今年も鳥の巣立ちにムチュウになってます、BBCの自然番組Sprignwatch 2018

前にも書いたことがあるのですが、イギリスの国営放送BBCでは毎年、季節ごとの自然を紹介する番組を放映しています。
季節ごとに名前が変わるのですが、今の季節ならSpringwatch(スプリングウォッチ)。

番組ではもちろん、様々なことが紹介されるのですが、やはり季節を反映して、たいてい春は新しく生まれる命、秋は紅葉やきのこや渡り鳥、冬は寒さの中で生きる動物の紹介がメインです。

そしてわたしは今の季節のスプリングウォッチが大好きなのです。
巣の中に設置したカメラで、ヒナ鳥が巣立つ様子を見守ることができるから!

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これはイギリスでいちばん小さな鳥と言われているwren(ミソサザイ)のヒナ。
この写真はもうすぐ巣立つところでしたが、ちょっと外に出ては戻ってきたりして、なかなかやきもきさせられました。
これを書いている時点では、もう全員がめでたく巣立っています。

この自然番組、わたしがオススメする見どころは、スタジオで笑いたっぷりに繰り広げられる情報盛りだくさんのトークと、山の中や野原からの生中継です。

トークの方は自然オタクのような人たちが登場してきて、詳しい情報や変わった経験を話してくれたり、それを受けてメンバーがうわーっと盛り上がったりと、それはそれは楽しそうなのです。
個人的にはお話自体よりも、ワイワイ楽しそうにやっている人たちを見ている方が好きなくらい。笑
話している内容が本当に好きだというのが画面を通じてひしひしと伝わってきて、なんだかこちらまで嬉しくなっちゃうのです。

生中継の方は解説やコメントがつく場合もありますが、やはりわたしが大好きなのは、自然の中に設置したカメラから自然の様子がただただ放映される生中継。
さっきも書いてように、例えば春には、いろいろな鳥の巣の中にカメラを置いて、卵がかえったり、ヒナが巣立ったりする瞬間をリアルタイムで見ることができます。
(もちろんビデオでも見られますが、今起きていると思うとなんだか感激しませんか?笑)

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親鳥がエサを持って戻ってくると、ヒナ全員が猛アピール。
なりふり構わない様子で必死に食べ物をもらおうとする様子は、生命力に溢れていて感動してしまいます。
親鳥が運んでくるエサを無心に頬張るヒナたちをただただ見ているのは心地よくて、気がつくと30分ぐらい経っていたりして焦りますが!

トークを交えた番組らしい番組が放映されるのは、1日にほんの数時間だけ。
あとは朝から晩まで、カメラを適時切り替えながら、こんな様子がただ放映されています。

何日か続けて見ているとヒナに親しみを覚えてしまい、「あの鳥はもう巣立ったかな、あ、まだか、あれ? でも1羽減ってる!」と気になっちゃって、気になっちゃって。
最初の頃は気になって本当に目が離せませんでしたが、最近ではさすがに少し割り切ることを覚えました。
ぴよぴよと鳴き続けるヒナたちに後ろ髪ひかれながら仕事に戻るわたし、えらい! と自分をほめつつ。 
(家で仕事をしているとテレビもご飯も目の前にあるので、キケンなのです)

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ずっと見ていると、同じように見えるヒナにも個性や表情があって、それぞれ見分けられるような……気がしてきてしまいます。
絶対にできてないと思うけど!笑

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こちらはMarsh Tit(ハシブトガラ)。

この下にもまだヒナがいて、巣の中は本当に窮屈そう。
子どもが成長すると家の中が狭く感じられるのは人間も同じで、だから鳥も人間も大人になると出て行くのかなあとまたやけに感心したりして。
だらだら見るテレビにも学ぶことはあるものです。

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こちらは巣の中にいるMandarin duck(オシドリ)の親子。
卵がかえるところは見逃してしまったのですが、生まれたヒナの愛くるしいこと!
目がクリッとしたお母さん(たぶん)もかわいい!

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たくさんいるヒナたちはずーっともごもごと動いていて、それだけでかわいいのですが、たまにお母さんの上に乗っかったりして、わたしのハートをわしづかみ!

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絵に描いたようなこのヒナ鳥は、なんとフクロウ(little owlという種類)のヒナ。
3羽いるのですが、ひとりではまだ立てないようで、お互いに体を支え合っているのです。
かーわいい〜!
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しかし、実はこのフクロウの巣では、今年、ちょっとした事件が起こりました。

わたしがテレビを見始めたとき、巣の外でしばらく親フクロウがじっとしていました。
しばらくすると、blackbird(ブラックバード、クロウタドリ)の夫婦が写り、フクロウに向かってものすごい金切声を上げ始めたんです。
ブラックバードは本当にきれいな声で鳴くこととでよく知られているので、絶対に尋常じゃない事態だということは素人のわたしにもわかりました。
夫婦は交代でフクロウに向かって体当たりさえ始めました。
わー、どうしたんだろう!?

こういうとき、解説があるとわかりやすいのですが、人のコメントも画面上のテロップもなし。
本当にのんきな番組です。笑

そのあと少し席を外していたら、夫が「うわっ!」と叫んだので、慌ててテレビの前に戻ると、親フクロウが巣の中に鳥の体をつかんで持ってきていました。
ひえー!!

結局なんの解説もなかったので、あとでウェブサイトであれこれ見てみたところ、わたしがテレビをつける前に、近くにあったブラックバードの巣からヒナが1羽、巣立っていたことがわかりました。
それに目をつけたのが親フクロウ。
もちろんエサにするためです。

それを知ったブラックバードの親鳥がフクロウに抵抗していたのでした。
でもその抵抗もむなしく、最後には親フクロウはヒナを捕まえて巣の中へ。
そしてその瞬間をカメラが捉えたのでした。

わたしはぽわんと夢見るようなところがあるので、こういう場面は実は苦手です。
でももちろんこれは自然の世界のことで、当然の現象。
ブラックバード一家には気の毒なことでしたが、フクロウ一家、特に自分でまだ立てないヒナたちは、これでしばらく空腹がしのげて、体を成長させられるんですから。

自然の厳しさも見せつけられてショックを受けつつ、自分の甘さを反省したできごとでもありました。

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その後、ブラックバードの残りのヒナたちは全員無事に巣立ったそう。
よかった、よかった。
人間も含め、新しい命たちに心から声援を送りたいと思います!

ところで3年前に書いたスプリングウォッチの記事を見つけました。 
番組のことは、ほとんど同じようなことを言っています。笑<記事はこちら

唯一、前回の記事を見て思い出したことは、3年前には巣立つヒナに「練習はいいから飛んでごらんよ!」と思っていたこと。
自分のことを棚に上げてるなあと苦笑したのですが、3年経って、わたしは少しは飛んだだろうか。
うーむ、あまり実感がありません。
大人になると成長がわかりにくいものなのかもしれません。
でも、これ書いたら、すぐに仕事を始めます!

BBCスプリングウォッチのウェブサイトは、こちらをどうぞ(ここをクリック)。
英国外の方は動画を見られないかもしれません。ごめんなさいー! 
せめて写真だけでもお楽しみくださいね!


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by londonsmile | 2018-06-07 19:44 | 楽しいイギリス観察 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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