旅も終わりに近づいてきたので、ツアーのみんなもどことなくしんみり。笑
毎日一緒に旅してきたから、お別れは寂しいもんね。
でも、お昼のために立ち寄ったこのリポンという町がなかなかイギリスらしい町だったので、少し見学させてもらうことができました。
この旅で町を歩くのはほぼ初めて!笑
お庭もお屋敷もとても楽しかったのですが、また違った興奮を覚えながら歩き始めました。
リポンはマーケット(市場)を中心に発展した町で、その歴史は1300年以上におよんでいるそう。
人が生活していれば食べ物や日用品が必要ですから、やはりマーケットがある町には人が集まって栄えるんですね。
といっても、実際のリポンはこじんまりした素朴でかわいらしい町でした。
ちょっと雲行きが怪しかったのですが、雨は全く降らず!
有名なマーケットは毎週木曜日に開かれるそうで、残念ながらこの日の広場はとても静かでした。
でも! Visit Harrogate(観光局)にマーケットの写真を提供していただいたので、そちらをご覧ください♪
(© Visit Harrogate)
おおー、昔ながらのマーケットという感じがしますね。
広場いっぱいに広がって、規模も大きそうです。
それでも広場は町の中心になっているようで、この周りにはぐるりとお店やレストランが立ち並んでいたし、近くのベンチになんとなく座っているような人も多かったです。
「ベンチに(本を読むでもなく)なんとなく座っている」って、日本だと怪しい人にも見えちゃいますが、ヨーロッパに来てからそういう人をたくさん見るようになりました。
このさわやかなグリーンに塗られたお店では雑貨や文房具を売るお店。
ロンドンではあまり見たことがないようなカントリーっぽいカードや小さな置物なんかが置いてあって、とてもかわいかったのです。
つい興奮して、一緒に町を見学していた中国のジャーナリスト、トムくんに「ここ、すごくかわいいなー。ロンドンよりかわいいものがあるかも!」と店内でつぶやいてしまったら、それをお店のご主人が聞きつけて、「そうそう、ロンドンがいつもいちばんいいってわけじゃないよ」とちょっと嬉しそうに微笑んでくれました。
こういう思い出、心に残りそうで嬉しいな。
ここでは、すごく凝ったフクロウのカードを買ったのですが、写真を撮る前にお隣りのスーパーおばあちゃんとの文通に使ってしまったのでした!
これはまた別のお店のウィンドー。
都会の洗練された感じとはまた違う、ほのぼのした雰囲気がいいでしょう?
大きな都市にもこういうお店はありますが、こういう町の方が数が絶対的に多い。
私のほっぺたは緩みっぱなしでした。
そんなリポンの町ですが、実はマーケットの他にも有名なものがあります。
いちばん古い部分は歴史を紀元7世紀に遡るという由緒ある大聖堂。
現在の建物は中世にヨーク大聖堂を模して造られたと言われているそうです。
外観はわりと地味なのですが(笑)、中に入ったら美しかった!
リポン大聖堂は『不思議の国のアリス』を書いたルイス・キャロルとゆかりがあるそうです。
キャロルのお父さんはこの大聖堂で働いていたことがあり、キャロル自身も何度もリポンの町や大聖堂を訪れて、本業である数学の論文を書いたり、小説の一部を書いたりしたのだとか。リポン大聖堂の装飾がキャロルの作品に影響を与えたのでは? という見方もあるそうですよ。


そう思って改めて見てみると、へんてこな生き物に囲まれた不思議の国に迷い込んだ気がしちゃいます。笑
(最後の写真は、単にステンドグラスを鏡に映して見せてくれていたので、なんとなく『鏡の国のアリス』を思い出しただけですが!)
まだ少し時間があったので、7世紀からあるという地下室に降りてみましょう。
わー、古くて歴史を感じます。
素朴でシンプルなだけに、とても神聖な祈りの場所という印象を受けました。
クリスチャンではない私も心が洗われた気分です。
最後に入口付近の売店に寄ると、なにやらまたかわいらしいものがありました。
手編みのお花のブローチ♪
しかもこれは、ヨークシャーを表す白いバラです。
世界史の時間に「薔薇戦争」って習いましたよね?
中世イングランドで起きた王位をめぐる貴族間の内乱なんですが、その時に争ったのが白いバラを掲げるヨーク家(ヨークシャー)と赤いバラを掲げるランカスター家(ランカシャー)でした。
そして赤と白のバラは今でもそれぞれの州の紋章として使われているんです。
つまり白いバラ=(リポンの町がある)ヨークシャー、なのです。
ヨークシャーはインディーさんの出身地ということもあって、私もちょっと思い入れのある場所。
なので、丸みを帯びてかわいらしい手編みの白バラをひとついただくことにしました。
お店の人にブローチを出すと、地元のボランティアの方が作ったものだからお金はいらないとのこと。
いやいや、それでは申し訳ないので、教会の募金箱に少し寄付させていただきました。
こういう商売っ気のなさ、古き良き時代を思い出させてくれる素朴さがヨークシャー(そしてカントリーサイド全体)のいいところなんです♪
案内をしてくれる年配のボランティアさんたちもとても親切で、見学していてほのぼのする大聖堂でした。
さて、最後にもうひと回り町を見て歩きましょう。
リポンの町はそれほど大きくないので、徒歩でほとんどぐるっと見て回ることができます。
この辺りはビクトリア時代ぐらいに作られたエリアでしょうか。
赤レンガの華やかな建物の中にアンティークやヴィンテージのお店が入っていました。
昔ながらの雰囲気のお肉屋さん。手作り風なパイやソーセージが並んでいました。
スーパーで買い物をすることの多い大都市ではあまり見かけない風景ですね。
マーケットで毎日の買い物をしていた時代にタイムスリップした気分。
旅の最後にイギリスらしい町を歩くことができて大満足でした。
ここでちょっと続きがありまして、今年の6月に、「リポンの町でラッパ吹きを募集」というニュースを見たのです。
この記事によると、リポンの町ではなんと886年から1日も欠かさず、午後9時に広場と市長さんの家の前でラッパが吹かれるそうなんです。
目的は時間を合わせること。
こののどかな習慣はなんと今でも続いていて、現在も続く習慣としてはイングランドでいちばん古いとか。
なんとクラシックな!
BBCの記事は、そのラッパ吹きの仕事をする人を新しく募集する、という内容でした。
ということは、この習慣、まだまだ続くんですね。いいぞ、いいぞ♪
(ラッパ吹きの方は一人だけではなくて数名いるようです)
記事へのリンクをクリックして動画を見ていただくと、何やら正装風な男性が古めかしいラッパを厳かに吹いている姿がご覧になれます。
ご興味のある方、ぜひ!
そしてこのお仕事、7月に候補者の面接があったそうですが、どんな新しい人が就任したのかな。
さて、ここで旅の見学はおしまいですが、最後にこの日に泊ったゴージャスなお宿を紹介させてください。
ホテルは、薔薇戦争でヨーク家と戦ったランカスター家があったランカシャーにありましたよ!笑
(ランカシャーに向かう車中から。
のどかな景色を見るのも最後かなー)
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