インドの旅その1:ニューデリーからヒマラヤの入り口に向かいます

インドから戻ったご報告をして以来、すっかり更新が滞ってしまいました。
戻った直後はかなり興奮していて、あれもこれも書こうと張り切っていたのですが、ディープなインド経験、そして壮大で美しいヒマラヤでの冒険の思い出は、私の中で「消化」するのに少し時間が必要だったようです(笑)。

今回、私たちが旅行したのは、ネパールやチベットとの国境に近いヒマラヤ山脈の一部と、ニューデリーから南に5時間ほど行ったタージマハールのあるアグラという町です。
インドは本当に広くて、例えば首都のニューデリーから登山口の町まで移動するのに2日かかったりするのですが、それでもインドの北東部のほんの一部にすぎません。
南の方は気候も風俗もずいぶん違うそうなので、一口に「インドとは・・・」と語ることはできませんが、私が経験したインドをお伝えして行きたいと思います。

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(登山口の町で仲良くなったお店の男の子たち。ここでファンキーなおみやげを買い、男の子たちに英語のレッスンしちゃいました・笑)

ロンドンから飛行機で向かったのは首都ニューデリー。イギリス系の航空会社でしたが、インド系の方で満席の機内は既にインドの雰囲気でした(笑)。
きれいなインド人のアテンダントさんの話す陽気な響きのインド訛りの英語を聞きながら、「ローストチキン」として出てきたチキンカレー(!?)を味わっている間にあっと言う間に到着。快適な8時間のナイトフライトでした。

デリーで1泊して飛行機疲れをとった翌日、いよいよ山に向かいました。
トレッキングを始めるアウリ(Auli)という町まで、丸2日かけての移動です。
しつこいようですが、インドは広いですよねー。

まず最初は早朝、ハリドワール(Haridwar)までの電車での移動です。
今回の旅行は、本来、少人数のツアーだったのですが、直前に4人組のキャンセルが出てしまい、参加したのはインディーと私だけでした。
ということで、実質、個人旅行に近い形になり、駅までは旅行会社の人が一緒に来てくれるものの、電車に乗るのは私たち2人だけ。さらに冒険度が増しました。

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(早朝のニューデリー駅。乗客や、どう考えてもそうじゃないと思われる人(ナゾです!)や、地元のポーターの人で、既に大混雑でした)

ニューデリーから乗った列車は、エアコン付きのいわゆる一等車。ビジネスマン風のインド人の方や、外国人観光客でほぼ満席でした。
嬉しいことに、目的地ハリドワールまでの4時間半の道のりの途中、各席に1リットルのペットボトル入りのお水、朝刊、紅茶とビスケット、そして朝食のサービスがありました。
乗り物に乗って何か食べたりするのって、旅行気分で楽しいですよねー。私、大好きなんですよ!

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(にこにこマークのお砂糖がキュートでしょ!)

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(右上の袋は食パン、右下はチーズとポテトのコロッケみたいなものでした。もちろんカレー味!なんだか給食みたいに見えますね)

ちなみに帰りにも同じ電車に乗ったのですが、その時は夕食の時間だったので、カレーの食事が出てきました。ボリューム満点だったし、なかなかおいしかったですよ!

ただ、日本の新幹線に慣れている私には、電車の速度、おそーく感じました(笑)。
途中すれ違う電車や通り過ぎた駅を見ていたら、駅のホームで堂々と寝ている人、普通車両にぎゅうぎゅうに詰めて座っている人、中には扉のないドア付近にはみ出て立っている人や、屋根に乗っている人も!これじゃぁ、早く走れないですよね。危ないもの。

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インドの人はマイペースなのかなぁ。危ないとか、人がどう思うかなんて、あまり考えないみたいです。そんなこと気にしている余裕がないのかなぁ・・・。

冷房車でラクして申し訳ないなぁと思いつつも、なんとなく「世界の車窓から」の気分になって、のんびり列車の旅を楽しみました。

インドの旅その1:ニューデリーからヒマラヤの入り口に向かいます_e0114020_21542854.jpg目的地ハリドワールの駅で旅行会社の方と会い、ここからさらに車でリシケシュ(Rishikesh)という町に向かいました。

知らなかったのですが、ハリドワールもリシケシュも、ガンジス川沿いのヒンズー教の聖地として世界的に有名だそうで、特にリシケシュは、ビートルズも訪れたとか!

