カテゴリ:ロンドン・エンターテインメント( 17 )

大英博物館で5月から開催されている「マンガ展」に滑り込みで行ってきました。


話題のこの展示、日本人ではないキューレーターさんの漫画好きが高じて実現した、と聞いていたので楽しみでした。

漫画は世界中で流行しているようだけど、他の国の人はどんな風にマンガを見ているのかな、と。


行ってみると、これまでと違う視点で漫画を見ることになって、とても新鮮で楽しかったんです。


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(天下の大英博物館の正面入り口にでかでかと掲げられたマンガ展の案内。
この展示の代表に使われているのは、野田サトルの『ゴールデンカムイ』のヒロイン、アシㇼパだそう。知らなかった!)


展示に入るとまず、巨匠・手塚治虫がインタビューに応える映像がありました。

そこで巨匠は、「数百年前の鳥獣戯画に漫画のすべての特徴、つまり省略、変形、誇張がすでにある」と熱く語っていました。

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(ちなみに展示は特別な指示がないものは撮影オーケーでした。

ピカチュウの原画なんて、もう写真撮る人の行列ができていたほど!)


考えてみると私にとって漫画とは「ただ読むもの、楽しむもの」であって、その歴史について考えたことなんて一度もなかったのです。

日本人はそういう人が多いのではないでしょうか。

しかしやはり博物館での展示となれば、その歴史もバッチリ教えてくれるのです。

イギリスで漫画について学ぶとは思いもよりませんでした!


漫画の起源は、手塚巨匠によれば鳥獣戯画の時代に遡るようですが、江戸時代の浮世絵やユーモラスな題材、歌舞伎の引幕にも影響が見られたそうです。

その後、開国、明治維新を迎えた日本にヨーロッパ風の風刺漫画が紹介されて時事漫画が今に近い形で発達し、さらに戦後のディズニーの影響を受けてますます広まったとのこと。


この説明、日本人のわたしはわりとするっとわかったので、ささっと通り抜けましたが、中には説明書きをじっくり読み込んで、展示ケースの前に根気強く張り付いている人(たいていヨーロッパ系の人)もいましたよ。

熱心な漫画ファンなのかな。


おもしろかったのが、漫画のコマを読み進める順番が紹介されていたこと。

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漫画をどの順番で読むかなんて、考えたことありますか?

私はなかったです!

横書きをする言語を持つ西洋の人にとって、本は左から右に読むものなので、右から左に進むこと自体が読みづらいということもあるかもしれません。

たいていの日本人は子どものうちに自然にコマの読み方を学ぶけれど、初めて見る人はどうやって進むのかわからないのか、と思うと新鮮。

私たち、子供の頃から意外に複雑なことをやっていたのかも!笑


漫画の背景が持つ意味(これもわたしたちはほぼ自然に学びますよね)や漫画を描く道具についてもしっかり説明がありました。


そしてもう後は本当にさまざまな漫画家と作品(原画付き)の紹介オンパレード!(英訳もついていました!)


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こちらは手塚治虫の『リボンの騎士』。

さすがのわたしも、見たのはアニメ版の再放送でしたが、とっても懐かしかった!


懐かしいといえば、こんな方も。

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シェー!
とポーズしているのは、赤塚不二夫の『おそ松くん』に出てくるイヤミ。
これも見たのはアニメだったけれど、懐かしくて涙が出そうでした!


その他、『バカボンド』の井上雄彦、江戸風俗を描いた杉浦日向子、妖怪漫画と言えばこの人の水木しげる、最近話題の「きのう何食べた?」のよしなかふみ(もう英語版が出版されていました)、『ONE PIECE』の尾田栄一郎などなどなど。

知らないものも多かったので、全部書ききれませんが。

これだけたくさん見ていると、わたしは漫画を全然知らないんだなーと呆然としました。


大英博物館や大英図書館を舞台にした星野之宣の『宗方教授異考録』シリーズの『大英博物館の大冒険』には、大英博物館やフィッシュ&チップスも登場して、それだけで読みたくなりました。

住んでいるのに、まだロンドンのことを読みたいと思った自分に苦笑。


私の目が釘付けになったのは、なんといっても『ポーの一族』『11人いる!』の萩尾望都でした。

かなり愛読していたので、彼女にはどうしても「先生」とつけたくなりますが!笑

同じ少女漫画の竹宮恵子の展示もあったのですが、萩尾派だったわたしは、萩尾作品の原画をガラス越しにじーっとじーっと眺めてしまいました。


今ネットで見ていたら、萩尾先生はこの展示の開始前にロンドンにいらして講演もされてたんですね。

行けばよかったなあ!

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ちょっとおもしろかったのが、漫画家さんの紹介に必ず血液型が書かれていたこと。


というのも、イギリスでは血液型の話をすることほとんどなく、自分の血液型を知らない人も結構いるんです。

血液型占いなんて、とんでもない!笑

夫はその話になるたび鼻で笑います。

でもわたしは夫がA型であることを一発で当てたのになー。


話は戻って、血液型を紹介したのも「日本らしさ」を演出するキュレーターさんの狙いだったのかもしれません。

久々に血液型の表示を見て、最初はイギリス式にちょっと不思議に感じ、でもその後やっぱり懐かしく思いました。


終盤はmanga for everyone(すべての人にマンガがある)として、漫画はスポーツ、愛情や欲望、過去の世界、冒険、信仰、SF、恐怖など、漫画が扱うテーマが幅広いことを、それぞれ例を出しながら紹介。

ここでは、名前だけ聞いたことのあった中村光の『聖⭐︎おにいさん』が猛烈に読みたくなりました。

ちなみにこれはキュレーターさんのお気に入りでもあるそう。


最近人気の「マンガで読むシリーズ」の本もしっかり展示されていましたよ。

マンガで読む般若心経とか、マンガで読む奥の細道とか、いろいろあるんですねぇ!

少し前なら日本でも漫画で般若心経を学ぶなんて考えられなかったけれど、すっかり定着しているんですね。

ちなみに、わたしもすごく急いで旧約聖書を読む必要があったときに、このシリーズにお世話になりました。


展示ではさらに大盛況のコミケの様子を映像で紹介したり、漫画の背景をバックにプリクラを撮れる設備をもうけたり(大人気で行列が!)、と、本当にいろいろな角度から漫画を楽しめるようになっていました。


そしてこのマンガ展では、周りからフランス語が聞こえてくる確率がとても高かったように思います。

フランスでは漫画が大人気みたいですよね。

バンド・デシネという独自の漫画もあるようだし、日本文化への興味や人気が高いようですよね。


考えてみると、萩尾望都先生の作品なんて、単なる「マンガ」じゃなくて文学に近いと思うのです。

こみいったストーリー、細やかな感情の表現、美しい画風。

『ダーリンは外国人』の小栗左多里さんが、「大人がマンガを読むなんて!」と外国人に馬鹿にされると、「低俗だから漫画を読むんじゃない、日本の漫画は質が高いから大人も読むんだ!」と(いう意味のことを)言い返すとおっしゃっていましたが、この展示を見ていて、本当にそうだなあと実感しました。


展示には、マンガを実際に読めるコーナーもあったんですよ。


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日本語でも英語でも読めるようになっていて、『サザエさん』から『ちびまる子ちゃん』、『キャプテン翼』、萩尾望都の『ポーの一族』『11人いる!』、一条ゆかりの『有閑倶楽部』!

