カテゴリ:イギリスの人・暮らし( 94 )

秋晴れの日に、窓を取り替えました。

そもそも窓の取り替えという考え自体、日本にいた時にはありませんでした。
古くなると家ごと取り壊してしまって、新築の家を建てることが多いでしょう?

でも石やレンガの建物が多いイギリスでは、木造より長持ちするせいか、家の一部を直して長く住み続けることの方が多いんです。
だから家を改装という話も本当によく聞くし、窓を交換するなんていう以前は想像もできなかったことが起きたりもして、おもしろいなあと思っています。

ただ、今回のわが家の窓工事は、二重窓への取り替えでした。
二重窓、それもわたしにとっては新しいものでした。
学校で「北海道では寒いので、二重窓を使っています」と習ったきり、イギリスに来るまですっかり忘れていた言葉。

要はガラスを二重にして、空気が入り込む量を抑えるということですが、寒いイギリスでは今はこれが標準仕様。
ただしわが家のように古い建物は、そうでないところが多いので、二重窓に替える家が多いのです。

e0114020_22554184.jpg


わが家の窓は、昔風に鉛が格子状に入ったもの。
実はこれもこの建物が気に入った理由でもあります。
緑地の多いこの辺りは保存地区になっているので、建物の外観を変えることはできず、新しい窓も同じように作らなければなりません。

見た目が同じなのは大歓迎なのですが、こういう古い形の窓を作ってくれるところは限られている上、お値段もぐんと上がります。泣
でも仕方ありません、枠の部分がずいぶん錆びてきていて、手間をかけて塗り直しをするより、思い切って替えてしまおうということになったんです。

e0114020_22521138.jpg

錆びがいちばんひどかったバスルームの窓。
お風呂があるとどうしても湿気が滞っちゃうんです。

さて窓の交換ですが、これが意外と簡単でびっくりしました。
まずはこのフラットで何軒も同じような交換作業をした業者さんに連絡。
(他にも業者さんはいるみたいでしたが、この場所での経験が多いというのはやはり頼りになります)

見積もりに現れたのはおじいさん。
初対面で失礼だけど、自分で「もう86歳なんだよ、はっはっは」といきなり自己紹介したので、そう呼ばせていただきましょう。
窓のサイズももう経験でわかっているようで、実際に測ることもなく、その場で料金と納期の見積もりを出してくれました。
今からオーダーして作るので、出来上がるのは3ヶ月ぐらい先、とのことで、あとはひたすら待つだけ。

そして約5ヶ月後、やっとその日がやってきました。
(ええ、ええ、3ヶ月後って言われましたよ、でも3ヶ月も5ヶ月も、この国では「誤差」のうちなんです!笑)
e0114020_22493491.jpg

工事の当日は、おじいさんの息子さんと若い衆が1人やってきました。
テキパキと窓を外し始めたのですが、この方法がちょっと驚いた!

e0114020_22551332.jpg

窓と木枠の間にノミを入れて、トンカチでトントン、ガンガンと叩いて外すんです。
ドリルかなんかでガーッとやるんだと思っていたので、びっくり。
2人の古風な職人技にみとれちゃいました。
考えてみれば、この建物ができた1930年代にはドリルはなかったのかもしれないし、ノミとトンカチが建物にも合っていて、いい感じですよね。
音はかなり大きいけれど、ドリルのように細かい削りカスが出ないのがありがたく、あとの掃除が楽でした。


e0114020_22511409.jpg

あっという間に窓、全部なくなりました。
ちょうど秋晴れの気持ちのいい日だったので、すがすがしい開放感!

ここに窓を入れて、枠との隙間をきれいに密閉してもらうと、こんな感じに。

e0114020_22515514.jpg

見た目は前の窓とほとんど変わりません。

e0114020_22512999.jpg

外から見ても、他の窓と違いがわからないでしょう?
ちなみに出窓になっているところが二重窓で、その下も隣も古い窓です。
(下のお宅はカーテンがかかっているので、ちょっとわかりにくいですが)

ちなみに、窓の交換に外からの足場は組みませんでした。
写真は、ハシゴを使って外からしっかりシーリングをしているところ。
雨が入り込んじゃうと大変なので、これは大切な作業です。

窓を外す時は、基本的に家の中から作業するのですが、窓がぐらぐらしてきた時に手が滑って落としちゃうことだってあり得ると思うんです。
それをがっちり手で支えて内側に入れるのは、ものすごく力のいる職人技。
(そういえば、たまに「うっ!」とか「あ”ーっ!」とかいう声が聞こえていました。笑)

おじいさんの息子さんはそれなりの年齢でしたが、若い衆はまだ20代と思われるのに、すごい!
あとで聞いたら、窓の交換を専門にしているということでした。
もの静かで力持ちでかっこええ青年でした。

e0114020_22564349.jpg


キッチンの窓を取り外す若い衆。
シンクの向こうに窓があるので、狭い窓辺での作業。
すごく大変だったと思います。
どうもありがとう!

