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9月30日は世界翻訳の日だそうです。
なので、SNSで#翻訳の日というハッシュタグを眺めていて思い出したことを今日はお話ししたいと思います。

翻訳をしたいと初めて思ったのは中学の時でした。
本を1冊訳してみようと思って、初めて買った英語の本が、これ。

翻訳をしてみたいと思ったわたし_e0114020_19390970.jpg

Finn Family Moomintroll by Tove Jansson (英訳 Elizabeth Portch)
邦題『楽しいムーミン一家』(山室静 訳)

邦訳は講談社から新書や文庫も出ているようですが、わたしは多分、小学校の時に子ども用の大きめの本で読んだんじゃないかと思います。

その時、すでに日本語で読んでいたんだから(邦訳はあるのに)、なんでわざわざ訳そうと思ったのか、今なら自分でツッコミたいくらい謎の決断ですが。
さらにこの本はもともとスウェーデン語で書かれたものの英訳本だということに、その後何年かかかってやっと気づいたのでした。
ああ、遠回り人生。

その時は(もちろん)1冊分の翻訳は挫折してしまいましたが、翻訳の日と聞いて、改めてあの時の妙にわくわくした気持ちを思い出しました。
張り切ってたなー、中学生のわたし!
思違いだらけの経験ですが、わたしにとっては大切な思い出。
イギリスに引っ越す時にも、この本はどうしても一緒に連れて行きたいと思いました。

翻訳をしてみたいと思ったわたし_e0114020_19541415.jpg

めちゃくちゃ日に焼けたページの中から、レトロなしおりも発見。
81年だって!
長い長い月日が経ったことを実感しました。

その後、幸運なことに、新卒から翻訳の仕事に就くことができました。
といっても、今思うと、何もわかっていなくて、上司や先輩方にすごくメイワクな新人でしたが
(みなさん、本当にお世話になりました)。
そして内容もビジネス系だったので、本への思いはしばらくおあずけ。

その後もなんだかんだと寄り道ばかりで、年齢だけはこんなに大人になってしまったのに、今でもあの日と状況はあまり変わっていないような。汗
それでも、夢見る中学生から少しでも先に進みたいなと改めて思った翻訳の日でした。

翻訳の日というハッシュタグでの翻訳家さんたちの発言を見ていると、周りの方々への感謝の言葉が多いのです。
振り返ってみると、わたしも本当にたくさんの方にいろいろな形で支えられてここまでやってきました。
翻訳の関係なく思われることでも、すべてはそこに通じていた気がします。
この場を借りて、心からお礼を申し上げます。

そしてこのブログを読んでくださっている方々にも、心からの感謝を。
たまにアクセス数を見て、こんなにたくさんの方に読んでいただいているんだな、と、本当に励みになっています。
ありがとうございます!

懐かしい思い出を振り返って、ちょっとおセンチになっちゃった。
これからもどうぞよろしくお願いします♪

#翻訳の日


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by londonsmile | 2019-09-30 20:24 | 翻訳のこと | Trackback | Comments(0)
今年のクリスマスは夫の娘ちゃんのところに行くことになり、何か準備するものはある? と聞いたところ、クリスマスプディング! と即答がありました。

料理好きな夫のこと、しかも手間のかかるものほど闘志が湧くようで、どうやら好きな様子。
しかもかわいい娘ちゃんのためならば、クリスマスプディングも手作りしないはずがありません。

というわけで、昨日からキッチンにこもって何やらごそごそとやっているのですが、今日のお昼になって、「ビール飲む?」と急に言い出して、持ってきたのがコレでした。
「黒タクシー」という名のビール_e0114020_22175440.jpg

なんと「ブラックキャブ」という名前のビール。
「黒タクシー」という意味で、ロンドンのタクシーをこう呼ぶのです。

しかもスタウト、黒ビールです。
だから「黒タクシー」なのね。笑

写真では、有名なスタウトの「ギネス」の名前が書いてあるグラスに入っていますが、もしかしたら色はギネスより濃いくらいかも。
味もギネスより濃ゆい感じがしましたが、どうかなあ。
最近ギネスを飲んでいなかったので、近いうちに飲んで味比べをしてみないと!笑

こっくり深い味わいが好きで、わたしはたまにスタウトを飲みますが、夫はわたしが飲むのを見ているだけで、うえぇ〜と嫌がっているほど。
苦くてとんでもないそうです。
栄養もあって、体にいいんですよ、スタウトは!

とにかく、スタウト嫌いの夫がなぜわざわざこれを買ってきたのかというと、クリスマスプディングに大さじ何杯か分だけ使ったからなのだそうです。
ザ・男の料理!笑

わたしなら、大さじ何杯かだけのたまにわざわざ黒ビールを買うのをためらうだろうし、家にあるもので代用しちゃうかもしれませんが、彼の場合はそういう妥協も躊躇もない。
たとえ残った分を自分が飲み食いするわけでなくても、毎回レシピ通りに材料を揃えます。
(たいてい「残りはあげる」と言われて、処分係はわたしになるんですが! たとえわ足しが嫌いなものでも!!)