懐かしくてたまらなくなり、『ポーの一族』を手に取り、その場にあった椅子に座って読みました。

ちょうど日本で『ポーの一族』展があったと友だちのSNS投稿で見ていたので、とても嬉しかった!


そしてはっと気がつくと、あっという間に30分経っていました。

それなのにまだ5巻中2巻しか読み終わっていない!

忘れていたところもずいぶんあったし、最後まですごく読みかったのですが、そろそろ帰らなくてはならず、後ろ髪をぎゅうぎゅうと引かれながら会場を後にしました。


展示の出口にはショップが出ていて、キャラクターグッズ(ニャロメのポーチやウナギイヌのトートバッグも!)やポストカード、漫画そのものが売られていました。

ここでなんと『ポーの一族』のプレミアムエディションというものに遭遇。

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大きなサイズの上下巻に全編が収められていて、登場人物の紹介や年表もついているんです。わー!

今にも買ってしまいそうになったのですが、悲しいかな、ここはイギリス、このポンド激安時代でもお値段がすごいことになっていたので、泣く泣くあきらめました。

今度日本に行ったら買っちゃおうかな。


と言うわけで、わたしにとっては、漫画をこれまでと違う視点で見ることができた上、めちゃめちゃ懐かしい思いにも駆られた展示でした。

いやー、漫画っていいですね。


このマンガ展、始まった5月、6月ごろは大混雑だったようですが、もうそれほど混んではいません。

当日でもチケットを買えるので、ご興味のある方は終わっちゃう前にぜひ。

8月26日までです。


(ちなみにこの展示のキュレーターさんの日本語でのインタビューはこちらから!)


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(大英博物館の入り口入ってすぐのグレートコートは何度行ってもつい写真を撮りたくなる美しさ)


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by londonsmile | 2019-08-20 19:25 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(0)
先週、終了間近であることに急に気づいて、ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)のサマー・エキシビションに行ってきました。

ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(以下、RAと省略)は、画家などのアーティストが集まって作った国立美術学校。
1768年に創設され、昨年には創立250周年を迎えた長い歴史のある由緒ある団体で、ロンドンのど真ん中、ピカデリー地区の美しいバーリントン・ハウスに拠点があります。

そこで行われるサマー・エキシビションは、世界中から応募された芸術作品から選考されたものを展示する毎夏の行事。
ポイントは有名無名を問わず誰でも応募できることで、これに入選して作品が展示されるというのは本当に名誉なことと聞いています。

毎年、話には聞くのにわたしはこの展示に行ったことがありませんでした。
もしかしたら覚えていてくださる方もいらっしゃるかもしれませんが、去年のクリスマスプレゼントでここの会員権をいただいて、わたしも1年間だけここのメンバー。
会員は特別展にも予約なしで無料で入ることができるので、せっかくの機会にぜひ行ってみなくては! と思ったのです。

ちょうど気持ちよく晴れた日でしたよ!

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(RAの外観。すでに大きな彫刻の展示が始まっていました)

先ほど会員は予約なく入れる、と言いましたが、一般には人気のある特別展のチケットを買う時には、日時を指定して予約するんです。
映画のチケットを予約するような感じかな。
そうすることで人数を制限して、大混雑を避けているようです。
最近は日本もそういうシステムになっているでしょうか。
日本の展覧会はとにかく混んでいて、作品をあまり近くで見られないという印象があるんだけれども。

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さすが王立芸術院、入っている建物も驚くほどゴージャスです。
日ごろから美しいものを見て、さらに目を養い、腕を磨くんでしょうね。
昨年の250周年に合わせて大掛かりな改装がほどこされ、伝統的な美しさにところどころモダンなテイストも加わりました。

さて、肝心のサマーエキシビションですが、ひとことで言うと、大混雑でした!笑

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日本の人の多さに比べると、まだまだ余裕がありそうに見えますが、イギリスの基準で言うと、これはほぼ「身動きできないレベル」。笑
それだけ人気の展示でもあるという証拠でもあるのでしょう。

今年は正体を明かさないことで有名なストリートアーティストのバンクシーの新作が展示されていて、超話題だったのですが、入っていきなりありましたよ!
その前は特に人だかりができていて、とても作品の写真を撮れる雰囲気ではなかったのですが、この上の写真の真ん中あたりにあるグレーのシャッターのようなもの、あれが作品の一部です。

EUから離脱する英国を風刺した作品だそうですが、ご興味ある方はバンクシーさんご本人のインスタグラムからどうぞ。
ネズミの部分のアップと2枚あります。

サマーエキシビション、全体の展示は、たしか10部屋ほどの小さめの展示室に、ところ狭しとぎっしり入選作品が展示されていました。
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花の油絵のような古典的なテーマや手法のものもありましたが、とても少なくて、ほとんどがモダンなもの。
手描きの絵画の他に、写真やプリントもずいぶんありました。
あと、抽象的な彫刻とか。

写真撮影はダメ、と明示してあるもも以外は写真を撮ってもいいというのが、また太っ腹。
しかもほとんどの作品は購入もできるそうです。

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たぶん、こういうシールがついているのが売れているもののよう。
プリントや写真なんかはオリジナルが1つではないので、いくつもシールがついている人気作品もありました。

展示にはただ番号があるだけなのですが、入り口でカタログを購入すると、アーティスト名など詳しい情報が書いてあるようで、カタログ片手に、番号と照らし合わせながら熱心に見ている人もずいぶんいました。
わたしは、今回は展示自体の見学気分だったので、全体の雰囲気を見て回ることに専念。

それから、わたしは実はあまり現代アートというのが得意じゃないのです。
頭がカタいなーと我ながら思うけれど、アートはわりと古典的なものが好き。
だから、実は展示されている作品そのものより、こういうものに実は目が行きがちでした。

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ドーム型の美しい窓。
RAの建物は本当に古典的な豪華さ満載で、みとれちゃいます。

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この禁煙の表示は、現代に彫ったものかしら。
大理石のようなこんな美しい柱に彫り込んじゃうなんて、さすがに美意識が高い!

話を戻すと、そうなんです、わたしは現代アートに疎いのです。
そしてこれまでは、アートは好きか嫌いかしかなくて、嫌いなものは仕方ないんだ、と言い訳していました。
が、この日のようにテーマも手法もまちまちの作品をいっぺんに見ていると、どうしてこれを作ろうと思ったのか、単純に疑問が湧いてきました。
そして何作品かについてぼんやり自分なりの答えを考えているうちに、そうか、こうやって考えることで理解が深まるという見方もあるんだな、と思ったんです。

つまり、わたしにはこの作品を好きとは言えないけれど、どうしてこれをこう作ろうと思ったかは理解できるかもしれない、ということ。
嫌いだから見もしないというのではなくて、理解しようとする態度自体が大切なのかもしれないなあ、なんて思ったのでした。
その上で、好きになれないというのはまた別の話で。

アートに詳しいわけではないわたしとしては、こんな風にぼんやり考えたり、それぞれのアーティストの思いがうわーっとあふれたこの場のエネルギーを感じられたりしただけでもいい経験になりました。

