、移民の人たちがやっているお掃除や力仕事に喜んでつくイギリス人がどれくらいいるのか?

これらはほんの一部で、それだけでもこんなに複雑に問題が絡み合っているのに、問題の全体を見て判断するのは一般の市民には難しいのではないでしょうか?
もちろん投票前にはさまざまな情報提供や議論が行われましたが、果たしてその情報や意見は絶対に正しいのかも疑問です。
政治家が自分や党のために情報を利用している可能性もあるからです。

それに公開された情報・見解のほんの一部だけを聞いて判断・投票してしまう人もいるでしょう。
今回も感情的になって軽い気持ちで離脱に投票し今になって後悔している、と告白する人がテレビで取り上げられたりしています。
あるいは、まさか離脱になると思わなかったから思い切って離脱に投票した、という意味不明な人も。汗

このように素人が判断するには問題が大きくて、感情も関わってくるので国民投票って難しいなあと思うのです。
かといって、事情をよく勉強した政治家が決めたとしても、今度は「政治家が勝手に決めた」と文句が出るかもしれないですよね。
たくさんの人の意見をまとめるのは難しくて、増してそれぞれ事情の違う全員がハッピーになることはできないだろうしねぇ。うーん。

そして、こんなに大事なことを、こんなにわずかな差(離脱51.9%、残留48.1%)で決めちゃっていいのかというのも疑問。
過半数ではなくて、せめて3分の2以上とか、70%とかにしてもよさそうなのに。
ほんのわずかな差だったからこそ、残留派は諦めきれずにいると思うし、変な対立心を生んでいる気がします。

それから国民投票の難しさは、直接投票するだけに、人の感情に大きく影響を与える点もあると思うのです。
私はこれが一番怖い。

離脱が決まったとたん、EU国からやってきている人たちはこの国での自分の滞在が心配になったようです。
今はEUの決まりでビザなしで制限なく働いて住むことができるけれども、英国がEUを離れれば労働ビザ、滞在ビザが必要になるかもしれません。
これまで一生懸命働いていた人ほど、拒絶された、裏切られた気持ちになったようで、いつも明るいご近所さんもガックリ肩を落としていて、かける言葉が見つかりませんでした。

この不安な気持ちは外国人全体にも飛び火して、英国にいるのが居心地悪いと感じるEU外の外国人まで出てきたようです。
知り合いのイギリス人を見て、あの人は離脱に投票したのかしら、ということは外国人が嫌いなのかしら、ということは私のことも嫌いなのかしら、ということは・・・などとつい考えてしまうこともあるそうで。
いやいや、そうじゃないよ、離脱イコール外国人嫌いじゃないでしょ、と言っても、一度不安になった気持ちはなかなかおさまらないようなのです。

そしてまたこんな大切な時期に、便乗して実際にポーランド人や東欧人に嫌がらせをする人も出ています。
もう、もう、おバカさん!
こんな時にややこしいこと、するなー!
ただでさえ外国人は不安なのに、ますます居づらくなっちゃうじゃないの! ますます心を閉じちゃうじゃないの!
(「ポーランド人はもういらない!」というカードを家の前に置いたりした、というニュースはこちら(英語です))

どこの国にも外国人嫌いな人はいるし、この国にも確かにいると思います。
でも一般にはこの国は外国人に寛大で、外国人が住みやすい国だと思うんです。
1960年代には国自らが元植民地であるコモンウェルスの国から労働者を招待した経緯もあって、英国人は全体に外国人に慣れているし、英語が下手でもほとんどの場合は根気よく待ってくれるし、移民の人たちにも気前よく無料の医療サービスを受けさせていました(だから財政が苦しくなったのですが)。
少なくとも自分の経験から、私は30年間そう信じてきました(ずっと住んでいたわけではありませんが)。

今回問題になったのはとにかくEUからの移民の数が多すぎたことだと思うんです。
いろいろ調べていたら、2004年にEUが拡大した時に、英国はEU国からの移民の数を制限しなかったんだそう(制限を設けた国もあったそう)。
そこが、ちょっとした間違いの始まりだったのでは?
こんなにたくさん人が来るとは思わなかったでしょうけどね。

でも、とつい考えてしまいます。
それとも、外国人に寛大と思っていたのは私の夢で、本当はそうじゃなかったのかな?と。
私自身も自分の経験や感覚を疑いそうになっているのです。
そういえば、世界のどこでも英語が通じて当たり前と思っているって読んだことあるなあ。
尊大な人たちなんだろうか・・・。