でもまあクリスマスプディングを作るならしょうがないか。
しかもスタウトなら喜んでいただきますよ。
たまに飲むと、やっぱりおいしいなあ。

しかしこのビール、ボトルもラベルも色が濃くて、地味ですねぇ。
そこが渋くて、スタウトらしくてかっこいいのかな。

思いがけない新しい味に出会った日曜日でした。

え? クリスマスプディング?
なんでも熟成が必要なんだそうで、ただ今キッチンの片隅で「何かが」眠っております。
昔からあるものは気の長い作り方をするもののようです。
日本もその傾向があるとは思うけれど、イギリスは特に気が長いよなあ。
「黒タクシー」という名のビール_e0114020_22184326.jpg

ついでに夫が作ってくれたお昼ご飯も載せておこう、せっかくだから。笑
やっぱりお魚屋さんで買ってきたちゃんとしたシーバス(スズキの一種なのかな)とホタテでした。
写真を撮るつもりじゃなかったので、ザツな盛り付けで失礼します。


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by londonsmile | 2019-09-29 22:50 | イギリスの味 | Trackback | Comments(0)

ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(以下RA)で開催中のフェリックス・ヴァロットン展にすべりこみで行ってきました。

ヴァロットンが大好きなわたしには本当によい展示だったので、感想を書いておきたいと思います。

とにかく「気になる」アーティスト、フェリックス・ヴァロットン展@ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ_e0114020_06343727.jpg



アートには疎いのですが、たまに爆発的に好きになるアーティストがいます。

その一人がヴァロットン。

と言っても、彼の名前を初めて知ったのは、2017年に東京で開かれていた『パリ・グラフィック展』の時だったので、ごく最近のことです。

有名なロートレックなどと一緒に展示されていたヴァロットンの、ユーモアがありながら、どこか不安定な世界がすごく気になって、ずっと心に残っていました。

だから RAで彼の展示があると知って大喜びしたのでした。

行くのはぎりぎりになっちゃったけれど。

とにかく「気になる」アーティスト、フェリックス・ヴァロットン展@ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ_e0114020_06333843.jpg

(会場内ではフラッシュがなければ撮影可。

個人が所有する作品で許可が得られなかった3作品だけが例外でした)



今回のRAでの展示は、タイトルもずばり「不穏な画家、ヴァロットン(FélixVallotton; Painter of Disquiet)」。

彼の作品に穏やかならぬものを感じたのは間違っていなかったのねと安心したりして。

東京でヴァロットンを見た時に特に心に残ったのは木版画でしたが、やはり彼はこの時代を代表する木版画を作ったと言われているそう。

彼が活動していたのは、19世紀終わりから20世紀初めにかけてのパリでした。

経済的に発展して華やかでありながら、戦争の影も見えてどこか不安定な空気が漂っていた時代。

そのベルエポックの世界を高度な技術を使って白と黒のシンプルな木版画に切り取ったことが特に評価されているようです。

なんて、解説を付け焼き刃で抜き出しても全然説得力がないと思うので、感想を言うと、とにかく彼の作る白黒の木版画が好きです。

特に、男女2人だけが登場して、ドラマチックな光景が繰り広げられる「親しい仲(Intimités)」というシリーズが好き。

人も背景も単純化されていて見た目はかわいらしいのに、どれも見た目にそぐわない思わせぶりなタイトルがついているんです。

(タイトルの日本語訳が見つからなかったので、わたしがつけています)

とにかく「気になる」アーティスト、フェリックス・ヴァロットン展@ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ_e0114020_19353174.jpg

(こちらは展示のカタログより、「親しい仲」シリーズの「美しい針」。

木版画なのになんとも言えない表情を見せている男子にご注目)



たとえば、ソファーで熱く抱擁し合う男女を描いた絵のタイトルが「うそ」。

ハンカチで顔を押さえてテーブルに突っ伏している男性の横で、無表情にそれを見つめる女性、そのタイトルは「勝利」。

左端にいる窓の外を無表情に見る女性、その横に説き伏せるような表情で立つ男性、そして右側は4分の3ぐらいが真っ黒、このタイトルは「金」。

このシリーズではありませんが、ベッドに倒れこんでいる上半身の見えない男女、色っぽいシーンかと思いきや、男性の手にはナイフが握られていて、タイトルは「暗殺」。


なになに? どんな事情があったの? と、考えずにいられないものばかりじゃありませんか?

こういう表現をしたヴァロットンの心のうちをなぞってみるのも楽しいのです。

木版画には他のパターンもあって、デパートでにぎやかに買い物する人たちや花火に魅了されている人たちがいきいきと描かれていたり、入浴とか楽器の演奏という日常生活がユーモラスに描かれていたりもします。

とにかく「気になる」アーティスト、フェリックス・ヴァロットン展@ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ_e0114020_19441441.jpg


ただ、「親しい仲」シリーズを見ちゃったからなのか、版画が白黒のせいなのか、何を見てもどことなく不穏な雰囲気が漂っている気がして、この絵の裏に何かドラマがあるのでは? とつい勘ぐってじっと見てしまう。

時代の空気もあるのでしょうか、とにかく、気になるんです。

今回は油絵もずいぶん展示されていて、構図のおもしろいものが気になりました。

たとえば、絵の真ん中あたりに女性が立っていて、その手前にと向こう側に開かれたドアがいくつか描かれている作品。

見ていると、自分の目が最初は女性へ、それから奥のドア、ドア周りの部屋の様子、そして手前のドアに戻ってくる、という自然に移動するのがわかるんです。

平面の絵に深い奥行きを感じて、なんだか不思議な感覚。


おもしろい絵の前に立つと、ヴァロットンがどんな思いで絵を描いたのかを想像して、つい「ふふふ」と微笑んでしまいました。

いたずら心なのか、サービス精神なのか、それとも視線を一か所に集めないという技法的なことなのか。

とにかく「気になる」アーティスト、フェリックス・ヴァロットン展@ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ_e0114020_06335860.jpg

(RAは常設展も建物もとても美しい!)