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会場内にはジン・カクテルのバーもありました。
アート作品のこんなに近くでお酒を売っているなんて、これまたおおらかな!笑
こういう場でがぶ飲みする人もいないんでしょうね。
ジンは今、本当に大流行です。

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外に出ると、彫刻アートのすぐ脇で、サンドイッチを食べたりお茶を飲んだりしている人たちがたくさんいました。
こんな風に暮らしとアートの距離が近いということが、日本人のわたしが持っている「芸術作品」のイメージを変えてくれている気がします。

なんだかいろいろ考えて、充実した午後でした。
これからは、わからなくても好きじゃなくても、もっとアートをこの目で見てみようという気持ちになったワタクシです。

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最後の写真は、RAの入り口にある大好きなポスト。
まるで部屋の内装のような木製で、しかも今も使われているというのがわたしもツボにはまりまくっています。
こういうポストは、まだここでしか見たことがありません。


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by londonsmile | 2019-08-14 22:06 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(0)
金曜の夜はボリショイバレエ団の『白鳥の湖』へ。

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立て続けにはロイヤルオペラハウスにくるとは、テンションが上がります。笑

天井の高いこのホールは、何度来ても、美しさにみとれてしまって写真を撮ってしまいます。
大きなバーがあって、階上にはレストランがあって、上演前や幕間の時間に食事やお酒を楽しむ人たちをながめるのが、オペラハウスに来る醍醐味のひとつ。

この日はオペラではなくてバレエだったせいなのか、ドレスアップした人が多かった印象でした。
オペラの時にはちょっとエキセントリックなインテリ風な人(男女とも)を見かけるのですが、そういう人はほとんどいなかったし、タキシード率、ロングドレス率も高かった!

元バレエダンサーと思われるマダムや、今きっとバレエに夢中なんだろうなという若い女性も多くて、舞台の外も華やかでした。
そういえば男性ダンサーと思われる方はあまり見かけなかったなあ。
男性はわかりにくいのでしょうか。
女性だと、髪をアップにして、長めのスカートをはいて、もちろん姿勢がめちゃくちゃよくて、すごくわかりやすいのですが!

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実はこの日は、ご一緒するはずだったお友だちが突然の体調不良に。
急きょ、彼女が勤める会社の若い日本人の同僚さんがピンチヒッターで来てくださって、ご一緒しました。

ロンドンに去年来たばかりで、オペラハウスは初めてということだったので、上演前と幕間にオペラハウスをあちこちご案内してみました。
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夏場はバルコニーに出るのが気持ちがいいですね。
幕間でもまだ明るいし。
このすぐ下がコベントガーデンになっています。

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先ほどのバーを上から見たところ。
ここも、つい毎回写真を撮っちゃうポイントです。
こういうゆったりした優雅な空間、なかなかお目にかかれるものじゃありませんもの。

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客席に向かう途中には、これまでに上演したバレエやオペラのポスターが飾ってあります。

本当はいつもオペラハウスでは人について行くばかりなので、内心ドキドキだったのですが、なんとかうまくできた、かな。
新しいお友だちに紹介するフリをしながら、わたしもたっぷり楽しませてもらっちゃいました。

さて、では席につきましょう。

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ダンス全般が好きな友だちが選んでくれた席は、正面の席。
少し上の階ですが、これがまたバレエには合っていた気がします。
チュチュが広がっている感じが上から見ると、いっそう美しくて。

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そして上の階の席に来た時には、天井を観察することもお忘れなく。
色合いもゴールドの装飾も、とても美しいんです。
これは舞台に近い下の方の席では味わえないオマケです。

さて、白鳥の湖。
すべてが夢のように美しくて、ただただぼーっとみとれてしまいました。

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優雅なダンスと超人的な身体能力、計算された振り付けにゴージャスな衣装、ドラマチックな演出。
あまりの美しさに、ため息を何度もつきながらの鑑賞でした。
白鳥が踊るときのブルーグレーの照明が幻想的で、たまに墨絵のようにも見えて、それがまた美して。

なんという眼福!
今も余韻がたっぷり残っていて、2日経ってもまだふわふわしています。

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やっぱりその場で観て感じるものはいいですね。
この前のお芝居はあんまりうまくいなかったけれど、回を重ねて、いろいろな芸能を楽しめるようになりたいと思っています。

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Thoroughly enjoyed Bolshoi Ballet's Swan Lake last night.
How beautiful...
I was actually speechless to see such beauty and just was there feeling dreamy like a little girl😉



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by londonsmile | 2019-08-04 19:05 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(0)

怒涛の社交ウィークがスタートしました!笑

と言うと大げさですが、偶然予定が重なって今週は外出続きなんです。

オペラに観劇に食事に映画に、1週間駆け抜けます!


まず月曜は、ロイヤルオペラハウスに行ってきました。


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開演前には、ご一緒した友人と軽く夕食も。

劇場街の周辺には、観劇する人向けにプレシアターメニュー(pre-thatre menu。開演前に食べ終われるように早めの時間限定のお得なセットメニュー)が用意されているレストランが多くて便利です。


この日は、友人が選んでくれたペルー料理Lima Floral

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だいたいプレシアターメニューは、前菜、メイン、デザートをそれぞれ数種類から選べるようになっています。
ここもそうだったので、わたしは前菜にセビーチェをチョイス。
お醤油とさわびでいただくお刺身も大好きですが、レモンやハーブの風味たっぷりのセビーチェもおいしい!

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メインにも温かいセビーチェを!
熱々のスープをかけてくれるこの感じ、どことなくお茶漬けのようで懐かしさがこみ上げます。笑
上に乗っているのは揚げた薄切りのサツマイモ。
スープが加わると食感が変わって、これまた美味しかったです。

この日は、オペラやコンサートに本当によくお出かけになっているロンドンの椿姫さんに光栄にもお誘いいただいていたので、食事中にもオペラや歌手のお話をたっぷり聞けて、勉強になりました。
本当にものすごい知識量と行動力と面倒見のよさなのですが、ご本人は飄々としていらっしゃるのがまたかっこいいのです。
ちなみに、この日もお着物だったんですよ♪

さて、気分も盛り上がったところでオペラ座に向かいましょう(ちょっと椿姫さん風・笑)。

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この日の演目は『連隊の娘』。
初めて観る演目でしたが、椿姫さんが絶対に楽しいよとおっしゃっていたとおり、笑あり涙ありの本当に楽しいオペラでした。

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(実はロイヤルオペラのバーのカウンターにはお水が用意してあって、誰でも飲んでいいんです。
劇場内は意外に暖かくて喉が乾きやすいので、お手元にお水がなければぜひこちらへ!)

このオペラ最大の聴きどころはテノールのアリア『友世、なんと嬉しい日』と聞いていたのですが、テノールのハヴィエル・カマレラさんがすばらしい美声を披露したあと、拍手やブラボーの声が全然鎮まらなかったんです。
そして指揮者の目配せしたあと、上演中にまさかのアンコールが。
つまりオペラの途中で同じ曲を2度歌ったんです。

そんなことがあるんですねー。
椿姫さんによると、アメリカを中心に他ではよくあることらしいんですが、ロンドンのロイヤルオペラでは、そういう例はほとんどなくて、椿姫さんも初めてだったとか。

わー、なんだかいいもの観せてもらっちゃったなー。
やっぱりその場で観て聴いて感じるって、いいことですね。
感激の観劇でした(失礼!恥)。

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(カーテンコールは写真を撮っていいんですって!)

