カテゴリ:楽しいイギリス観察( 59 )

前にも書いたことがあるのですが、イギリスの国営放送BBCでは毎年、季節ごとの自然を紹介する番組を放映しています。
季節ごとに名前が変わるのですが、今の季節ならSpringwatch(スプリングウォッチ)。

番組ではもちろん、様々なことが紹介されるのですが、やはり季節を反映して、たいてい春は新しく生まれる命、秋は紅葉やきのこや渡り鳥、冬は寒さの中で生きる動物の紹介がメインです。

そしてわたしは今の季節のスプリングウォッチが大好きなのです。
巣の中に設置したカメラで、ヒナ鳥が巣立つ様子を見守ることができるから!

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これはイギリスでいちばん小さな鳥と言われているwren(ミソサザイ)のヒナ。
この写真はもうすぐ巣立つところでしたが、ちょっと外に出ては戻ってきたりして、なかなかやきもきさせられました。
これを書いている時点では、もう全員がめでたく巣立っています。

この自然番組、わたしがオススメする見どころは、スタジオで笑いたっぷりに繰り広げられる情報盛りだくさんのトークと、山の中や野原からの生中継です。

トークの方は自然オタクのような人たちが登場してきて、詳しい情報や変わった経験を話してくれたり、それを受けてメンバーがうわーっと盛り上がったりと、それはそれは楽しそうなのです。
個人的にはお話自体よりも、ワイワイ楽しそうにやっている人たちを見ている方が好きなくらい。笑
話している内容が本当に好きだというのが画面を通じてひしひしと伝わってきて、なんだかこちらまで嬉しくなっちゃうのです。

生中継の方は解説やコメントがつく場合もありますが、やはりわたしが大好きなのは、自然の中に設置したカメラから自然の様子がただただ放映される生中継。
さっきも書いてように、例えば春には、いろいろな鳥の巣の中にカメラを置いて、卵がかえったり、ヒナが巣立ったりする瞬間をリアルタイムで見ることができます。
(もちろんビデオでも見られますが、今起きていると思うとなんだか感激しませんか?笑)

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親鳥がエサを持って戻ってくると、ヒナ全員が猛アピール。
なりふり構わない様子で必死に食べ物をもらおうとする様子は、生命力に溢れていて感動してしまいます。
親鳥が運んでくるエサを無心に頬張るヒナたちをただただ見ているのは心地よくて、気がつくと30分ぐらい経っていたりして焦りますが!

トークを交えた番組らしい番組が放映されるのは、1日にほんの数時間だけ。
あとは朝から晩まで、カメラを適時切り替えながら、こんな様子がただ放映されています。

何日か続けて見ているとヒナに親しみを覚えてしまい、「あの鳥はもう巣立ったかな、あ、まだか、あれ? でも1羽減ってる!」と気になっちゃって、気になっちゃって。
最初の頃は気になって本当に目が離せませんでしたが、最近ではさすがに少し割り切ることを覚えました。
ぴよぴよと鳴き続けるヒナたちに後ろ髪ひかれながら仕事に戻るわたし、えらい! と自分をほめつつ。 
(家で仕事をしているとテレビもご飯も目の前にあるので、キケンなのです)

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ずっと見ていると、同じように見えるヒナにも個性や表情があって、それぞれ見分けられるような……気がしてきてしまいます。
絶対にできてないと思うけど!笑

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こちらはMarsh Tit(ハシブトガラ)。

この下にもまだヒナがいて、巣の中は本当に窮屈そう。
子どもが成長すると家の中が狭く感じられるのは人間も同じで、だから鳥も人間も大人になると出て行くのかなあとまたやけに感心したりして。
だらだら見るテレビにも学ぶことはあるものです。

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こちらは巣の中にいるMandarin duck(オシドリ)の親子。
卵がかえるところは見逃してしまったのですが、生まれたヒナの愛くるしいこと!
目がクリッとしたお母さん(たぶん)もかわいい!

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たくさんいるヒナたちはずーっともごもごと動いていて、それだけでかわいいのですが、たまにお母さんの上に乗っかったりして、わたしのハートをわしづかみ!

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絵に描いたようなこのヒナ鳥は、なんとフクロウ(little owlという種類)のヒナ。
3羽いるのですが、ひとりではまだ立てないようで、お互いに体を支え合っているのです。
かーわいい〜!
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しかし、実はこのフクロウの巣では、今年、ちょっとした事件が起こりました。

わたしがテレビを見始めたとき、巣の外でしばらく親フクロウがじっとしていました。
しばらくすると、blackbird(ブラックバード、クロウタドリ)の夫婦が写り、フクロウに向かってものすごい金切声を上げ始めたんです。
ブラックバードは本当にきれいな声で鳴くこととでよく知られているので、絶対に尋常じゃない事態だということは素人のわたしにもわかりました。
夫婦は交代でフクロウに向かって体当たりさえ始めました。
わー、どうしたんだろう!?

こういうとき、解説があるとわかりやすいのですが、人のコメントも画面上のテロップもなし。
本当にのんきな番組です。笑

そのあと少し席を外していたら、夫が「うわっ!」と叫んだので、慌ててテレビの前に戻ると、親フクロウが巣の中に鳥の体をつかんで持ってきていました。
ひえー!!

