「私は読んでいます」

前回のUniversity Challengeに関係して、英語のお話を。

クイズ番組の最初に、学生さんたちが名前と出身地と専攻を簡単に自己紹介するのですが、その時の表現にご注目ください。

I study XXX. 又は I'm studying XXX. (XXXを勉強しています)

と言う人もいますが、ほとんどの人は

I read XXX. 又は I'm reading XXX. (XXXを読んでいます)

と言うのです。(3月5日の放送では、8人中7名がreadを使っていました!)

「読んでいる?」これがイコール勉強するということらしいのです。聞くところによると、イギリスの大学では講義という形式よりも、自分で本を読んで、それについて先生と話し合うという勉強方法が主流とのこと。「大学生はもう大人だから」だそうです。

なるほど、そう言えば私にも思い当たることがありました。私が通っている講座では、基本的に授業前に発表されているその日の分のテキスト(2、3種類の本からページが指定されます)を読んで、授業の内容をだいたい理解しておくことになっています。授業では先生がその内容をすごく大まかにまとめるだけで、あとはその内容についての生徒同士が意見を言い合ったりしています。

私が通っているのは大学といっても一般向けの夜間コースなので、実はみなさん、それほど真面目には予習はしていないようです。でも私は英語のネイティブスピーカーでもなく、イギリスの歴史の知識も乏しく、さらに建築の知識ゼロときているので、アマゾンで古本を買い、こつこつ予習するようにしています。(たまにつらくなるのですが、「えらいぞ!がんばれ!」と自分を褒めながら読んでいます。)

予習として読んだ内容のうち、実際に授業で登場する話題はほんの一部で、結構がっかりしちゃったりするのですが、もちろん、テキストをちゃんと読んであれば、先生が言っていることがわかりやすいし、それなりに意見も考えつくし、なにより期末のレポート作成の時には、自分で読んだものが土台になるということがわかりました。

というのも、期末レポートには授業の内容とはまた違った角度のテーマが出されて、生徒がさらに自分でリサーチしないと書けない内容になっているのです。レポート準備のために調べ物をしていると、またまた資料を読むことになり、そのテーマに自然と詳しくなってきて、全体がわかってきます。これは日本でも同じだとは思いますが、予習の分から入れると、イギリスでは読んで読んで、とにかく読むのです。

こうして自分で経験してみると、授業で教わることよりも、予習やレポート準備のための読書でカバーする方が範囲も広く、内容も深く、「建築の本を読んでいます」イコール「建築の勉強をしています」なんだなぁということがよくわかります。

そう思うと、studyとかreadという簡単な言葉も、なんだか奥深い感じがしてきました。そうか、大人になれば、本を読んで自分で勉強できるのね・・・。なんとなく励まされた気分になります。


お詫び:前回のブログで、University Challengeの放送を火曜日と書いてしまったのですが、月曜日の間違いでした。ごめんなさい!訂正しておきました。

おまけの映像:今日は18世紀に作られたリージェンツ・パークの住宅街。今は超高級住宅です。(お天気があまり良くなかったので、画像がちょっと暗いかな)

「私は読んでいます」_e0114020_2154648.jpg

Commented by uroco_m at 2007-03-09 21:05
へぇ~。おもしろいですね。オーストラリアではそのような表現は聞いたことないです。
うろ子も只今学生の身ですが、日本での学生生活とはちょと違う。
日本ではとりあえず講義に出て、宿題は長いホリデー中だけで、テストに合格さえすればヨカッタんだけど、こっちの学生もイギリスと同じく自分で調べることが多いです。
テーマが出されて、自分で本と読んだりネットでリサーチして自分の意見をエッセイにする。本読むのにも時間がかかるし、書くのだってネイティブのようにすらすら書けないのでtime consumingです。でも時間をかけるからこそ、身に付くって思います。

londonsmileさんも勉強頑張ってね!
Commented by londonsmile at 2007-03-09 22:35
うろ子さ~ん、コメントありがとうございます!
うろ子さんもお勉強中なんですね!学校での勉強についてあまり人と話をする機会がなくて、特に期末エッセイに向けて1人でモンモンとしてたので、同じようなお話を聞けて嬉しいです♪しかも、こんなに離れているのにね。
ほんと、時間をかけるから身につくんですよね。お互いにがんばりましょうね!
Commented by uroco_m at 2007-03-10 19:47
うろ子はチャイルドケアを勉強中です。
周りの日本人にはこの歳で(どんな歳?)学校に行ってる人がいないので勉強の悩みとかストレスとかわかってくれる人っていないです~。でもクラスメートは10代の子から孫がいる人まで幅広くてオーストラリアには学校に行く年齢制限みたいなのが無いのが良いです。
勉強のストレスとかあったらいつでも聞きますよ~♪
Commented by londonsmile at 2007-03-10 22:33
うろ子さん
チャイルドケアって資格があるんでしたよね?きっと大変なお勉強でしょうね。ブログを
拝見すると、1日中お家にこもる日もあるとか・・・。
学校にいろんな年齢の人がいるのって、最初はびっくりするけど、慣れてくるとおもしろいですよね。いろんな人とお話しできるし。
私は期末エッセイに向けて、ちょっと緊張し過ぎていたみたいです。うろ子さんのお話をうかがって、とても気が楽になりました。ほんとにありがとうございます!
あ、でも、またテンパッてきたら、ぜひぜひお話、聞いてくださいませ~。頼りにしてマス!
by londonsmile | 2007-03-09 02:25 | 暮らしの英語 | Trackback | Comments(4)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


by londonsmile