テノールのカマレラさんは遠目には市川右團次、あるいはザ・たっちの2人のように見える愛くるしいお顔立ち。
童顔のようだったので東洋系かと思いきや、メキシコの方だそうです。
笑顔がチャーミングで、恋する純朴な田舎の青年役がぴったり。

高音が多くて難しいこの曲は、彼の十八番だそうです。
衣装やステージが同じなので、同じ演出と思われるニューヨークMETでのリハーサル映像があったので、ロンドンでも大好評だったアリアをよかったらお楽しみください♪





この曲、明るくて美しくて、大好きになりました。
高い音が青年の高鳴る気持ちを表しているようで、とても幸せな気持ちになります。
もう数日経った今でも耳にしっかり残っていて、ついなにかにつけて口ずさんじゃうほど。
本当にすてきな経験でした。
椿姫さん、誘ってくださってありがとうございました。

さて、まだこれで月曜日の報告です。
怒涛の社交ウィーク、がんばれ、わたし!

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(ロンドンでは先週末にLGBTQ+の大々的なパレードが街なかを練り歩きました。
そのシンボルがレインボー、虹。
6月から街をあげてレインボー色が掲げられていたのですが、オペラハウスも照明がレインボーカラーになっていました)



Had a fantastic evening at ROH last night with La Fille du Regiment by Donizetti. The leading tenor did encore with his highlight aria during the performance which is rather unheard of at ROH. This young Mexican man was so cute and perfect for the role of this pure country man who is filled with the joy of love.



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by londonsmile | 2019-07-11 22:37 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(0)

ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)ではクリスチャン・ディオール展がまだまだ大人気ですが、実はひっそりマリー・クワント展も開かれています。


マリー・クワントと言っても若い方はもうご存じないのかも。

ロンドン郊外生まれのマリー・クワントは、60年代、70年代に世界中で大人気だったポップなファッション・デザイナー。

わたしが学生の頃には英国初のポップなブランドとして、日本でもコスメやカジュアルなファッションが人気でした。

今も日本にあるみたいですね(リンクはこちら)。


と言ってもわたしが知っているのは、主にコスメやカラフルなタイツ、キュートなTシャツぐらい。

マリー・クワント自身や詳しいファッションはほとんど知りませんでしたが、わたしはきっと好きなはず、という予感がありました。

彼女のブランドが使っている黒地に白のお花のマークが大好きだったし、ファッション的にもオードリー・ヘップバーンやジャクリーヌ・ケネディー、『奥様は魔女』のサマンサが着ているような60年代、70年代という時代が好きなので。


ちょうど日本から友だちが来ていたので、同じような趣味を持った同世代の彼女と2人、いそいそと会場に乗り込んだのでした。

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V&Aの特別展はインターネットで日時を指定して事前に申し込むことになっているのですが、この先数ヶ月分売り切れになっている大人気のディオール展に比べて、マリー・クワント展は翌日なら予約できる程度。

そんなに混んでいないのかと思いきや、当日の会場は思った以上に大混雑でした。


会場にいたのはほとんどが女性で、ファッションに興味のありそうな若い層と、マリー・クワントの全盛期を懐かしむ風な年配層に大きく分かれていたのが印象的。

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中に入ると早速マリー・クワントが作ったポップで遊び心たっぷりなファッションに魅了されます。

今見ても、そんなに古く感じないものも多いんです。


入ってすぐの1階の展示では、学校でファッションを学んでからチェルシーにBAZAAR(バザール)というお店を開いて大人気になり、あっという間にヨーロッパからアメリカにまで進出して行った彼女のファッションを紹介していました。


当時の服に加えて、ご本人が登場している写真や映像もたっぷり。

マリー・クワントが働いている様子もいろいろな形で見ることがました。

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こういう白黒の古い映像を見るのも大好きなので、わたしは大喜びでした。

白黒写真のご本人もすてきです。

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後ろにいる保守的なお洋服のご婦人たちに比べて、上品でありながら、やはりとんがっているファッションですよね。


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こちらは意外にもオーソドックスな感じ。

真ん中はウィリアム・モリス、右端はリバティーのプリントを使っているそうです。

こんな伝統的な柄も使っていたんですね。


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そうかと思うと、仕事でも女性らしさを、と、ロマンチックなドレス姿の生地で作られたスーツもありました。

従来の形にとらわれない柔軟なスタイルが小気味いいですね!


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展示は、2階分を上手に使われていました。
会場の柱も、下の方がシマシマになっているのがマリー・クワントっぽくてかわいい。

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サリーちゃんみたいでかわいいお洋服。
こういうの、大好きなんです。

2階は明るくて、ますますポップな空間。
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マネキンさんも遊んでます。笑

背景にヴィクトリア時代の美しいアイアンワークがちらりと見えているのも、V&Aならではの演出ですね。

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これこれ、これです、わたしがよく知っているマリー・クワントのコスメたち。懐かしい!
白黒の感じが少しシャネルっぽいけれど、シンプルでやわらかなお花をロゴにしていて、これまた遊び心を感じます。

遊び心といえば、とても愛らしいものを見つけたんです。
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マリー・クワントのオリジナル人形!

デイジーちゃんという名前は、ブランドに使われている例のお花からとったんだそう。
あのお花、デイジーだったのね。
数十年を経て初めて知った事実でした。笑
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知名度こそバービーちゃんやリカちゃんに劣るデイジーちゃんですが、おしゃれセンスはバッチリ。
人間と同じお洋服を着てるんですもの。
新しいお洋服を買ったら、お人形も着せ替えないとね。
ああ、楽しそう♪
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マリー・クワントは、夫や友人と一緒にビジネスを展開していたそうで、だから彼女は創作に専念できたという面もあるようです。

同時に、パリのオートクチュールに挑戦する形で「伯爵夫人もタイピストも着られる服」をめざしたという意味では、彼女の創作スタイル自体がユニークだったよう。

(タイピスト、と書いてあったと思うのです、今となっては定かではないのだけど。

とにかく「ごく一般の働く女性」という意味でした)


デザインのあちこちに見られる遊び心と、確立された世界に立ち向かう反骨精神のようなものは、とても英国人らしい気質ではないかと思いました。


おもしかったのが、今回展示された洋服には一般の人から集められたものもあったこと。

展示の前に#WEWANTQUANT(クワント募集)というハッシュタグで、家に眠っている思い出のお洋服を提供してくれる人を探したそうです。

しかも、持ち主の名前やお洋服の展示だけでなく、どんな時にどんな思いで着たお洋服だったのかも説明されていて、持ち主がその服を着た写真も一緒に飾られていました。


たとえば、日本人にはちょっと手ぬぐいの柄のようにも見える個性的なこのピンクのブラウス。
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持ち主はケンジントンに住んでいた科学研究者のキャロライン・クーパーさん。

南極から帰ってくる地質学者のボーイフレンドに会うためにこれを買ったそうです。
なんだかドラマチックなお話で、こんな話を聞くと、頬を染めて彼に会いに行くキャロラインさんが目に浮かぶようじゃありませんか?
ラベルは初めからついていなかったので、縫い上がってすぐにお店に出たんじゃないかとのこと。