結局なんの解説もなかったので、あとでウェブサイトであれこれ見てみたところ、わたしがテレビをつける前に、近くにあったブラックバードの巣からヒナが1羽、巣立っていたことがわかりました。
それに目をつけたのが親フクロウ。
もちろんエサにするためです。

それを知ったブラックバードの親鳥がフクロウに抵抗していたのでした。
でもその抵抗もむなしく、最後には親フクロウはヒナを捕まえて巣の中へ。
そしてその瞬間をカメラが捉えたのでした。

わたしはぽわんと夢見るようなところがあるので、こういう場面は実は苦手です。
でももちろんこれは自然の世界のことで、当然の現象。
ブラックバード一家には気の毒なことでしたが、フクロウ一家、特に自分でまだ立てないヒナたちは、これでしばらく空腹がしのげて、体を成長させられるんですから。

自然の厳しさも見せつけられてショックを受けつつ、自分の甘さを反省したできごとでもありました。

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その後、ブラックバードの残りのヒナたちは全員無事に巣立ったそう。
よかった、よかった。
人間も含め、新しい命たちに心から声援を送りたいと思います!

ところで3年前に書いたスプリングウォッチの記事を見つけました。 
番組のことは、ほとんど同じようなことを言っています。笑<記事はこちら

唯一、前回の記事を見て思い出したことは、3年前には巣立つヒナに「練習はいいから飛んでごらんよ!」と思っていたこと。
自分のことを棚に上げてるなあと苦笑したのですが、3年経って、わたしは少しは飛んだだろうか。
うーむ、あまり実感がありません。
大人になると成長がわかりにくいものなのかもしれません。
でも、これ書いたら、すぐに仕事を始めます!

BBCスプリングウォッチのウェブサイトは、こちらをどうぞ(ここをクリック)。
英国外の方は動画を見られないかもしれません。ごめんなさいー! 
せめて写真だけでもお楽しみくださいね!


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by londonsmile | 2018-06-07 19:44 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)

雲があるから空が美しい

日曜日にクリケットを眺めた後は、出かけたついでに買い物もしておこうと、夫と一緒に最寄りのハイストリート(商店街)に行ってきました。

わが家からハイストリートに行くにはゆるい坂を下ることになっていて、その先にテムズ川があります。
ハイストリートに向かっている途中、ふと見るとテムズ川の上あたりにぽこぽこときれいな雲が♪

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川の上は水分が多いので雲が出やすく、お天気さえも変わりやすいと、ロンドンに来て知りました。
テムズ川のすぐ向こう側で雨が降っていても、こちらは晴れていることもあるんですよ。
移住してすぐに住んでいた東ロンドンでも、やはり川の上だけ変わった雲がかかっていることがよくありました。

雲を見るのが好きなのんきなわたしたち、ハイストリートで買い物をする前に、やはり川の方まで行ってみることにしました。
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イギリスで暮らすようになって日本との違いに気づいたことのひとつが、雲。
日本に比べて空気がとても乾燥しているからなのか、全体の気候のおせいなのか、日本では見たことのないような繊細なタッチの雲が見られるのです。
こんな雲、日本にいた時には西洋画でしか見たことがなかった、というようなデリケートそうな雲。
触ったらふわっと溶けてしまいそう。
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そうかと思うと、こんなドラマチックな雲も。
日本の雲は、もうちょっとしっかりしているというか、質感が重い気がしませんか?

もちろん、イギリスの雲の方が美しいと言っているわけじゃなくて、単なる違いの話なのですが。
こういう雲を実際にこの目で見た後には、美術館で見る絵画にも、より親しみを覚えてしまいます。

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橋の上には、ちょうど階段のような雲。
右肩上がりで、気分も盛り上がります。笑

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そして、これ、これ!
この底がぺったんこの雲は、イギリスに来て初めて見た雲の形。
消え入りそうではかなげな質感と、見たことがなかった形とがあいまって、わたしにとってはとても印象深い雲の形でした。

「でした」というのは、この記事を書くのに、ちょっと調べてみたら、日本にも雲の底(「雲底」というそうです)が平らなものはあるようなんです。
日本にいたときには見たことがなかっただけなのね。

平らな雲底は、「同じ空気が上昇して、空気中の水蒸気が同じ高さで水の粒になって」できるそうなので、川のような地形にはよくあるのかもしれません。
あと、川の上だと障害物が少なくてはっきり見えやすいしね。笑
そういえば、最初にこの形の雲を見たのも、前の家のテムズ川の近くでした。

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住宅地に入っても雲から目が離れません。笑
よく言われるように、まさに「綿をちぎったような雲」。

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下から見上げると、底がちょっと暗くなっている部分もありました。
上の方のまぶしい白さと比べたときのコントラストがまたおもしろいですね。

この日は本当に絶好の雲日和(?)でした。

以前、夫が「青い空もきれいだけど、雲があるともっとおもしろいよね」と言ったことがあり、目からウロコが落ちた思いでした。
そしてその日以来、わたしも雲を眺めるが好きになったのです。

この話にはちょっと続きがあって、夫はそのあと、「人も、いいところばかりじゃなくて、ちょっとクセがあった方がおもしろいと思うんだよねー」と言ったのです。
繊細な雲、入道雲、ウロコ雲、雲底が平らな雲。
それぞれに良さがあって、人によって好き嫌いもある。
本当に人間みたい!

