続・早春の花2020

前回、家の周りの早春の花をご紹介しました。
その後ももう少し写真を撮ったので、今日はその続きを。

この日はすっきり快晴ではないものの、ぽわんとした小春日和で暖かく、とても気持ちがよかったんです。

続・早春の花2020_e0114020_01171044.jpg

おー、伸びてる、伸びてる。
勢いがあって頼もしいですね。

いけばなをしていた時、「勢い」や「動き」を大切に、とよく先生に言われたのですが、こういう勢いや動きも、きっと自然から取り入れたんですね。

木の芽も春らしいのですが、つぼみも同じ。

続・早春の花2020_e0114020_01152228.jpg

ころころしたこのつぼみは椿。それとも山茶花かな。
ツバキとサザンカ、いまだに見分け方がよくわかりません。。。
冬に咲く種類もありますよね。
この子は春咲きのようです。
続・早春の花2020_e0114020_01145102.jpg

この大きなつぼみ、触ったら今にもはじけそう!
と思って触ってみましたが、はじけませんでした。笑
淡い色合いといい、ふくふくした丸さといい、練り切りの和菓子のようですね。
つやつやした葉っぱも大好き。

そういえば、この前、夜に敷地内を散歩していた時、どこからともなくいい香りがしてきたのです。
これは絶対にあの花の香り!
そう思って、香りのしたあたりに行ってみると、やっぱり!

続・早春の花2020_e0114020_01121534.jpg

沈丁花でした。
10メートルくらい離れていたのに、風に乗っていい香りが伝わってきました。
まったく同じあの香り。
子どもの頃にも香りに気づいて「これは近くにある!」と周りをきょろきょろ探したこと、何度もあったなあ。
とても懐かく、どこかほっとした気分になりました。

中国原産の沈丁花は、英語ではwinter daphneと言われるようです。
よく、こんな遠いところまで来てくれました。
続・早春の花2020_e0114020_01113767.jpg

新しい葉がぐるぐる出てくるカオスな感じがユニーク。
これも勢いがありますね。
励まされるなあ。

そしてこちらも日本でおなじみのレンギョウ。
続・早春の花2020_e0114020_01095089.jpg

あれ、でもレンギョウって枝がツンツンと上に立っていたのでは?
調べてみると、「シダレレンギョウ」という種類もあるようで、まあ今回はこれもレンギョウだとして話を進めましょう。

(追記:
その後、これは「オウバイ」では? とコメントで教えていただきました。
ググってみると確かに花の形も、枝ぶりもオウバイに近い。。。
どうやらレンギョウでは、なさそうです。
でも、英語も載せたりしているので、次の段落はそのまま残しますね)

これも枝の流れに勢いを感じますね。
レンギョウは英語でforsythia(フォーサイシア)。
西洋では黄色い花は春の花として歓迎されます。
考えてみると、イギリスの早春を代表するラッパスイセンもそうですね。
続・早春の花2020_e0114020_01105550.jpg

新芽もかわいい!
もう咲いている花もあるのに、これから新芽が出るところもあるんですね。
人間と同じで、早い子も遅い子もいるのね。
ちなみにわたしはたぶん、いちばん最後までぐずぐず様子を見ているタイプだと思います。笑

なんて一人でニヤニヤしていたら、なにやら視線を感じる!
続・早春の花2020_e0114020_01131460.jpg

こんなところから猫さんに見られていました。

この猫さんにお会いするのは初めて。
なにをニヤニヤしているのだ、この人間は、という目でわたしをじーっと観察されていました。

おそるおそるあいさつしてみたけど、びくとも動かず。
手を降ったわたしの動きにもまったく動じず。
なかなか老練の猫さんとお見受けしました。
以後お見知りおきを、とふたたび丁寧にごあいさつして、この日はお別れしました。
続・早春の花2020_e0114020_01165122.jpg