こうやって人の気持ちに不安や疑いが生まれ、人と人の間に亀裂が入っていくのが私は一番怖いのです。
せっかくこれまで仲良くやってたのに!
国民投票は難しい、そしてKeep Calm and Carry On_e0114020_06100716.jpg
(そんな私ですが、絶賛風邪ひき中。
日曜日はお薬を飲むためにベッドで朝ごはんでした)

などと、国民投票の結果が出てから数日、本当に動揺して、やたらにニュースを見たり、人の意見を聞いたり、いろいろなことを考えたりしました。
感情的に投票した人や、投票後の離脱派リーダーの頼りなさを見た人が後悔していると聞いて、国民投票をやり直そうという署名に参加してみたりもしました(これは居住者なら署名できたのです)。

でも今では少し落ち着き、もし国民投票のやり直しがなければ、この結果を受け入れて、前に進むしかないなと腹をくくりました。
この国の戦争中のスローガンで、私も座右の銘にしているKeep Calm and Carry On(落ち着いて、日々の生活を続けよ)の精神です。
この国が教えてくれた、とてもこの国らしい言葉。

これまでEUを離脱した国はないので、これから何が起きるかはまったくわかりません。
しかも離脱派のリーダーたちは、まさか離脱になると思っていなかったのか、なんだか逃げ腰で頼りない。
でも、なるようになる!
あ、それにまだ絶対に離脱するって決まったわけでもないし!笑
(これから新たに首相を選んで、それから2年の交渉・移行期間があるのです)

ただこれからは、もっとよく社会を見て、情報を得て、よく自分で考えて、自分の意見を持とうと思います。
そんなことしても選挙権がないので国に対して何も言うことはできないのですが、せめて自分の意見を持っていれば、例えばやっぱり日本に帰ろうとか、この国でこうしていこうとか、自分のことを自分で決められるでしょうから。

というわけで、これからはもっとよく勉強し、必要なら何かしながら今後の英国を見守っていきたいと思います。
この国のことが好きなので、本当に私が思っていた国だったのかどうかもよく確かめたいし、よい方向に進んでいくことを心から願っています。

そして何よりも、家族や友だちや、これまで出会い、これから出会う世界中のすてきな人たちを大切にしていきたいと思います。
ハッピーなのがいいですよね♪

Since the referendum over EU, I have been in shock, but now I feel all I can do is “Keep Calm and Carry On,” the concept this country taught me and I still treasure.
I am still very sad that this referendum has caused such huge stirs in people’s feelings -it’s not that the UK doesn’t like foreigners (I hope), but it has caused lots of different interpretations and some people are really hurt. SAD!

I will definitely keep en eye on what’s going on in this country, the very country I have been in love with for over 30 years! :)


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# by londonsmile | 2016-06-28 17:32 | 思ったこと | Trackback | Comments(6)
昨日、EU離脱の国民投票の開票が始まったと書きましたが、朝起きてみると、なんとびっくり、まさかの離脱という結果になっていました。

このニュースは世界的に衝撃を与えたので、日本にも情報が十分伝わっていると思いますし、今さら私が繰り返す必要はないでしょう。
それでも、あまりに驚いたので、ほんの少しだけ、私の周りのお話をしますね。

EU離脱の嵐の結果、国民投票_e0114020_22432722.jpg

(写真は、先日行ったシェイクスピアの故郷、ストラットフォード・アポン・エイボンの本屋さんの店先。
今日のロンドン、この日のようによく晴れました!
洪水も少しずつおさまってきたようでホッとしています)

国民が直接投票する制度では直前に何かあったらすぐに票に影響が出てしまうため、本当に当日まで分からないとは言われていたものの、全体的には「まあ、そんなことを言っても結局残ることになるさ」という雰囲気があった・・・と思っていたのです、私は。

ロンドンはじめ都市部では全体にそういう見方が強かったようで、私は実は離脱派の人に一人も会ったことがありませんでした。
(厳密には、私が国民投票の話をした人の中で離脱派の人は一人もいなかった、というべきですが)
今日は道端で会うどのご近所さんともこの話で持ちきりでしたが、本当にみんな口々に「信じられない!」と言っていましたし、ベルギー出身のご近所さんは「拒絶された気がして悲しい」とさえ言っていました。
そうか、EU加盟国の出身で今イギリスに住んでいる人は複雑な気持ちでしょうね。
私と同様、この人たちには投票権はないので、どうすることもできなかったでしょうし。