そういえば、好きな人であればあるほど、「もう、しょうがないなあ」と思うところがまたかわいかったりしますよね。
青空じゃない部分も受け入れてしまった方が、さらに楽しく付き合えるということかもしれません。

そう思ってからは、人付き合いも楽になった気がします。
わたし自身だって青空のときばかりじゃなく、モクモクの入道雲や、カミナリを落としそうな黒い雲を持っていることもあるんですから、お互いさま。笑

そして、イギリスで困ったことがあったときにも、目を半分つぶって、まあ、青い部分もあるしねーと思うことにしています。
ここ(クリック♪) にも書いたように、激しい恋をして住むようになった国なので、長い年月が経った今、もう夫婦のようなものなのです、イギリスとわたしは。
(あちらはどう思っているかわかりませんが!)
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by londonsmile | 2018-06-05 22:43 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(4)
またちょっとロイヤルウエェディングネタをひっぱりますが、ハリー王子の結婚式の大舞台でチェロを演奏した若者を覚えていますか?

彼の名前はシェク・カネー・メイソンくん。
世界中に中継される大きな舞台で堂々と演奏していましたがで、なんと19歳という若さなのです。
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(テレビ画面の写真で失礼!)

2016年のBBCヤングミュージシャンのコンテスト(BBC Young Musician of the Year)で優勝して人気が一気に高まったのですが、ロイヤルウェディングをきっかけにいろいろ見ていたら、あのスーザン・ボイルを発掘した大人気オーディション番組、『ブリテンズ・ゴット・タレント(Britain's Got Talent)』に兄弟で出演していたことがわかりました。

こちらが準決勝での演奏です。



シェクくんを含めた7人兄弟の全員がヴァイオリンやピアノなどクラシック音楽が大好きで、家族でよく一緒に演奏するので番組に出たみたと話していました。
(この番組には末っ子ちゃんは出演しなかったようです)
大人気番組なのに緊張した様子もなく、みんな楽しそうですね。頼もしい!

クラシックの道に進むのは私立で学ぶエリートが多い中、彼らは公立学校に通ったそう。
シェクくんは若くて有望というだけでなく、いろいろな意味で「革新的な」結婚式にぴったりだったんですね。

こちらは2016年のヤングミュージシャンのコンテストでの演奏です。




よく見ると、伴奏しているのはお姉さんか妹ちゃんのようですね。
(うーむ、どちらかわかりませんが)

ちなみにシェクくんの(たぶん)お姉さんのIsataちゃんは2014年に同じコンテストの鍵盤楽器部門(ピアノ)で決勝進出、妹のJenebaちゃんも同じくピアノで今年の決勝に残りました。

今年のJenebaちゃんの決勝での演奏はこちらです。




ご両親は特に音楽の専門家ではないそうですが、兄弟で仲良く楽しく演奏するだけでなく、それぞれ実力が伴っているのが本当にすばらしい!

シェクくんのアルバムは、ロイヤルウェディングでの演奏後にアメリカのチャートでアルバムが1位になったそう。
人気が出るのはもちろん嬉しいことですが、一時の人気だけにおどらされず、ますます活躍してほしい演奏家、そしてご兄弟たちです。

最後にシェクくんのロイヤルウェディングでの演奏をどうぞ♪



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by londonsmile | 2018-05-24 19:30 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)
土曜日のロイヤルウェディング、世界中で話題になったようですね!

ロイヤルファミリーにこれまでいないタイプの花嫁さんということで、結婚式もメーガンさんのルーツであるアフリカ系やアメリカの要素をふんだんに取り入れた内容になりました。

美しいドレスやベール、ブーケや指輪の他にも、黒人の牧師さんの熱のこもったお説教、英国国教会でゴスペルが歌われたこと、しかも歌が『スタンド・バイ・ミー』(なにがあってもそばにいて、という内容)だったこと、などなど、もうすでに報道されているので、ご存じの方が多いと思います。

ライブでほぼ全部を見ましたが、正装した大勢の人が出席した豪華な礼拝堂での王室行事であることは間違いないのに、なぜか手作りの友達の結婚式を見ているような温かい気持ちになりました。
印象に残ったのは、車で到着したメーガンさんが教会の入り口までの階段を一人で上がったこと。
あんなに大きな結婚式で花嫁さんが一人で歩くのをあまり見たことがないので、彼女は現代女性なんだなーとしみじみ感じました。

イギリスでももちろん大々的に報道されましたが、今日は王道の情報ではなくて、ほほえましい小ネタをご提供。笑
普段は紙の新聞は買わないのですが、ロイヤルウェディングの当日と翌日は興味津々で買いに行きました。
そこに掲載されていたおもしろい広告や記事をご紹介しますね。

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(5月19日付Daily Mail紙より)

こちらはペンキ会社の広告。
DIYが盛んなこの国で人気のブランドです。

ペンキの缶かな? と思われるもので描かれたユニオンジャック。
小さな文字の最後の方には「幸せなカップルに掲げらる無数の(ユニオンジャックの)旗。英国にとってすばらしい日です。楽しみましょう」と書かれています。

赤と青がやや強調されているように見えるのにも実は意味があるのです。
ロイヤルウェディングの当日は、サッカーFAカップ・ファイナルの試合があったのです。
対戦しるのがイングランドのサッカー界を代表するマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーという大人気チームということもあって、ウェディングよりサッカーに興味がある! と断言していた人もいたほどの話題の試合。