そのほか、一般の人が寄せたエピソードを見ていると、彼のお母さんに初めて会うために買ったワンピースとか、屋外の儀式に参列するために買ったコートとか、それぞれの人生が垣間見られるストーリーに満ちていて、お洋服をながめながらつい妄想がはずんでしまい、忙しい、忙しい(笑)。

たまに虫食いの穴があいたものも混じっているお洋服は、この展示に寄付されていたり、貸し出しされただけだったり。
その違いにも、ご本人やご家族のストーリーをあれこれを思いを巡らせてしまいます。
長く語れるお洋服って、やっぱりいいですね。
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おみやげ品もポップでかわいいものがたくさんありました。

明るくハッピーな気持ちにしてくれるマリー・クワント展、おすすめです。

親しいお友だちと、「どれが好き?」なんて言い合いながら見るのも楽しいですよ。


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by londonsmile | 2019-06-19 18:08 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(2)
日曜日の夜は、サウスバンクのコンサートに行ってきました。

この日の目玉は、小さな頃から才能を発揮していたヴァイオリン奏者のニコラ・ベネディッティ。
名前を覚えるのが苦手なわたしは、おぼろげに記憶がある程度だったのですがが、数々の受賞歴を誇り、30歳を超えた今も第一線で活躍しているそう。

しかも大変な美人さんと聞いていたので、ますます楽しみに会場に向かったのでした♪
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この日のプログラム。

後半のチャイコフスキーの交響曲第4番というのは初めて聴いたので、帰りがけに会場に貼ってあったこの案内をスマホで写真を撮っていたのです。
そしたら係りのお姉さんがやってきて、「これ、よかったらあげるわよ」と、するすると紙をボードから取り外して手渡してくれました!
特に欲しかったわけじゃないんだけど(笑)せっかくくれたので、記念にもらってきてみました。

今回はボックス席を初体験。
ロイヤルオペラでは脇の席に座ったこともありますが、こんなにボックスらしいボックス席は初めてでした。
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4人入れるボックスには、こんな風にテーブルもついていました。
歌舞伎の桟敷席じゃないけど、お弁当とお茶を置きたくなりますね!

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向かい側のボックス席は、こんな感じに見えていました。
間接照明がきれい。
上演中はもちろん電気は消えますけれど。

ニコラ・ベネディッティさんは前半に登場して、ブルックのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏。

鮮やかなロイヤルブルーのロングドレスに身を包んだ彼女が登場すると、大きな拍手が沸き起こりました。
遠目にも美しいお顔立ちがはっきりとわかり、ウェーブのかかった亜麻色の長い髪、女優さんのような細い腕(でもしっかり筋肉がついている!)が印象的でした。

登場した時にははにかんだようにお辞儀をしていた彼女でしたが、ひとたび演奏が始まると目つきが鋭くなり、全身を使っての大熱演。
わたしはヴァイオリンには詳しくありませんが、たまたま知っている曲だったので、彼女の音色はとても繊細な感じがしました。

演奏が終わると、一気に最初の謙虚な感じに戻った彼女。
スタンディングオベージョンの中、ややぎこちない様子でお辞儀をしながらオーケストラの人たちにずっと拍手を贈っていたのがかわいらしかったです。
お人柄が偲ばれるようで、すっかりファンになってしまいました♪

ベネディッティさんの演奏の後に休憩が入ったのですが、初めはほぼ満席だった会場も、後半は空いた席がちらほら見られたのにはちょっとびっくり。
彼女の演奏だけを聴きにきた人もいたんですねー。
やっぱりかなりの人気者のようです。

無知はわたしは、後半も彼女のが出てくるものだと思い込んでいたのですが、1回のコンサートで協奏曲を2曲演奏するなんて大変すぎてありえないそう。
それはそうだなと後で思ったのです。
彼女はあの1曲に、心も体も、すべてのエネルギーを注ぎ込んだように見えたので。

ところでこの日は、ボックス席に座ると、ステージ全体が眺められるのがとても楽しいことも発見しました。
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上から眺めていると指揮者の指示で全体がどう動いて、いかにひとつにまとまっているのか、目で見ることができるんです。
それなのに、ひとつひとつの楽器の音もよく聴こえるから、とても不思議。
上にいるからでしょうか。

コントラバスの奏者の楽譜が実際に見えたり、大勢のヴァイオリン奏者が一斉にぴらっと楽譜をめくると、一瞬、白い蝶々がたくさん飛んでいるように見えたり、「見る」音楽がたっぷり楽しめました。

これまでは前の列で見るのがベストだと思っていましたが、すっかり考えが変わった夜でした。
そういえば、オペラに詳しい知り合いの方は、歌声がよく聴こえるように舞台近くの脇の席を取るとおっしゃっていたっけ。
それぞれの席で違う楽しみがあるんですね。

ボックス席、オススメです!

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by londonsmile | 2019-06-04 19:11 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(0)
ヴィクトリア&アルバート博物館(以下V&A)で開かれているクリスチャン・ディオールの展示、Christian Dior: Designer of Dreamsに行ってきました。

先週末に始まったばかりのこの展示、初日、2日目は入場に長蛇の列ができるほどの大人気だったそう。
わたしは混んでいるところに行くのはあまり気が進まないので、「1時間も並ぶなんて面倒だなあ、見てみたいけど、じゃあ、そのうちに」と相変わらずのんきに構えていました。

が! 一緒に行こうと誘ってくれたご近所さん(またまたご近所さん!笑)が、「来週カナダに一時帰国するからその前に!」と言うので、ちょっとドキドキしながら出かけたのでした。
結果的に、ご近所のこのクリス(仮名)のちょっとした知恵で、ほとんど並ばずにそれほど混んでいない会場を見て回ることができたので、そのコツも含めてお伝えしますね。

展示自体はすばらしく美しくて、ファッションに疎いわたしでも、まさに夢の世界にいるように幸せな気分になりました。
(展示はほとんどが写真撮影可(フラッシュ不可)だったので、会場の写真も載せています)
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パリコレなどに出るモード系のファッションにはほとんど縁のないわたしですが、以前にやはりV&Aで行われたアレキサンダー・マックイーンの特別展を見て、ファッション展に対する考えが変わりました。
実際のファッションも美しいけれど、それに加えて、デザイナーの頭の中にある発想や世界観が目に見える形で見事に表現されていたことが本当にすばらしかったんです。
つまり見せ方が本当に上手だったということ。
それ以来、またファッション系の展示があったらぜひ見てみたいと思っていました。

それでも、やっているなら見てもいいよ、ぐらいなゆるいテンションだったのですが、そんなわたしと違い、クリスは本当にこの展示を楽しみにしていたようで、気合の入り方が違いました。
できれば混んでいない時に行きたいわたしは、「なんだか週末は大混雑だったみたいだよ」とクリスに伝えながら、「じゃあ、落ち着いてからにしようか?」と言ってくれるのをどこかで期待していたのです。
展示は7月までずっとやっているんだし。

が、クリスの意志はわたしが思ったよりずっと固かった!
「今調べたけど、最後のチケット枠は4時だから、4時半ぐらいに着けばそんなに混んでないと思うの。閉館は5時45分だから、1時間ぐらいは見られるよ。どう?」とすぐさま携帯メールに返事があったんです。
そんなに見たいのか、じゃあつきあうよ!