取替え後は、バスルームの窓もこの通り。

e0114020_22542398.jpg


外側にある窓枠(段々になっているところ)は今回は替えていないので汚れてますが(汗)、ガラスのすぐ周りを見てね。
窓枠は、落ち着いたらペンキを塗り直す予定。

ナナメの角度でみると、窓が二重になっているのがわかりやすいかな。
まずは元の古い窓から。
e0114020_22544137.jpg

そしてこちらが二重窓。
枠に沿った黒い部分の手前と向こう側にガラスが2枚はさまっています。

e0114020_22571584.jpg


この日はお天気がよくて本当にラッキーでした。
雨の日に窓を外したりしたら、家中ずぶ濡れ! 想像するだけでぞっとします。
職人さんたちにも気の毒だし。

そういえば、とても感じのいい2人の職人さんが熱心に働いているところに、ボスのおじいさんが社長出勤してきました。
おしゃべり好きなおじいさん、まず自分の心臓の状態を全部わたしに話してくれたあと、二重窓のお手入れの方法や気をつけることを詳しく教えてくれました。

おじいさんのおしゃべりだけでもかなりおもしろかったのですが、そこへお隣のドイツ人のおばあさんが様子を見にやってきたんです。
おじいさんとも顔を合わせて、なんだかお互いに病気自慢みたいになり、「僕の方が年寄りのはず」と言い張ったおじいさん、おばあさんが93歳と聞いて、恐れ入っていました。
86歳と93歳、どちらもお元気で何より。

こんな風に、わが家で工事しているのを見て、この日はいろいろな人が「ちょっと見せて」と代わる代わる家にやってきました。
親しくしているクリスとボブは、わたしに朝のおやつの差し入れもしてくれて、なんだかご近所のお祭りでもしている気分になりました。

そのたびに状況をご近所さんに説明するわたし。
もうすぐこの会社から仕事のオファーがあると思います。笑

クリスは、わが家の古い窓を自宅のキッチンのドアに再利用できないかと考えていました。
建物のオリジナルの窓をドアにするなんて、なんてすてきなアイディア!

わたしも、そうなったらすごく嬉しいと思って、職人さんやおじいさんとクリスを引き合わせて話し合ってもらったのですが、鉄製の枠は加工するには扱いにくく、コストがすごくかさむことがわかって、彼女は泣く泣くあきらめました。
でも、彼女がそんな自由な発想をしたのはすばらしいし、クリスと2人でしばらく一緒に夢を見られたのが楽しかったです。

工事を決めてからほとんど待っている時間ばかりで、当日にわっといっぺんにいろいろなことが起きた二重窓への取替工事。
大興奮の1日が終わってみると、もうその日の夜からすきま風が入りにくくて暖かいことを実感しました。
やってよかった。
この日の夜は安心と喜びをかみしめながら、まさに祭りのあと、という気分になったのでした。

e0114020_22562554.jpg

(これまでお疲れさま。ありがとう!)


****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村



人気ブログランキング

by londonsmile | 2019-09-18 22:51 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
先日、日本の食材を売っているお店で買い物した時のこと。

いくつか買った食材の中に大根がありました。
大根、貴重品なんです、イギリスでは。

日系、アジア系、それと意外とアラブ系のお店で売っているのを見つけると、以前はほぼ必ずと言っていいほど飛びついて買っていました。
しばらくすると、日本で買う大根に比べてスが入っていることが多くて、鮮度も低めということがだんだんわかってきたのです。

ここは日本ではないことはわかっているし、何でも日本と同じことを求めているつもりはないのですが、スの入った大根って、なんかすごく脱力しませんか?
しかもこの国では貴重な大根、やっと食べられるという喜びが大きい分、ダメになった時の悲しみも深い。
そのうえ何度も続けてそういうのにあたっちゃったりすると、なんかもうがっかりしちゃって、次にまた大根を買うのをためらっちゃうんです。
こんなに大根が好きだとは、イギリスに住むようになるまで知りませんでした(無い物ねだりともいいますが)。

というわけで、最近は見たら必ず買うわけではなく、以前よりじっくり慎重に観察して、鮮度を確かめるようにしています。
もちろん日本に帰った時には、つやつやと光る見事な大根を見ると、美しくて、おいしそうで、ダイアモンドでも見るような目で食い入るように見てしまいます。

さてさて話を戻しますと、とにかく、この時は大根を買ったのです。
あいにくエコバッグを持っていなかったので、お店の袋をもらうことにしました。
お店の人が袋に入れてくれている間、わたしはお釣りをお財布にしまおうとしていて、店員さんの方をあまり見ていなかったんです。

そして、「ありがとうございました〜」と言う声に送り出されて、買い物袋を受け取った時、なんだかかわいらしいことになっていたんです。

e0114020_08224400.jpg

大根がギフトバッグ風の袋に入れられていました♪
プレゼントみたいになっていて、かわいい!

e0114020_08230458.jpg

お店では日本酒も売っているので、おそらく日本酒用の袋なのかなと思うのです。
他のものは普通のスーパー袋みたいなものに入っていて、大根だけをギフト用バッグに入れて渡してくれました。

よく考えてみると、このお店では前にも大根を買ったことがあったのです。
でも、こんな風にはしてくれたのは初めて。

ということは、これはこの日レジを打ってくれた店員さんの独自の判断なのかも。
スーパーの袋じゃ大根がいたんじゃうかも、貴重な大根は大切に運ばねば、と思ってくれたのかな。
店員さんの思いやりと、大根への愛を感じて、嬉しくなりました。
店員さん、ありがとう!

ちなみにこの大根はスもほとんど入っていなくて、おいしくいただいております♪

まだまだ台風の被害が続いているようですね。
その地域の方、どうぞお気をつけてお過ごしください。
みなさま、よい週末になりますように。


****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村



人気ブログランキング

by londonsmile | 2019-09-14 09:00 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
台風15号、すごかったみたいですねー。
被害に遭われた方には心からお見舞い申し上げます。
そして地域によっては停電なども長引いているとか。
少しでも早い復旧をお祈りしています。
お気をつけてお過ごしくださいね。

**********

わが家のフラットの建物は1930年代に建てられたヴィンテージもの。笑
モダンな建築にはない味わいがあって大好きではありますが、老朽化問題は避けられません。

というわけで、この2年間、フラットぐるみでの大規模な暖房装置の工事をしていました。
その後、ペンキ塗りやらなんやら、こまごまとした作業があったのですが、やっと! 昨日全部終わりました。
わーい!