レンギョウの近くにはムラサキシキブ。

黄色と紫という花束の組み合わせを初めて見たのはイギリスでした。
まだ学生の頃で、なんて派手なんだ! とびっくり仰天したのをよく覚えています。
でも、今ではすっかりこのハデハデな組み合わせがお気に入り。
強いコントラストがお互いの色の良さを引き立てて、明るい気持ちにしてくれます。

明るい色と言えば、こちらもなかなかのもの。
続・早春の花2020_e0114020_01134848.jpg

ボケです。

わたしはボケが大好きで、もしかしたら桜より好きなくらいなんですが、ボケこそとてもアジアらしい花だと思っていたので、イギリスで初めて見た時にはびっくり。
自生というより、プラントハンターが持ち帰ったものを植えて、今に至っているんじゃないかとは思いますが。

プラントハンターの始まりは17世紀頃の北西ヨーロッパと言われているそうです。
もともと寒い国で手に入りにくいオレンジやレモンをスペインやイタリアから運んでいましたが、19世紀に入ると植物学者もかかわって、ヨーロッパだけでなく、アジア、アフリカ、中南米の各地から珍しい植物を採集していたそう。
そのおかげで、今ではイギリスにいてもモミジ、椿、梅、桜、シャクナゲ、菊、アジサイなんかが楽しめるのです。
数は少なめですけどね。
きっとさっきの沈丁花もそうですね。

ボケも前に見たことはあったのですが、フラットの敷地内で見たのは初めてでした。
去年の秋、この木にはカリンに似た実がなっていたので、勝手にカリンだと思い込んでいたのです。

調べてみると、ボケの英語名にはflowering quice(「花が咲くカリン」)というものもあるほどで、カリンによく似た実がなるようです。
ボケの身もジャムにするとおいしいそうなので、秋になったら実を摘んでみようかな。
夫かクリスに頼んでジャムを作ってもらおう(←人任せ)。
続・早春の花2020_e0114020_01133394.jpg

この色も鮮やかでいいし、花びらの質感がつややかできれいだし、花の形もなんてかわいらしいんでしょ。
ずっと見ていられそうです。

フラットの庭には生垣もあって、そこにもちらほらと花が咲き始めていました。

続・早春の花2020_e0114020_01052662.jpg

これ、ユキヤナギかなあ。
日本だと桜の後に咲く花ですよね。ずいぶん早くないですか?
それとも枝があんまりしだれていないから違うのかしら。
ユキヤナギだといいなあ。
これも観察を続けます。
続・早春の花2020_e0114020_01072209.jpg

これも不思議で、ツツジのような葉の生垣に、まあるい小花の束が唐突にひょっこり飛び出だしているんです。
花は沈丁花に似ていますが、香りはなし。
なんていう花だろう。
とても可憐で愛らしいなあ。

背の高いところだけじゃなくて、地面に近いところにも春が近づいています。
続・早春の花2020_e0114020_01050954.jpg

なんでしょう、この愛くるしい草花は!
スミレのような、でももっと野性味のある花。
でも薄い花びらがなんともはかない。
うす紫とピンクの色のコンビネーションも絶妙です。

続・早春の花2020_e0114020_02283751.jpg

こちらが本当のスミレ、いや、パンジーというべきなのかな。
種類が多くて、正しい名前がよくわかりませんが。
前にも書きましたが、ディズニー版の『ふしぎの国のアリス』を見て以来、わたしにはパンジーは女の人の顔にしか見えません。
この子たちはちょっとおしゃまな顔つきですね。

続・早春の花2020_e0114020_01142556.jpg

最後は桜。
と言いたいとことですが、これはプラム(あるいは梅の一種)なんです。
去年の初夏に実をたくさんつけたので、みんなで奪うように落ちた実を拾ったのでした。
仲良くしているクリスは、自然になっている実をとるのが大好きで、棒でつついたりもしていたっけ。