他にも、美しい月や池の風景なのに、なんだか何かが出てきそうな不気味な雰囲気を感じる作品もあって、やっぱりヴァロットン、気になる!


もっと専門的な言葉で的確に表現できるといいのですがとにかく気になるヴァロットン作品のよさが少しでも伝わっていると嬉しいです。


気になるついでに、帰りがけ、この展示のカタログを買ってしまいました。

もう終わりが近づいているからか、半額以下になっていたんですもの。

展示のカタログを買うなんて、何十年ぶりのこと。

こんなに気になるヴァロットン、これからも追いかけていきたいと思います。


RAでのヴァロットンの展示は今週929日(日)までです。

ロンドン方面でご興味のある方、ぜひ。

とにかく「気になる」アーティスト、フェリックス・ヴァロットン展@ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ_e0114020_06345449.jpg



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by londonsmile | 2019-09-25 19:55 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(2)
クリスマスカードが売られ始めていたのは気づいていたのです。

でも、いやいや、まだまだ、と見て見ぬふりをしておりました。
だって、クリスマスの準備をするってことは、もう今年が終わるっていうこと。
まだまだやることがたくさんあるのに!

でも今日、さらに確実な証拠を見つけてしまったんです。
年末は近づいている。
だってもうカレンダーを売っているのだから。
忍び寄るクリスマスの足音_e0114020_02412512.jpg

わー、これはもう本格的な年末の準備。
ちなみにカレンダーはクリスマスプレゼントの定番でもあります。

日本に住んでいた時は、クリスマスなんてほとんど年末、と思っていたのですが、イギリスにきてから、12月に入ると、もうクリスマスの始まりという認識に変わりました。
家族のプレゼントはクリスマス当日までで間に合いますが、友だちや仕事仲間へのプレゼントは、クリスマス前に集まって渡し会うことが多いのです。

だから逆算すると、やっぱり11月には少しずつ準備を進めておかないと。
というか、プレゼントを何にするかという計画は、もっと前から立てておかないと!
それからカードを書いたり、プレゼントを包んだり、クリスマスの日のメニューを考えたり。
楽しい季節ですが、やることもたくさんあるのです。

涼しい風とともに、気ぜわしい季節が本格的にやってきます。
忍び寄るクリスマスの足音_e0114020_02553893.jpg

(クリスマスカードをどういうデザインにするかも毎年悩むところ。
こだわらなければいいのですが、カード好きとしては、ついついあれこれ考えてしまって…笑)


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by londonsmile | 2019-09-24 03:05 | Trackback | Comments(0)
家から少し距離があるものの、おいしいインド料理(カレーがメイン!)が近所にあって、たまに出かけていました。
お店の前をたまたま通りかかった時、なんだかすてきなインテリアに改装されているのを目撃。
その場で入ってみようとしたら、土曜の夜ということもあって満席だったんです。

前からおいしいお店だったけど、こんなに混んでいたんだっけ?

そう思うと、もう行ってみたくて、行ってみたくてたまらなくなりました。
カレーは大好きだし、なにやらすてきなインテリアにも興味津々。

というわけで、今週、念のためにわざわざ予約までして、出かけてきました。
そうしたら、まあ、すてきだったんです。

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17243499.jpg

改装はインドの列車がテーマだったよう。
そうだ、ちゃんと外にもIndian Railway Kitchenと書かれていたのでした。

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17192807.jpg

店内は全体に細長く、列車の座席風なシートになっていました。

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17245932.jpg

でも全部のテーブじゃなくて、実はこの脇には普通のテーブルもあったのですが、お店の幅がちょっと足りなかったんでしょうね。笑
そういうゆるさも地元ならではな感じで、かえって好ましい。
わたしははこういう方が好きです。

メニューも豊富で、特に前菜に変わったものが多かったんです。
わが家としてはめずらしく、前菜も多めに頼んでみました。

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17231250.jpg

なんてまあ、きれいな盛り付け。
これはケールという葉っぱ系の野菜を天ぷらのように揚げたものと、小さいサイコロ状に切ったポテトのサラダ。

イギリスでは、盛り付けにザクロを使うのが流行っているようです。
この輝く赤い実がぱらぱら乗っていると、色彩が豊かになって、食欲をそそりますよね。

そしてメインのカレー。

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17233884.jpg

あ、本当は右下のパニアチーズ(インドのチーズ)は前菜だったのですが、全部一緒に来ちゃったのです。笑
でもいいの、温かい前菜だったし。

真ん中の赤いのがラムのカレー
その左下がレイルウェイチキンという鶏のカレー
その上が大豆を使ったお肉風(麩みたいなもの)のカレー(これ、ソースがおいしかった!)
右上がプラオライス(炊き込みご飯のようなもの、カルダモンの香りがすばらしかった!)
そしてバターナン。

