なんてことないんだけど、かわいい町ーMidhurst

前回のジェーン・オースティン記念館は、ロンドンから日帰りもできるんですが、ちょうど三連休ということもあって、私たちはのんびり泊まりがけで行きました。

というか、短くてもいいから旅行に出たくてうずうずしているインディーが、ここぞとばかりに近くの町に宿をとったのでした（笑）。





泊まった場所はウェスト・サセックス州のMidhurst（ミッドハースト）という町。

カウドリー城（Cowdray Castle）の城跡の近くに、カウドリーパークCowdray Parkというポロで有名な場所があるほかは、特にこれといったものがない町のようです。

（城跡です。この後ろでは、馬に乗った人達がポロの練習をしていました）

実はワタクシ、こういう特になんていうことのない町に行くのが好きです♪
観光地ほど混んでいないし、なんとなく人々の生活が見える気がして、自分も住民のような気分になって、のーんびりできるんです。

そしてこのミッドハースト、とてもかわいらしい町でした。

まず好きだったのは、古い町並み！

これはホテルなので、特にきれいにしてあるのでしょうが、お店もパブも銀行さえも、ちょっと傾いたような古い建物に入っていたりして、良い雰囲気でした。

泊まったホテルには、大通りから中に入る大きな通路があるのですが、これは馬車に乗ったまま中に入っていた頃の名残りだそうです。
イギリスの時代劇（？）が好きな私は、ドレスを着た人達が馬車でガラガラとここを通ったことを想像して、にんまり。

（建物の左端が馬車用の通路です）

そしてこの町、チェーン店がほとんどありませんでした。
別にチェーン店に恨みはありませんが（笑）、最近のイギリスは本当にチェーン店が増え、どこに行っても同じお店でつまらない、というのは、みなさんの言うこと。

ミッドハーストでは、銀行を除けば、チェーン店はほんの２、３軒だけで、そのそれぞれが古い建物に入っていて、町に溶け込んでいました。

最初の写真はチェーン店の薬局ですが、看板までレトロな感じだったので、イメージが違って見えました。

お店のほとんどが目抜き通りに集中していて、それを囲むように住宅があって、それでおしまい、という感じ。
少し裏を歩くと、きれいな池があったり、森が広がっていたり。



のどかな町のティールームで、休日の新聞を読んだりして、のーんびり過ごしました。

・・・といっても、実はおまけがあって（笑）、たまたま近くでタイ祭りが開かれている、と聞いたので、ちょっと行ってみることに。



どこから来たのか？と思ってしまうくらい、たくさんのタイの方々！
私もタイ語で何度も挨拶されました（笑）。

イギリス人とのカップルや、子連れ、孫連れの方もたくさんいて、みんなこうやって自分の国を思い出したり、子供に文化を教えたりするんだなーなんて、思って、妙に親しみを覚えちゃいました。

そんなこんなで、のんびりとした休日でした。