インドの旅 その2:聖地リシケシュでのディープな経験

ロンドンは、昨夕から始まった3日連続の地下鉄のストライキで大混乱しています。バスとごく一部の地下鉄は動いているので、ラッキーなことに私の家からは街中に出ることができるのですが、どの電車も混むようだし、時間がはっきりしないということなので、お出かけはやめて、インド報告の続きをいたします。
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(ガンジス川とリシケシュの町)

ハリドワールでのオレンジ色の人の集団をなんとか抜けてリシケシュに到着した私たち。
しかしここも聖地なので、同じようなお祭りが行われており、町はまたまたオレンジ色の人でいっぱい(笑)。ホテルに着くまで、車は少し渋滞しました。

ビートルズも訪れたというこのリシケシュ、ハリドワール同様、瞑想道場(アシュラム)、ヨガ道場などがたくさんあり、外国からも修行に来る方が多いそうです。

ちなみにこれらの聖地では、お肉を食べることとお酒を飲むことが禁じられていました。
ホテルのメニューもすべてベジタリアンで、唯一のタンパク源はパニアと呼ばれるチーズでした。
このパニア、おいしいのですが、なかなかのクセモノでした!食べ物については、後でまとめて書きたいと思っているので、その時にまた詳しく・・・。

リシケシュではヒンズー教のお寺や、アシュラム(瞑想道場と貧しい人の救済施設を兼ねたようなところ)を見学したりしたのですが、一番の思い出は、なんといってもガンジス川のほとりで、歌にのせたお祈りを唱えながら、火を灯し、お花を川に流す、というヒンズー教の儀式を見学したことでした。
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(門の向こうに見えるのはガンジス川。ここをくぐったところで儀式が行われます)

ちなみに、インドといえば仏教発祥の地なので仏教徒が多いように思う方も多いと思いますが(私もそうでした)、実は人口の約80%がヒンズー教徒なのだそうです。
よく青い顔で描かれるシヴァ神や、象の姿のガネーシャ神など、ユニークな神様がたくさんいますよね。

リシケシュでは、ガンジス川のほとりで毎夕、ヒンズー教のお坊さん達たちが集まって、歌を歌ってお祈りを始めます。驚くことに、まだほんの子供のようなお坊さんもたくさんいました。

私たちは、儀式を見学するだけだと思っていたのですが、ガイドさんが「もっと奥へ、奥へ」と言うので、ついつい奥の方まで入ってしまうと、周りはお坊さんや地元の方ばかり・・・。
こんなところまで入っちゃっていいかな~とビビっているうちに、音楽も盛り上がり、人々は手拍子を始めました。ますます恐縮する私たち。

やがて音楽が佳境に入ると、私は火が灯された小さなお皿まで渡されてしまいました。
それを右回りに回しながら音楽にのせてお祈りするのです。
ところがワタクシ、火がちょっと苦手でして(笑)、あまり長い間持っていることができないので、インディーにバトンタッチ。

その後も音楽は盛り上がりに盛り上がり、人々は手拍子とともに、体も揺らし始めて、ちょっと興奮気味。

やがてお坊さんの合図とともに、生花を持った人が川にお花を流し始めました。
続いて、川の水を体にかけて、簡単な沐浴を始める人が続出。
あたりは火を持った人や、川辺に行こうとする人でちょっと混乱状態・・・。
マイクを通じた音楽はさらにさらに盛り上がり、中にはトランス状態になる人も。
ひえ~、ちょっとこわいよぉ。私はどうしてここに来ちゃったの~?

実はインディーも私も、こういう宗教的な儀式に近くからカメラを向けるのは恐縮してしまうので、残念ながら、この時の写真は撮れませんでした。

そして山からの帰り道に再びリシケシュに立ち寄った時、今度はガイドさん抜きで、ガンジス川の対岸から同じ儀式を見に行って撮ったのが、下の写真です。川幅がとても広く、私のカメラでははっきり写らなかったので、ものすごく大きな望遠レンズを持っていたインディー氏の写真を拝借。
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(この中に私たちが立っていたと想像してみてください・・・)

こちらは、儀式の最中にながめていた対岸の夕日です。この電線、どうしもよけられなかったのです、お許しくださいな。でも、エキゾチックな音楽とマッチして、すばらしく美しい夕日でしたよ!
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しかし!ロンドンに戻ってインターネットで調べものをしているうちに、この儀式の動画をYou Tubeで発見しました!