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(新旧とりまぜた様々なファッション誌)

ここでV&Aのシステムを簡単に説明すると、基本的に入場は無料で、すべての常設展を見ることができます。
ただし、特別展は有料であることが多く、たいてい入場する日にちと時間を指定して、事前に予約することになっています。

あれ? でも予約の時点で時間を決めて人数を制限しているなら、入場するのに行列したというのはおかしいんじゃないの? と思いました?
大正解!笑

V&Aでは、年会費を払って会員になると、特別展にいつでも何度でも出入りすることができるという特典があります。
だから会場には、特別展のチケットを予約した人と、当日予約なしにやってきた会員の2種類人たちが集まることになり、いきなりやってきた会員が多いと行列が起こるというわけです。

わたしは大好きなV&Aを支援したくて会員になっており、このディオールの展示にも(友人を1人連れて)いつでも入場することができるので、それを使って2人で行こうと思っていたのですが、その場で行列ができていたら、やはり一緒に並ばないわけにはいきません。

そこでクリスとしては、4時という最後の予約時間枠の人たちが入場した後だったら、それほど混んでいないんじゃないかと踏んだわけです。
これも一種の賭けでしたが、朝イチに行く方が混んでいる気がするし、他にいい考えもなかったので、わたしたちはこれに賭けてみることにしました。
どうしてもすごく並んでいたら、ワインバーにでも行こう、と決めて。笑

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(一昨年オープンしたV&Aの新しい出入口。
優雅な古い建物の魅力を壊さずに、モダンな楽しさを取り入れています。
ディオールの展示は、この出入口から入ってすぐです)

そして結果として、クリスの読みは大当たりでした。
4時半ぐらいに入場しようとしたら、待っている人はなんとゼロ。
会場もそれほど混んでいなくて、ほぼ思うように見たいものを見ることができました。

ただ、この展示会場の終わりが5時半だったので、実質1時間しか見ることはできませんでしたが、見たいところを回るには十分な時間でした。
人出が落ち着いた頃に、またじっくり見に行ってもいいし。笑

でもこのコツ、メンバーじゃない人には通用しないんじゃないの? とお思いかもしれませんが、お待ちあれ。
メンバーでないと、確かに思い立ってすぐに行くことはできないかもしれませんが、やはり夕方に入るというのは有効な手のようです。
この日、何気なく係の人に話を聞いてみたところ、「いやー、もう朝は大混雑で大変だったわよ、朝イチが特に!」ということだったので、やはり朝から張り切って出かける人が多いよう。
だから、始まってすぐの展示をどうしても見たい時には、遅めの時間に予約するようにすると、混雑が少し避けられるかもしれません。

そしてこのディオール展、現時点ですでにほぼ1ヶ月先まで予約がいっぱいなので、見たい方、早めに予約された方がよさそうですよ。

いずれにしても、イギリスの混雑なんて、日本と比べたら大したことはないんですけどね!笑
日本だと、博物館での特別展なんて、近くに寄ることさえできないこともあるでしょう?
イギリスでは、そこまで混むということはあまりないので、ご安心を。

さて、ではいよいよ展示を見ますよ♪

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最初はクラシックなデザインから。
わたしはこういう50年代とか60年代のファッションを見るのが大好きなので、お洋服としては断然、このセクションが好きでした。
特にこの赤いコート♪

展示を見ていた1時間は、本当にうっとりするようなすてきな時間でした。
全体を通して、目の保養とはこういうことかと思う美しいドレスや繊細な素材や、貴重な刺繍やデザインをたっぷり見せてもらったし、何よりさすがV&A、見せ方が本当にすばらしい!

上の写真の枠がそうだったかどうかはよく覚えていないのですが、こういう枠があったとして、枠に取り付けられた白い光がスーッ、スーッと枠に沿って動くようについたり消えたりするんです。
つまり、目はお洋服を見ているだけなのに、同時に線のような光の動きが目に入ってくる。
フラッシュのようなものと同じ効果なのでしょうが、これがとっても新鮮で、見ているだけで楽しかったです。

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ディオールはイギリスが好きだったそうで、王室との関わりもずいぶんあったそう。
これはエリザベス女王の妹君、故マーガレット王女の21歳のお誕生日記念のドレス。
イギリスで21歳と言うと、日本の成人式のような大きな節目なので、つまりこれは日本でいう振袖のようなもの。

わたしはドレスをお召しの王女のこの写真に気を取られていて、肝心のドレスの写真を撮りそびれましたが、このドレスも展示されていました。
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世界各国の民族衣装にヒントを得たファッションあれこれ。
クリスチャン・ディオールは大の旅行好きだったそうです。

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このあたりは日本の影響を受けたドレス。
背中を向けているマネキンが着ているのは、帯をイメージしているようです。
うーん、これはちょっとどこに着て行っていいか正直わかりませんが、桜をモチーフにしたピンクのドレスなんかは、なかなかすてき。
あとヨーロッパの人たちには、わたしたちと違う日本が見えるのかもしれませんね。

そう、こういうデザイナーが作る洋服と言うと、パリコレなんかできれいなモデルさんたちが奇抜な服を着て歩き回っているところを想像しませんか?
少なくともわたしはそういうイメージで、普通の人は着ないよねーとずっと思っていました。

でも今回の展示ではきれいなドレスやスーツのようなものも飾ってあって、世界的なデザイナーが少しだけ身近に感じられたのです。
まあ、パリコレで見るような服は、ショー用の特別なものなのかもしれません。

先ほど、V&Aは見せ方が上手と言いましたが、このお部屋は本当にその真骨頂。
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入っていくと、天井からいっぱいにつられている柔らかなお花のディスプレイに嬉しく圧倒され、思わず「わ〜♪」という声があがってしまいます。

この真ん中に展示してあるドレスは、オーガンジーに羽根を美しい糸で縫い付けているという繊細で美しい生地でした。
本当にため息が出ます。
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この日、お手柄だったクリス。
いつもおしゃれな彼女ですが、この日は本人曰く「ディオール風」なコートでお出ましでした。
そういう遊び心、見習いたいなあと思っていたら、手袋はジャンフランコ・フェレだと言うのです。
フェレはディオールのクリエイティブ・ディレクターをしていた時代があって、この日の展示にも登場していました。
知らなかった。。。
女子力の低いわたし、人生、まだまだ学ぶことは多いようです。

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こちらはそのフェレを含む、歴代の有名クリエイティブ・ディレクターたちの展示から。
なんと21歳で大役に抜擢されたというイヴ・サンローラン。
サンローランもディオールにいたのか! 
デザイナーの世界も奥が深いんですね。 

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このセクションはなんだかとてもクリエイティブな印象を受けました。
白で統一された服のデザインが際立つ上、上の方は鏡になっているので、不思議な白い世界が高く続いているんです。

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ファッションアイテムをきれいに色別に並べたカラフルなセクション。
もうただただ楽しくて美しくて、うきうき。

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わたし自身は、ディオールのものを持った記憶がありません。
バブルの頃にネックレスを持っていた気がするのですが、それも誰かにいただいたような。

でも、この上の写真のバッグを友だちが持っているのを見てキュンとなり、そのかわいらしさに憧れたものでした。
きっと彼女の雰囲気とも合っていたんだろうな。
このバッグにまた出会えて嬉しい♪