ところが、このペンキ、てかてかに光るグロスという種類のものを(無断で!笑)塗られちゃったので、なかなか乾かない。
困っていたら、夫が「タマネギ、タマネギ!」と冷蔵庫から使いかけのタマネギを取り出しました。

e0114020_01385520.jpg

いわく、「タマネギにはペンキの臭いを吸い取る効果がある!」

えーーっ!!
なんて意外な組み合わせ!

これはイギリス流おばあちゃんの知恵袋からの知識なのだそう。
特に光沢あるグロスのペンキは渇きにくくて、臭いも取れにくいので、効果がわかりやすい、というのですが。

タマネギを置いてみると、確かにタマネギの臭いでペンキの方は少し薄まって感じるかも。
でもじゃあ、タマネギをどけてしまったらどうなるんだろう?
臭いって数字で表せないから、比べるのが難しいですね。

いずれにしても1日ぐらいで結果は出ないのかもしれません。
でも、それで「効果がある」っていうのかなあ。笑

夫は、たまにおばあちゃんの知恵袋的なことを言い出すので、せっかくだから全部試してみています。
21世紀の生活にどこまで通じるのかわかりませんが、その方が楽しいでしょ♪
また思い出したら、ご紹介しますね。


****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村



人気ブログランキング

by londonsmile | 2019-09-11 02:09 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
イギリスで生活するようになって驚いたことのひとつが、自宅の庭や近所になった果物を当たり前のように食べるということでした。
それもロンドンのような大都市でも。

日本にもそういう地域はあるのでしょうが、悲しいかな、都会っ子のわたくし、しかもわさわさとせわしない高度成長期に育ったせいか、これまでの人生にそういう習慣はまったくありませんでした。

かなり小さい時に住んでいた家の庭にあったのは大きな柿の木ぐらいで、それも渋柿だったので、おばあちゃんが干してくれるまで食べられなかったし、その後引っ越した郊外の家は新興住宅地で、周りには果物の木がある家なんて、地元の農家をのぞいてはなかったのです。

そんなひょろひょろ育ちのわたしには、イギリスでは家で穫れたりんごでデザートを作ったり、プラムの実を木からとって食べたりす暮らしは、とてもまぶしく、同時い地に足がついた人間らしい生活に思えたのです。

というわけで、ご近所のクリスに「ブラックベリー摘みに行かない?」と誘ってもらった時には、ふたつ返事でオーケーしました。
わが家の周りの緑地では、野生のブラックベリーがかなりなっていて、摘んでいる人を見るたびに、いいなあと羨ましく見ていたのです。
でも一人ではどうしていいのかよくわからかったので、摘んでみたことがなかったんです。

ビニールハウスでいちごを摘んだり、学校の行事でさつまいもを掘ったりしたことはありますが、野生のブラックベリー摘みは生まれて初めての経験。
都会っ子、張り切って出かけてきました!

e0114020_23565393.jpg

ブラックベリーは、まず黄緑色の実ができて、それが赤く色づき、さらにそれが黒くなると熟れた証拠。
だから摘むのは黒い実だけです。

摘み始める前に大雨が降り始めたので、一度クリスのフラットに避難。
軽く白ワインなんか飲みながらおしゃべりしていたら、太くて立派な虹が出てきましたよ。
きっとたくさんベリーが摘めるに違いない!

e0114020_00182064.jpg

さて、気を取り直して、すぐ近くの緑地へ。

雨上がりのブラックベリーは、実も葉っぱも光って見えました。

e0114020_00002300.jpg


これはほんの一部。
クリスのフラットはわが家とは反対方向にあるので、この辺りに足を踏み入れるのは初めてでしたが、まるでブラックベリー畑のように葉も茂り、実もたっぷりなっていました。

クリスと話していて、去年は確かあまりの暑さと水不足で、ブラックベリーはあまり熟れなかったことを思い出しました。
今年はブラックベリーも、「待ってました!」という気持ちなのかもしれません。

e0114020_00185628.jpg

これ、全部ブラックベリーです。
これでもまだまだまだ一部ですが。

子どもの頃カナダでよくベリーを摘んでいたというクリスは慣れたもので、トゲのあるブラックベリーの茂みは、足で踏みつけて進むのがいいと教えてくれました。
手前の低い方はお散歩するワンちゃんのトイレになった可能性があるので、少し奥の高めの実を摘むのがおすすめ。

ボウルかザルのようなものを持って、その中に枝ごと入れてから実をとると、手にトゲが刺さりにくいんだそうです。

e0114020_23574248.jpg

そんなトゲなんて刺さらないよ、実だけに触ればいいんじゃないの、と最初は思ったのですが、意外にこれが難しい。
クリスのアドバイスどおり、実のついた枝のまとまりをある程度固定した方がずっと楽にとれました。
実は、最初のうち、アドバイスを適当に聞き流していたわたしは、まんまと指にトゲを刺しちゃったのです。
小さいのに結構痛い!
人の忠告には耳を傾けるべしという教訓を学びました。

それでも指にトゲを刺したのなんて本当に久しぶり。
ある意味、それもなんだか楽しかったのでした。のんき。笑

e0114020_23593754.jpg

だんだん溜まってきましたよ。
それでも超初心者のわたしに比べると、クリスは摘むスピードは驚くほど早くて、自分が摘んだ分もどんどんわたしのボウルに入れてくれました。
あ、ありがとう。

熟れて食べられる実は、触るとぽろっととれるし、どこかぴかぴかと光っているので、わかるんです。
逆に、まだ熟れてない実は触ってもびくともしないし、無理にもぎ取ろうとすると変につぶれたりして、手が真っ赤に!
ブラックベリーは実が黒いのに、つぶれると赤くなるんです。

それで、この汁が落ちにくい!
だから万が一に備えて、色の濃い服で出かけることをお勧めします。
それからトゲ対策で、できれば長袖がベター。
下はジーンズやコーデュロイの厚めで長いパンツが必須です。