ご存じの方も多いと思いますが、そのマンチェスター・ユナイテッドのチームカラーが赤、チェルシーは青なんです。
だから下の文字の前半には、「ウェンブリーに集まる赤と青の人たち(サッカーファン)」という言葉もあり、さらに後半の「英国にとってすばらしい日です。楽しみましょう」につながるんですね。

何気ないシンプルな広告ですが、とてもよくできていると思いました。

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(5月19日付The Times紙より)

さてお次は日本でもよく知られている高級食材店、フォートナム&メイソンの広告。
お店のカラーをバックに書かれた文字は「お幸せなお2人に喜びの贈りもの」(意訳)。

写真は、このお店の名物でもあるハンパー(hamper)。
楽しいピクニックを想像させてくれるバスケットにおいしい食べ物を詰めた、イギリスの贈答品の定番です。
下には店名の頭文字であるF&Mを消して、M&H(メーガン&ハリー)となっていますね。
これもさりげない粋な広告。

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(5月19日付The Times紙より)

こちらはもっと大々的にわかりやすく。笑
小さな缶に入ったヴァセリンはリップクリームの定番ですが、ロイヤルウェディングの限定バージョンを発売するとのこと。
直径4、5センチほどと、手元に置いておくには手頃な大きさ。
しかも店頭販売じゃなくて、ネットで申し込むっていう限定感がまた購買欲をそそる気がします。
使いながら目に入ると、ちょっと嬉しいですよね。
なかなか上手なご商売!
(この限定版の申し込みはもう締め切られています)

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(5月19日付The Times紙より)

こちらはイギリスの代表的な新聞のひとつ、 The Times紙の広告。
今なら定期購読を申し込むと1ヶ月分の料金で3ヶ月分読めてお得ですよ、という内容ですが、誰もが知っている結婚式の誓いの言葉「誓います(I do)」を持ってきて、このお買い得情報にyesと言いましょう、と宣伝しています。

と、いろいろな広告を見てきましたが、新聞記事もユニークなものがたくさんありました。

結婚式のあったウィンザーの町には、数日前から一般の人が寝袋持参で寝泊まりしながらパレードの沿道に陣取っていました。
結婚式の前日にももちろんウィンザー城の周りは人でいっぱいだったのですが、そこに花婿になるハリー王子とお兄さんのウィリアム王子が登場!
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(5月19日The Times紙より)

一般の人に気さくに話しかけたり直接祝福を受けたりするハリー王子はもちろん大人気。
国民との距離が近いですよね!
もともと人気のあったハリー王子ですが、こんなことをしてくれたら、もう親戚あるいは近所のおばちゃん気分でますます応援してくなっちゃいます。
こういうところ、英国王室は人の気持ちをよく考えていて、それに応えるなあと感心してしまいます。

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(5月19日付Daily Mail紙より)

こちらはちょっと感傷的な写真。
1面の裏側、本でいうと裏表紙に当たる部分全面に掲載されていました。
1986年、32年前にハリー王子がお母さんの故ダイアナ妃と一緒に撮った写真です。
「お母さんが行きてらしたら、さぞ誇らしいでしょう」

12歳のときにお母さんを亡くしたことを克服するのがとても大変だったとカミングアウトしたハリー王子だからこそ、この写真を見てほろっとした人も多かったのではないかと思います。

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(5月19日Daily Mail紙より)

こちらは打って変わってご陽気な記事。
ウェディング・ビンゴと銘打って、当日の様子をおもしろおかしく想像しています。
内容を見てみると、例えば、メーガンさんがよくする胸に手を当てるしぐさを当日見られるか、とか、
招待されたと言われているハリー王子の元カノたちは「わたしだったはずなのに」という表情をするか、とか、
やはり招待客のビクトリア・ベッカム(サッカーのベッカム選手の奥さんで、笑わないことで有名)は微笑むか?、とか、
どうでもいいような笑っちゃうネタが満載。
実際にビンゴとして楽しんだ人がいたのかどうかわかりませんが、読むだけでちょっとしたロイヤルウェディング通になれそうな記事でした。
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(5月20日付Daily Mail紙より)

あと、やはりどうでもいいといえばどうでもいいけれど、やっぱり気にはなるのが招待客のファッション。
映画などの芸能界とはまた違った意味での華やかな席なので、どんな人がよばれていて何を着ているかにかなりの関心があるようです。
フォーマルにバッチリきめた人、正式な席だけれども夏を意識して柔らかい素材にした人、カジュアルな印象を大切にした人、個性を大切にした人、さまざまでしたね。

みなさんそれぞれにいいなあと思ったものの、わたしは特別にすてきだなと思った人は残念ながら見当たらず。
ただ、いつもユニークで奇抜な帽子をかぶることですっかり有名なベアトリス王女があまりに普通のお帽子だったことにややがっかりでした。笑

そんなこんなで国中、いえ世界中をわかせてくれたロイヤルウェディング。
世界でなんと20億人が観たと発表されましたが、みんなライブで観たんだろうか!?

