7月になって、いよいよテニスの全英オープンこと、ウィンブルドン選手権が始まりました。
わが家はウィンブルドンにとても近いのですが、テニス選手権を観戦したことはないんです。
早朝から並んで当日券をゲットする以外はチケットがとても取りにくいし、人混みが苦手ということもあって。
夫もわたしもテニスをしないので(正確にはわたしは大昔にはやっていたのです。でもあまりに上達しないので、すっかりあきらめました)、あまりテニスに縁のないわが家なのですが、つい数日前、友だちにテニス見に行かない? と誘ってもらいました。
大好きだけど忙しくてあまり会えない友だちなので、何も聞かずにふたつ返事でいくことにしたわたし、と、しょうがないからついてくることになった夫。笑
よく聞くと、ウィンブルドンの前哨戦になる大会とのことでした。
ウィンブルドンの前哨戦? もうそこであんまりわかっていないわたしです。
さて、どんな大会だったしょうか?
ちょっと長くなっちゃったのですが、今日は分けずに一気に行っちゃいます!
その名もガント・チャンピオンシップ。
わたしは初めて聞く名前でした。
ガントはファッションのブランドで、この選手権のスポンサーなんだそう。
ウィンブルドン選手権に出場する選手は、早めにイギリス入りして、前哨戦となる試合に出ることが多いようです。
グランドスラムの中で芝のコートを使っているのはウィンブルドンだけなので、芝コートに慣れるという意味もあるそうですね。
わたしが知っている前哨戦は、西ロンドンで開かれるクイーンズ・クラブ選手権と、海沿いのリゾート地イーストボーンで開かれるイーストボーン国際くらいだったのですが、このガント・チャンピオンシップも前哨戦のひとつなのだそうです。
つまり、これからウィンブルドンに出場する選手を見られるということ。
軽い気持ちで行くことにしたテニスでしたが、なんだか急に楽しみになってきました。単純。笑
しかも会場は、わが家のこれまたすぐ近く。
どうやら高級なプライベートクラブらしいと噂で聞いている場所でした。
わー、それも楽しみ。
観戦者が約1000人というこじんまりした会場なので、かなり間近に試合を見ることができそうです。
さらにチケットをよく見ると、むむむ、ランチやアフタヌーンティーまで付いている!
このチケットは友だちの会社が参加しているチャリティーのようなもので、テニス観戦のついでに食べたり飲んだりして社交もしちゃいましょうというイベントなのでした。
会社で買ったチケットが余ってるの、空席出しても悪いでしょ、と言ってくれたので、お言葉に甘えることにしました。
当日の会場、ローハンプトン・クラブ。
さっきも言ったようにプライベートクラブなので、会員でないわたしは初めて入ることができました。
この日はなぜか1日だけめちゃくちゃ暑くなると言われていた日。
朝から太陽ギラギラで、午後には34度になったとか。
日本に比べると大したことがないように聞こえますが、ふだん夏もさわやかなこの国では異例の暑さで、風が熱風に感じられました。
ガントのお洋服や大会グッズを売っているテントが出ていました。
クラブの中はかなり広くて、どうやらゴルフの練習場(といっても打ちっ放しではなくて、パッドの練習をするようなところ)やプールもあるようで、もちろんテニスコートもずいぶんたくさんありそうでした。
まずはランチの会場に案内してもらいました。
わー、すてきなお庭!
このクラブは交通量の多い幹線道路沿いにあるのですが、ちょっと足を踏み入れただけのこのクラブはまったくの別世界。
なんて静かで平和なお庭なんでしょう。
睡蓮が咲く池もお手入れが行き届いていてすてき。
そのすぐ脇には、絵に描いたようなガーデンが。
ここでウェルカムドリンクをいただいて、とても優雅な気分に浸ることができました。
夏のドリンクといえば、ピムス。
同じテーブルになる人たちに紹介を受けていたので写真は撮れませんでしたが、キュウリ、いちご、ミントなどを入れた涼しげなカクテルです。
ピムズをお庭で楽しむなんて、まさに夏ならではのお遊びです。
当日は「スマートカジュアル」というドレスコードでした。
つまり「ほぼなんでもいい」ということ。
なにしろこの日はかなりの暑さが予想されていたので、夏らしい装いの方が多く、特に女性の涼しげなサマードレスのあれこれにみとれてしまいました。
ランチはマーキー(テント)の中に用意されていました。
マーキーから見るガーデンパーティーもすてき。
ランチはビュッフェ式で。
ビュッフェには一気に長い列ができたので、写真はあまり撮れませんでしたが、テニスをテーマにした飾り付けがかわいらしかったです。
サラダやパスタや海老のカクテルなど、気軽で涼しげなお料理が多くて、お味も上々。
デザートはビュッフェでなく、3段トレイでやってきました。
いちばん下の段は本来ならサンドイッチですが、ここではデザートなので、チーズが乗っています。
デザートもやはりテニスや夏がテーマで、これはマジパンでできたテニスボールの下はゼリーとクリーム。
テーマのある食事なんて、ほんのちょっとしたことに思えますが、やはり気分が盛り上がるんです。
わたしがいつも大好きとうるさく言っている「遊び心」、ですよね♪
テーブルでご一緒した方たちとも、旅行の話やどんな仕事をしているかという気楽かつ興味深い話で大いに盛り上がりました。
世の中にはいろいろな仕事があって、いろいろな人生を歩んでいる人がいるものですね。
初対面の人と話すのはちょっと苦手なわたしですが、おもしろい話を聞けるのは本当に楽しいなあ。
少しは社交の喜びを知ることができたかも。
さて、腹ごしらえもしたところで、いよいよテニスを見ましょう。
この日の対戦はご覧のとおり。
この選手たちの名前、ウィンブルドン選手権でも話題になるかもしれないので、どうぞお見知りおきを。
まずは最初の試合の最後の方と、2番目の試合を見ました。
2番目の試合のライリー・オペルカ選手は身長がなんと2メートル11センチ!