先週プレスツアーに参加させてもらった時に話したウェールズ人の方が「結局残留じゃないの?」と言っていたので、勝手にどの地方でもそうだと思っていましたが、国民投票の結果、ウェールズでは離脱票が優勢だったのです。
今思い出してみると、お話しした方は首都のカーディフにお住まいなので、やはり都市部の人の意見だったのかもしれません。

一般には年齢が若くて高学歴で都市部に住んでいる人ほど残留派が多いと言われています。
そして対抗する地方の人たちの意見は意外なほど力強かったようで、イングランドの地方を中心に離脱票が集まりました。

離脱が決まった今日、すでにユーロやポンド、それに株価も暴落して大騒ぎ。
キャメロン首相も10月に総理大臣を辞任することを発表して、さてこれからどうなってしまうのかと不安に思っている人が多いというのが、少なくとも私の周りのロンドンにいる人たちの状況です。

ポンドが弱くなると日本への里帰りでのおこずかいが自動的に減ることになり、生活面で影響が出るのなら、私ものんきにしていられません!笑

ただ、投票で離脱が決まったとはいえ、明日からすぐにEUを離れる訳ではありません。
次の内閣がEUに離脱を申請し、それから離脱条件の交渉に入るので、申請から2年間の移行期間が設けられるのだそう。
だから、明日からすぐに何もかもいっぺんに変わることはないのです。

そして、その移行期間の間に、もう一度国民投票を、という話さえ残留派の間ですでに出ています。
その署名をするサイトにはアクセスが集中して、なかなか署名ができなかったとか。

また2年前に英国からの独立を決める住民投票をした結果、今は英国にとどまっているスコットランドでは、今回は残留票が多かったので、イングランドとの意見の違いを理由にもう一度独立を見据えた住民投票を、という声が上がっているそう。
そしてなんとロンドン自体も独立の動きが出始めているとまことしやかに伝えられています。
ロンドンって国じゃなくて街ですよ!
それなのに独立するって? と思ってしまいますが、この話、まったく可能性がない話ではないんだそうです。

そしてこの「独立」の動きは欧州内にも広まって、スペインから独立したいカタルニア地方にも影響を与えるかもしれないし、そうなると他の場所も・・・と、EUの解体も予想されるそうで、なんだかこれからいろいろなことが起きるかもしれませんね。

政治に何が起きても、人の心には分裂が起きませんように。
気持ちを強く持って、そんなことを起こさないように気をつけようと思います。

今回の投票で私が学んだことは、自分が住んでいる国のことをもっとよく知った方が良さそうだということかな。
国民投票は予想が難しかったとはいえ、投票権がないガイジンであるのをいいことに、なんとなくしか話を聞いていなかったのが悔やまれます。
これから生活に影響する変化がいろいろ出てくると思いますが、知っているといないとでは将来に対する不安の度合いが違うと思うので、やはりここはどんどん知っておくことにします!

おもしいことを学んだら、またここでもお知らせしていきますね!


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# by londonsmile | 2016-06-24 22:44 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(10)
日本ではもう日付が変わっていますが、6月23日はイギリスでEUを離脱すべきかどうかの国民投票が行われました。
日本でもずいぶんニュースになっているようなので、ご存じの方も多いと思います。

EUに残るか残らないかはもちろん大きな問題なので、この数ヶ月、特にこの数週間は、国をあげてこの問題が議論されていて、ガイコクジンながら私もこの国の行方を思って少しは学んでみたつもり。
でも国民自身が直接投票するので直前に急に結果が変わる可能性も高く、とにかく「フタを開けてみないとわからない」と最後まで言われていました。

そんな中いよいよ迎えた投票日の今日、ロンドンの交通機関は乱れに乱れてしまいました。
投票という嵐が来る前に、なんだか本物の嵐が来てしまったんです。

国民投票、嵐の前の嵐!?_e0114020_07202446.jpg

おノンキなこの写真は、もちろん国民投票とはまったく関係ありません。
選挙速報のテレビを見ていて、目に入ったわが家の一員、ミスターメンの中のMr Tickleです。

ちょっと話が逸れますが、今リンクするのにウィキペディアを見たら、ミスターメンって日本のテレビでも放映されていたんですね!
ちなみにMr Tickleの日本名はコチョコチョくんだそう。
イタズラ好きで、すぐに人をくすぐろうとするけれど、根は善良という憎めないキャラクター。
ちなみにコチョコチョくんが手に持っているのは、イスラエルで買ってきたユダヤ教のキッパ(男性用の帽子)です。

