サッカーがイングランドに帰ってくるよ、という歌がヒットチャートで第1位!

相変わらずワールドカップにわくイギリスです。
新聞やテレビで連日報道されていますが、今日はまた別の角度のお話を。

イングランドが28年ぶりにベスト4に進出するとともに、じわじわと人気が再燃しているものがあります。
それが、Three Lions (Football's Coming Home)という曲。

初めて聴く曲だと思ったら、1996年にサッカーのUEFA EURO 96がイングランドで開催された時に作られたのだそう。
あら、わたしはまだ日本にいました。

まずはどんな曲なのか、公式ビデオをご覧ください。





Three Lionsというのはイングランドのエンブレムにもなっている3頭のライオンのこと、つまりイングランドチームを指しています。
そしてFootball's Coming Homeはもちろん、サッカーが家に帰ってくる、という意味。
(イギリスではサッカーのことをsoccerではなくてfootbalといいます)

「サッカーが家に帰ってくる」とはどういう意味でしょう?

古来、ボールを蹴る遊びは世界各地にあったそうですが、それにルールを作ったのがイングランドだと言われています。
イギリス人の知り合いが「ロンドンのソーホースクエアでルールが話し合われたんだ!」と具体的なことを言っているのを以前に聞いたことがあるので、何か記録が残っているのかもしれません。

つまりイングランド人はイングランドがサッカーのふるさとだと思っているんです。
だから大きな大会でイングランドが優勝すれば、サッカー(のトロフィー)が発祥の地に戻ってくることになる、イコール家に帰ってくる、という意味のよう。

ご覧になった方はわかると思いますが、歌詞はほとんどがFootball is coming home, it's coming home(サッカーが帰ってくる、そうだ、帰ってくるんだ)。
メロディーも新p流で、一度聴いたら誰でも歌えそうですよね。

イングランドが28年ぶりにベスト4に進出した先週末以来、国内でダウンロードする人が急増し、なんと今、この曲はヒットチャートの1位になったそう!
テレビの番組でも音楽が使われたり、解説者の人たちも優勝トロフィーを指して「きっと家に帰りたがってるよね」とコメントしたり、もう「サッカーが帰ってくるよ♪」というお祝いムードにすっかり湧きかえっています。
(ちなみに、前回話した対戦相手のスウェーデンのお店に入り込んで大暴れした若者たちも、暴れながらこの曲を歌ってました。とほほ)

ここでイングランドが喜びに湧く様子をご覧ください。
ガーディアン紙のウェブ版の記事ですが、英語を読まない方でも最初のビデオにスウェーデンに勝った瞬間の大喜びや、あちこちで歌われているFootball's Coming Homeが紹介されています。
デビッド・ベッカムも「帰ってくるよ」と007ばりの渋さでキメていますよ。


さて応援歌はバッチリです。
次のイングランドの試合は水曜日の午後7時(日本時間の木曜日午前3時)の対クロアチア戦。
また街はガラガラになることでしょう。
わたしもやっぱり見ちゃいそうです!


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Commented by 長友恵子 at 2018-07-12 09:34 x
イングランド、クロアチアに負けてしまいましたね。う~~ん、残念です。
試合前のもりあがりはすごいですね。日本でも、そうでしたけれど、サッカーファンは世界中同じですね。
来年は日本でラグビーの世界選手権があります。こんな風にもりあがるのでしょうか。ボランティアに応募しています。かなりブラックな「労働条件」で、今になって迷いだしていますが……。

ところで、一時帰国される予定はありますか? その際は手〇さん達とご一緒させていただいて、おしゃべりできましたら、うれしいです。
Commented by londonsmile at 2018-07-13 06:00
*長友恵子さん*
負けちゃいましたねー。
日本も熱くなると思いますが、イングランドもすごかったですよ。
ラグビーの世界選手権でボランティアなんて楽しそう。そんなに労働条件が厳しいんですか! うまく行くといいですね。

次の一時帰国はまだ決まっていないんです。お会いできるといいですね!
by londonsmile | 2018-07-10 19:35 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(2)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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