今年の年末年始はどうもやる気がいまひとつでした。
クリスマスにはツリーを省略して簡単な飾り付けのみ、お正月もなんちゃっておせちとして自分が食べたい和食を多少作った程度、大掃除も省略(これは言い訳かな)。
じゃあ毎年そんなにがんばっているのかと言われれば、そうでもないのですが。
それでも何か「お正月だ!」というものが欲しくて、SNSで見かけた柚子を買ってみました。
それでもこの懐かしい香りで一気に幸せになりました。
柚子は英国のスーパーやその辺のお店ではなかなか手に入りません。
ただ最近は柚子の人気が高まっていて、洋風なメニューに「ユズ風味」とか「ユズソース」とか書いてあったりします。
そのおかげで日本人以外にも需要があるのか、それともここも日本人をターゲットにしているのか、柚子を扱っているサイトを見つけたので、オーダーしてみたのです。
ちょっとお値段はりましたが、お正月ですもんね。
ちなみにわたしが柚子を買ったのはこちらのサイト。
栽培にもこだわっているようです。
ネットで柚子の皮のむき方をよく調べてみると、裏の白い部分はできるだけ取り、切った直後に水にさらして、あくを抜くのがいいと学びました。
これまで何度か柚子を使ったことがありましたが、ちゃんとした処理を調べてみたのは初めてだったので、ちょっと嬉しかったです。
できた。
お料理のサイトを見てみると、柚子を大きめに切るパターンもあるようなのでいろいろにしてみました。
なんだかおままごとみたいで楽しかった。
切っている時から柚子のあの香りがキッチンいっぱいに広がって、はー、幸せ。
これだけでもう幸せ。
やっぱり買ってよかったな。
そして柚子だけというのもナンなので、同じサイトでついでに「カブ」と「カブの葉」もオーダーしてみたら。
あらら、カブ自体にも葉っぱがついてきたので葉っぱだらけ。
カブはスーパーでも売っていますが、頭のところが少し紫色だったりして、日本で買うものとは少し違う感じ。
これは日本のものにかなり近い食感で、味にも甘みがありました。
種類自体が違うのか、ここで買ったものの質がいいのか。
しかし、こんなにたくさんの葉っぱ、どうしようと途方に暮れつつ、ふと見ると、何やら見慣れない小さなブロッコリーのような菜の花のようなものがついている。
葉っぱはみるみるしおれていくように見えたので、とりあえず水につけ、この変わった部分も摘み取って水につけてみました。
ネットで調べると、これはカブの花だそう。
そのままにしておくと、まさに菜の花のような黄色い花が咲くようだったのですが、食べられるとも知ったので、軽く湯がいて年越しそば(もどき)に乗せてみたら、ほんのり甘くて青い味。
山菜のようで、おいしかったです。
そしてお雑煮もメインは柚子。
わが家ではお米が体に合わない人がいるので、毎年お雑煮はお餅はないのです。
外出制限ではんぺんが手に入らなかった今年は、このおいしいカブをお餅に見立ててみました。
青菜はカブの茎。緑色なのにちゃんとカブの味がするのが不思議です。
白しめじは近くのアラブ系のお店で買ったもの。
アラブの国々でしめじを食べるとはあまり思えないけど、アラブ系のお店にはなぜかアジア系のものを売っていることも多いのです。
作った品数は本当に少ないのですが、柚子をふんだんに使って、新しい食材を試せて、ちょっと楽しいお正月でした。
残った柚子は煮物の上にも乗せて大盤振る舞いしましたが、まだもう少し残っています。
そう思うとしばらく幸せ。
柚子なんて日本にいる時にはほとんど気にしたことがなかったのに、ないと思うと食べたくなるものですねぇ。
香りがするものは、たまに恋しくなります。
柚子とか、しそとか、山椒とか、三つ葉とか。
香りがある分、心が満たされやすいのかな。
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