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見せ方上手なこの展示のもうひとつのポイントは、クラシックなファッションの部屋、お花でいっぱいの部屋、白いアート風な部屋と、次々と入っていく部屋によって雰囲気が見事に変わること。

華やかなドレスがたくさん展示されたこの部屋にはシャンデリアやすてきな内装もあって、自分がすてきなパーティーに行った気分に浸れるのですが、それだけじゃないんです。
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じゃーん、照明の色が変わりました。
同じ部屋にいるのに、さっきの青い写真とはまったく雰囲気が変わりますよね。

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さらに違う色に。
バックには静かで優しいピアノ音楽がずっと流れていて、優雅な夢を見ているような気持ちになりました。

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さっきの赤いコートの次ぐらいにこれが好き。
実際には自分には着られないタイプですが、これを着て裾がひらひらしているところを想像してみたりして、かなり楽しかったです。

ファッションに詳しくないわたしでも、本当に楽しめた展示でした。
お洋服の形が美しいばかりでなく、ファッションの歴史を知ったり、女性としての楽しみを感じたり。
それも勉強するぞーという感じではなく、ふわふわと美しい空間に広がっているのをぼんやりながめるだけで、なんとなくわかっていく、というのが、なんとも優雅でありがたい。
日常と切り離された美しい世界でした。

お客さんにもおしゃれな人が多かったのも、ちょっとしたオマケの楽しみでした。
ファッションを勉強している風な若い人や、年季の入ったおしゃれを感じるマダムなどなど。
やっぱり、ほとんどが女性でしたね。

しばし夢の世界に浸れるディオール展、とってもおすすめです!

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(ショップの脇にもデザインの世界♪)


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by londonsmile | 2019-02-08 18:37 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(0)
ロンドンで野田秀樹さん主演で上演されたOne Green Bottleに行ってきました。
野田さんがもともと日本語で書いて上演していた『表に出ろいっ!』の英語版です。

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野田さんと英語ネイティブの俳優さんの合計3人家族という設定の全編英語のお芝居。
意外な展開がおもしろく、ドタバタあり、考えさせられる場面ありで楽しめました。

役者さんは全員が自分と違う性の役、つまり男性は女性を、女性は男性を演じているのがまずとてもおもしろいのです。

一緒に行った夫は、父親役が女性だったとは最後まで気づかなかったらしい・笑。

野田さんはサザエさんみたいな髪型でド派手な着物を着ているのに、こういうおばさんいるいるという説得力ある存在。

ティーンエイジャーの娘を演じた男性の役者さんは、トークで出てきたら意外に年齢がいっていてびっくり。

3人ともすばらしい演技でした。

ドタバタって、例えば下手な若手芸人さんのコントで見るとこちらが恥ずかしくなっちゃうこともあるけれど、しっかりした演技に支えられて、くすくす笑いが止まりませんでした。


一部に能や歌舞伎の動きを取り入れたり、邦楽の生演奏が入っているのもおもしろい試み。

そういえば野田さんって歌舞伎も書いていましたよね。

このお芝居の初演も、親友の亡き勘九郎さんとの共演だったということだし。


野田さんは英語でのお芝居も堂々としていてすばらしかった(トークでのお話でも英語、お上手でした)。

ひとつひとつの言葉というより、全体の音やイントネーションを上手にとらえて演技されるという印象でした。

やはりお耳がいいのかな。

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(上演されたソーホー・シアターのカフェ。この日はマチネだったのです。

入り口に面して明るいカフェがあるので、待ち合わせもしやすいし、お酒も飲めました)


英国の新進気鋭の若手脚本家ウィル・シャープくんによる英語への翻訳もよかったです。

わたしは日本語での上演自体は見ていないのですが、英語版は言葉だけでなく文化的背景をしっかり考慮したことが観ていて伝わってくる脚本だと感じました。

この日行われた終演後のトークによれば、今回は単に翻訳しただけでなく、話し合いを重ねて一部設定やセリフも変えているのだそうです。

だいたい日本語と英語ではタイトルも全然違うしね。


こちらの子どもの歌を使うことにした最後の場面は、日本語版より結末がわかりやすくなっているとのこと。

わかりやすいことが必ずしもいい訳ではないけれど、歌に託されたなら無粋なわかりやすさではないというもの。

この歌、イギリス人なら誰でも知っているようなのですが、わたしは知らなかった! 

子どもの頃から現地で過ごしていないとわからないことってありますよね。まだまだ修業が足りません。


唯一日本人の野田さんが絶妙なタイミングで日本語でぽろっとセリフを言うのがおかしくて、日本人だけじゃなくイギリス人にもウケていたのも印象的でした。

ということは、言葉の内容自体じゃなくて、タイミングや言い方や「つい夢中になって母国語になってしまう」というシチュエーションをおもしろいと感じているということですよね。

演技でさえも言葉を超えるのかと思わせる興味深い現象。


いろいろな意味で混沌としていて、男なのか女なのか、喜劇なのか悲劇なのか、日本人なのかそうじゃないのか、もうなんだかわからない、でも違和感はないという不思議な世界でした。

でもそのカオスの中で、機械がくれた便利な生活を取り除いたら人間も家族のあり方もあまり変わっていなくて、ただあたたかくて脆い存在なのではないか、と考えさせられるストーリー。

個人的にはちょっと暴力的な表現があったのが残念だけど、それはわたしの好みです。


観客は日本人の方が多かったものの、英国人も意外に多かったです。

終演後、野田さんがふらふらと劇場の入り口付近を歩いていて目が合い、思わず挨拶しそうになったマヌケなわたし。笑

こちらは知っているけど、もちろんあちらはわたしを知らないのにね。

小さな劇場だったので妙に親近感を覚えてしまって、こんな不思議なことも起こるのかもしれません。


在英でまだご覧じゃない方、あと1週間あって、席はまだ取れるようです。

国外に住んでいると野田秀樹さんの演技自体を観る機会があまりありませんし、とってもオススメですよ。


こちらのリンクでチェック!



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by londonsmile | 2018-05-13 19:02 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(0)

サーカスがやってきた♪

すっかり秋が深まっているロンドン。
今週は学校の中休み(half termといいます)になっているところが多く、日中も子どもたちの姿をあちこちで見かけます。

あ、私は家にいることが多いので、昼間に家の周りを走っている子どもをたくさん見かける、ということなんですが。笑

そして昨日は珍しく用事があったので、気持ちのよい秋晴れの中、バスで市内に向かいました。
すると、ふだんあまり見かけないものが目に入ってきたのです。

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わ、なんだこれ!
ふだんは空き地というか、共有のお庭のような緑地になっている場所なのです。

よく見てみると、Moscow State Circusと書いてあります。
日本では「ボリショイ・モスクワ国立サーカス」と言うようで、子どもの頃、日本でよく耳にした「ボリショイ・サーカス」と同じなのかな。

学校のお休みの時期に合わせて、来ているんでしょうね。
この辺りは観光客が集まる中心地ではありませんが、子どものいる家庭が多い住宅地なのです。

私自身は実際にサーカスをテントで見たことはないのですが、綱渡りや空中ブランコをテレビでやっていると、ドキドキしながら息を詰めて見つめましたし、外国の絵本にもよくサーカスが出てきて、子どもたちが楽しそうにする様子を読んでもいました。
特に昔の本だと、現代のように楽しみがいろいろなかったせいか、サーカスやお祭りは子どもが興奮する大イベントのように扱われている気がします。笑

