このところ冷え込んでいるロンドンです。
土曜日はお隣に住む93歳のおばあさん、ドイツ人のイヴァと一緒にランチをしました。
家で仕事をすることが多いわたしは、家から一歩も出ないことが本当によくあります。
それでも全然気にならないタイプなのですが、これが毎日続くと心身ともにあまりよろしくないということに数年前に気づき、それからは作業の合間に散歩に出たり、ちょっとでも人とおしゃべりしたりするようにしています。
それだけで、ずいぶん気持ちが違うんです。
まして、93歳になっても頭がすっきり冴えていて、しかも人生経験豊富なイヴァとのおしゃべりは本当に楽しくて、ちょくちょく上がりこんではお茶をごちそうになっています。
うちに来てもらうこともありますが、イヴァは歩くのがちょっと大変なので、わたしが行ってしまう方が早くて。
それで、ついついお誘いしていなかったのですが、夫がたまには一緒にお昼でも食べようと言ってくれて、そうか、それはグッドアイディア、とランチに来てもらったのでした。
真ん中がメインのチキンキャセロール。
大きなお団子は、そのままお団子、damplingです。
牛脂と小麦粉と水を練って作ったもので、こういう煮込み料理に入れるようです。
食感は意外にふんわりしていて、特に外側はスープをたっぷり吸っていておいしい。
本当のところ、ダンプリングを初めて食べた時には、ちょっと動物っぽい臭いがするかなあと思ったのですが、今回はキャセロールとの相性がよかったのかなんなのか、とてもおいしく感じました。
イギリスの味に慣れてきたのかなあ。
あまりたくさん食べないという印象だったイヴァも、ダンプリングだけお代わりしていました。
食欲も旺盛だとは知らなかった!
「懐かしいわ、こういうの、今は食べなくなったから」と喜んでくれて、夫も嬉しそうでした。
この日は夫がほとんど料理してくれたので、わたしはケーキの飾り付けをしただけ。
小学生のお手伝い並みの仕事量で済んじゃいました。

この日のデザートは、ヴィクトリア・スポンジケーキでした。日本のスポンジケーキとマドレーヌの間くらいの食感のケーキ2つの間にジャムとクリームをはさむイギリスのケーキです。
周りに添えてあるのは、軽くグリルした黄桃です。
本当はこういう焼き菓子は食事のデザートではなくてお茶菓子なのですが、イヴァが前にとても喜んでくれたので、この日はこれに。ちょっとデザートっぽくするために生のフルーツをはさむことにしました。
まず下のスポンジに夫の手作りのゆず入りイチゴジャムを塗って、その上に泡立てた生クリームを乗せ、さらに薄くスライスしたイチゴとブルーベリーを乗せて、またまた生クリームで座りをよくし、最後にもう1枚のスポンジでフタをする。簡単なことですが、初心者のわたしには十分緊張する作業でした。ふう。
できあがったケーキのトップには粉砂糖を振りかけることにしました。
これなら、簡単、簡単。
せっかくなので、何かの形を残したいと思い、四つ葉のクローバーの形をした付箋を乗せてみました。
こんな小学生のようなものなら、いくらでも持っていますとも。
あれれ、粉砂糖を振りかけるなんて簡単、と思ったけれど、意外に均等にいかないものですね。汗
四つ葉のクローバーの形も、微妙にぼんやりになっちゃいました。
なにごとも練習、ということで!
あ、そうだ、日本語が読めないのに、ランキングのボタンを押すためにブログを見てくれている夫が何か言いそうなので、前菜の栗のスープの写真も載せておこう。

日本では栗は甘いもの、というイメージですが、イギリスではむしろ栗はチキンに詰めたり、スープにしたりと、食事に使われることが多いのです。
カルバドスがたっぷり入って、大人な味の栗のスープ、色はとても地味ですが、おいしかったです。
ついでにパンも。
これも夫が焼いたパン。
サンドライトマトが練りこんであって、スープにばっちり合うパンです。
これはわたしの大好物。
食事も美味しかったのですが、この日はイヴァのスリリングな人生の話をたっぷり楽しませてもらいました。
この日の朝に21歳の男の子に髪を切ってもらったというイヴァは、「わたしの歳を聞いて驚いた彼の顔、見せたかったわー」と楽しそうで、かわいかったなあ。
ランチの途中で「1946年に」と言いかけた夫に、「それはすごく良い年ね(It was a very good year)」と言ったイヴァ。
夫は爆笑したのですが、わたしは全然わからず、「???」
そのココロは、その話をしていた時にフランク・シナトラの『楽しかったあの頃』が流れていたのです。
この曲の原題はIt Was a Very Good Year。
だからイヴァは「すごく良い年ね」と言ったのです。
ね、93歳にして、頭が冴えてるすてきなおばあちゃんでしょ?
この前、遊びにきていた姪御さんと一緒にいるイヴァに近くのバス停で会った時、「こちらはわたしの友だちのタカコよ」と紹介してくれて、とても嬉しかったのです。
わたしも彼女のことは、お隣に住むおばあさんではなくて、いちばん近くに住む大切な友だちと思っているので。
靴も履かずに会える距離に大切な友だちがいて嬉しいな。
そうなんです、お隣に行く時はスリッパのまま行っちゃうのです。
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