ネパール旅行記その3 いよいよ登ります♪
2008年 05月 02日
山国のネパールには、あちこちにトレッキング名所があるのですが、今回の目的地はカトマンズから西に向かったアンナプルナ・ベース・キャンプ。
日本では「アンナプルナ」ってあまり知られていないようですが、有名なようです。
何も知らなかった私には猫に小判みたいで、もったいないような気もします(笑)。
カトマンズからまずはポカラという登山口の町までミニバスで移動。
この約5時間のドライブでは、地元の人たちの生活の様子が垣間見られて楽しかったです。
写真も撮ってみましたが、車中からだったので、うまく写りませんでした・・・。
ミニバスの中では、ツアーで一緒になった人たちと早くも盛り上がり始めました。
メンバーは全部で11人。
イギリスから(インディー、娘ちゃん、私を含めて)5人、オーストラリアから(インディーの妹ちゃんを含めて)5人、イタリアから1人という構成です。
イギリスから私達の他に参加していたおばさま2人組は、インディーいわく「典型的なイギリスのおばちゃん」だそうで、ツアーの終わりまでには、メンバー全員が彼女達の家族構成から親戚の話を聞かされ(かなりおもしろかったんですが)、そして私達自身のことも質問されつくしたのでした。
ガイコクジンの私は、かなり興味深かったらしく、インディーとどうやって知り合ったのか、とか、いろいろ聞かれちゃいました(笑)。
それでもイギリス人らしく会話の上手な親切な人たちだったので、ポジティブな言葉遣いや、会話の進め方など、かなり学ばせてもらいました。
歩いていて、アメもよくもらったし(笑)。
オーストラリアからは単独で参加している若い女の子が2人と、結婚間近のカップル。
こんなハードな旅行に1人で参加するなんて、よっぽど体力に自信があるんだろうな、と思ったけれど、やっぱりそうでした(笑)。
美男美女のカップルは、とっても仲が良くて、見ていてほほえましかったです。
オーストラリアの人たちは、みんなフレンドリーでびっくり。
やっぱりイギリス人とは違いますねぇ(笑)。
そしてイタリアから参加のマイケルくんは、「哲学的な経験をしに来た」というちょっと変わり者(笑)。
最初は少し警戒していた私でしたが、一緒に行動していたら、本当に親切で良い人ということがわかってきました。
外国人同士ということもあって親しくなり、途中でお花を摘んでもらったり、最後には小さなプレゼントをもらったりしました(笑)。
みんなユーモアのセンスを持ったおもしろい人たちばかりで、トレッキング中は笑いの絶えない毎日でした。
こんなメンバーを支えるのは地元のガイドさんとポーターさん(私達の荷物を持ってくれる人)、総勢8名。
みんな、シャイで礼儀正しくて働き者でした。
でもノリも良くて、初日の夜には、「エンターテイメントをお見せしましょう」と言って、いきなりダンス・ナイトになりました。
スタッフが太鼓をたたきながら、陽気なネパールの歌を歌ってくれて、それに合わせて最初はダンス自慢のスタッフが踊っていたのですが、1人ずつ呼ばれて、一緒に踊ることに!
ダンスが大の苦手で、いつもは隅っこで固まっているインディーですが、この時はよっぽどみんなの誘い方が上手だったのか、立ち上がりました!
踊りはしませんでしたが(笑)、これは画期的な進歩です!
こうして和やかなダンス・ナイトを楽しんだ後は、いよいよトレッキングに出発!
今回のトレッキングは、キャンプではなくて、山小屋泊まりでした。
山小屋は上の写真のような感じで、木の上に薄いマットレスを敷いたベッドの上に寝袋で寝ます。
アンナプルナの登山道は、思いのほか整備されていて、石段の多いこと!!
石段って、上りもそして下りも、なかなかつらいんですよ~。
私は特に下りが苦手でした。
一番長い日には、約10時間の下り道を歩いたのですが、山小屋に到着した時には、ヒザがカクカク(笑)、こういうのを膝が笑うというのか、と初めて知りました!