結婚式の後も、もちろん友人やご近所さんとのロイヤルウェディング話は続いています。
工事に来てくれている若い男の子は「えー、ただ人の結婚式って感じ」と言っていたし(彼はFAカップにはかなり興味があったらしい・笑)、お隣のおばあさんも「幸せになってほしいとは思うけど、結婚式には興味ゼロ!」と言い放っていて、意外に興味のない人は多いようでした。
そういうわたしもかなり直前まで気にしていなかったしね。笑

最後は結婚式の翌日にインド人の友達から送られてきた写真をご紹介します。
彼女曰く、「義理の母が送ってくれたのよ」

洋の東西を問わず、老いも若きも、興味がない人はないけど、興味のある人はいろんな意味で楽しんだ結婚式だったんだなと思います。
ハリー王子ご夫妻、改めて末長くお幸せに♪
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(おわかりだと思いますが、こういう紙のお面をおみやげ屋さんで売っているんです。
英国ロイヤルファミリーの肖像権について、一度ゆっくり調べてみたいと思っています!笑)


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by londonsmile | 2018-05-22 18:48 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(2)
今週末、土曜日にいよいよ英国ロイヤルファミリーのハリー王子と、アメリカの女優メーガン・マークルさんの結婚式が行われます。
前日の金曜日はBBCの朝のニュース情報番組でも特集を組んで、大盛り上がり。

わたしはまた立て込んでいてあまり外に出ていないので、実際の街の様子はあまりわからないのですが、バスの中からちらっと見えたところでは、ロンドンの中心部にはお祝いのユニオンジャックの旗があちこちに掲げられていました。

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(それでも買い物に行ったときにお店の前でパチリ・笑)

テレビもあまり観ていなかったので、今朝のBBCの情報番組にはついかじりついてしまったわたし。笑

メインキャスターはすでに結婚式が行われるウィンザーから中継をしていて、すっかり警備が整った街の様子や、地元の子どもたちの活動や、世界各国から集まった報道陣や観光客へのインタビューを伝えていました。
その合間にハリー王子の子どもの頃からを振り返ったり、ご両親のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式や、お兄さんのウィリアム王子とケイト妃の結婚式を紹介したり、同じ日に結婚するカップルを取材したりと、とにかく大興奮。
熱いお祝いムードに包まれていました。

わたしはロイヤルファミリーをしっかりウォッチングしているわけではないのですが、感覚的に、お兄さんのウィリアム王子の結婚式のときよりも、今回のハリー王子の方が一般の人が盛り上がっている印象を受けています。

ひとつにはハリー王子の人気が考えられます。
ウィリアム王子ももちろん人気者ですが、ほぼ王様になることが確実なお兄ちゃんは「しっかり者」という印象。
それに対して弟のハリー王子は、子どもの頃からやんちゃなことで知られ、若い頃にはパーティーで羽目を外した様子などが報道されていました。
その後、立派な若者に成長して、一般の人と親しく話したり、訪問した諸国で現地の人と一緒に踊ったりして明るく頼もしいロイヤルファミリーのメンバーになり、「世界でいちばんの花婿候補」とも言われていました。
最近では、お母さんのダイアナ妃を早く亡くしたトラウマを克服した経験も告白して、一般の人は「王子も人間なんだ」と、ますます親しみを持ったのではないでしょうか。
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(大好きなEmma Bridgewaterもお祝いのマグカップを出しています)

さらにメーガンさんの経歴も変わっているのです。
メガンさんはイギリス人ではなくアメリカ人、お母さんはアフリカ系。
さらにメーガンさん本人には離婚歴もあります。

英国では1930年代、エドワード8世の恋人で離婚歴のあるアメリカ人、シンプソン夫人が王家に受け入れられず、恋を貫いたエドワード8世が王位を退いて、その後も家族の間に大きな確執を残すという事件がありました。
(シンプソン夫人は、当時まだ二度目の結婚をしていたというも理由になりそうですが)

今回結婚するハリー王子の王位継承権は6位。
彼が王様になる可能性が低いということも関係がありそうですが、メーガンさんのような人がロイヤルファミリーに迎えられる時代になったのだという明るい気持ちもあるのかなと思います。
アメリカからは今回、ずいぶん観光客が押し寄せているようです。
王室のないアメリカでは、イギリスのロイヤルファミリーは人気が高いとか。

そしてやはりハリー王子の王位継承権が低めだからこそ、結婚式の会場に伝統的なウェストミンスター寺院でなく、ウィンザー城というこじんまりした環境を選べたのかな、とも。
より家族のつながりが感じられるウィンザー城内のチャペルを選んだのはお二人の意思と言われています。
王子は子どもの頃から馴染みのある場所だし、お父さまの二度目の結婚式も、おじいさま(フィリップ殿下)の90歳のお祝いもここで行われたんです。
街の中心のウェストミンスターでは警備もピリピリするでしょうが、郊外で静かな環境のウィンザーだとお祭り気分がさらに盛り上がりそうですよね。

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(記事とは関係ありませんが、ちょっと変わった紫陽花の花)

と、ついつい朝からにわか王室ウォッチャーになってしまいました。笑

結婚されるお二人のこれまでや今後のこと、そしてもちろん結婚式の詳細をBBCが「非英国人のためのロイヤル・ウェディング・ガイド」という記事にまとめてくれています。
情報たっぷりな上、日本語に訳されていて、もう大サービスな記事ですよ。笑

結婚式が始まるのは日本時間では午後8時。
日本でもBBCワールドニュース(リンクはこちら )のほか、BBCのフェイスブックのページ(リンクはこちら )でも観られるようです。
BS日テレ、NHK BS1でも放映されるそうですね!