どれも、しっかりスパイスの味がして、本当においしかったです。
スパイスの味がするなんて、あたり前じゃん、と思うかもしれませんが、コストを抑えようとして、ブレンドされた粉のスパイスでちゃちゃちゃと作っているレストランも意外に多いんです。
夫がこだわってカレーを作るようになってから、そのあたりの違いがだんだんわかってくるようになりました。

もうここでお腹いっぱいだったのですが、デザートも気になるものがいろいろあったのでオーダー。
改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17254304.jpg

手前は小さいドーナツのようなものを甘いシロップに漬けたもの。
これ、中東料理にも似たものがありますよね。
そして向こうはサフランのアイスクリーム。

アイスは量を選べるようになっていて、とてもいい考えだなと思いました。
イギリスではデザートのアイスは3スクープが基本で、そんなに食べられないなあとあきらめることも多いのです。

せっかくなのでチャイも頼んでみると。

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17251570.jpg

なんて愛らしいティーポット。
そのまま持って帰りたくなるほどでした。
コップで出してくれるのもインド風ですね。

お会計を頼むと、こんなものが現れました。

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17240106.jpg

金ピカに光る箱。
ブリキみたいな安っぽいつくりなのが、またいい!

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17235130.jpg

開けてみると、ここにお勘定とチョコレートが入っていました。
イギリスのインド料理屋さんって、なぜか最後にチョコレートをくれるところが多いのです。
ミントチョコレートが多いので、お口直しっていうことかな。

お店の人はみんな親切で、プロというよりはお隣のお兄さん、お姉さんという雰囲気だったのですが、それがまたわたしたちには心地よかったのでした。
すてきなサービスをして欲しかったら、そういうお店に行けばいいのであって、ここはあくまで住宅街のレストランなんだもの。
改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17263474.jpg

川岸にあるすてきなフラットの入り口。
夜に前を通ったことがなかったので、こんなすてきなステンドグラスがあるとは気づきませんでした。

思いがけないご近所のいいお店を見つけて、ハッピーな夜でした。
今度はご近所のカレー好きな友だちを連れて行こう!

改装でワクワクな空間になった、ご近所インディアンレストラン_e0114020_17264424.jpg

(やっぱり夜にあまり通らないので、ライトアップが新鮮だった地元の教会)


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by londonsmile | 2019-09-21 17:58 | ロンドンすてきなお店、おいしいお店 | Trackback | Comments(0)
秋晴れの日に、窓を取り替えました。

そもそも窓の取り替えという考え自体、日本にいた時にはありませんでした。
古くなると家ごと取り壊してしまって、新築の家を建てることが多いでしょう?

でも石やレンガの建物が多いイギリスでは、木造より長持ちするせいか、家の一部を直して長く住み続けることの方が多いんです。
だから家を改装という話も本当によく聞くし、窓を交換するなんていう以前は想像もできなかったことが起きたりもして、おもしろいなあと思っています。

ただ、今回のわが家の窓工事は、二重窓への取り替えでした。
二重窓、それもわたしにとっては新しいものでした。
学校で「北海道では寒いので、二重窓を使っています」と習ったきり、イギリスに来るまですっかり忘れていた言葉。

要はガラスを二重にして、空気が入り込む量を抑えるということですが、寒いイギリスでは今はこれが標準仕様。
ただしわが家のように古い建物は、そうでないところが多いので、二重窓に替える家が多いのです。

窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22554184.jpg


わが家の窓は、昔風に鉛が格子状に入ったもの。
実はこれもこの建物が気に入った理由でもあります。
緑地の多いこの辺りは保存地区になっているので、建物の外観を変えることはできず、新しい窓も同じように作らなければなりません。

見た目が同じなのは大歓迎なのですが、こういう古い形の窓を作ってくれるところは限られている上、お値段もぐんと上がります。泣
でも仕方ありません、枠の部分がずいぶん錆びてきていて、手間をかけて塗り直しをするより、思い切って替えてしまおうということになったんです。

窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22521138.jpg

錆びがいちばんひどかったバスルームの窓。
お風呂があるとどうしても湿気が滞っちゃうんです。

さて窓の交換ですが、これが意外と簡単でびっくりしました。
まずはこのフラットで何軒も同じような交換作業をした業者さんに連絡。
(他にも業者さんはいるみたいでしたが、この場所での経験が多いというのはやはり頼りになります)

見積もりに現れたのはおじいさん。
初対面で失礼だけど、自分で「もう86歳なんだよ、はっはっは」といきなり自己紹介したので、そう呼ばせていただきましょう。
窓のサイズももう経験でわかっているようで、実際に測ることもなく、その場で料金と納期の見積もりを出してくれました。
今からオーダーして作るので、出来上がるのは3ヶ月ぐらい先、とのことで、あとはひたすら待つだけ。

そして約5ヶ月後、やっとその日がやってきました。
(ええ、ええ、3ヶ月後って言われましたよ、でも3ヶ月も5ヶ月も、この国では「誤差」のうちなんです!笑)
窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22493491.jpg

工事の当日は、おじいさんの息子さんと若い衆が1人やってきました。
テキパキと窓を外し始めたのですが、この方法がちょっと驚いた!