私たちが行った日は雨が降っていたせいか、観光客が少なかったのでよくわからなかったけれど、普段は観光客もとても多く、写真やビデオを撮っても大丈夫だったみたいです。いろいろな種類がありました。
ともあれ、いろいろあった動画の中から2つをご紹介しておきます。

火を回すシーンはこちら、お花を流すシーンはこちらからどうぞ。

どちらも数分間の長いものですが、最初の何十秒かでなんとなく様子がわかります。
儀式の濃~い雰囲気が伝わるといいのですが。




せっかくヨガの聖地と言われるリシケシュに立ち寄ったのですが、今回はヨガを体験する時間はありませんでした。
代わりといってはナンですが、夜にホテルでアーユルヴェーダのマッサージを受けてみました。
私がお願いしたのは、仰向けになった状態で、人肌に温めたハーブ入りのオイルを額から髪にかけて流しながら、頭をマッサージしてもらうSirodhanaというもの。
日本にいた時に何かで読んで以来、「気持ち良さそう♪」とあこがれていたのです。

マッサージのお部屋に行くと、意外なことに男性2人が待っていてくれました。
1人がオイルを温めて流してくれ、もう1人がマッサージしてくれるのです。
服を脱ぐ必要もなかったし、とても親切で、45分間のマッサージは快適でした。

あこがれていた期間が長かったせいか、期待していたほどの快感はなかったのですが(笑)、マッサージ中はうとうとぼ~んやり眠くなり、心地よかったです。

できたら今夜はオイルは洗い流さずに寝た方が髪にも良いよ、と言われたのですが、あまりにべたべたしていたので、やはり洗うことに。
でもこれが落ちないんです!シャンプーを足しても足しても、感触が全然変わらないー!びっくりしました。
その夜はとりあえず何度か洗い、翌朝、早朝出発だというのに早起きして、さらに2度ほど洗って、やっと落ち着きました。
髪はさすがにしっとりして、いい感じでした。あぁ、よかった!

さて次回はいよいよヒマラヤの山に向かいますよ~。
Commented by cuniconiconico at 2007-09-05 16:34
今日のレポもすごいです。 すごい体験されてきたんですねー。
あの中にlondonsmileさんたちがっ!!(興奮します・・・笑)。
わたしなら一瞬、帰れるんだろうか・・って思っちゃうかも、、、ははは。
そんな心境になるんじゃないか、と読みながら思いましたー。
アーユルベーダのオイルはただものじゃありませんねー!
そのまま寝ちゃうと枕もすごいことになりそうなんだけど、どうなんでしょう。

Commented by cocopoo_b at 2007-09-06 08:06
ガンジスの対岸に行ったんですか?すごい。私がここを訪れた当時は、「ガンジスの対岸には、危ないから行くな」と言われました。今はどのようになっているのか知りませんが、10年以上も前は、対岸は何もなく、人っ子ひとりいなくて、そこで事件に巻き込まれる人が多かったそうです。大学時代、宗教学でヒンドゥーを勉強していた私はガンジスの対岸が、あの世を意味するのを知っていたので、それもあって渡らなかったんです。ロンスマさん夫婦の勇気がすばらしいわぁ。私も対岸行ってみたかったぁ・・・。
ガンジスってホント神秘的なところですよね。
Commented by londonsmile at 2007-09-06 22:22
*cunicoさん*
メインはトレッキングだったのに、最初にどかんと衝撃を受けてしまったので、なかなか話が山に進みません・・・(汗)。
儀式の最中、ちょっと興奮してきた方もいらして、知らないおじさんに肩を抱かれたりして、ちょっとコワくなってしまったのですが、慣れていないからでしょうね(笑)。いやぁ、貴重な経験でした。
オイル、すごかったですよー(笑)!そのまま寝るなんて考えられないことだと思うけれど、マッサージのお兄さんは確かにそう言ったんです。何度も洗って、さらにバスタオルを枕に敷いて寝ましたが、なんとなーく落ち着きませんでした(笑)。
Commented by londonsmile at 2007-09-06 22:26
*cocopoo_bさん*
おぉっ!先ほど新しいブログ、拝見しましたよー。また遊びに行きますね!
えぇっ!対岸って危ないんですか?たぶん、今は変わったんだと思うんですよ。私達のホテルも対岸にあったし、ホテルのすぐ横には真新しい高級アパートみたいなものができていたので、急激に開発されているんじゃないでしょうか。
でも確かに対岸の方が地元の人が多くて、わさわさしていたかも。マーケットのあたりなんて、昼間でも薄暗くて、確かに怪しげな感じでしたもの。知らぬこととはいえ、あちこち歩き回っちゃった私たちでした。ひぇ~、無事でよかった(笑)。
ガンジス、よいですよね!
by londonsmile | 2007-09-04 23:57 | インド2007 | Trackback | Comments(4)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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