このサーカスの名前を調べている途中で、ロシアがサーカス大国であることを知りました。
イギリスにももちろんサーカスはありますが、動物愛護の精神があついからか、動物を使った演し物は減っていると聞いたことがあります。
このサーカスはどんな演し物だったのかな。
ちょっと見てみたくなりました。笑

私が通りがかったのはお昼過ぎで、まだサーカスは始まっていないようでしたが、子どもたちは元気にテントの周りを走り回っていました。
その姿が、私が子どもの頃に絵本で見た子どもたちにそっくりで、なんだか嬉しくなっちゃったのです。

サーカスという懐かしいものに出会って、思いがけず子どもの頃の気分に浸ることができました。
たまにはこういうのもいいですね♪

スマホやタブレットやコンピュータ・ゲームに囲まれて暮らしている21世紀の子どもたちも、サーカスにドキドキしてくれたら嬉しいなあ。

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(全体が移動用に作られているのか、チケット売り場もトラックでした。
そうか、車で移動しているんですね。
新しい発見!笑)


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by londonsmile | 2017-10-26 23:58 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(1)
ただ今、北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅のおみやげプレゼントのご応募受付け中です。
締め切りは10月5日ですよ。ふるってご応募くださいね。
ささやかなプレゼントですが、少しでもイギリスを感じていただけると嬉しいです。

非公開コメントなのでお返事はしていませんが、ご応募と一緒にいただいた温かいお言葉、嬉しく嬉しく拝見しています。
ありがとうございます♪


***************

さて先日は、ロイヤルオペラハウスにオペラを観に行ってきました。
演目はモーツァルトの『魔笛』。
久しぶりのオペラハウス、やっぱり楽しかったです!

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オペラは大好きなのですが、かなり前からチケットを予約しないといけないのがネックで、あまり頻繁に行かないのです。
特にロイヤルオペラハウスは人気も高いので、何ヶ月も前にチケットを買うことになります。
特にわが家では「たまに行くんだから良い席でちゃんと観たい」とインディーが言うので、これまでは何ヶ月の前から予約して行くのが当たり前になっていました。

もちろん何ヶ月も楽しみに待つのはワクワクしていいのですが、上演されていると知ったらすぐに観たいこともあるじゃないですか。笑
もっと気軽に行けたら、もっと嬉しいのになーといつも思っていました。
ところが今回は、かなり直前にチケットを購入することができたんです。

オペラによく行くお友達に以前から「お得なチケットがある」と聞いていて、一度だけ連れて行ってもらったことがありました。
ただ、そのチケットは他の席よりも公演が近づいてから売り出されるので、よく注意してサイトをチェックしていないといけないのだそう。
私はそこまでなかなか気が回っていなかったのです。

今回は、やはりオペラ好きの別の友達に会った時に、「あ、そうだ、オペラハウスのお得なチケットがもうすぐ売り出されるんだよ」と偶然教えてもらったのです。
引退してオペラ三昧の日々を過ごす彼、いろいろな情報を知っていてありがたい♪

お得なチケットというのは、オーケストラボックスの脇の席。
舞台の片方の端が少し欠けて見えないものの、舞台にとても近いので、歌を聴くにはかなり良い場所です。

彼に言われてサイトをチェックしていると、そういえば『魔笛』を見たことがないと気づきました。
そうだ、それなら『魔笛』にしよう! というわけで、迷わず購入。
公演の2週間前のことでした。
予約して2週間でオペラに行かれるなんて嬉しいな♪
しかもお財布にも優しい。笑

特等の席ではないからインディーは興味がないかと思いきや、行く、というのです。
なーんだ、観たいんじゃないの。笑
本当は女友達とでも行こうかなと思っていたのですが、まあいいや、連れて行ってあげましょう。笑

というわけで、私は大喜びで出かけました。

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今回は上演前に他の用事があって、あまり時間がなかったので、食事は他の場所で簡単に済ませました。
オペラハウスに入ってすぐ、せっかちなインディーにすぐ席に連れて行かれそうになりましたが、開演前は、やっぱりここに来て人間ウォッチングを楽しまなくちゃ。
このきらびやかな空間にいる華やかな人たちのおしゃべりの声を聞いたり、すてきなドレスを眺めたりするのが大好きなのです。


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それから開演前の入り口付近の混雑も好き。
「これからオペラが始まるよー」というワクワクした気持ちがたくさんの人を通じて感じられるから

オペラハウスに来たら、ただ席について音楽を聴けばいいというわけではないと思うのです。
この場にいる雰囲気すべてを味あわなくっちゃね♪

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今回座った席からの眺め。
オーケストラの真横ですが、華やかな客席がよく見えて嬉しかったし、インディーは演奏中のオーケストラの人たちがよく見えたのが楽しかったようです。笑

舞台の上に出る字幕も、この席からだと真横になるからか、各席の前にスクリーンが設置されていました。

そして肝心のオペラも、とても楽しかった♪

舞台のいちばん端はちょっと切れてしまいますが、演技によっては歌手の人が本当にすぐそば(6、7メートルぐらい)に来て歌ってくれるので、表情もよく見えるし、美声もすぐ近くで聴ける♪
カーテンコールの時なんか、端に立っていた歌手の人と何度もばっちり目があって、なんだか妙に楽しい気分でした。

舞台に近くで歌に集中できたせいか、この人の声は好き、この人はあんまり興味がない、と(エラそうですが)初めて自分の意見がはっきり持てた気がします。
やっぱり舞台に近い席、いいな♪

『魔笛』は初めてでしたが、有名なアリア『復讐の心は地獄のように胸に燃え』がありますよね。
(むかーし、黒柳徹子さんが冷蔵庫のCMで歌っていたあの歌です、と言っても若い人は知らないか!笑)

ロイヤルオペラハウスがYoutubeにアップしている歌をご覧ください!
私が観たのも、これと同じ衣装でしたよ。





この日はこのアリアを歌う夜の女王はちょっと調子が悪いようでしたが、パパゲーノ役が演技もとても上手で、たっぷり笑わせてもらいました。
あと、やっぱり私は古典的な衣装のオペラを観るのが好きだなあ。
モダンな衣装や設定だと、そちらにばかり目がいってしまって、自然な気持ちで鑑賞できないのです。
もっと慣れてきたら、音楽に集中できるようになれるかしら。
もっと通わねば!笑

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終演後の1階席の入り口付近。
終わると人が一気にいなくなり、美しい内装をたっぷり楽しめます。

オペラ初心者の私は、オペラハウスにいること自体が楽しいのだと思います。
この日もオペラハウスにいる時間がとても楽しかったです。
思い立った時に観られたのもよかったなあ。

またこういう機会があるように、友達やウェブサイトにアンテナを張っておきたいと思います。


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(よく見ていると、オペラハウスにはいろいろなものが飾ってあります。
これはマーガレット王女のロイヤルバレエ支援に感謝する碑)


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by londonsmile | 2017-10-05 18:46 | ロンドン・エンターテインメント | Trackback | Comments(8)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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