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窓と木枠の間にノミを入れて、トンカチでトントン、ガンガンと叩いて外すんです。
ドリルかなんかでガーッとやるんだと思っていたので、びっくり。
2人の古風な職人技にみとれちゃいました。
考えてみれば、この建物ができた1930年代にはドリルはなかったのかもしれないし、ノミとトンカチが建物にも合っていて、いい感じですよね。
音はかなり大きいけれど、ドリルのように細かい削りカスが出ないのがありがたく、あとの掃除が楽でした。


窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22511409.jpg

あっという間に窓、全部なくなりました。
ちょうど秋晴れの気持ちのいい日だったので、すがすがしい開放感!

ここに窓を入れて、枠との隙間をきれいに密閉してもらうと、こんな感じに。

窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22515514.jpg

見た目は前の窓とほとんど変わりません。

窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22512999.jpg

外から見ても、他の窓と違いがわからないでしょう?
ちなみに出窓になっているところが二重窓で、その下も隣も古い窓です。
(下のお宅はカーテンがかかっているので、ちょっとわかりにくいですが)

ちなみに、窓の交換に外からの足場は組みませんでした。
写真は、ハシゴを使って外からしっかりシーリングをしているところ。
雨が入り込んじゃうと大変なので、これは大切な作業です。

窓を外す時は、基本的に家の中から作業するのですが、窓がぐらぐらしてきた時に手が滑って落としちゃうことだってあり得ると思うんです。
それをがっちり手で支えて内側に入れるのは、ものすごく力のいる職人技。
(そういえば、たまに「うっ!」とか「あ”ーっ!」とかいう声が聞こえていました。笑)

おじいさんの息子さんはそれなりの年齢でしたが、若い衆はまだ20代と思われるのに、すごい!
あとで聞いたら、窓の交換を専門にしているということでした。
もの静かで力持ちでかっこええ青年でした。

窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22564349.jpg


キッチンの窓を取り外す若い衆。
シンクの向こうに窓があるので、狭い窓辺での作業。
すごく大変だったと思います。
どうもありがとう!

取替え後は、バスルームの窓もこの通り。

窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22542398.jpg


外側にある窓枠(段々になっているところ)は今回は替えていないので汚れてますが(汗)、ガラスのすぐ周りを見てね。
窓枠は、落ち着いたらペンキを塗り直す予定。

ナナメの角度でみると、窓が二重になっているのがわかりやすいかな。
まずは元の古い窓から。
窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22544137.jpg

そしてこちらが二重窓。
枠に沿った黒い部分の手前と向こう側にガラスが2枚はさまっています。

窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22571584.jpg


この日はお天気がよくて本当にラッキーでした。
雨の日に窓を外したりしたら、家中ずぶ濡れ! 想像するだけでぞっとします。
職人さんたちにも気の毒だし。

そういえば、とても感じのいい2人の職人さんが熱心に働いているところに、ボスのおじいさんが社長出勤してきました。
おしゃべり好きなおじいさん、まず自分の心臓の状態を全部わたしに話してくれたあと、二重窓のお手入れの方法や気をつけることを詳しく教えてくれました。

おじいさんのおしゃべりだけでもかなりおもしろかったのですが、そこへお隣のドイツ人のおばあさんが様子を見にやってきたんです。
おじいさんとも顔を合わせて、なんだかお互いに病気自慢みたいになり、「僕の方が年寄りのはず」と言い張ったおじいさん、おばあさんが93歳と聞いて、恐れ入っていました。
86歳と93歳、どちらもお元気で何より。

こんな風に、わが家で工事しているのを見て、この日はいろいろな人が「ちょっと見せて」と代わる代わる家にやってきました。
親しくしているクリスとボブは、わたしに朝のおやつの差し入れもしてくれて、なんだかご近所のお祭りでもしている気分になりました。

そのたびに状況をご近所さんに説明するわたし。
もうすぐこの会社から仕事のオファーがあると思います。笑

クリスは、わが家の古い窓を自宅のキッチンのドアに再利用できないかと考えていました。
建物のオリジナルの窓をドアにするなんて、なんてすてきなアイディア!

わたしも、そうなったらすごく嬉しいと思って、職人さんやおじいさんとクリスを引き合わせて話し合ってもらったのですが、鉄製の枠は加工するには扱いにくく、コストがすごくかさむことがわかって、彼女は泣く泣くあきらめました。
でも、彼女がそんな自由な発想をしたのはすばらしいし、クリスと2人でしばらく一緒に夢を見られたのが楽しかったです。

工事を決めてからほとんど待っている時間ばかりで、当日にわっといっぺんにいろいろなことが起きた二重窓への取替工事。
大興奮の1日が終わってみると、もうその日の夜からすきま風が入りにくくて暖かいことを実感しました。
やってよかった。
この日の夜は安心と喜びをかみしめながら、まさに祭りのあと、という気分になったのでした。

窓を全とっかえ! 二重窓にしました_e0114020_22562554.jpg

(これまでお疲れさま。ありがとう!)


