今年の夏はどうも変な天気でした。
かといって、地球の温暖化の影響だけとも思えず、単にありがちな夏、という気もします。
イギリスは山のような天気ですからね。
とにかく毎日曇って気温も低めでした。
パッとしないお天気、というのがいちばんしっくりくる表現。
わたし自身は実は日光に弱いので、強い日差しの中を歩かなくて済むのは歓迎なのです。
汗が止まらないという不快感もないし。
それでも、スイカを食べたり夏服を着たりという楽しみはあった方が嬉しいですけどね!
「暑くもなく、寒くもなく」が褒め言葉になるのは、9月の声を聞いてからなのかもしれません。
9月はそんな気持ちのいい秋晴れが続きました。
着々と実っている、ように見えた木の実なんですが、どうも今年は少し様子が違うのです。
このブログでは何度も取り上げているセイヨウトチノキ(マロニエ)の実。
これは半分に割れた外のイガイガ部分(これが「果実」なのだそう)です。
この木のことを日本語でどう呼ぼうか、いつも迷います。
英語はhorse chesnutsなんですが、日本語はセイヨウトチノキ、でもなんだかそれだと図鑑みたいじゃないですか?
わたしにはマロニエという呼び方がしっくりくるのです。
でもそれだとフランスすぎるかなあ。
よし、決めた。ここではマロニエでいきます!
わが家の目の前に2本のマロニエがあって、その下に駐車してある車の上にも容赦なく実が落ちていきます。
このオープンカーは屋根が布張りなので、ここにはきっと上品にぱさりと着地したと思いますが、普通の車だと、ボンッ! ゴーーン! とすごい音。
わがフラットの秋の風物詩です。
そんなマロニエですが、毎年盛大に実が落ちて、その衝撃でイガイガが壊れ、中からぴかぴか光る栗のような種が出てきます。
こんな感じ。
あれ、でも1個しか見つからない。
よくよく見てみると、イガイガの部分は落ちていても、どうもあんまり種がないのです。
こんなことは初めてです。
どうしてそんなにはっきり言えるかというと、わたしは毎年拾い集めているから。
子どもみたいで恥ずかしいのですが、この栗に似た種は新しいうちは本当にぴかぴかときれいに光っていて、みとれてしまうのです。
隣に住むエヴァ(95歳になりました)にも、「今年初めての実だよー」「こんな大きいの見つけたよー」と報告がてらプレゼントしています。
最近すっかり足が弱って外にあまり出られないので、花好き同士のコミュニケーション。
ものを大事にするエヴァの家には、古いマロニエの実がどんどん溜まっています。
それから夫の娘たちのためにも集めています。
というのも彼女たち、(もういい歳ですが)二人ともクモが大の苦手で、マロニエの実はクモを遠ざけると信じているからです。
マロニエの実には有害な化学物質が含まれているから家に置くとクモが近づかない、という噂は、科学的には証明されていないようですが、イギリスではわりとよく聞くお話。
おばあちゃんの知恵みたいなものでしょうか。
化学物質がきちんと放出されるように、毎年新しい実を家に置きたい娘たち。
家の近くにマロニエの木がないからお願い、と毎年頼まれます。
本当は彼女たちの家の近くにもマロニエはあると思うのです。
木を見上げたり地面をきょろきょろしたりしない若者には見えないだけなんじゃないのかな。
でもこれもある意味、家族のコミュニケーションだと思って、継母は毎年せっせと集めております。
そして今年に限って、新しい計画もありました。
夫が昨年、マロニエの種をまあるくアレンジしたリースがあるお宅のドアに下げてあったのを見て、あれを作りたい! と張り切っていたのです。
乙女か!笑
今年はどうやらその計画もお預けです。
エヴァや娘たちにも説明しないと。
来年はどんな実に出会うかなあ、と、せめて今から楽しみにしていることにします。

(わが家の前の木はとても背が高くてうまく写真に撮れないので、近くの緑地で撮ってみました。
この木のイガイガは優しめな感じですね。
茎の部分もわたしが見慣れているより赤っぽい。
もしかしてピンクの花が咲く種類かもしれませんが、自信なし。
来年の観察を待ちます)
***************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。
ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!
応援どうもありがとうございます♪
にほんブログ村
人気ブログランキング