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今回は今のフラット(共同住宅)に越してからできた、かわいい100歳の友だちのお話です。
人といるのが大好きで、90歳を過ぎても毎日車を運転して出かけていたアクティブなインドのおばあちゃんN。
彼女とは親しく楽しく少し切ない時間を過ごしました。
なにせ家が近いから、よく会ったなあ。コロナ禍の後は特に。
教えてもらったことも多かったし、日本人のわたしには想像もつかないような話を彼女からずいぶん聞きました。
そんな彼女は暮れに亡くなり、モスクでの葬儀という初めての経験をわたしに与えてくれました。

モスクの床に敷かれたカーペットが色鮮やかで見惚れました。
もし彼女が一緒にいたら、隅々まで案内してくれたんじゃないかなあ、なんて思いながらモスクの庭を歩きました。
墓地での埋葬に最初から最後まで立ち会うのも初めてでした。
棺を穴に入れるところから始まり、一握りの土を一人ずつ手で投げ入れた後、小さなショベルカーのようなものでががっと穴を埋め、さらに山の形に盛り上げて花を供えるのです。
日本とはずいぶん違いますよね。
こちらでも火葬は増えていますが宗教によっても違うし、彼女は昔ながらのやり方を選んだようです。
100歳の大往生とはいえ、やっぱり寂しいものですね。
でもすばらしい友だちに巡り会えたことはとても幸せだったので、彼女の思い出を書き残しておきたかったのです。
読んでくださった方、ありがとうございました。
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