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by londonsmile | 2019-09-18 22:51 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
地元の本屋さんの中に入っている小さなカフェに行った時のことです。

長い巻き髪がチャーミングなお兄さんが応対してくれて、カウンターでコーヒーを買いました。
そして5ポンド札を出して、カウンターに置いたのです。

ここまで、何にも変じゃないですよね?

するとお兄さん、
「あなた、日本人?」
と聞いてくるではありませんか!
英語で、ですけど。

慌てて
「えっ、どうして!?」
と訊くと、お兄さん、何かを言おうとしたのですが、思い直したように
「わかるんだな、見ただけで」
と謎めいた答え。

いやいや、なんでー、どうしてー!? 教えてー。

どうしてわたしが日本人だとすぐにわかったか?_e0114020_03094324.jpg

コーヒーを作りながら、お兄さんは話し出しました。
「中国に住んでた友だちを訪ねて、日本に行ったことがあってさ」

えー、でも、それだけでわかるの?
わたし、そんなに典型的な日本人に見えます?
(わたしはふだん、あんまり日本人に見えないらしいのです。よくタイの人にタイ語で話しかけられます)

ここでわたしはコインのお釣りを受け取りました、手渡しで。
そしてお兄さんが言ってる意味が、やっとわかったのです。

わたしがお金をお皿の上に置いたからだ!

というのは、最初にお金を払う時、5ポンド札をカウンターに置いてあったお皿の上に置いたのです。
まったく無意識でしたが、お皿が目に入ったので、手が勝手に動いたんと思います。
考えてみると、ふだんこの国では、現金で払う時には手渡ししているんです。

そして日本ではよくトレイが置いてあって、そこにお金を置きますよね。
そして、お釣りもそこに返してくれますよね。

考えてみたことがなかったけれど、どうしてなんだろう。
お金を手渡しするのはタブーなのかな。

あとでちょっとググってみたら、コンビニなどにあるあのプラスティックのトレイは「カルトン」と呼ばれて、日本特有か? と考えられているようです。
そうなんだ! 考えてみたこともなかった!
割と新しい習慣のようですね。

この国に住み始めてもう13年になるのに、どうして今までまったく気がつかなかったかというと、カウンターにトレイがあるのを見たことがなかったから、だと思うのです。
この日はたまたまお皿が置いてあったので、無意識にお金をその上に置いちゃったようです。

お兄さんに
「お皿に置いたから?」
と訊くと笑っていたので、きっとそうなんだと思います。

お兄さん、あくまでもミステリアス。笑
ちなみに英語に少しだけ訛りがあったので、イギリス人ではなさそう。
少し肌の色が濃い目だったし、巻き髪の感じからして、イタリアとか北アフリカとかの出身かしら。
いずれにしても、とてもチャーミングな方でした。

とにかく、お兄さんは日本でとても楽しく過ごしたそうで、
「9日間だけだったから、あっという間だったよ。また行きたいな」
と、思い出話を少し話してくれました。

中国語を勉強したというお兄さん、漢字を見て何となく意味がわかることが多かったそうで、それも不思議な経験だったとのこと。
ミステリアスながら、言葉を選ぶように話す知的な雰囲気のお兄さん、きっと日本であれこれ観察して、現金を置くトレイのことも記憶に残っていたんでしょうね。

ちなみにわたしがお金を置いたお皿には、そのあと、わたしのコーヒーが入ったカップが乗りました。
そうか、先にソーサーを用意してくれていたのね。
そこにお金置いちゃって、きゃー、恥ずかしい!!
ずいぶんお行儀悪いじゃないですか!

でもここはイギリス、そんなことはまったく問題ありません。笑

お兄さん、最後には、
「マイドアリガトウゴザイマス」
と、たどたどしく、でも嬉しそうに日本語で言ってくれました。
日本に行ったのはもう4年前だと言ってたけど、すごい記憶力だな。

すてきなお兄さんに出会えて、しかもいろいろな気づかせてもらったコーヒータイムでした。


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by londonsmile | 2019-09-17 04:47 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
先日、日本の食材を売っているお店で買い物した時のこと。

いくつか買った食材の中に大根がありました。
大根、貴重品なんです、イギリスでは。

日系、アジア系、それと意外とアラブ系のお店で売っているのを見つけると、以前はほぼ必ずと言っていいほど飛びついて買っていました。
しばらくすると、日本で買う大根に比べてスが入っていることが多くて、鮮度も低めということがだんだんわかってきたのです。

ここは日本ではないことはわかっているし、何でも日本と同じことを求めているつもりはないのですが、スの入った大根って、なんかすごく脱力しませんか?
しかもこの国では貴重な大根、やっと食べられるという喜びが大きい分、ダメになった時の悲しみも深い。
そのうえ何度も続けてそういうのにあたっちゃったりすると、なんかもうがっかりしちゃって、次にまた大根を買うのをためらっちゃうんです。
こんなに大根が好きだとは、イギリスに住むようになるまで知りませんでした(無い物ねだりともいいますが)。

