今朝、日本から絵はがきが届きました。
差出人は学生時代の友だちです。
残暑見舞いでもなく、「今日(消印は8月11日でした)は山の日で、3年前にひとりで登った槍ヶ岳のカードを送ります(要約)」というもの。
懐かしい独特な手書きの文字と彼女らしいのんびりした文章に、にんまり。
いつの間にかまた力の入っていた肩と首と頬が、一気にゆるみました。
日本にいた頃、彼女を含めた何人かで、ときどき絵はがきや手紙を送り合うというゆるいことを長い間していました。
手に入れたかわいい切手やはがきや便箋を郵便で出して、友だちにも見せるんです。
内容は特になくて、だいたい今回の彼女のようなもの。
「今日は焼きそばが上手にできた」「歩いていたら急に靴が壊れてびっくりした」みたいな。
もともと絵はがきって、たくさん書けるものではないですけどね。
もちろん、旅先からのはがきもありました(ご当地の切手を貼るのが好きでした)。
センスのいい彼女たちのおもしろゆるい便りを楽しみにしつつ、このカードは何とかちゃんが好きそうと思うと買わずにはいられませんでした。
買うときには、プレゼント用と自分用の2枚にしてみたり、ときどき会うとレターセットの一部を交換しあったり。
くー、今思うと、ずいぶんいい歳になっていたのに小学生並みのオトメだったなあ。
でも楽しかったなあ。
メールやメッセージが当たり前になった今、こんな話をすると、何だかものすごく昔の人みたいですね。
船でヨーロッパに渡りました、みたいな。笑
自分たちを(切手コレクターに対して)「切手ユーザー」と呼んでいたわたしたち。
彼女の絵はがきにもこんなかわいい切手が貼ってありました。
郵便好きにはたまらないチョイスです。
テクノロジーの進化で本当に何でも速く便利になって、海外暮らしの身にはとてもありがたいけれど、はがきや切手を選んで何行かだけ書いて送り、何週間も返事をのんびり待っていたあの時代もまた愛しく思えます。
手書きの文字にはぬくもりがあって、画面に浮かぶメールの文字より、その人をもっと近くに感じられるようで。
絵はがきを読む時間は、メールを読む時間よりゆっくり流れる気がします。
そういえば今年は夏にいつもより多くこちらの友だちから絵はがきをもらいました。
どれも夏休みの旅行先からでした。
左はコルシカ島、右上はイタリアのコモ湖、右下は南仏のアンティーブです。
コルシカからのカードを送ってくれた人は筆まめなんですが、他の2枚の送り主は今年が初めて。
文はどれもとても短くて、「コルシカよりキスを送ります(ビーチに牛がいたよ!)」「ここはすてきな所だけど早く会いたいな」などなど。
スマホではしょっちゅうメッセージや写真を送り合っているのに、どうして今年は絵はがきになったんだろう。
みんなわたしとほぼ同世代で、かなり大人になってからテクノロジーの急拡大を見た人たちです。
もしかしてわたしと同じように、何でも速い今の時代に少し疲れてきたのかな。
ホリデーでのんびりしていたら、スマホより絵はがきがよくなったのかな。
わたしも絵はがきを書いて聞いてみることにします。
もうみんなロンドンに戻っているけれど。
なんて答えてくれるのか、楽しみ。ふふふ。
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