その後ももう少し写真を撮ったので、今日はその続きを。
この日はすっきり快晴ではないものの、ぽわんとした小春日和で暖かく、とても気持ちがよかったんです。
おー、伸びてる、伸びてる。
勢いがあって頼もしいですね。
いけばなをしていた時、「勢い」や「動き」を大切に、とよく先生に言われたのですが、こういう勢いや動きも、きっと自然から取り入れたんですね。
木の芽も春らしいのですが、つぼみも同じ。
ころころしたこのつぼみは椿。それとも山茶花かな。
ツバキとサザンカ、いまだに見分け方がよくわかりません。。。
冬に咲く種類もありますよね。
この子は春咲きのようです。
この大きなつぼみ、触ったら今にもはじけそう!
と思って触ってみましたが、はじけませんでした。笑
淡い色合いといい、ふくふくした丸さといい、練り切りの和菓子のようですね。
つやつやした葉っぱも大好き。
そういえば、この前、夜に敷地内を散歩していた時、どこからともなくいい香りがしてきたのです。これは絶対にあの花の香り!
そう思って、香りのしたあたりに行ってみると、やっぱり!
沈丁花でした。
10メートルくらい離れていたのに、風に乗っていい香りが伝わってきました。
まったく同じあの香り。
子どもの頃にも香りに気づいて「これは近くにある!」と周りをきょろきょろ探したこと、何度もあったなあ。
とても懐かく、どこかほっとした気分になりました。
中国原産の沈丁花は、英語ではwinter daphneと言われるようです。
よく、こんな遠いところまで来てくれました。
新しい葉がぐるぐる出てくるカオスな感じがユニーク。
これも勢いがありますね。
励まされるなあ。
そしてこちらも日本でおなじみのレンギョウ。
あれ、でもレンギョウって枝がツンツンと上に立っていたのでは?
調べてみると、「シダレレンギョウ」という種類もあるようで、まあ今回はこれもレンギョウだとして話を進めましょう。
(追記:
その後、これは「オウバイ」では? とコメントで教えていただきました。
ググってみると確かに花の形も、枝ぶりもオウバイに近い。。。
どうやらレンギョウでは、なさそうです。
でも、英語も載せたりしているので、次の段落はそのまま残しますね)
これも枝の流れに勢いを感じますね。
レンギョウは英語でforsythia(フォーサイシア)。
西洋では黄色い花は春の花として歓迎されます。
考えてみると、イギリスの早春を代表するラッパスイセンもそうですね。
新芽もかわいい!
もう咲いている花もあるのに、これから新芽が出るところもあるんですね。
人間と同じで、早い子も遅い子もいるのね。
ちなみにわたしはたぶん、いちばん最後までぐずぐず様子を見ているタイプだと思います。笑
なんて一人でニヤニヤしていたら、なにやら視線を感じる!
こんなところから猫さんに見られていました。
この猫さんにお会いするのは初めて。
なにをニヤニヤしているのだ、この人間は、という目でわたしをじーっと観察されていました。
おそるおそるあいさつしてみたけど、びくとも動かず。
手を降ったわたしの動きにもまったく動じず。
なかなか老練の猫さんとお見受けしました。
以後お見知りおきを、とふたたび丁寧にごあいさつして、この日はお別れしました。
レンギョウの近くにはムラサキシキブ。
黄色と紫という花束の組み合わせを初めて見たのはイギリスでした。
まだ学生の頃で、なんて派手なんだ! とびっくり仰天したのをよく覚えています。
でも、今ではすっかりこのハデハデな組み合わせがお気に入り。
強いコントラストがお互いの色の良さを引き立てて、明るい気持ちにしてくれます。
明るい色と言えば、こちらもなかなかのもの。
ボケです。
わたしはボケが大好きで、もしかしたら桜より好きなくらいなんですが、ボケこそとてもアジアらしい花だと思っていたので、イギリスで初めて見た時にはびっくり。
自生というより、プラントハンターが持ち帰ったものを植えて、今に至っているんじゃないかとは思いますが。
プラントハンターの始まりは17世紀頃の北西ヨーロッパと言われているそうです。
もともと寒い国で手に入りにくいオレンジやレモンをスペインやイタリアから運んでいましたが、19世紀に入ると植物学者もかかわって、ヨーロッパだけでなく、アジア、アフリカ、中南米の各地から珍しい植物を採集していたそう。
そのおかげで、今ではイギリスにいてもモミジ、椿、梅、桜、シャクナゲ、菊、アジサイなんかが楽しめるのです。
数は少なめですけどね。
きっとさっきの沈丁花もそうですね。
ボケも前に見たことはあったのですが、フラットの敷地内で見たのは初めてでした。
去年の秋、この木にはカリンに似た実がなっていたので、勝手にカリンだと思い込んでいたのです。
調べてみると、ボケの英語名にはflowering quice(「花が咲くカリン」)というものもあるほどで、カリンによく似た実がなるようです。
ボケの身もジャムにするとおいしいそうなので、秋になったら実を摘んでみようかな。
夫かクリスに頼んでジャムを作ってもらおう(←人任せ)。
この色も鮮やかでいいし、花びらの質感がつややかできれいだし、花の形もなんてかわいらしいんでしょ。
ずっと見ていられそうです。
フラットの庭には生垣もあって、そこにもちらほらと花が咲き始めていました。
これ、ユキヤナギかなあ。
日本だと桜の後に咲く花ですよね。ずいぶん早くないですか?
それとも枝があんまりしだれていないから違うのかしら。
ユキヤナギだといいなあ。
これも観察を続けます。
これも不思議で、ツツジのような葉の生垣に、まあるい小花の束が唐突にひょっこり飛び出だしているんです。
花は沈丁花に似ていますが、香りはなし。
なんていう花だろう。
とても可憐で愛らしいなあ。
背の高いところだけじゃなくて、地面に近いところにも春が近づいています。
なんでしょう、この愛くるしい草花は!
スミレのような、でももっと野性味のある花。
でも薄い花びらがなんともはかない。
うす紫とピンクの色のコンビネーションも絶妙です。
こちらが本当のスミレ、いや、パンジーというべきなのかな。
種類が多くて、正しい名前がよくわかりませんが。
前にも書きましたが、ディズニー版の『ふしぎの国のアリス』を見て以来、わたしにはパンジーは女の人の顔にしか見えません。
この子たちはちょっとおしゃまな顔つきですね。
最後は桜。
と言いたいとことですが、これはプラム(あるいは梅の一種)なんです。
去年の初夏に実をたくさんつけたので、みんなで奪うように落ちた実を拾ったのでした。
仲良くしているクリスは、自然になっている実をとるのが大好きで、棒でつついたりもしていたっけ。
とても甘くておいしいプラムでした。
今年もたくさん実がなるかな。
このフラットに越して来て丸8年が経ちました。
改装工事や新しい人との出会い、嬉しいこと辛かったこと、いろいろあって、少しずつ思い出が増えています。
花好きなわたしには、花や木との出会いも大切な思い出なので、こうしてまとめて記録できて嬉しいです。
また季節のお花、ご紹介しますね。
(夕暮れも春色ですねぇ)
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