というわけで、最近は見たら必ず買うわけではなく、以前よりじっくり慎重に観察して、鮮度を確かめるようにしています。
もちろん日本に帰った時には、つやつやと光る見事な大根を見ると、美しくて、おいしそうで、ダイアモンドでも見るような目で食い入るように見てしまいます。

さてさて話を戻しますと、とにかく、この時は大根を買ったのです。
あいにくエコバッグを持っていなかったので、お店の袋をもらうことにしました。
お店の人が袋に入れてくれている間、わたしはお釣りをお財布にしまおうとしていて、店員さんの方をあまり見ていなかったんです。

そして、「ありがとうございました〜」と言う声に送り出されて、買い物袋を受け取った時、なんだかかわいらしいことになっていたんです。

貴重な大根は大切に運ぼう_e0114020_08224400.jpg

大根がギフトバッグ風の袋に入れられていました♪
プレゼントみたいになっていて、かわいい!

貴重な大根は大切に運ぼう_e0114020_08230458.jpg

お店では日本酒も売っているので、おそらく日本酒用の袋なのかなと思うのです。
他のものは普通のスーパー袋みたいなものに入っていて、大根だけをギフト用バッグに入れて渡してくれました。

よく考えてみると、このお店では前にも大根を買ったことがあったのです。
でも、こんな風にはしてくれたのは初めて。

ということは、これはこの日レジを打ってくれた店員さんの独自の判断なのかも。
スーパーの袋じゃ大根がいたんじゃうかも、貴重な大根は大切に運ばねば、と思ってくれたのかな。
店員さんの思いやりと、大根への愛を感じて、嬉しくなりました。
店員さん、ありがとう!

ちなみにこの大根はスもほとんど入っていなくて、おいしくいただいております♪

まだまだ台風の被害が続いているようですね。
その地域の方、どうぞお気をつけてお過ごしください。
みなさま、よい週末になりますように。


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by londonsmile | 2019-09-14 09:00 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
この3年ぐらい、日本語を勉強している人たちとの語学エクスチェンジに参加しています。
簡単に言うと日本語と英語でおしゃべりする会なんですが、もうちょっと細かく言うと、日本語を勉強している人と日本人が日本語で話し、そのあと英語で同じことをして英語の練習もするという集まりです。

まだまだ話す人が少ない日本語を選んで勉強してくれる気持ちが嬉しくて通っているのですが、学習者の方たちも、「ネイティブに自分の日本語が通じた!」と思うのは嬉しいようです。
初めて自分の英語が通じた時の喜びを思い出すと、人間、みんな同じなんだなあとしみじみ。

日本語を言語として勉強する時には、なんとなく覚えるネイティブのわたしたちとは違う方法で文法に沿って勉強しています。
だから、たとえば「行っていた」と「行った」の違いは何でスカ?とか聞かれても、わたしは文法的にすぐには答えられません。
実は日本語の先生になる勉強もしたことがあるのですが、それでも。汗
でもこの集まりは、ロンドンで日本語を教えていらっしゃる経験豊かな先生が主催しているので、日本語の文法の説明に困っても、いつでも質問できて安心なのです。

この先生は、言葉を覚えるだけでなく、文化的な背景も知ってこそ生きた語学の習得、とお考えの情熱的な方。
毎回、「あなたの国でのタブーはなんですか?」「お互いのビジネスの習慣について質問してみましょう」などとテーマをくださるので、お互いの文化に興味を持って違いを見つけたり、それについて良い面や不便な点を話し合ったりするすごくよいヒントになります。

というとすごく真面目な集まりみたいですが、とっても和やかな雰囲気で、先生が配ってくれる日本のお菓子を食べながら、わいわいやっているんですけどね。

その他に先生は日本文化を学ぶ集まりも定期的に開いていらして、今年は日本の歴史を学ぶ会を企画されました。
その会が先日開かれたのですが、会場は美しいギルドホールの建物の一部になっている図書館でした。

日本の歴史を英語で聴き、外国人と話し合うおもしろさ_e0114020_22503935.jpg

(ギルドホールはロンドンの旧市庁舎。
何か特別な雰囲気があって、前から気になっている建物です。
広場というか中庭が真っ平らだからかなあ。
こういう場所には、噴水とか彫刻が置かれていることが多いですよね。
ここで式典をするために何も置かなかったんだろうか。
ちなみに今では美術館も併設されているようなので、今度また行ってみます!)

この日のトークでは、江戸から明治に変わる混乱の時代がテーマ。
日本の歴史に詳しいジャーナリストの方Leslie Downerさんが英語でお話しされました。
レスリーさんは日本語ぺらぺらですが、集まった方の日本語のレベルはまちまちだったので。

ペリー来航から明治に入ってからの変化まで、本当に濃い内容であるのに、レスリーさんは約一時間半で一気に軽やかに駆け抜けました。
おもしろかった〜!
日本の歴史を英語で聴き、外国人と話し合うおもしろさ_e0114020_22502384.jpg

(ギルドホールのすぐ外にある水辺。
オフィス街のど真ん中にあって、心静かに癒される空間でした)


