この前の日曜、ロンドンは雪でした。
天気予報で雪わかってはいたものの、降り始めたらあっという間に銀世界になりました。本当にあっという間に。
この冬初めての雪で、こんなに降ったのは何年かぶりのことでした。ロックダウンで人にも会えないし外出もできないということもあり、久しぶりにわくわくした気持ちになりました。降り始めたのは10時半ごろでした。
朝からどんより曇っていた空が、どんどん重くなってきて、いよいよという感じで降り始めました。
最初は家の窓から写真を撮ってはしゃいでいたのですが、あれれ、フラットの建物からどんどん人が出てくる。
お母さんと一緒に出てきた子どもたちが手のひらを上に向けて、雪を感じていました。
そうか、雪は家の中から見るんじゃなくて、外で感じないと!
という訳で、大人2人のわが家ですが、雪を感じに表に出ました。
降り始めの雪はこまかかったのに、すぐに大きなぼたん雪になって、ほんの15分ぐらいでこんなことになりました。
乾いていたところに雪が降ったせいもあるかもしれません。
フラットの人たちだけだけじゃなく、ずいぶん人が出てきていました。
子ども連れはもちろん、大人だけという人たちもたくさんいて、やっぱりみんな楽しそう。
降っている雪もしっかり写真に写っていますね。
傘? さしませんよ、もちろん。
雨が降ったって傘を使わない人たちですから。
それに雪が髪や顔やコートの上に落ちてきてこそ、「雪を感じる」ですよね!
ちょっと遠いのですが、雪合戦しているのが見えるかな。
ちなみにこれ、白黒写真じゃないんですよ。
木と雪だけだと、モノクロに見えますね。
あ、この人たちが着ているものも、たまたま黒っぽいしね。
いつものクリケット場がロシアの草原になってる!笑
そこまでじゃないとしても、どうしてでしょうね、いつもより広く感じるのは。
雪が積もった地面と空の色が似ているから、一体化して見えるのかなあ。
時間が戻ったような不思議な感覚もありました。
聞こえてくるのは子どもが喜んで叫ぶ声と犬の鳴き声、でもいちばん近くで聞こえるのはダウンジャケットの表面に雪がしゃらっしゃらっと落ちてくる音。
いつもバス停まで歩く道が、すっかり山道に。
スキー場のようにも見えます。
外に出てから、雪はますます大きくなってきました。

小学校4年生の時の担任の先生がちょっと悲しげなメロディーに乗せて、「上見れば虫こ、中見れば綿こ、下見れば雪こ」と歌ってくれたのがなぜか今でも耳に残っているのですが、まさにこれだなあ!調べてみたら、青森の方のわらべ歌のようです。いい大人になってわらべ歌の意味を知る悲しき都会っ子…。

フラットのすぐ脇にある緑地への入り口は、ふだんから雰囲気があって大好きな場所ですが、これはまるで『ナルニア国物語』。原作になった本や映画をこれからご覧になる方もいらっしゃると思うので詳しくは話しませんが、雪国への入り口(出口?)があるのです。この写真は、特に映画版の映像に近くてわくわく。
雪はどんどん激しくなって、体中で雪を「感じ」過ぎの状態になったので、フラットの庭に移動しました。緑地にいたら遭難しちゃうかもしれないので!
ほらね、カラー写真だったでしょう?
誰かの手作りの鳥の餌台がかわいらしい。
これ、日本のモミジのような木で、秋には真っ赤に色づくんです。
ヨーロッパの紅葉は黄色いものが多いので、毎年この木を眺めては日本を思い出しているんですが、こうして見ると枝ぶりも見事ですねぇ。
雪が積もった枝も浮世絵のよう。
日本の植物は人気があるので、これも本物のモミジなのかもしれません。
何やた楽しげな声がするので近づいてみると、子どもたちがやってましたよ、あれを。
雪だるま作り。
雪を転がした跡が残っているのがまたよい。
ちょうど鼻のニンジンをどこにつけるか家族会議中だったので、「写真撮らせてもらえる?」と聞きづらく、「上手にできたねぇ」と声をかけて通り過ぎました。
が、少し離れたところにかわいらしい方を発見。
なんと車の上に乗っていました。
なんとなくペンギンっぽい手の向きもチャームポイント。
夕方になって同じところを通ったら、車の上にいたこの方もお友だちと仲良く並んでいました。
歩けるのね!
雪の玉を3つ使った雪だるまは、2頭身の日本の雪だるまよりどこかスマートに見えますね。
日本式もかわいいけれど。
こちらも夕方に緑地で撮った雪だるま。
日本式に2頭身、しかもお身体が何やら平べったくてマスクもしているのが妙にリアルですね。
そしてよく見ると、雪の中にも春のきざしがありました。
これはたぶん、ラッパスイセン。
去年の春先に突然、庭のあちこちに花を咲かせて、コロナにおびえ始めたわたしたちの目を楽しませてくれたっけ。
もう1年近くなるんですね。
そしてこちらはスノードロップ。
これも春を告げる花です。
この日の雪は1時間半ぐらいの間にわーっと降って、すぐにやんでしまいました。
それでも本当に一気に降ったので、夕方までたっぷり遊ぶだけの雪が積もったようです。
ロンドンは例えば東京と同じで、ふだんあまり雪が降らない街。
だからたまに降ると交通機関が乱れたりしてちょっとした騒ぎになります。
でもロックダウンで家で仕事をしている人が多い今、幸い交通機関の乱れを心配する必要はあまりなし。
しかも日曜だったので、大人も子どももお休みで家にいる人が多かった。
そんな日にいつもの景色をささっと白く塗り替えてくれたこの雪は、長引くコロナ騒ぎに疲れてきたわたしたちへのプレゼントのように思えました。
きれいだったなあ。
雪って白いせいか、とても清らかな気持ちになりますね。
空の上から誰かが、「ちょっとは元気になった?」とほほえんでくれた気がします。
元気になったよ、ありがとうー!
(翌日は朝からぴかぴかの快晴。お向かいの屋根に残った雪を見てスキー場を思い浮かべ、雪が降っている時とはまた違う意味で愉快な気分になってしまったのでした。最後まで嬉しいプレゼントだったなあ)
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