今日の話はもうネットであちこちで出ているようで、珍しい話ではないみたいなんですが、私なりに書いてみたいなあと思ったので、おつきあいくださいね。
ことの発端は、先日、アップルウォッチの実物を初めて見たことでした。友達夫妻とインディーと4人でご飯を食べた時に、ガジェット好きなだんなさまが誇らし気に身につけていたのです。そして話をふったら、嬉しそうに腕からはずして私に見せてくれました(笑)。
いろいろな機能を熱く語ってくれたのですが、Siriもあるから、こうやって腕時計に向かってしゃべるんだよ、というくだりを聞いた時、私の頭の中にふと浮かんだもの。それは、これでした!
昭和40年代にテレビで放映されていた『ジャイアントロボ』というロボットの特撮ヒーローものの番組の一幕です。
『ジャイアントロボ』は、地球征服を企む謎の宇宙人軍団と世界的防衛組織の戦いのお話ですが、組織の一員であるこの少年が、この写真のように腕時計に向かって命令を下し、ジャイアントロボを操縦するのです。
どうしてこんな若い少年が大人と差し置いてロボットを操縦しているかというと、それは子供向けのテレビだから、じゃなくて、ジャイアントロボは最初に声を登録した人の命令だけを聞くように設定されており、この少年が偶然に自分の声を録音してしまった、とかいう理由だったと思います。
ググってみたら、横山光輝の漫画が原作なんですね。
実写版のDVDも売っているようです。
子供の頃はすごくかっこよく見えたジャイアントロボ、今見るとなんかかわいい!笑
はるか何十年も前には、腕時計に向かって話すなんて考えられないような未来のお話だったのに、21世紀になって目の前にいる自分の友人が同じようなことをしている(厳密には通信はしていませんが)なんて、夢が叶ってすばらしいと思うと同時に、ちょっとしたショックでもありました。
本当に便利になったんですねえ!
アナログな私は、技術の進歩に驚かされてばかりです。
そしてもっとびっくりしたのは、その話をその場でしたら、イラン人の友達夫妻が2人とも「その話、なんだか覚えてる!」と言ったこと!
え?イランでもジャイアントロボ、放送してたの?
それとも同じような設定の番組をイランでもやっていたのかな?
でも、奥さんはイラン生まれですが、だんなさんは英国生まれ。
ということはイギリスでもジャイアントロボをやっていたのか???
全く覚えがないというインディーは大して興味もなさそうだったので、残る3人で真剣に話し合った結果(笑)、外国物として見たのでは?という話になりました。
帰ってきてググってみると、イギリスでもアメリカでも、こういうDVDを売っていることを発見。
これだ!
日本版では草間大作という名前だった少年にJohnny Sokkoという名前が付けられてますが、ナゼに?笑
いずれにしてもジャイアントロボは海外でも人気だったんですね。
今でこそ欧米のものが規制されているイランでも、70年代の革命前は外国のものは何でも自由に手に入ったそう。
奥さんがイランを離れたのは80年代初めのようなので、彼女はこれをイランで見て、だんなさまの方はイギリスで見たのでは?ということで話が落ち着きました。
(ちなみに2人は私よりちょっと年上なので、世代的にはドンピシャなのです)
ジャイアントロボ、ほんとに懐かしい!
たしか少年はジャイアントロボのことを「ロボ」って呼ぶんだったなあ、とか、これまたどうでもいいことを思い出して自分でもびっくりしました。笑
夏休みに従兄弟たちと夢中になってテレビを見ていた私には、まさか大人になって自分が日本を離れることになり、イラン人とジャイアントロボの話をすることになるなんて想像もつかないことでした。
そんな自分の運命も、ジャイアントロボの思わぬ人気も、イラン人の友達がジャイアントロボを覚えていたという不思議なご縁も、この2人がこんなどうでもいいことを真剣に一緒に考えてくれるすてきな友達であることも、いろいろなことがほろ酔いの頭をめぐり、こうして人に自分の世界を広げてもらえるんだなあと嬉しくありがたく、ちょっと飲み過ぎちゃった夜でした。てへ。
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