ブラックベリーの茂みはわたしの想像以上に広がっていたので、どんどん奥に入って行ってしまって、どこでやめていいのかわからず、本当にキリがないのでした。
そして、ふとヨーロッパの童話の登場人物にでもなった気分になったのでした。
ベリーを摘んでいて夢中になっちゃって、気がついたら暗くなっていて道に迷って家に帰れなくなる、なんて、ありそうでしょ。

なんていう話をしながらクリスと笑いあい、それでもどのタイミングでやめていいのかわからなくて、やっぱりもっとどんどん緑地の奥に入っていきました。
だって黒く美しく光る実がわたしたちを呼んでいるから。

残念ながら、というか、当然ながら、わたしたちは道に迷いませんでしたが、さすがに思い切ってやめた時にはボウルいっぱいのブラックベリーが。
e0114020_00143890.jpg

今思えば、重さを測っておけばよかったんですが、結局クリスは自分の分をたっぷりわたしに分けてくれたので、とても食べきれないほどの量になりました。

翌日は友だちに会うことになっていたのでおすそ分けをして、食べる分は冷蔵庫へ、残った分は冷凍庫へ。
ブラックベリーは冷凍しても他とくっつかないから解凍しやすいよ、とクリスが教えてくれたのです。

それから大切なのは、なにせ野生のベリーなので、食べる前によく洗うこと。
水につけると、意外とベリーのヘタとか、小さな虫が浮き上がってきたりします。
虫は、摘んでいる間にボウルからうまく逃げてくれればいいのですが、やはりどうしても少し残っちゃうようです。

虫の登場で、都会っ子のわたしはあわわわとなりますが、そこは夫にバトンタッチ。
うまく逃してもらって、それから水につけてよく洗います。
ただし、ブラックベリーの実はつぶれやすいので、そおっと。
最初の水にはレモンを絞り入れると殺菌効果があるそうです。

わたしはレモン水で1回、そのあと2回、水をかえて洗い、ちょっと神経質ですが、乾かす前に1粒ずつチェックしました。
さすが都会っ子でしょ。

クリスは1、2回洗って、あとはざるに入れてひと晩冷蔵庫で乾かすだけだそう。
柔らかい実は傷みやすいので、冷蔵庫に入れた方がいいようです。

はあ、楽しい経験でした。
時間にするとほんの30分ほどでしたが、目がすっかりベリー摘みに慣れてしまったようで、その後、道を歩いていて少しでもブラックベリーを見つけると、おっ! と目が行っちゃうんです。

この数日後、クリスはまた摘みに行ったそうで、偶然帰りがけに会って見せてもらった実は、この時より確実に大きかったです。
この前よりもさらに簡単にぽろっととれたそう。
わー、なんだかまた行きたくなりました。

昨日はちょうど雨も降っていい感じに育っただろうし、他の人にとられちゃう前に、もう一度ぐらい行ってみようかなと思っています。


****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング
by londonsmile | 2019-08-15 23:25 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
ロンドン近郊を広い範囲で走る自転車レースを目撃したあとは、また緑地の散歩に戻りました。

e0114020_19092826.jpg

この「緑地」という言葉、いつもどう言ったらいいのか迷う言葉です。
英語ではheath(ヒース)とかcommon(コモン)というのです。

commonは、街なかにあれば公園のようなスペースを指します。
地下鉄の駅名にもなっているClapham Commonは、まさに住宅街にある公園のような雰囲気。

2016年に夏目漱石の記念館に行った時の記事を見つけたので、ご興味ある方は写真をご覧くださいね。

この時はわたしは「広い緑地」と説明してますね。
漱石がふさぐ気持ちを晴らすために自転車に乗ったりした公園です。

でも、最初の写真からもわかるように、わが家の近くのcommonは公園というよりは森に近い。
ただ、木の少ないもっと開けた場所もあるので「森」と断言しにくいのです。
すぐ横にバス通りがあったりして「森」というほど人里離れていないし。

そしてheathの方は、「荒れ地」というイメージ。
でも、やはり住宅地に近いと、公園のようにも使われています。

わが家の近くの緑地は、heathとcommonが連結していて、ちょっとややこしいのですが、どちらも見た目に大きな違いはなく、名前だけの違いという印象。
森のようなところあり、荒れ地のようなところあり、公園のようなところあり、なので、すべてまとめて「緑地」と言っています。
思い切ってカタカナで言っちゃうのもありかなあと思いつつ。

これに普通の公園(park、パーク)も加わるので、イギリスの緑地を表す言葉選びは意外に複雑です。
最終的には、その場がどんな雰囲気なのかで決めればいいのかなあと今のところは思っています。

e0114020_19054973.jpg

こんな秘密基地を見つけたりするので、緑地は楽しい。
こういうのが意外とよくあって、21世紀の子どもも外で遊ぶのか、と、ちょっと安心します。
作ったのは大人かもしれませんけれど!

前回もお話ししたように、この日、夫には散歩の目的がありました。
今年はスローの実をジンに漬けて、「スロージン」を作ってみたいそうで、どのあたりにスローがあるのか、今のうちに確認しておきたかったんですって。

スロー(sloe)の実というのはイギリスにきてから知った果物で、見た目はブルーベリーのよう。
日本語でなんというのかと調べたら、スモモの仲間みたいですね。
そのまま食べるというよりも、蒸留酒に漬けて香りや風味を楽しむことが多いようです。
梅酒用の梅のような存在でしょうか。
お店で売っていることはほとんどなくて、だいたい近くにある木から自分で採ってくる人が多いようです。

e0114020_19073257.jpg

きょろきょろしながら歩く夫。
とはいえ、こんなオープンなところにはスローの木はないのですが。
そして、ほらね、こういうところもあるので、「森」とは言い切れないんです。