式が執り行われるウィンザー城のあるウィンザーは、郊外ということもあって緑がとても多く、王家にもゆかりのある優雅な古い建物も多く残る本当に美しい町です。
結婚式とともに、さわやかな初夏のイギリスの雰囲気を楽しんでいただけると思うので、お時間があったらご覧になってみてくださいね!
せっかくだから晴れるといいですね。

ハリー王子、メーガンさん、おめでとうございます♪


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by londonsmile | 2018-05-18 18:05 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)

昨日、1月15日(月曜日)はイギリスでは「公式の」ブルーマンデー(ユウウツな月曜日)でした。


誰でも月曜日の朝に仕事に行くのはちょっと気分が重くなりがちですが、中でも1月の第3月曜日は1年でいちばんユウウツに感じる月曜日と言われているんですって。


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(前回の記事と同じ写真ですが、ブルーなお天気のイメージね♪)


前回の記事では、楽しかったクリスマスは終わってしまったのにまだまだ朝晩は暗く、その上お天気が悪いことが多い…と、この時期には気分が暗くなる理由がいろいろあると書きました。

「公式 ブルーマンデー(official, Blue Monday)」で検索してみると、さらに別の理由も見つかりましたよ。


「クリスマスや年末年始に長期休暇に行っていた人も仕事に戻らなくちゃならない」

(休暇楽しかったなー・遠い目、仕事めんどくさいなー、ということでしょうか・笑)


「クリスマスプレゼントやパーティーで使ったお金のクレジットカードの請求が届きつつある」

(12月から年始にかけて大小さまざまな集まりで飲んだり食べたりする機会が本当に多いし、クリスマスプレゼントに命をかけて高額なものを買うために借金しちゃう人もいるくらいなんです


なーるほど。

お楽しみが終わり、長い休暇から変化のない仕事生活に戻ったとたん、どんより曇ったある日に12月の高額の請求書が届くとなれば、そりゃあユウウツにもなりますね。


この一年でいちばんユウウツな日という考えを最初に世に送り込んだのは、イギリス南ウェールズの大学講師、クリフ・アーナール博士。

計算からこれを導いて、2005年に発表したそうです。


博士が計算をした式が掲載されていたので、日本語にしてみました。


[天気 +(クレジットカードの支払額 ー 月給額)X(クリスマスから経過した時間 X 新年の抱負をやぶってしまってからの期間)÷(モチベーションのレベル X 行動する必要性をどれだけ感じているか)]


この公式にどんな意味があるのか私にはさっぱりわからないし、「行動する必要性をどれだけ感じているか」をどうやって数に表すのかも見当がつきませんが、きっと博士の説と世の中の人の感覚が一致して、広く認められるようになったのでしょう。


イギリスで発表されてから、今では北半球全体に広まっていると書かれた記事がありましたが、主に北半球のキリスト教圏という意味でしょうね。

クリスマスよりお正月の方が大きなイベントである日本では、クリスマスを基準とした公式はあてはまりそうにないし、実際、日本ではブルーマンデーの話はあまり聞きませんもん。


こういう話題を知っていると人と話すときにおもしろいとは思いますが、あまり本気にすると、かえってやる気が削がれる気がします。

「ブルーマンデーだからやる気がしなくても、まあ気にしない」ぐらいに捉えられればいいけれど、「ブルーマンデーだから何をやってもダメ」みたいになっちゃうと、ネガティブ過ぎ。


ちなみにどうしても気分が落ち込んでしまったら、体を動かしてみよう、友達に会おう、気分が明るくなる楽しい映画を観てみよう、などと勧める記事もありました。

1月は「落ち込み」がとにかくよく話題にのぼるのです。


そしてこの公式ブルーマンデーを割り出した式には、怪しい意図があるという見方もあるようです。


この記事(英語)によると、アーナール博士は今年、「落ち込むから休暇の計画を立てましょう」と特定の会社の名前を挙げていて、この会社と裏で提携しているのでは? と囁かれているとか。

さらに同博士が発表した「1年でいちばんハッピーな日」という研究はアイスクリームの会社が資金援助をしているそうで、こちらもあれこれ憶測を呼んでいるようです。


やれやれ、たかがブルーマンデー、されどブルーマンデー。

いろいろあるものですね。


暗くなってしまう気分をどうやって持ち上げるかというのは日常生活を送る上でとても大切なことなので、お金や利益のからまないところで本当のことを知りたいなあと思います。


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今年の「公式ブルーマンデー」は、博士の説を証明するかのように、朝から暗い雲の下、よく雨が降りました。

でも夕方からは思いがけなく青空が見えて嬉しいサプライズ。


公式ブルーマンデー説が本当だとしたら、とりあえず今年のいちばんユウウツな日は終わったことになります。
あとはどんどん明るくなるだけ。
さ、楽しくいきましょう!


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by londonsmile | 2018-01-16 23:54 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)
つい昨日、インディアンサマーで暑いんですよーと話したばかりなのに、今朝は朝から大雨でした!笑
肌寒いというほどでもないけれど、雷も鳴ったりしてかなり本格的な雨。
もう夏も本当に終わりそうです。

さて、話は変わって!
まだインディアンサマーだった時のこと。
おもしろい場面に出会ったので、今日はその時のお話をしますね。
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お天気がいいと道行く人もニコニコしている気がして、それも晴れの日の良さだと感じます。

さて、この日、私はロンドンの中心部で日本のお客さまをご案内していました。
そしてお連れしたお店を出て歩き始めた時、ふと私の目の中に何やら見慣れたお顔が飛び込んできたんです。

あれ? この人、知ってる。
えっと、あれ? でも、まさか・・・ヒュー・グラントだ!

