ザ・ボート・レースとは、毎年春にロンドン南西部のテムズ川で行われるオックスフォード大学対ケンブリッジ大学のボートレースのこと。
全国放送でのテレビ中継もある大きなイベントです。
わが家から近いところで開かれるので、実際に見に行きたいところですが、これがなかなかちゃんとしたイベントで、当日はすごい人出になるのです。
それでなくても人混みが苦手なわが家。
この国では子どもサイズの私(笑)には何も見られないことも予想されるし、それならテレビの方がよく見えるよね、という結論に達しました。
ちなみに、これまで実際に見に行ったことは一度もアリマセン。
それでも、当日はテレビ中継のヘリコプターの音が聞こえるという臨場感たっぷりな中でのテレビ観戦でした。
今年で163回目という歴史あるボート・レース、さて、どちらが勝ったのでしょうか?
(今回はテレビの画面を撮った写真でお送りします。)
当日は男女2レースが行われます。
テレビでは、レース前にレースのことを詳しく紹介していたので、私も少し学ぶことができました。
コースは6.8キロで、パットニー・ブリッジを出発して西に向かい、美しいハマースミスブリッジやロンドン最後のヴィレッジと言われているバーンズ(Barnes)を抜けて、モートレイク(Mortlake)の辺りで終わります。
その日の潮の状態にもよるようですが、平均して20分ほどの道のりだそう。
ボートは8人乗りのエイトと呼ばれるもので、チームワークもとても大事なのだだそうです。
テレビでは各チームのこれまでの練習の様子や、メンバーの素顔も詳しく紹介していたので、すっかりメンバーに親しみを覚えてしまい、レースが始まる頃には、「どっちも頑張れ!」と応援に張り切ったのでした。笑
ここ数年、この時期には日本にいて知らなかったのですが、去年はものすごくお天気が悪かったそうで、ケンブリッジ大学の女子チームはボートに水がどんどん入り、ゴール寸前でついに沈んでしまったんだとか。
去年のビデオを流していましたが、いつも近くで見ているテムズ川とは思えないほど荒れていて、川なのに海のように波立っていました。
ひゃー、こんな日にボートに乗るだけでも勇気がいりそう。
今年はお天気が良くて本当に良かったです。
ヘリコプターからの中継もバッチリ。
わが家は画面右の奥の方のどこかにちっちゃく写っている・・・はず。
見よ、この出発地点付近の混雑ぶり!笑
これじゃあ、慎重が子どもサイズの私には何も見えないといってもオオゲサではないでしょう?
屋台とかが出ていないのが、やはりイギリス風ですね。
でも、近くのパブで飲みながら見ていた人もたくさんいたはず!
レースの方は、まずは女子から始まります。
数年前はお昼過ぎにスタートした気がするのですが、その時の潮の具合で毎年変わるのだそうで、今年は午後4時すぎでした。
さて、いよいよ女子のスタート!
ところがスタート地点で、オックスフォード大学がオールのバランスを崩して大きく出遅れてしまいました。最初からケンブリッジが大きくリード。さて、オックスフォード、どこまで巻き返せるか!

出発地点あたりはまだ街の雰囲気ですが、ボートが進むに連れて、だんだんのどかな風景が広がり始めます。
でも、交通の便がいいところは、やはりものすごい人!
上の写真で見ているハマースミスブリッジの上も、こんな感じ。
レース中は車の通行を止めるそうです。
この翌日、インディーが仕事先で、日曜日がボートレースだということを忘れて、ちょうどこの時間帯にこの橋を車で通りかかってしまったという人に会ったそうです。
話を聞くと、普通なら1分ぐらいで渡れるこの橋、この日は渡りきるのに86分かかったとか。汗
(ていうか時間を計ったのね!笑)
やれやれ、お疲れさまでした。
このレース、競技をしているボートはたった2槽なのに、付いて回るボートの方が多いのです。
ほら、こんなにたくさん。笑
もちろん、レースに影響しないように、エンジン付きの他の船は手漕ぎボートの後ろからついていきます。
結局、女子はそのままケンブリッジが逃げ切って優勝!
みんな嬉しそう♪
優勝カップを持っている左端の女性がキャプテンです。
彼女は昨年も参加していて、ボートと一緒にゴール前に川に沈んじゃったそうです。
その後、肺炎になったりして大変だったようですが、その苦労を乗り越えて練習を続けたそう。
この優勝で報われましたね。
かたやオクスフォードは暗いムード。
特に最初にオールのバランスを崩しちゃった子はもう顔も上げられない状態で、見ているだけでも気の毒でした。
ドンマイ! そんなこともあるよ、とテレビのこちら側から思わず声が出ちゃうほど。
くじけずに頑張ってほしいなあ。
ちなみに両大学にはそれぞれカラーがあって、ユニフォームやオールの色までビシッと統一されています。
オックスフォードはダークブルー、ケンブリッジはライトブルー。
と言われているそうですが、ケンブリッジの方の色はライトブルーというより、パステルブルー、あるいはパステルグリーン?
女の子たちの時はあまり気にならなかったのですが、男性が着ていると、なんかかわいらしくって顔が緩んでしまう。
なんだか、かわいらしくありませんか?
同じ色の長靴まで履いていると、赤ちゃんが着ているつなぎの服みたいで。笑
(スミマセン、伝統をけなすつもりじゃないんです! あんまりかわいらしく思えたので。)
などとニヤついているうちに、男子のレースがスタート。コースは女子と同じです。

レースするボートより大きな船に観戦する人がぎっしり。笑この大きな船、普段は見ないので、レース観戦のためにどこかから移動してきたようです。
ちなみに出発してすぐに、サッカーのプレミアリーグのフルハムのグラウンドが見えてきます。
まだ中に入ったことはありませんが!
レースを観ていて突然思い出したのですが、私が初めてこのレースを観た時、レース中に川に泳いで入ってレースを妨害した男性がいたのです!
気になって調べてみると、2012年のことでした。
わが家が今の家に引っ越したのが2011年の暮れだったので、やはり私が初めて観たレース。
ボートレースは名門大学対抗ということで、この男性はエリート主義に抗議したのだそう。
レースは一時中断されましたが、途中から始めると言っても難しいですよねぇ。
ちなみにこの男性、その後、禁錮6か月の処分を受けたとか。
応援団もますます盛り上がってます♪
男子の方は、途中で、2槽がかなり近づいてオールがぶつかりそうになりましたが、大きなドラマはなく、最初から少しリードしていたオックスフォードがそのまま優勝でした。
トラブルのあった女子に比べると、あっけなかったようにも思えますが、やはり負けたケンブリッジ大学のメンバーはがっくり肩を落としていてお気の毒。
勝負の世界は厳しいのですね。
久しぶりに観たザ・ボート・レース。
レース自体も楽しめたし、人間観察もおもしろかったし、ご近所の様子がテレビ画面に映し出されるのも興奮しました。笑
今年はお天気も良くて、本来なら絶好の観戦日和だったのです。
レースが終わってから、やっぱり見に行けばよかったかなとちょっと後悔。笑
思えば東京に住んでいた時にも、すぐ近くの隅田川で開かれる早慶レガッタを「道が混んでちょっと困る」ぐらいにしか思わず、一度も観に行かなかった私。
その時は興味がなかったので仕方がないといえば仕方がないのですが、引っ越した今になると、一度ぐらいは観に行けばよかったなあと思うのです。
今の家を引っ越す予定はしばらくありませんが、いつどうなるのかわからないんだし、できるうちに「ご近所観戦」しておくのもいいなあと思った日曜の午後でした。
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