世界各地の珍しい植物を集めた植物園として有名なキューガーデンですが、1759年に開設された時には宮殿併設の庭園でした。
それが1840年に一般に解放されて今に至るのですが、1759年って日本では江戸時代。
ちょうど今年放映されている大河ドラマ「べらぼう」の頃のようです。
イギリスもずいぶん今とは違う時代だったでしょうね。
まず最初にお見せするのはDuke's Garden(公爵の庭)。
ロイヤルサイファーらしきもので飾られた立派な入り口を入ると、とても静かな庭園でした。
年少の王族に与えられるDuke of Cambridge(ケンブリッジ公)という爵位ですが、この庭園にある建物には最初のケンブリッジ公がお住まいだったそう。
(今のウィリアム皇太子も、その前にはケンブリッジ公と呼ばれていましたね)
サイトによると、訪れる人もわりと少ない場所だそう。

あら、意外とお庭の写真がありませんでしたが、中央に広がる芝生をさまざまな植物がぐるりと囲う形のお庭でした。
まだ咲き残っていたマグノリアが完璧な形で見とれました。
続いて向かったのは、今日のいちばんの目的、キュー宮殿(Kew Palace)です。

少し前に友人にキューガーデンに「宮殿」があると初めて聞き、気になっていたのです。
実際に見ると、思った以上に宮殿らしい建物。
王家とのつながりと実感しますね。
ちなみに最初の建設は1631年だそうです。
宮殿に入れるのは一定の時間だけのようだと入り口で知って、この日は中に入らなかったのですが、次はぜひ入りたい!
そしてこれも知らなかったのですが、この奥にQueen's Garden(女王の庭園)もあるのです。
こちらは時間制限はなかっただろうに、行かなかったんですよね。残念。
初めてキューガーデンに行った留学生の時、キングサリ/キバナフジ(laburnum:黄色い藤のような花)のアーチの美しさに見とれたことがずっと心に残っていました。
あれはどこだったんだろうと長い間ずっと考えていたんですが、どうやらそれはこの女王の庭園にあるようなんです。
キングサリは今がちょうど満開のはず。何十年ぶりの再会を果たしたい!
今年のうちに行けるかな。行ってみたいな。
そして次の建物はオランジェリー/オレンジェリー(Orangery)。
オランジェリーは17世紀から19世紀ごろに柑橘系の果物を育てるために作られた温室のこと。
当時、柑橘系の植物は東方から渡ってきた貴重なもので、温かい環境で大切に育てられたのです。
キューガーデンに限らず、よくオランジェリーはあちこちにあり、たとえばロンドンのケンジントン宮殿(Kensington Palace)のものはよく知られています。
今では明るい室内を利用して、レストランやカフェになっているところが多いのですが、キューガーデンのオランジェリーもやはりそうでした。

内部には当時を思わせるトロピカルな植物も置かれていました。
そして、建設当時のものかと思われる装飾品も優雅ですてき。

床にはこんな記載を見つけました。

建設されたのが1761年、改装されたのが1959年と2022年ということかな、と想像します。
最初の改装では電気を採用したんじゃないか、というのが夫の意見。
そして2022年の方は、コロナ禍の改装かなと思いました。
キューガーデンズに限らず、人が入れられないことを機会に、あちこちで改修が行われていたので。
この辺りですっかり歩き疲れて帰ることにして、出口に向かって歩いていると……。
蜂の巣(Hive)というモダンなオブジェがありました。外からしか見たことがないのですが、このオブジェはミツバチの生活空間を再現していて、中に入ると巣の中に入り込んだ気分が味わえるそう。次はここにも入ってみなくては!こうして、東京ドーム約30個分の広さを誇るキューガーデンには見どころがたくさん。わたし自身ももっともっと見てみたいので、またご報告します。
次回は番外編として、この日見かけたきれいな植物をご紹介しますね。
オランジェリーのテラスに咲いていたチューリップ。
これはこういう具合に開く種類なのかもしれません。
なんだか新鮮だったし、色もすてき。
チューリップはもともと大好きなんですが、最近は変わった種類を見つけたり、枯れていく過程をじっくり見たりという新しい楽しみを見つけました。
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