とても甘くておいしいプラムでした。
今年もたくさん実がなるかな。

このフラットに越して来て丸8年が経ちました。
改装工事や新しい人との出会い、嬉しいこと辛かったこと、いろいろあって、少しずつ思い出が増えています。
花好きなわたしには、花や木との出会いも大切な思い出なので、こうしてまとめて記録できて嬉しいです。
また季節のお花、ご紹介しますね。

続・早春の花2020_e0114020_01143935.jpg
(夕暮れも春色ですねぇ)


****************************************

今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

Commented by 赤毛のアン at 2020-02-09 13:09
ロンスマさん こんにちは♪

この冬は日本は暖冬ですが。イギリスもそうでしょうか。
もうこんなに春の花が咲いているのですね。
春を待ち遠しく思うイギリスの人々にはとても嬉しいプレゼントのような気がします。沈丁花や木瓜の花もイギリスで咲いているのですね。私もロンスマさんと同じように沈丁花や金木犀の花が咲くのを毎年楽しみにしています。
シャクナゲもアジアの花になるのですね。私はイギリスに行った時イザベラプランテーションやマナーハウスの庭で大きなシャクナゲの木をよく見かけました。やはりプラントハンターがアジアから持ち帰ったものなのでしょうか。

草花や木に励まされると言う気持ち、とてもわかる気がします。心が落ち込んだとき、私も植物が成長する姿に人間だけじゃなく生きてるものってすごいと励まされたことがありました。

春の花の写真とても心が癒されました。
素敵な春の便りありがとうございました。
Commented by londonsmile at 2020-02-09 20:43
*赤毛のアンさん*
こんにちは♪
こちらもこの冬は割と暖かめなので、花が咲くのも少し早い気がします。日本では特別に寒い街に住んでいたわけではないので、この国に来て、やっぱり北国の人は春が特別に待ち遠しんだなあと実感しました。

イザベラプランテーションで見るような中国原産の植物は、ほとんどがプラントハンターが持ち込んだものだと思います。おっしゃる通り、マナーハウスでもよく植わっていますが、外国産の珍しい高価な植物を買うことができたという証拠なのかな、とも思ったり。でももうシャクナゲが名物になっている名所もありますし、すっかり英国文化に溶け込んでいる感じです。

動物も好きなんですが、植物、いいですよね。わかってくだ去って嬉しい! 疲れた時にも静かに寄り添って励ましてくれる感じがとても好きです。同じようなご経験がおありなんですね。

写真を楽しんでいただけて嬉しいです。すてきなコメント、ありがとうございました。
Commented by アンヌ at 2020-02-10 12:44
こんにちは~。

イギリスに沈丁花やボケがあるとは意外でした。
(以前も沈丁花を載せていませんでしたっけ?)
ボケの色がいいですねぇ。この色大好き。

黄色い花は、レンギョウにしてはまばらについているし茎も緑なので、オウバイではないでしょうか?

小さな白い花は、葉や花の形を見たところではユキヤナギでしょうね。
これからたくさん花がついてくるといいですね。

あと、パンジーの小さい花はビオラと呼んでいるようです。

Commented by londonsmile at 2020-02-11 08:33
*アンヌさん*
こんにちは。
沈丁花、前にも書いたかもしれませんね。毎年忘れているので、毎年新鮮に驚いています。笑 花は見えないのに香りでわかるという驚きが嬉しくて。
オウバイというのは初めて聞きました! ググってみましたが、花も枝振りもかなりそれっぽいですね! 本文にも加えさせていただきます。ありがとうございました。
白い花、やっぱりユキヤナギですよね? でも早いなあ。まだ2月前半なのに。暖冬とはいえまだまだコートは必要ですし。でもこの先を観察するのが楽しみです。
スミレ、パンジー、ビオラ・・・大きさの基準とか考えると、とても覚えられそうにありません。園芸の世界も深いですねぇ
by londonsmile | 2020-02-08 19:22 | お花のこと | Trackback | Comments(4)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


by londonsmile