でも景色は本当にすばらしく、歩いていることも忘れて、みとれてしまいました。
トレッキングに行くというと、よく、「へぇぇ~!そんなに歩くの、私にはできない!」と言われるのですが、美しい景色を楽しみながら、自分のペースで歩いていくので、想像しているほどつらくはないんですよ~。
私は周りをきょろきょろ見回したり、立ち止まったりしていたので、いつも最後の方を歩いていました。
それでも、競争するために歩いているんじゃないので、いいのです。
せっかくの景色、楽しまなくっちゃ!
段々畑の中を歩いたり、
シャクナゲの森を歩いたり、
これもシャクナゲの森。
咲いている花だけでなく、下に落ちた花びらも美しいのです。
色鮮やかな麦の畑の真ん中を歩いたり、
丸太の木2本ぐらいでできている橋を渡ったり・・・。
これ、ちょっと怖かったですけどね(笑)。
先日もお話ししたように、シャクナゲが満開の時期で、どこに行っても美しかったです!
近くで見てもきれいだけど、山全体がピンクに染まっているところも、ロマンチックで美しかったです。
曇っていたので、ちょっと霞んで写っているのですが、これはこれでいい感じ(?)。
途中、ガイドさんが女性全員にシャクナゲをプレゼントしてくれました。
かごいっぱいにお花を積んだ女の子が通ったので、彼女達から買ってくれたみたいです。
このガイドさん、たぶんまだ20代で、なかなかの甘いマスクで、女性にとても優しい(笑)。
インディーの娘ちゃん、かなり親しくなってました。ふふふ~。
ある朝は、4時半に起こされて(!)朝日を見に行きました。
左に見えている山は、先が2つに分かれている形から、フィッシュテイル(魚のしっぽ)と呼ばれています。
かわいいでしょ。
そしてある夕方には、こんな山の姿も。
普段見ないものなので、しばらくぼーっとみとれてしまいました。
そんなこんなでゆっくり登って行った私達、次回はいよいよ目的地のベースキャンプに到着します。
雪山ではハプニングもあり、かなりエキサイティングでしたよ~!
私、トレッキングってすごいがけとかをよじ登っていくんだと思っていたので、ロンスマさんすごいな~!と思ってたんですが、普通に歩いていけるものなんですね^^;
でもやっぱり私は無理です・・・高山病に罹りやすいので、高いところに行くと具合が悪くなっちゃうんですよ~
なので、この美しい風景をこうやって見せてもらえただけでも、すごくありがたい~って思いました。
ご来光(?)も望めたし、本当にすごく綺麗な景色で、心が洗われますね~!
いえいえ、トレッキングって、ほんとに歩くだけなんですよ~。崖をよじ登るなんて、私には間違ってもできそうもありません~(笑)。
高山病になりやすい、というのは残念ですよね。今回は幸い大丈夫でしたが、前に、もっと高い所に行った時には、私も気分が悪くなり、なんだか夢を見ているようなヘンな感じになりました。実際、夜におかしな夢の見たしね(笑)。
景色はほんとにすばらしかったですよ~。Saoriさんに喜んでいただけて嬉しいです♪
はじめまして♪ご訪問&コメント、ありがとうございました。
前にロンドンにいらしたんですね~!私も学生でいたことがあったんですよ。不便もあるけど(笑)、魅力的な街ですよね♪
そうそう、ロンドンからだとカトマンズへの直行便ってあまりないみたいで、私達もドーハ経由で行きました。パキスタン経由っていうのも、きっとあるんですね。
もう少し4月の初めに行ったこの旅行のお話が続きますが、よかったらまた遊びにいらしてくださいね♪
まぁまぁ、そんなこと言わずに、富士山ぐらい登ろうよ(笑)。インディーが張り切ってたよ!
写真、気に入ってくれてよかったよ。どこを撮っても美しかったよ。
そういえば、おばちゃんとアメちゃんって、セットなんだね~!気がつかなかったよ!アメの他にもいろんなもの、持ってたけどね(笑)。