最近はすっかりおじさま風になったとはいえ、甘いマスクでたくさんの女性を魅了してきたイギリスを代表する俳優のひとり、ヒュー・グラントさんでした。
日本でも大人気ですよね。

私も映画『フォー・ウェディング』を見てすっかり恋に落ち(笑)、彼は私の初代「イギリスの王子さま」だったんです。笑
その後、私がやはりイギリスの俳優コリン・ファースに出会って、彼が二代目王子さまになるまで、ヒュー・グラントはかなり長い期間、私の王子さまとして、そしてイギリスへのあこがれの象徴として、私の心の中の大切な場所に住んでいました。

言ってみれば、私にとって彼は究極のあこがれの存在だった人。
そのヒュー・グラントが今、目の前に???
一瞬、事情がわからなくなって呆然とし、その間に頭の別の部分ではヒューと過ごした若い日のあれこれが走馬灯のように。笑

路上で固まった私を不思議に思ったお客さまが「どうしたの?」と聞いてくださったので、やっと私は我に帰り、小声で喘ぐように「ヒュー・グラントが!」と答えたところで、また少し落ち着くことができました。

と、ここまではよくある「有名人に会っちゃったー!」自慢なのですが(笑)、この時の様子がおもしろかったので、ぜひお話したいと思ったのです。
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(最近すっかり「ダメ男」役が多いヒュー・グラント。笑
6年前の映画ですが、実際のヒュー・グラントさんはこのお顔の印象に近かったなあ。
私はドリュー・バリモアも好きなので、この映画、かわいらしくて好きでした)

ヒュー・グラントさんは一人で道を歩いていました。
両側がお店になっている商店街のようなところで、車もあまり通らない道だったので、その場にいた人は、ほとんど彼に気付いていたんじゃないかと思います。

でも、誰も彼に近づいていく人はいませんでした。
どうしてでしょう?

ひとつには、もともとイギリスでは、有名人に会ってもあまり人が騒がないということもあると思います。
これまでラッキーなことに何度かロンドンで俳優さんや有名な方を偶然お見かけしましたが、いつも「みんなわかっているのに誰も話しかけない」という状況でした。
すれ違いざまに、おやっと驚いたような顔をしたり、ふふっと微笑んだりするくらい。笑

まあ、しつこいパパラッチもたくさんいますし、例えば仕事で映画の舞台挨拶に出る俳優さんなどには、みんなキャーキャー言っていますが、一般には「有名人にもプライベートな生活がある。自分にもプライバシーがあるように」という考えが強いと感じます。

そんな土壌がありつつ、さらにヒュー・グラントさんの場合は特別おもしろかったのです。
彼はかすかな微笑みを浮かべて歩いていました。
それは、みんなに見られていることをよくわかっていて、それに少し照れているような微笑みでした。

そしてその微笑みは、「そうそう、僕、ヒュー・グラントなんだよ。知っててくれるの? ありがとう。でもあなたはここで僕に話しかけたりしないよね? そうでしょ?」と、驚くほどはっきり道行く私たちに語りかけていたのです。
何の根拠もありませんが、その通りを歩いていた人たちはみんな、彼の微笑みにそう説得されたと私は確信しています。

若い頃からハンサムな俳優として活躍し、世間の大注目を集めていた彼は、その間に彼なりに世間との付き合い方を身につけたのかもしれません。

それにしてもなんという表現力。
これを「スターのオーラ」と言うのなら、それは私が思っていたよりずっとずっとすてきなもののようです。
威圧的でも傲慢でも卑屈でもなく、彼はとても自然に「ヒュー・グラント」でした。

大スターは、いろいろな意味でやはりすごいんだと、感激した出来事でした。
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(インディアンサマーとはいえ、もう枯葉も落ち始めています)

そして長年の憧れだったヒュー・グラントに実際に会えたことで(正確には「偶然見かけた」ですが・笑)、なんとなく、私のロンドン生活もひと区切りついたように感じました。
夢の中にいたヒューが実在するんだから、私もいつまでもお客さん気分で夢の中に漂っていないで、毎日精一杯生きよう♪ なーんて思ったりして。
ちょっとオオゲサですが、ヒュー・グラントが私の目の前を歩いて行ったほんの数秒の間に、私はちょっと大人になった気がします。笑

ちょうどヒュー・グラントが通り過ぎたあたりで、横断歩道のところで止まっていた自転車の黒人のお兄さんと目が合い、「見た? 見た?」と目くばせし合ったのも楽しい思い出。
よーし、明日からまた頑張るぞー!