何がおもしろかったって、学校では、あれこれ覚えながら勉強した歴史も、すらっと一気に話してもらうと、まるで小説かなにかのように聞こえたんです。
初心者向けに、詳細にこだわらずに、大まかな流れを話してくれたのも、とてもわかりやすかったなあ。
新撰組の土方歳三が、とか、なんとか藩の何がしが、と言われると、一気に情報が多くなって、流れがつかみにくくなるんです、わたしはね。
生麦事件とか、島津斉彬とか、そうそう、そういうキーワードあったよね、というものが続々登場して、嬉しくなっちゃいました。

明治に入ってからの人の暮らしの変化の話も興味深かったです。
明治天皇の皇后さまが、近代国家をめざす一環として、初めてお歯黒を廃止したって知ってました?
男女が西洋風のダンスを踊ることになっていた鹿鳴館では、極端に女性が足りなかったって知ってました?
子どもと家にいることに慣れていた当時の奥方たちは、旦那さまと一緒に出かけることに抵抗があったので、女性が足りず、芸者さんたちが駆り出されたんだそうです。

こういう事実以外の風俗の話、しかも日本人なのに知らなかった話を聞けたという意味でも、本当に楽しく有意義な会でした。

お仕事とはいえ、日本のことをよく知っている方にお会いするたび、日本人として、もっと知らなくちゃいけないことがあるなあと反省します。
こういう方たちに刺激と教えをこいつつ、楽しくなったついでに、日本史の本をまた読みたいと思います。
やっぱり司馬遼太郎かな。

お話のあとの質問コーナーや少人数で感想を話し合う時間でも、日本人には意外に思える質問や話が聞けて、それもとてもおもしろかったのです。

たとえば、スライドにある文明開化の銀座の様子を見て、「そこでドレス着てパラソルさしてる女性は、じゃあ芸者さんですか? 女性は一人で外を歩けないんでしょ?」とか、
(時代劇で女の人が歩き回っているのをちょくちょく見ていたわたしには、とても思いつかない発想!笑 これには、写真ではなくてイラストだったので、どこまで事実を表しているのかわからないけれど、(結婚した)女性が一人で出かけてはいけないことはなかったと思う、という回答がありました)

「ええっ! だいたいわたしは日本が他の国とまったく交流してなかったなんて、全然知らなかった! 考えられない!」とか。
(これはわたしのグループで出た感想だったので、ちょっとだけ鎖国や出島や隠れキリシタンの説明をしました。あと島国だから、という話も)

話が始まる前には、「感想の交換って何するんだろう?」とどきどきしたのですが、こうして意外な感想を聞くことで、自分も違う新鮮な視点が持てるし、日本のことを少し知ってもらうこともできるということがわかりました。
おもしろかった〜!

終了後は、うきうきした気持ちで会場を後にしました。
日本の歴史を英語で聴き、外国人と話し合うおもしろさ_e0114020_01291073.jpg

(夜のギルドホール。
なぜか広場に座り込んだポーズで写真撮影している人が。笑)


この日本語の先生、大学での授業を何度か拝見していますが、わかりやすくて明るい授業でした。
心の広い経験豊かなすてきな方です。
今はプライベートを中心に教えていらっしゃるようですが、ご興味ある方はこちらをご覧くださいね。


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by londonsmile | 2019-09-13 19:33 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
台風15号、すごかったみたいですねー。
被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。
そして地域によっては停電なども長引いているとか。
少しでも早い復旧をお祈りしています。
お気をつけてお過ごしくださいね。

**********

わが家のフラットの建物は1930年代に建てられたヴィンテージもの。笑
モダンな建築にはない味わいがあって大好きではありますが、老朽化問題は避けられません。

というわけで、この2年間、フラットぐるみでの大規模な暖房装置の工事をしていました。
その後、ペンキ塗りやらなんやら、こまごまとした作業があったのですが、やっと! 昨日全部終わりました。
わーい!

ところが、このペンキ、てかてかに光るグロスという種類のものを(無断で!笑)塗られちゃったので、なかなか乾かない。
困っていたら、夫が「タマネギ、タマネギ!」と冷蔵庫から使いかけのタマネギを取り出しました。

イギリス版おばあちゃんの知恵袋、ペンキに玉ねぎ!?_e0114020_01385520.jpg

いわく、「タマネギにはペンキの臭いを吸い取る効果がある!」

えーーっ!!
なんて意外な組み合わせ!

これはイギリス流おばあちゃんの知恵袋からの知識なのだそう。
特に光沢あるグロスのペンキは渇きにくくて、臭いも取れにくいので、効果がわかりやすい、というのですが。

タマネギを置いてみると、確かにタマネギの臭いでペンキの方は少し薄まって感じるかも。
でもじゃあ、タマネギをどけてしまったらどうなるんだろう?
臭いって数字で表せないから、比べるのが難しいですね。

いずれにしても1日ぐらいで結果は出ないのかもしれません。
でも、それで「効果がある」っていうのかなあ。笑

夫は、たまにおばあちゃんの知恵袋的なことを言い出すので、せっかくだから全部試してみています。
21世紀の生活にどこまで通じるのかわかりませんが、その方が楽しいでしょ♪
また思い出したら、ご紹介しますね。


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by londonsmile | 2019-09-11 02:09 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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