ちなみに上の写真で両側にうっすらピンクに咲いているのはヘザーの花。
e0114020_19070835.jpg

地面に近い低いところで咲く花で、ドライフラワーのように乾いて見えますが、意外に可憐なお花です。
これもイギリスで初めて知った花でした。
ちなみに日本では「ヒース」とも呼ぶそうですね。
先ほど出た英語の言葉と同じで、まさに「荒れ地」のことです。

e0114020_19095267.jpg

もひとつおまけに、やはりイギリスで知った花。
最初はアザミの一種なのかなと思っていましたが、調べてみると、エリンギウム(和名ヒゴタイサイコ)の一種なのかなあと思ったり。
ご存じの方、ぜひ教えてください!
かなり大きくて存在感があるので、わたしの中では「宇宙の植物」のイメージです。


e0114020_19074829.jpg

シダもふさふさと美しい♪

結局、この日はスローは見つかりませんでした。
確認できた実は、他のものばかり。
e0114020_19050087.jpg

これでじゅうぶん熟れているように見えますが、ここから黒くなっていくブラックベリー。
赤いうちもきれいですよね。
ブラックベリーも、家の近くで収穫できるすてきなくだものです。
もう少しすると、たくさんの人が袋を持って楽しそうに摘んでいる姿が見られます。
というか、今年はわたしも摘もう!

e0114020_19082344.jpg

これはマロニエの実。
この鮮やかな黄緑色の殻の中に栗の実のようなものが入っていますが、残念ながら食べられず。
家の前のマロニエの実は、まだまだ小さいのに、この日見た実はかなり大きくなっていました。

e0114020_19090461.jpg

そして最後は今年初めて見たどんぐり!
これはかなり大きめで、夫は大喜びでした。
小学生か!笑

ちなみに一緒に置いてあるのが、去年拾ったマロニエの実。
これを置いておくとクモが来ない、という迷信のようなものがありますが、わが家の場合は、なんとなく捨てられなくて置いてあるだけ。

この子たちは1年経って乾いてきちゃったけど、もう直ぐ新しいピカピカの実が手に入ると思うと、なんだかわくわくします。
あ、やっぱりわたしも小学生みたいでしたね。汗


****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

by londonsmile | 2019-08-06 18:27 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
8月1日はヨークシャーデー!

わたしが先週滞在していた、あのヨークシャーです。
e0114020_04583234.jpg

そんな日があるなんて今年初めて知りました。
滞在中にちょこちょこと書いてあって気がついたんです。

ちなみにヨークシャーの紋章は白い薔薇。
歴史で習った、あの「薔薇戦争」の白薔薇です。

わたし、この「昔教科書で見た」っていうのがかなり好きなようです。
ポルトガルのリスボンで、大航海時代の発見のモニュメントを見たときや、ご近所のおばあさんが「ネルー(インドの独立運動で有名なあのネルー)に会ったときにね」と話し出したときにも大興奮しちゃったし。
勉強が好きだったわけではないのにどうしてだろうと考えてみたのですが、「歴史上のできごとって教科書のなかだけのように思ったけど、本当にあったんだなあ」と驚いているのかもしれません。

ヨークシャーの白薔薇も同じです。
戦争なのに薔薇戦争と呼ばれるなんて冗談みたい、と思っていたのに、現実だったんだなあと驚いた感じ。

そして、その白薔薇を掲げていた人たちが自分の夫の祖先なのかと思うと、やっぱり親しみがわいてしまうので、8月1日のヨークシャーデーを今年からお祝いすることにしました。

実はそのヨークシャー、わたしがいた先週は熱波で暑かったのですが、今週は大雨と洪水で被害が広がり、心が痛んでいます。
お天気が早く安定してヨークシャーに安らぎが訪れますように。

ハッピー・ヨークシャー・デー!

e0114020_04554033.jpg

Happy Yorkshire Day!
My heart goes out to this beautiful part of this country where we were just last week, and it is now flooded all over.
Hope the weather settles down very soon.


****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

by londonsmile | 2019-08-02 05:13 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
イギリスに暮らすようになって、気になることのひとつがクリケットの存在でした。

試合の合間にアフタヌーンティーをするから1試合に何日もかかるらしい、なんて、都市伝説的なことが囁かれて、日本ではある意味、ミステリアスなスポーツになっているのではないでしょうか。
あまり見慣れないスポーツ、特別な人がやるもの、もしかして現代ではあまりやらないのかも? という印象をなんとなくわたしも持っていました。

が、暮らしてみると、意外にも現代でもクリケットを見る機会は多い。
女の子でさえ学校でやることもある現役バリバリの人気スポーツなんです。

それなのに、ああ、この動きの緩やかなスポーツは、ルールを覚えるのがなかなか大変なのです。
野球のルールを知ってしまっているせいもあって、動きのひとつひとつが謎。

それでも、わが家のすぐ近くにクリケット場があって、地元のチームが夏になるとよく試合をしているので、たまに立ち見をしては夫に解説してもらっていました。
しかし! それだけでは、なかなか頭の中に定着しないんです。
夏の間にせっかく覚えても、次の夏が来るまでにはすっかり忘れて、の繰り返しでした。

その話をご近所さんにしたら、じゃあ今度一緒に試合をゆっくり見ようよ、ピクニックでもしながら、ということになり、日曜の午後にのんびりクリケット観戦をしてきました。

e0114020_04354152.jpg

ずっとお天気がよかったのに、前夜に突然雨が降って焦りましたが、当日はなんとか曇りのち晴れ。
午後1時から予定通り試合が始まりました。

このクリケット場はきちんと観戦用になっているわけではなくて、ただの緑地。
その真ん中に大きな円が描かれていて、試合はその範囲で行われるので、その円の外なら試合の邪魔にはなりません。
わたしたちも適当な日陰のベンチのそばに陣取りました。

e0114020_04341131.jpg

この敷物、かわいいでしょ!
毛皮反対! とでも言いたげなユーモラスなくまさん。

メッセージのある新しいものに思えますが、実はご近所のボブ(カナダ人、仮名)が子どもの頃から持っているものだそう。
そんなに長く持っているなんて! 
しかも、とてもきれいに保たれていました。
大切にしてたんでしょうね。
ボブのことがますます好きになりました。
お天気はまずまずでしたが、少し肌寒かったので、肌ざわりのいい毛布っぽい素材もありがたかったのでした。

