前回、
前々回と春から初夏にかけてのキューガーデンの様子をお伝えしてきました。
今年は本当にお天気に恵まれて、新緑もいっそうまぶしく感じます。
今日は前の2回でご紹介しきれなかった、きれいなお花、気になる植物などを一気にアップしますね。
完全にわたしの好みですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
まずはこれ!
花の咲き乱れる花壇のわきにひっそり植っていたのですが、ミントの一種だそう。
このくるくる渦巻いた感じがかわいらしいですよね。
これを見て夫と、「スリランカで見た文字みたい」と意見が一致しました。
以前書いた
この記事にスリランカの文字を載せているので、ご興味があったらぜひ!
このミントは足元に植えられた小さな植物ですが、キューガーデンには大きな木もたくさんあります。
たとえば、これ。
何の木なのか確かめなかったのですが、歩いている人と比べてもらうとその高さがよくわかると思います。
こんな木があちこちに植わっているので、歩いているだけで気持ちが大きくなります。
この木はなんでしょう?
白いものがちらついていますね。
以前にも紹介したことのある、ハンカチの木でした。
わたしはイギリスに来てから初めて見ましたが、中国原産で、日本にもあるようですね。
ちなみに英語でもhandkerchief treeという名前。
風が吹くと大きな花びらがゆらゆら揺れて、それはそれはかわいらしく、幸せな気持ちにしてくれます。
こちらもイギリスで初めて見た木。
monkey puzzle tree。
チリが原産ということで、日本語ではチリマツというそうです(ただしマツ科ではなくナンヨウスギ科)。
猿のパズルってかわいい名前ですよね。
そんなにこんがらがっているかしら。
大きな木が続いたので、かわいいお花も紹介しましょう。

英語名のbreeding heartを直訳すると「血のしたたる心臓」になります。
ハート型の花から下がる花弁の形からついたのでしょうけれど、かわいらしい花にそぐわない気も。
同情しすぎる人、情に流されやすい人、という意味もあるようで、どこかはかなさを感じますね。
日本語では一般にケマンソウ、タイツリソウなどというようです。
イギリスでは家庭の庭でもよく見る、人気の花です。
こちらは初めて見た花。
名札を見ると、perkinsiodendron macgregoriiとありました。
ん??何だって!?
調べると日本語ではハレーシア・モンティコラというようです。
中国南部原産の希少な木で、ベルのような花の形から、スノードロップツリーと呼ばれることもあるそう。
とても目をひく花でした。
そしてこちらはまったくのわたしの好み♪
植物の種類を特定してくれるハナノキというアプリでは、ロサ・モスカータというバラの種類と表示されたのですが、調べてみると、あっているような違うような。
でも色も形も咲き方もツボにハマりまくった、大好きな花でした。
キューガーデンの植物は、大木や花だけではありません。
こんなかわいいものもありますよ。
英語ではfernとひとくくりに呼んでしまうシダ類、日本だとワラビ、ゼンマイなどなど、呼び方が別れますよね。
わたしはこれが芽吹くところを見るのが大好きで!
かわらしくないですか?
何もない地面からむくむくと生えてきて、まあるい芽をつけて、それがぐぐーっと伸びていく様子を、毎年たまらないあこがれを持って眺めています。
その辺の野原にもずいぶんあるので、これ、きっと摘んだら食べられるんだろうなと思いながら、まだ摘んでみたことはないのです。
最初は野草に詳しい人と一緒に摘みたいなと思って。
これからやってみたいことがまだまだあります。
最後はこの時期の王道、フジを2種類ご紹介します。
こちらはビクトリア・ゲートに近くにあった華やかなフジ。
むせるほどの甘い香りがたまらなくて、何度も顔を近づけて楽しみました。
すると若い男性がやってきて、花を手に取って、やっぱり何度も香りを楽しんでいました。
ものすごい親近感!
すごく話しかけたかったけれど、フジとふたりにしてあげたかったので、そのまま立ち去りました。
こちらはなんともドリーミーなフジ。
今年は特に、フジにも種類がずいぶんあることに気づいて、あちこちで観察しています。
これは細くて長くてとても繊細な印象のフジでした。
眺めていると、夢の世界に連れて行かれるよう。
ああ、楽しいキューガーデンでした。
また違う季節に行ってご紹介しますね。
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