どちらの町もアシュラム(瞑想道場のようなものだけど、貧しい人を救済する施設でもあるらしい。宗教とはあまり関係ないようです)やヨガ道場などがとても多かったです。
インド風の服装をした外国人も見かけたので、ここで「修行」しているのかもしれません。

(この写真はハリドワールにあるのヒンズー教のシヴァ神の像。大きいですよね!日本で言うと大仏さまかな?笑)

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(ガンジス川沿いの沐浴場のようです)

私たちが到着した8月前半は、インドでは台風の季節です。
この時期、ガンジスの聖なる水を汲んで、自分の町や村に持ち帰るというシヴァ神を讃える巡礼(のようなお祭りのようなもの)が行われており、ラッキーにもそれを見ることができました。
どちらの町も、「聖なる色」オレンジの服をまとった人たちで大混雑!
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中には仮装行列みたいなものや、巨大スピーカー車まで繰り出していて、大騒ぎになっていました。
ヒンズー教の音楽が町中に響き渡り、歩いている人たちも歌ったり、踊ったり、まさにお祭り状態。
もちろん車は大渋滞です。お巡りさんもたくさん出て交通整理をしているのですが、歩いている人の数があまりに多いので、全然前に進みません。
人にカメラを向けるのは気がひける性質の私なのですが、のろのろ運転を利用して、車内から写真を撮らせていただきました。
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インドの旅その1:ニューデリーからヒマラヤの入り口に向かいます_e0114020_21593053.jpgこの日はお天気が良くて、すごーく暑かったのですが、興奮した様子の人々は元気に陽気に歌ったり、踊ったり、叫んだり・・・。
車の中の(ちょっと珍しい日本人の)私を見つけると、指差したり、手を振ったり、大騒ぎ!

暑さと陽射しの強さと聞きなれない♪ヒャラヒャラヒャラ~♪という感じの音楽の大音響と興奮した元気な人々。早くもインド人のパワーのようなものを感じましたよー。

このお祭り、来る時には車で来ても構わないそうですが、どんなに遠くても、聖なる水は徒歩で持ち帰らなければならないそう。

それもあってか、若い男の人が多かったのが印象的でした。だから余計にパワーがみなぎっていたのかも。そういえば、女の人はほとんどいませんでした。

そして、渋滞を少し抜けたところで、ヒンズー教のお寺を拝観しました。
特に有名なものではないようですが、静かで落ち着くところでした。

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インドの旅その1:ニューデリーからヒマラヤの入り口に向かいます_e0114020_2261234.jpg本来は1時間ぐらいで到着するはずのリシケシュには、2時間以上かかってやっと辿り着きました。

ここでは、ガンジス川のほとりでのヒンズー教の儀式や、アーユルヴェーダのマッサージなど、ディープなインドを早速経験したのですが、今日は長くなってしまったので、次回にさせてくださいな。

次回は、ちゃんと早めに更新しますので!
Commented by そふぃあ at 2007-09-02 23:36
インドってまったく先進国の感覚で行ったら、住めないよね。でもパワーはすごいのだろうな。食事の方は、おなかは大丈夫でしたか?水はボトルのものを飲んでいたの?
Commented by cuniconiconico at 2007-09-03 06:14
や、やっぱり濃いですね。。。 消化するのに時間がかかるってなんか分かる
かもー。 読んでると引き込まれそうです、写真にも。 いやぁ・・・すごいかも
インド。 正直今までは空想の世界だったのですが(見てもTVのドキュメンタリー
番組くらいかな)、インドを今まで以上により知った気がします。
深すぎてそう簡単に文章に出来なさそうだゎ・・・。
続きが楽しみ~~!! 良い体験いろいろしてきたのですね。  
Commented by 14melanie at 2007-09-03 08:49
すごいすごい。私も自分がインド行ったときを思い出しましたよ。私は学生時代にバックパッカー状態で行ったので、もちろん一等席などには乗らなかったのですが、それはそれで楽しかったです。
インドってホント不思議とはまる場所ですよね。
ガンジス川行きましたか。そのレポも楽しみにしてます♪
Commented by uroco_m at 2007-09-03 15:41
まさしく「世界の車窓から」だわっ。
混沌とした雰囲気がエキゾチックでいいだすねー。駅弁(?)のコロッケもおいしそうだし。