ピクニックをすると決めると、ボブの奥さんのクリス(カナダ人、仮名)とわたしの夫がめちゃめちゃ張り切って、当日はなかなか豪勢なピクニックご飯になりました。

e0114020_04444300.jpg

これはクリスが新しくレシピを手に入れて初めて作ったというタルティーヌ。
きれいに並んだトマトが食欲をさらにそそります。

e0114020_04352437.jpg

生ハムとメロンなんて、なんだかレストランみたいに本格的。
でも考えてみたら、外に持って出るピクニック料理にはぴったりですね。
次は真似してみよう。

夫のお料理は写真を撮り損ねましたが、コロネーションチキン(チキンのカレーマヨネーズ和え、という感じ)とウォルドーフサラダ(セロリとりんごとクルミのサラダ)。
そしてこの丸いパイ。

e0114020_04361799.jpg

見ただけではわかりにくいのですが、ルバーブとオレンジの焼かないパイでした。
パイ生地には叩いたビスケットを作っています。
どれもなかなか夏らしいお料理。
ごちそうさまでした!
e0114020_04381275.jpg

さて、いよいよ本格的にクリケットを観ましょう。

ボブと夫がルールをわかっていたので、動きがあるたびにクリスとわたしが説明してもらいました。
でもね、やっぱりわかりにくい。
例えば空振りしても(何も触らなければ)全然オッケーとか、ボールを投げる時は腕をまっすぐにしていなくちゃいけないとか、独自のルールが多いんです。
その上、あんなに硬そうなボールをどうして素手で取れるのか、骨折しちゃうんじゃないのか、実際あの選手、今あんまり追いかけなかったのはノーバウンドで取るのが怖かったからじゃないの!? なんて妄想し始めると、ルールに集中できないことも多々あり。笑

そんな感じでゆるーいクリケット観戦だったので、おしゃべりも弾んだし、周りをキョロキョロすることも多かったのです。
e0114020_04422440.jpg

左端のおじさん、ベンチで観戦かと思いきや、ほとんど居眠りしてました。
あまりに静かに寝ているので、生きてるかしらとちょっと心配になるほど。
たまーに目覚めてビールを口にしていたのでホッとしたりして。

同じ場所にずっと座っていると、同じフラットに住む人や散歩中のいろいろな犬(と、もちろん人間)も通りかかり、ちょっと挨拶したり、おしゃべりしたり。
のんびり日曜日、という感じでした。

しかし! うるさ型でご近所で敬遠されているマダムが近くにやってきたので、みんなであわてて目をそらす、というドラマもありました。
マダムは他のマダムと近くのベンチでずーっとおしゃべりしていて、こちらには来ませんでしたが、われわれはずっと緊張状態。
マダムの姿がすっかり見えなくなった時には、思わずみんなで「わー、緊張したー!」と大声をあげたのでした。
わたしと同世代でもあるクリスとボブは、こういう悪ふざけも一緒にしてくれるので、なんだか学生時代からの友だちのような気がしています。

そのほか、この日は今どき葉っぱで冠を作ってかぶったり、木登りをしたりしている子どもたち、お父さんに手伝ってもらって自転車の練習をする子ども、なぜか綱渡りの練習をしているお兄さんにも出会い、クリケット観戦と同時に人間ウォッチングもばっちり。
まったく退屈しませんでした。

雨粒が額に当たった気がしたので、そろそろ帰ろうかと時計を見ると、なんと6時間も経過していました。
わー、びっくり。
でもボブと夫は「これがクリケットだよ」とニヤリ。

うーん、そうなのか。

どれがクリケットなのか、はっきり言葉で説明できるようになるまで、たまにこういうピクニックをしたいと思います!

e0114020_04460112.jpg
Had a rather quintessentially British Sunday afternoon watching a cricket match while picnicking. As we watched and chatted, the time just flew and it was 7pm in no time. I must do this again before too long to remember all the rules that I leaned to day.


****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

by londonsmile | 2019-07-08 23:34 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(2)
みなさま、ハッピーイースター!

e0114020_17260582.jpg

今年のイースター休暇は遅めです。

金曜日のグッドフライデーから日曜日のイースターサンデー、月曜日のイースターマンデーまで合計4日のお休み。
学校のお休みはもっと長いので、お子さんのいるいえではその前後に仕事を休む人も多く、もうなんだかしばらく休日モードでした。
仕事で問い合わせをしても返事が返ってこないし。笑

というわが家でも、今年は2泊だけ、郊外の小さなホテルで「何もしない」作戦。
日本でいう温泉に行くみたいなものでしょうか。

お庭を散歩して、アフタヌーンティーをして、マッサージしてもらって、気持ちいいベッドで寝る。
わー、楽しみです。

ところで最初の写真は、イースターにつきものの卵の形をしたチョコレートですが、卵のパックに入っているのは、なんとうずらの卵、という設定のチョコレート(ややこしい・笑)。
手作りチョコレートがおいしくて、パッケージも凝っていてかわいらしい英国のRococo Chocolateというお店のもので、先日、お友だちにいただきました。

e0114020_17284907.jpg

ほら、なかなかリアルでしょ。
包みだけなのに、グッドアイディアですよね。
こんなちょっとしたことで楽しい気持ちにしてくれるありがたいチョコレートです。

イースターがない国にお住いの方も、イースターが関係ない方も、どうぞよい週末を♪


*****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

by londonsmile | 2019-04-19 17:40 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
日曜は久しぶりに、本当に久しぶりに緑地に散歩に行ってきました。
風が冷たかったのでちょっとひるんだのですが、わが家の人口の半分は「新鮮な空気に当たれば風邪も治る」と信じているイギリス人。
お天気もいいから大丈夫、大丈夫とうまくのせられて出かけました。

