穴の中のヒキガエル
2007年 03月 31日

ヒキガエルに見立てられているのはソーセージ、「穴」は小麦粉と卵と牛乳の生地で、最初にソーセージを焼いて、生地を流してさらにオーブンで焼くだけの簡単な家庭料理です。
この生地、実はローストビーフに付き物のヨークシャープディングと同じものです。イギリスではプディングはデザートのこと、と前にお話ししましたが、このヨークシャープディングは甘くなく、ローストビーフの横とか上に乗っているまあるいパイのようなものです。(とはいいながら、卵と牛乳が入っているので、焼きあがるとフレンチトーストのような感じもします。試しに生地にはちみつをかけてみたら美味でした!)
ヒキガエルっていうネーミング、ちょっと不気味な感じもしますが、飾らないイギリスらしくて私は気に入っています。
焼きあがったヒキガエルちゃんを「穴」の一部と一緒に切り分け、野菜やマッシュポテトを添えて食卓へ。オニオングレイビーというたまねぎたっぷりのソースをかけていただきます。

この話を友達にすると、イギリス人は大抵、「ほほぅ、あの家庭料理をねぇ」とか、「懐かしい、食べたいねぇ」などと目を細めるけれど、外国人は結構長く住んでいる人でも「何、それ?教えて」と言ったりします。あまり知られていないイギリス料理がまだまだあるかもしれません。
インディーいわく、「イギリス料理の妙は家庭料理にあり」。むむむ。これはなかなか奥の深いことになりそうです。