高い位置からの力強いサーブが圧倒的でしたが、対するダスティン・ブラウン選手もゆるいボレーでなかなか粘る。
それにしてもこのブラウン選手、レゲエ風のニットの帽子で髪全体を包んでいたのがとても気になりました。
おそらく、長い髪をまとめて帽子の中に入れているんだと思うのですが、テニスなんかして暑くないのか!?
繰り返しますが、この日はイギリスにしては本当に暑い日だったので、わたしはかなりやきもき。
テニスとは全然関係ないことなんだけれども。
(あとでちらっと見てみたら、彼はドレッドヘアがトレードマークだそうですね!)
対戦は結局、長身のオペルカ選手が勝ちました。
かっこいいブラウン選手、本戦でのご健闘をお祈りしています!
暑い日には、水分補給も忘れずに。
テニスコートの近くにちょっとした売店があって、飲み物類やお菓子を売っていました。
この日は日陰に座っている人が圧倒的に多かったです。
本来の観戦席ではないようですが、日陰に立っていると、フレンドリーな係の人がすかさず椅子を持ってきてくれるのでした。
ちなみに、コートの側面の席に座った人たちは、本当にボールが行き来するたびに顔を左右に動かしていて、「おー、ウィンブルドンと同じだ!」とちょっと感激。
個人的には、この写真のアングルから見た方がテレビと同じで落ち着いたのですが。
会場はとても和やかないい雰囲気でした。
コートを取り囲むネットが低めで、一度ボールが観客席に飛び込んできた時にも、「大丈夫?」「危なかったね」「勢いがいいよなー」なんて知らない人どうしで声かけあったりして、ほのぼの。
暑かったので、観戦中は靴を脱いで、素足で草の上を歩き回っている人もいて、とてもリラックスしていました。
ウィンブルドンのような大きな会場よりずっとのんびりしていて、わたしはこういう方が好みです。
わたしたちの前に銀髪のご婦人4人組が座っていたのですが、彼女たちのわかりやすい反応がおもしろく、かなり楽しませてもらいました。
テニスをやっていらしたか、今もやってらっしゃる方たちのようで、ポイントが入るたびに「あらー、惜しい!」「上手ねぇ!」「今のはこうするべきよねぇ」と、もう言いたい放題。できてたら、やってるってば!笑
それでもテニス観戦初心者のわたしには、なるほどーと勉強になることも多かったので、とても助かりました。
さて、テニスもおばさまのおしゃべりも楽しんだところで、またマーキーに戻って、今度はアフタヌーンティー。
またまたテニスがテーマになっていました。サンドイッチの下には芝のようなものが敷き詰めてあったのですが、あれはなんだったんだろう?洗ってあったのか?笑(この国だと、洗っていない可能性を100%否定はできません!)
アフタヌーンティーが落ち着いたところで、もうひと試合。
でもこの日は慣れない暑さの中、ずいぶん長く外にいたので、わたしたちは最終試合をちらっとのぞいて、表彰式まで見ずに少し早めに帰りました。
テニス観戦やランチ、アフタヌーンティーはもちろん、高級クラブ見学も人間ウォッチングもたっぷり楽しんだ、優雅でのどかな夏の午後でした。

(クラブの施設の一部。これはクロッケー(よくわからないのですが、ゲートボールに近い印象)かな、手で投げようとしているからローンボウルかな。イギリスの伝統的なスポーツは、こうやって受け継がれているんですね)
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