でもやっぱり広い空を見るのは気持ちがよかったー!

e0114020_09133319.jpg

いきなりこんな写真ですが、歩き始めたあたりはまさにこんな感じだったんです。
進行方向から太陽が照りつけていて、まぶしくて何も見えないくらいでした。

冬の太陽はぼんやりしていて、影もなんだか夕方みたいに頼りないのに、やっぱりパワーがありますね。
ちなみにこれで午後1時半ぐらいです。

散歩道の脇はずっと緑が広がっています。
e0114020_09142483.jpg

まるでゴルフ場みたいななだらかな緑地。
もしかすると、本当にゴルフ場の一部かもしれません。
地元のゴルフ場はかなりカジュアルで、フェンスで囲われてもいないし、人が歩いている中で普通にプレーしてたりするので、どこがコースになっているのか、よくわからないんです。
ちょっと危ない気もするけれど、その辺はプレーヤーの人たちが心得ていて、人がいそうな時にはドライバーで打ったりしないんでしょうね、たぶん。
というか、そう願う!笑

e0114020_09251836.jpg

ウィンブルドン・コモンには、昔使われていた風車もあります。
イギリスでは割と珍しいんじゃないかと思います。
今では小さな博物館になっていますが、この牧歌的な感じが人気で、すぐ近くのカフェはいつも大賑わい。
手前の木材は、暖房用のマキを作っているのかな。

e0114020_09260391.jpg

ああ、よかった、ちょっと見えやすくなりました。笑
この日は久しぶりのお天気だったので、たくさんの人が歩いていました。

歩いていたのは人だけじゃなくて……

e0114020_09264149.jpg

濡れた犬の足跡!
お散歩といえば犬連れが定番です。
広い緑地で思い切り走り回って楽しそうでした。

はしゃいでいたのは犬だけではありません。
人も気持ちがいいとはしゃぐようです。
e0114020_09153519.jpg

写真だけではわかりにくいと思うのですが、この木に大人が2人、登っていました。
かなり下の方にいたのですが、なんだかやたら楽しそうで、大声でわーわーと叫んでいたんですよ。
子供が木に登っているのはたまにみますが、大人はそうそういません。
楽しそうな人を見ると、こちらまで楽しくなりますね。
特に、大の大人がばかばかしく思えるほど単純なことをしていると!

だいたいこの寒い冬の日に、外を歩いている人が本当に多いこと自体、考えてみるとちょっとおかしなことです。
すごく寒いのに。
犬や子どもを連れていない人は、特に目的もなさそうなのに。
運動のためなのか、新鮮な空気を吸うためなのか、自然を楽しむためなのか、ただ家族の時間を楽しむためなのか。

最初に言ったように、イギリス人は「新鮮な空気を吸えばなんでも解決する」と強く信じている人が多いのです。
新鮮な空気を吸って気分転換すればいい考えも浮かぶし、体調もよくなる、風邪なんかすぐに治る! という勢いなので、たとえ熱があったとしても散歩に連れ出されることはよくあります。

わたしも歩くのはかなり好きな方ですが、病気の時は日本式にお布団で寝ていたい。笑(でも、そうでしょ!)
だから本当に体調が悪い時には断りますが(最初は断れなくて、なんど風邪が悪化したことか!)、そうすると本当に信じられないという顔をするので、なんだかおかしくなってしまいます。
もともと歩くのが好きな人たちでもあるんでしょうし、大都市にも必ず大きな公園があっていつでも歩ける環境にあったということも関係しているのかもしれません。

そして日曜日にはロースト料理というごちそうを食べる伝統があったので、たくさん食べた後は腹ごなしに歩こうという発想にもなったのかも。
特に日曜日は散歩をしている人が本当に多いし、公園や緑地でなくても、散歩をしている雰囲気の人が多いのです。
うまく言えないけれど、普通に街を歩いていても、手ぶらだし、なんとなく歩いているだけという雰囲気を感じるんです。

イギリス人の新鮮な空気信仰と散歩好きな気質については、もっとじっくり観察を重ねる必要がありそうです。

などと考えていると、これまた単純だけど楽しそうな遊びをしている子どもたちがいました。
e0114020_09181920.jpg

ちょっと写真が遠かったかな。
森の中で折れた枝を集めて作られた秘密基地なんです。
あれ、はっきり見えてるから「秘密」じゃないですね。

この基地はほぼ常設なので、きっといろんな子が遊んでいるんだと思いますが、この21世紀のテクノロジー時代に、こんな、ある意味原始的なことをして喜んでいる子供がいると思うと、昭和生まれのわたしはちょっとホッとしちゃいます。
技術は便利だし、それも楽しいけれど、昔のものも全然悪くないよと思っているから。
「子どもは元気に外で遊べ!」と思っているのかな、わたし。
だとしたら、まったく昭和のおじさんですね。汗

e0114020_09212196.jpg


歩いていると時おり、思いがけず冬の花にもお目にかかれます。
これはエニシダの一種でしょうか。
英語ではgorse(ゴース)と言っています。

e0114020_09280375.jpg

病み上がりのわたしはちょっと疲れてきたので、途中から道を外れて町に向かって歩きました。
町に近づいてくると、人のお家の庭に植えられた木にも目が向いてしまいます。
この木のシルエットに一目惚れ。
堂々とした美しい姿でした。

このあたりは立派なお家が多いのですが、あんまり人のお家の写真を撮るのもね、と遠慮していたのです。
でも、この木の戸口はどうしても我慢できなかった!
e0114020_09271819.jpg

