ねずみと停電の共通点?
2007年 05月 29日
変だなと思って辺りを見回してみると、肌寒いのでつけていた暖炉(電気製)の灯りも、電話の電気も消えています。もしかして停電?
ブレーカーを調べても異常はないので、やはり停電のようでしたが、自分達ではどうしようもないので、とりあえず予定通り、大掃除にとりかかりました。
なぜ大掃除が必要だったか。それは、家の中にねずみがいたからです!!我が家の近くに馬小屋があって、近くの公園で草を食んでいたり、たまに家の前をぽくぽくと通ったりするので、ほほえましいなぁと喜んでいたのですが、どうもこの馬小屋にねずみがいるらしいのです。そして、キッチンにつけた猫用のドア(cat flap)で家と外を自由に出入りしている家の猫が、そこからねずみを連れてきたのではないか、というのがインディーの推測でした。
ドイツに住む日本人の友達にこの話をしたら、「ヨーロッパってねずみ、よくいるよね。でも食べ物を食べちゃうこと以外は害もないし、かわいいものよー」というお答え。さすが、ヨーロッパ生活も10年を超えると、こんな風に思えるものでしょうか。そういえばこの前、美容院で隣りの席から「ねずみが出て困っちゃうわ~」「よくいますよね~」なんていう会話も聞こえてきたし・・・そういうものなのでしょうか。日本とは違う感覚なのかな。
数日前から「落し物」に気づいていたのですが、とうとう一昨日、実際にねずみが動いているのを見てしまった私達。昨日、ネズミ捕りを仕掛けてみましたが、うまくかからず、でも落し物は増えていたので逃げたわけでもなさそう。どうしたらいいのー?とりあえずすっきりしたくて、今日は大掃除をすることにしたのでした。
しばらくしてちょっと休憩したくなったのですが、やかんが電気製なのでお茶が飲めないことに気づきました。ガスコンロを使ってお湯をわかそうにも、スイッチが電気なのでマッチを使っても火がつきません。明後日からロンドンに遊びに来る両親のことで妹に電話する予定だったのに、電話も使えないし、ワイヤレスのコンピュータの電源は入るけれど、インターネットはつなからない。なんてこと!軽くパニック状態の私。
とりあえず、朝行ったスタバでもう一度コーヒーを飲んで気を取り直すことにしました。いつも朝に行くので、普段と違う雰囲気を見られたのはおもしろかったけれど、今日2回目のスタバは、デジャビュのようななんとも不思議な感じでした。
帰りがけ、家の近くで電気の工事をしているのを見かけたので様子を聞いてみると、なんと夜の9時ごろまでかかるとのこと。今は日が長くなって9時近くまで明るいから、電気がなくても真っ暗にはならないかもしれないけど、それにしても長い・・・。それにこの国では予定が変わることが多いから、もしかして長引くかも、そういえばこの前、友達がボイラーが壊れて水シャワーを浴びたら風邪を引いたと言っていたっけ、なんて思い出したりして、またまた軽くネガティブモードな私。
ところが、「お料理ができないので大好物のインド料理のデリバリーをとろう」というインディーの提案を聞いて一気に大喜び!最近、おいしいデリバリーのお店を見つけたところだったので、これは怪我の功名、ほんとに嬉しかったです(笑)。
デリバリーを待ちながら雑誌をめくっていると、突然インディーが無言で立ち上がり、キッチンに行ってなにやらごそごそ。キッチンから庭に出るドアを開けて、「やったーっ!」と叫ぶではありませんか。何ごとかと思えば、今、ねずみを庭に逃がしたというのです。
私達が仕掛けたネズミ捕りは、殺さずに捕まえるものでした。今日は音楽もなく静かだったので、キッチンに仕掛けた罠の中でねずみが動く音が彼には聞こえたそうで(私には何にも聞こえませんでしたけど?)、罠を開けて逃がしたんだそうです。
いずれにしても、ねずみとの同居生活が終わったことに大感謝。キャンドルを灯して、思いがけなくロマンチックになった食卓でインド料理を大喜びで楽しみました。
するとパチッという音と共に、暖炉に電気がつきました!予定より少し早めに工事が終わったようです。バンザーイ!これですべて解決です。
電気のありがたみを感じながら、暖まっていくお部屋で、今日買ってきたDVDの映画を観たのですが、これまた博物館の展示物が夜になると動き出すという不思議なお話のNight at the Museum(邦題:ナイト ミュージアム)。なんとも現実離れした1日の締めくくりにふさわしい映画でした。
ちなみに、停電の原因も、予定どおりの工事だったのかどうかも、いまだに不明です。インド料理を届けてくれたお兄さんは、お店のある地域では去年、2回停電があって、登山の時に使うようなカンテラを頭につけて調理したのだと教えてくれました(インド人のお兄さん、笑ってました。タフですな)。ねずみと同じように、原因不明の停電も、そして工事を近所に知らせないことも、こちらではよくあることなのかしらん。こちらの生活に慣れたと思う頃に、いつも新たな試練が訪れて、エキサイティングなロンドン生活は続くのでした。
* 本屋さんのお話の続き、あと1つだけあるのですが、今日はどうしてもこれを書かずにいられませんでした。ごめんなさい。次回、必ず・・・。
えぇ~っ?ほんと?イギリスとドイツだけ・・・?もちろん、イギリス人も家にねずみがいると嬉しいわけではないみたいだけど、日本よりも落ち着いている感じがしたのよ。あ、それも我が家だけの話なのかな。リサーチしてみます。情報、ありがとう♪
でも自分の住んでるお家にいるなんて大変すぎるー。無事拿捕できて何より♪よかったですねぇ。。。
えぇー!日本でねずみ、見たのー?しかも降ってきたのー?それはびっくりだね。kuroaliちゃん、最近、いろんな経験してるよね(笑)。
私、たぶん、ねずみを見たのは生まれて初めてだったと思うので、かなーり衝撃的でした。今はほんとに幸せです♪
わかります!usafielleさんのところのねこちゃんも鳥を捕まえるんですね。私も「猫がねずみを連れてきたと思う」と聞いた時には、あんなかわいい顔して、なんてことするのっ!と驚きました。でも、動くものを捕まえたくなるのは、野生の本能なんですもんね、彼らの本能を受け入れてあげねば。お互い、がんばりましょうねっ!
このブログへのコメントを見る限りでは、やっぱりねずみはあまりいないのかなぁ。できれば私ももうお会いしたくないですぅ。