みなさんもどうぞ良い週末をお過ごしください♪
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(この日の夕焼けはとってもきれいでした♪)


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by londonsmile | 2016-09-17 02:49 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(2)
ロンドンの地下鉄クラパムコモン駅(Clapham Common)駅が、猫に乗っ取られた!?と思えるような写真や動画が報道されて話題になっています。
それは、こちら!
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(写真はBBCニュースから拝借しています)

地下鉄の駅には、日本と同じように、いえ、日本よりも数多く、そして大きな広告がプラットフォームにも通路にも所狭しと貼られているのですが、それが全部、猫の写真になってしまったんです。
広告は一切なしの、シンプルな猫の写真です。

これは、駅のあちこちに貼られた広告に飽き飽きしたCitizens Advertising Takeover Service(通称なんとCATS!)という団体が「よりリラックスした楽しい環境を」と願って立ち上げたプロジェクト。

クラウドファンディングで約700人の協力を得て資金を集め、2万3,000万ポンドで駅構内の広告を全部買い取ったそうです。
にゃおー!!
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(こちらの写真もBBCニュースから拝借)

これだけでもぜひ実物を見に行ってみたいのに、実はこの駅、偶然にも今月末で閉館する予定の夏目漱石博物館の最寄り駅でもあるんです。
漱石博物館にはロンドンに留学していた20年以上前に一度行っているので、閉まってしまう前にまた行ってみたいと思っていたのです。
これはやっぱり行かないと!

猫の写真が貼られているのは、9月12日から2週間ということなので、26日までかな。
その間に行くことができたら、写真、ご紹介しますね!

ちなみにこの駅の様子の動画がBBCにあったので、よかったらこちらもご覧になってみてくださいね。
ニュースなので、英国外でも見られるはず。
こちらです。

動画の最後に「次はワンちゃんかな?」とテロップが入っているのがツボでした。笑
CATSのサイトを見てみると、また同じようなことをする計画もあるようなので、この先も楽しみですね。


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by londonsmile | 2016-09-15 01:34 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)
先日、鉄道のビクトリア駅に行く機会がありました。

いらしたことのある方はご存じだと思いますが、ここは地方に行く列車がたくさん出ていて、いつも大混雑している駅。

外国人も含め、旅行者が多いので、大きなスーツケースをコロコロと運んでいる人も多いのです。
空港では荷物を預けてしまうので、もしかしたら空港よりもスーツケースを持って歩いている人が多いかもしれないくらい。

この場に馴染みのない旅行者は全体の流れに構わずバラバラな方向に歩いているし、行く先を探して急に立ち止まったり歩き出したりするので、歩きにくい、歩きにくい。笑

その上、最近では歩きながらスマホを使っている人も多いようで、駅の地面(地面っていうのかなあ。廊下じゃないですよねぇ)にこんなユーモラスな表示を見つけました。

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「キャリーバッグにはご注意を!」

本当は「キャリーバッグを使う時にはご注意を」なのかもしれませんが、周りにキャリーバッグを使う人がいたら、こちら側も気をつけた方がいいよね、という意味も含めて、こうしてみました。

原文はDon't be a trolly wallyで、「トローリー(キャリーバッグのこと)を引くおばかさんにならないで」というもの。

実はこのwallyという言葉、はじめて知りました。
この絵を見ればここでの意味は一目瞭然なのだけど、調べてみると「おばかさん」。

でもウォーリーって聞いたことがある!
そう、『ウォーリーをさがせ!』(ちと古い・笑)。

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(写真は Walker Books Ltd刊のWhere's Wally?の裏表紙から拝借しています

ここでの「ウォーリー」は「ウォルター」なんかのニックネームだと思うのですが、どことなくこの「おばかさん」という音ともかけてあるのかもね。
そうすることで、あのシマシマの服を着てとぼけた顔をしたウォーリーにさらに親しみがわくのかもしれません。

それはさておき。
最初の写真の表示でキャリーバッグを運んでいる紺色さん、手にはしっかりスマホ(あるいは携帯)を持っていて楽しそう。
そっちに気をとられて、自分の後ろにあるスーツケースには注意がいっていないようです。

そして急に立ち止まったり歩き出しりしたせいか、後ろを歩いていた水色さんがスーツケースにつまずきそう。
あっ、危ない!

書いてある言葉はシンプルなのに、状況がユーモラスな絵でよく表されていて、良い表示だなと思いました。
スマホに夢中な人が駅で足元を見るかどうかは別として。笑

あ、だからシンプルでわかりやすい絵にしたのかもね!

皆さんも、人混みでキャリーバッグを使う時にはご注意を。
そして、キャリーバッグで歩いている人がいる時には、こちらもすこし注意した方がいいですね。


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by londonsmile | 2016-08-29 17:59 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)
久しぶりに街に出るのに家の近所を歩いていたら、こんなものに出会いました。

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わ、もうクリスマスの広告が出てる! まだ7月なのに!

こちらでのクリスマスの話題は、日本でいうとお正月の話題に近いように思います。
つまりもうお正月用の広告が出ちゃってるという感じ。

しかも早いことを自覚して、メリークリスマスの後に、「2016年最初のクリスマスの広告(First Xmas Ad of 2016)」ってご丁寧に書いてあるんです。
このユーモアにまた、ぷぷぷと笑ってしまいました。

ちなみにこれはジュースの広告で、まあクリスマスにも飲むものでしょうが、そんなにクリスマス色の強い商品ではないのです。
だから、クリスマスに向けた販売目的というよりも、「もうクリスマスの広告出しちゃいますよ、焦るでしょ、えへへ」という遊び心に近いのかな。

確かにこれを見て私もすごく焦ったのです。
12月まであと何ヶ月あるかをつい計算しちゃったりして。笑

でも今年ももう後半なんですよね。
気を引き締めて、毎日を大切に生きないと。
慌ただしい毎日も余裕をもって楽しく過ごすことを目指しちょります!

皆さんも良い週末を♪


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by londonsmile | 2016-07-16 08:20 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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