手前に草がしげっているところをみると、この戸口は今は使われていないようです。
でもなんとも素朴で古めかしくて、すてきな佇まい。
この近辺のお家全体の感じからすると、ヴィクトリア時代あたりの建物だと思うのですが、戸口自体はかなりシンプルであるとはいえ、塀に合わせて作られた感じといい、当時の華やかな暮らしぶり全体がうかがわれて、またまた妄想の世界に入り込んじゃったのでした。

e0114020_09245346.jpg

家が見えてくると、もう町も近い。
というわけで、ウィンブルドン・ビレッジに到着しました。
ここでつい買い物をしたので、帰りはバスに乗っちゃったのですが、久しぶりの日曜散歩はたっぷり楽しめたと思います。
気持ちが元気になると、やっぱり体も元気になるのかもしれません。
いつの間にか、風邪もよくなっていたようです。

寒い冬でも、やっぱり歩くのはいいなあ。
最近、ウォーキングもご無沙汰だったので、もっと歩こうと思います。

e0114020_09173313.jpg

*****************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング
by londonsmile | 2019-01-23 16:57 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
前回の記事で風邪をひいたと書いて、あちこちのみなさんにご心配をいただいてしまいました。
お気遣い、ありがとうございます。そしてお騒がせしてごめんなさい!

久しぶりの大風邪で、丸5日間寝込んでしまいました。
6日目の今日もアルバイトをお休みさせてもらいましたが、じわじわ快方に向かっているようなので、ぼちぼちとブログも再開したいと思います。
またどうぞよろしくお願いしますね。

さて! 去年のクリスマスは直前まで家のペンキ塗りが終わらなかったという話は以前に書いたと思います。
だから今回はクリスマスの飾りつけはほとんどしませんでした。
工事をしていた部屋にあったわたしの大量の本や荷物を居間に移動していたので、居間が大混乱状態だったからです。

でも、さすがに何もないのは残念なので、ペンキ塗りが終わったその日に、慌ててこれだけ買って来ました。

e0114020_04544407.jpg


白い植木鉢のようなものに入ったオアシスに、もみの木の切れ端と金色の飾りを丸くアレンジして、真ん中にキャンドルを立てたもの。
クリスマスの飾りが何もないわが家では、それだけだとちょっと寂しかったので、オアシスの隙間に赤い実やお花を混ぜました。
クリスマスにはチューリップを入れたのですが、この写真はお正月用に水仙を入れた時のものです。

「ちょっと待って! それって、お正月過ぎてもクリスマスの飾りをおいてあったってこと?」と思いました?
そうなんです。
「ダメじゃん、クリスマスが終わったらちゃんと片付けなくちゃ!」
そ、そうなんですけど……

以前はわたしも、クリスマス過ぎても年が明けちゃっても、まだ飾ってあるツリーを見て、「早く片付ければいいのに!」と思っていたものでした。
これは日本人的な感覚だったのかもしれないなあと今では思います。
日本は、クリスマスが終わると翌日からとたんにお正月モードに切り替わりますよね。
いつまでもクリスマスの飾りをしていてはお正月が来ないし。

でも年を越してもクリスマスの飾りをしているのは、イギリスでは全然アリなのです。
お正月よりクリスマスに重きが置かれていることもあると思うのですが、実はちゃんとした理由もあります。

前にもお話ししたように、クリスマスの飾りつけはクリスマスの12日前から始めるのが伝統的なやり方。
では、飾りを外すのはいつかというと、クリスマスのやはり12日後、年を越した1月6日なのです。
この日はエピファニー(公現祭)と言われて、キリストが生まれた後、東方からの3人の博士がキリストを拝みに来た日だそう。

イギリスではエピファニー自体がそれほど注目を浴びているわけではなく、なんとなく「クリスマスの飾りが終わる日」として知られているという印象です。
でも先日、フランスではエピファニーにガレット・デ・ロワを食べるように、イギリスにもエピファニーに食べるケーキがあって、その名もtwelveth night cake(十二夜のケーキ)という、ということを初めて知りました。
本物は見たことがありませんが、写真によると、やはりドライフルーツやスパイスの入ったどっしりしたケーキのよう。
クリスマスケーキとどこが違うの? と突っ込みたくなりますが、ぜひ一度は試してみたいと思います。

とにかくイギリスでは、1月6日はクリスマスの飾りつけとお別れの日。
家の中だけでなく、お店や商店街やオフィスビルの華やかな飾りつけもほぼ一斉になくなるので、急に寂しく感じてしまいます。

飾りつけのなかった今年、わが家にはそういう心配はありませんでした。
ただ、お花も混ぜたキャンドル飾りは、お花が熱くなっちゃいそうで火をつけないままだったので、1月6日の夜、片付ける前に火を灯そうということになりました。
e0114020_04511761.jpg

おー、いい感じ(自画自賛)。

この日は大風邪で寝込んでいたのですが、前々から夜にご近所さんがご飯を食べに来ることになっていたので、なんとか起き出して一緒に食卓につきました。
もちろん寝ているのがいちばんよかったのだとは思いますが、こうしてやっと火を灯したキャンドルを囲んで、帰ってきたばかりの旅行の話を聞いたり、他愛のなことで笑ったりしたことにも元気をたっぷりもらえた気がします。
時々わたしが鼻をかみに別の部屋に飛び込んでいっても気にしない程度には親しいと思えていたし、わたしが寝込んでいると聞いた別のご近所さんはケーキを持ってきてくれたし、本当に周りの人たちに恵まれているわが家です。

エピファニーも終わって日常の暮らしに戻りました。
年明け早々に風邪をひいたわたしの今年の目標のひとつは元気でいること。
この風邪を追っ払ったら、やったるでー!


*****************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

by londonsmile | 2019-01-10 22:48 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


by londonsmile