エキゾティックといえばインド女性ってホントっにキレイな人が多いですよね。ミスユニバースの常連国だし。

Commented by kuroali at 2007-09-03 18:19
わぁーすごい!インドに行っているんですねっ。なんかテレビのドキュメンタリー見てるみたい。すてきー!次の日記楽しみにしてます!
Commented by lovely_morning at 2007-09-03 20:02
すごい、すごい!
私には本当に未知の国なのですが、最初から圧倒されっぱなしです。
でもハマると何度も行くらしいですね。
電車から人がはみ出てるしーー(笑)。あ、笑い事じゃないですね。
そういえばエジプトに行った時、バスがぎゅうぎゅうで、更に人がはみ出ていたんですよ。でもみんな楽しそうに笑ってるの~(笑)。ふとそれを思い出しました。
電車の風景(給食っぽい、というのがカワイイ表現!)、私も大好きです。旅行気分、盛り上がりますよね♪続きも楽しみにしています。
Commented by cinq-etoiles at 2007-09-03 21:08
うわわわわ・・・・
なんかリポートを聞いてるだけで、別世界!ていうのが伝わってきて、
みんなが口を揃えて言う’’奥が深い’’ってのが伝わってくるわ~。
フランスにインド人の知人がいるんですが、危険なところは本当に危険で、
政府の許可がないと、その領土から出ることもできないところがあることや、
数メートル置きにポリスがいたり・・・
そんな中、こんなに壮大美のタージマハルがあったり。
とにかく、無事体調も壊すことなく帰ってこれてよかったわ~♪
Commented by londonsmile at 2007-09-04 17:55
*そふぃあちゃん*
インドはなんかパワフルだったよー(笑)。でも、後でも書こうと思っているのだけど、貧富の差が激しいというウワサどおり、すごーく高級なものもあったりして、とっても不思議な感じです。
さいわい、お腹を一度もこわすことなく、快適なカレー生活を送っていました(笑)!お水は町ではボトル入りのものを飲み、キャンプ中はお水を沸騰させてもらって飲んでいました。ホテルにはたいていボトルが用意してあるし、私は歯磨きにもこれを使いました。インディーは水道水でうがいしてたけど・・・野生児だから大丈夫だったみたい(笑)。
Commented by londonsmile at 2007-09-04 17:57
*cunicoさん*
そうなんですよ。帰ってきてしばらくは大興奮だったのですが、少し落ち着いたら、「祭りの後」みたいな不思議な感じになってしまい・・・インド・パワー、侮れません(笑)!
私にとっても未知の国だったので、刺激が強すぎたのかな。見るもの、見るもの、珍しかったので、いろんなことが頭に残ってしまって・・・。この興奮を少しでもお伝えできたら嬉しいです♪またおつきあいくださいね!
Commented by londonsmile at 2007-09-04 18:01
*melanieさん*
いやー、melanieさん、すごいわー。バックパッカーで行ったなんて!「今はもうできない」っておっしゃっていた気持ち、今ならよ~くわかります(笑)!あのパワーと対等にやりあうには、若くて体力があって気持ちも柔軟じゃないとできなそうデス。
ガンジス川、行きましたよ~。次回は川のほとりでの儀式のことを書くつもりです。melanieさんもいらしたかな?これまたディープな体験でした。またご覧になってみてくださいね♪
Commented by londonsmile at 2007-09-04 18:08
*うろ子ちゃん*
「世界の車窓から」、わかってくれて嬉しいわ~♪列車の旅をのーんびり楽しみました。そうそう「駅弁」っていう感じだよね~。おいしかったわん。
インド人の女性って、ホントにきれい!サリを着ていると、特に美しさが引き立つ気がしました。あ、でも、テレビに出ている洋風なドレスを着た人たちもハリウッド女優のように美しかったわ~。なんといっても、まず頭が小さくて、とってもスリム。お化粧もよく映えていました。同性の私でも、つい見惚れてしまいました~。すてきです♪
Commented by londonsmile at 2007-09-04 18:10
*kuroaliちゃん*
そうなの、インドに行ってきました。私にとっても未知の国だったので、すべてが珍しく、キョロキョロしちゃいましたよ~。このオドロキと興奮をお伝えできるよう、続きもがんばりま~す。
Commented by londonsmile at 2007-09-04 18:38
*アサさん*
圧倒されるという気持ち、よくわかります。?私も3週間、圧倒されっぱなしでしたもの(笑)。私の場合、ハマって、またすぐに行きたいか、というとそういう感じでもなく、なんというか、未だに圧倒され続けている感じかしら?もちろん嫌いではないのだけど・・・とにかく不思議な感覚です。続きも書いているうちに、このナゾが解けるといいんだけど(笑)!
おぉ、エジプトもそうですか!そうそう、なんかみんな笑っていますよね。不機嫌そうな人もいたけど、全体にみんな楽しそうなのがとても印象に残っています。それでマイペースなのかなぁ、と思ったのだけど。
次回は、快適な列車の旅と比べてなかなか大冒険となった車での移動をお伝えする予定でーす。
Commented by londonsmile at 2007-09-04 18:41
*cinqぽん*
ありがとう~♪無事に帰ってきました。そうなの、体調をくずさなかったのが何より嬉しかったです。
本当にたくましい生活をしている人がいるかと思うと、タージマハールのような豪華なものがあったりして、極端なところだなぁと思いました。インド人の方が「危険」というなら、かなり危険なんだろうなぁ(汗)。
インドの濃い~レポート、少し続きますので、またのぞいてみてくださいね~♪
Commented by petituk at 2007-09-04 22:52
おかえりなさい~。
お腹を壊さなかったようでよかったですねん。
しかし、シヴァ神の像、デカっ!
腕にちょこんと乗りたい衝動にかられましたw。
Commented by londonsmile at 2007-09-05 02:36
*petitukさん*
戻ってきました~。おかげさまでお腹もこわれず、ほんとによかったです♪
ほんと、大きいでしょ。びっくりでしたよ。鎌倉の大仏みたいに野外にどかーんと建ってるし!
シヴァ像の腕にちょこんと乗っているかわいいpetitさんを想像して、にやにやしちゃいました。うふふー。
by londonsmile | 2007-09-02 22:18 | インド2007 | Trackback | Comments(16)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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