さて話を戻して、投票日の前に嵐がきたお話。
ロンドンでは昨夜降り始めた雨がだんだんひどくなって、夜の間も雷とともに豪雨が降りました。
激しい雨は朝になっても続き、この1日で1ヶ月分の降雨量になったんだとか!
今日も1日、降ったり止んだりしていましたが、時々バケツをひっくり返したような雨になって、窓に当たる雨音だけで驚いたほどでした。

古い道路を使っているところも多く、全体に水はけの悪いロンドン。
この大雨であちこち洪水になってしまい、鉄道、地下鉄、バスにひどい遅れや運休が相次いだそうです。
走っている電車やバスも徐行したり、行き先が急に変わったりで街中が大混乱だったと聞きました。

夕方に会ったご近所さんは、職場に行くのに乗るバスの行き先が何度も変わって何度も途中で下されてしまったので、仕事から帰ってくるだけで3時間近くかかったそうだし、わが家のインディーさんもいつもより30分以上遅く帰ってきました。

こんな時、家で仕事していて外に出なくて済む私は本当に恵まれているなあと思います。
辛抱強く静かに待っていた人が多かったそうですが、それにしても動くはずの交通機関が動かないというのは愉快なことではありませんよね。
しかも雨が降っていることだし。

しかも国民投票の当日にこんなことになって本当に大変。
投票率に影響が出ていないといいなと思いましたが、幸い投票率は予想より高めだったとか。

午後10時に投票も締め切られ、今夜は日本と同じように複数のテレビ局で開票速報の番組をやっています。
イギリス時間の夜11時半現在、英領ジブラルタルで最初の結果が出て、ここでは圧倒的に残留(なんと96% )でした。
でもここは英領とはいえ、スペイン内にあるので、残留を希望するのは当然といえば当然。
他でも残留がやや有利なようですが、午前12時半から1時まではまだわからないそう。

結果が大いに気になるところですが、残念ながら私のお目目はもう重〜くなっているので、そろそろ寝ます。
朝起きたら結果が出ているかな。
ドキドキの夜になりそうです。

まだ嵐の予報が続いていますが、洪水もこれ以上ひどくなりませんように!


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# by londonsmile | 2016-06-24 07:52 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)

夏至に近い日の紫陽花

夏至から2日経ちましたが、まだまだ朝晩明るい毎日です。

このところ、どうもお天気がパッとしないのですが、今日は夕方からおひさまが出て気温も高くなったので、夕ご飯の後にフラットの周りをすこしお散歩してみました。

夏至に近い日の紫陽花_e0114020_06322480.jpg

これで夜の9時半です。
太陽さんさんではなけれど、十分明るいですよね。
10時になってもまだほんのり明るいのです。

夏至に近い日の紫陽花_e0114020_05383559.jpg

イングリッシュローズを発見。
普通のバラもきれいですが、この丸っこいバラがやっぱり好き。
香りもいいものが多いですよね。
夏至に近い日の紫陽花_e0114020_06351674.jpg


こちらは葉っぱなんですが、なんだか枝ぶりが見事で、ついパチリ。
腕を空に向けて伸ばしているような、力強さを感じました。

夏至に近い日の紫陽花_e0114020_06331735.jpg
紫陽花も咲いていましたよ。
これは周りだけ花が咲いているんです。面白いですね。
この木は全部白い花でした。
真ん中のかたいツボミが咲く頃まで、周りのお花は持つのかしらん。

夏至に近い日の紫陽花_e0114020_06361476.jpg

ピンクの紫陽花もありました。
やっぱりしっとりしていて、いいですねー。

夏至に近い日の紫陽花_e0114020_06381763.jpg
この種類も、周りから色づいていくようです。
自然の神秘ですね!笑
この種類は紫陽花と言うよりも、小花が集まっているようで、さらにかわいい♪

短いお散歩でしたが、沈んでいくお日さまをたっぷり浴びて楽しかったです。
今日は昼間は曇っていたのに夕方に晴れ、そして夜になった今は雷が鳴って、突然雨が降り始めました。

本当に忙しい夏です。
でも、紫陽花ちゃんたちは喜んでいるかもね。


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# by londonsmile | 2016-06-23 07:04 | お花のこと | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


by londonsmile