今年の夏休みはデヴォンの友人の家でただ一緒に過ごすことが目的でしたが、せっかくだから観光もしておいでよと言われて、夫と1泊でトーキーという町に行ってきました。
ヴィクトリア時代に発展した、歴史ある海辺の町です。
デヴォンのあるイギリス南西部は、比較的暖かい地域です。トーベイという湾に面したトーキーやその周辺は、ヴィクトリア時代には保養地や観光地として栄え、イングランドのリヴィエラ(English Riviera)」と呼ばれるようになりました。
あちこちにシュロの木も植えられて、南国らしい雰囲気に満ちていましたよ。
海辺は遊歩道になっていて、朝から夜まで1日中、観光客や地元の人がぶらぶらと散歩していました。
トーキーは海に面していて砂浜もあるのですが、まるで崖のような険しい丘が海にすぐ迫っていて、おもしろい地形でした。
この左側が遊歩道になっていて、その先が海です。

海辺からすぐのところでも、こんなに険しいことになっています。
こういう階段のないところは、ぐるっと回って坂を上ることになるのでしょうね。
でも、登りきった場所からの眺めは格別でしょうね。行ってみればよかったかな。
丘の上には、リゾートマンションのような建物がずいぶんありました。
町自体も優雅なヴィクトリア時代の建物が多いのですが、残念ながら全体にやや古くなってしまったかな、という感じ。
この数十年で格安のパックツアーができて、海外の海に気軽に行かれるようになってからは、この時代に栄えた国内の海辺の町からは観光客の足が遠のいてしまっているのです。
コロナ前に行ったヨークシャーの海辺も同じような感じでした。
でもね、わたしはこういう場所が大好きなんです。
少しレトロな雰囲気が、これまたいい風情になっていると思いませんか?
しかも往年の優雅さもいまだに感じられるんですよ。
もっとみんな訪れればいいのに!
この写真は店の営業時間を過ぎた夕方に撮ったので、人の数が少なくて、よけいに寂しく見えてしまいますが!
右側の建物は、ヴィクトリア時代にできたショッピングモールだったそうです。
100年以上前にショッピングモールがあったなんて、すごくないですか?
そして、それを今まだ見ることができるという事実も。
町なかにも、趣ある建物がたくさんありました。
これは何ということのない建物ですが、鮮やかな緑に塗られているドアや窓枠とのコントラストが個人的に好きだったので。
アイスクリームのノボリで見えにくくなっていますが、階段がぐっと一直線に教会に繋がっていました。
こういうのも好きなんですよね。
坂道や階段って何か想像力をかき立てるものがありませんか?
こちらは、その名もランドリー・ステップス。
洗濯をする女性たちがこの階段を上り下りしていたのかな。
かなり急な階段なんですよ。
みなさん、ご苦労さまだったねぇ。
こちらは、鉄道の駅の近く。
立派な門構えで、どこのお屋敷の入り口かと思うでしょう?
実はこの奥は、ボウリングの競技場になっているのでした。

ボウリングといっても、わたしたちが思い浮かべるあのボウリングではないんです(そちらはten pin bowling(10本ピンのボウリング)と呼ばれたりします)。
これは日本では馴染みのない競技ですが、芝生の上でボールを転がして、他のボールにぶつけるというイメージのスポーツ。
わたしも詳しく知らないので、雑な説明ですが!
運動量が少ないからか、お年寄りに人気という印象があります。
この日もこの後、集まっていたおじいさん、おばあさんがグリーンの上に繰り出していました。
太陽が出たら、よりイングランドのリヴィエラらしく見えてきましたね。
海の水は澄んでいて、とてもきれいでしたよ。
先ほども言ったように、広くはないけれど、きれいな砂浜もあります。
もう夕方でちょっと肌寒かったので、海に入るというより、こうして遊ぶのが正解、という感じ。
せっかく海に来たんだもの、何かして楽しみたいですよね。
わー、「おじいちゃん大好き」。そうなんです、トーキーでは、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に来ている家族が多い気がしました。
子どもたちの夏休み中にも仕事のあるパパやママは、自分の親に子どもたちを預けることも多いのです。
若いパパとママと一緒ならスペインやフランスの海に行くのかもしれないけど、おじいちゃんおばあちゃんとは国内が安心なのかもしれません。
パパママ抜きの旅も楽しそうですね。わがまま聞いてもらえそうだし!
こんなアイスクリームやドーナツも海辺でたくさん買ってもらえそうだし。いいな。
海の遊び道具もね!
こういうおもちゃやお土産品って世界共通ですね。
貝殻で作った小箱を売っていたのですが、まったく同じようなものをフィジーの海でも見たことがあるんです。
あれはもしかして、英国製だったのかな。

砂浜には海辺の小屋もありました。
イギリスの浜辺でよく見るもので、ここに入って日陰で休んだり、ジュースを飲んだり、本を読んだりするんです。
そうそう、入江には漁船に混じって、個人のボートもずいぶん停泊していました。
トーキーで夏を過ごす家族はまだまだいるのでしょうね。
この写真は水の色がきれいに写ってくれて嬉しいな。
それにしても、なんですね。
この海岸ぎりぎりまで崖が迫る地形といい、丘の上の建物といい、どことなくレトロな雰囲気といい、「イングランドのリヴィエラ」は、「日本のリヴィエラ」こと熱海や真鶴を思わせるものがありますね。

ほら、ほら、そんな気がしませんか?
さすが「リヴィエラ」つながり。
(関東以外の方にはわかりにくい例えでスミマセン)
そんなこんなで、イギリスにいるのになぜか懐かしい気持ちにもなったトーキーの町でした。
実はここ、日本でも大人気の作家の出身地としても有名な町なんです。
次回はそのお話をしますね。
(どこに行っても撮ってしまう花の写真。
アガパンサスはイギリスでは7月から8月に咲くイメージです)
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