今週もあたふた続き。
ある日のお昼はスーパーで調達することになりました。
マークス&スペンサー(M&S)というスーパーに入って、ふと思い出す。
そういえば在英日本人の間でちょっとした話題になっていたサンドイッチがあった!
早速探してみると、ありました!
じゃーん、「チキンカツサンド」!
サンドのつづりも、日本語風にちゃんと最後にoがついて、sandoになっています。
なかなかやるな。
チキンとはいえ、イギリスでカツサンドが食べられるようになったとは感無量です。
でもその下に書かれた文字を見て、きょとん。
「with curry mayonnaise and green cabbage slaw」
後半は要するにキャベツのコールスローということ。
まあ、いいか、カツにキャベツはつきものだ。
ソースの代わりにコールスロー風に味付けしてあると思えば、アリ。
でも前半のカレーマヨネーズはどうしても気になる。
カツカレーじゃないんだから、カツサンドなんだから!
と思ったところでふと気づきました。
こちらではカツカレーが大人気(ちゃんとkatsu curryと言われています)。
カレーだけというのはほとんどなくて、ご飯と合わせた日本風のカレーがメニューにある時は、ほぼ100%「カツカレー」なんです。
胃袋が日本人より大きめなこちらの人には、たっぷりのボリュームが受けるんじゃないかなと思っているのですが。
ということはカツというと、もうみんなカレーを連想してしまうのかも?
だから、サンドイッチになってもカレー味が必須なのかも!?
あるいは、イギリス定番の鶏料理であるコロネーション・チキンの影響を受けているとか?
コロネーション・チキンは、1953年のエリザベス女王の戴冠式のお祝いに考えられた料理で、茹でたチキンをカレー風味のマヨネーズで和えた冷たいお料理。
サンドイッチの具にもよく使われるのです。
そう考えると、このチキンカツサンドは、イギリス人にとても親しみやすい味何だろうと察しがつきますね。
そしてこのチキンカツサンド、気になるのはお味の方ですが、これがなかなかおいしかったのです。
もちろん日本で食べるソース味のカツサンドではないけれど、カレー味のカツサンド、コールスローとも合っていて、おいしかった♪
日常が慌しくなってくると、街角で売っているサンドイッチをよく利用するのですが、いつもあるサンドイッチの具って意外に限られているので、新しい味の登場は大歓迎。
サンドイッチを買う機会があったら、次にまたこのチキンカツサンドを食べてもいいくらいです。
ただ、わたしは伝統的な和食と創作和食は分けて評価したい派なので、日本人じゃない人にこのサンドイッチのことを聞かれたら、ここまで書いたことをぜんぶ言うことになると思います。
めんどくさいやつだな、と思われるかもしれないけど、「ユネスコ無形文化遺産の和食は、これではない、でもこのサンドイッチはおいしい」というわたしの意見を知ってもらいたいと思うから。
やっぱり、ちょっとめんどくさいやつですね。笑
ちなみにchicken katsu sandoの隣には、chicken vindaloo sandwich、チキン・ヴィンダルー・サンドというものもありました。
ヴィンダルーというのは、インド風の辛いカレー。
イギリスでは、辛いカレーの代名詞にもよく使われます。
このM&Sというスーパー、イギリスでは大手スーパーのひとつですが、確か今年の初めには、「おにぎらず」的なスシ・サンドイッチを発売したのです。
世界の味をサンドイッチにする情熱がすごい!
ちょっと怖いと思いつつ、スシ・サンドやチキン・ヴィンダルー・サンドも試してみたくなってきました。
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