このユーロビジョン、ひとことで言うと「ヨーロッパの国対抗歌合戦」で、70年代にはABBAも輩出した歴史あるコンテスト。
ド派手な演出があったり、イケてない歌やダンスが多かったりするので、みんな、あーあ、またやるのか、という反応を示すのに、結果的に視聴率は高いという、なんとなく日本の紅白歌合戦みたいな存在です。
最近知ったところによると、ヨーロッパだけでなく全世界でも中継されているそう。
イギリスからの移民が多いオーストラリアでは毎年かなりの視聴率だそうだし、今年は初めて中国でも中継されたそうです。
(オーストリアはヨーロッパから遥か彼方にあるにもかかわらず、今年はゲスト出場していました!)
日本でご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
わが家でも「なんか変なんだよねー」と言いつつ、でもたまに出て来るへんてこな格好をした人達を見るのが楽しみで、家にいる時はほぼ毎年観ています。
さらに今年はたまたま火曜と木曜に中継された準決勝も観てしまったので、今年の出場者に関していつもより詳しくなりましたよ。
そして今年のコンテストは、2006年からの私のユーロビジョン史上、最もレベルが高かったと思うのです。
奇をてらった出場者が減って、へんてこな衣装やダンスが少なかったのが残念ですが、音楽的にもヒットしそうなものが多かったし、歌が上手い人も多く、普通に感激してしまいました。
ユーロビジョンは「普通じゃない」と思っていたのに!笑
そんなユーロビジョンの今年の様子、お知らせしますね。

(今日はすべてテレビから撮った写真でお送りします!笑
先に言ってしまうと、優勝はスウェーデンでした。)
このコンテストは、その前の年の優勝国で開催されるので、今年の開催地はオーストリアのウィーンでした。
オープニングにはなんとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏があり、途中の合唱にはウィーン少年合唱団も参加するという豪華な顔ぶれ。
さすが音楽の都です。
開催国には大きな経済効果ももたらすというビッグイベントのユーロビジョンですが、今大会は、ユーロビジョン史上最高の予算が組まれていたとか。
ステージで使われるCGのようなものもあまり見たことのないような懲りようだったし、カメラワークや技術も凝っていて、観ていて本当に楽しかったです。
今年初めて知ったルールによれば、歌手を含めて6人までステージに上がることができるそうですが、優勝したスウェーデンは男性歌手が1人で登場し、すばらしくよくできた映像と人間が上手に絡むというパフォーマンス。
笑顔がどことなくトータス松本に似ている歌手のお兄さんもハンサムだし、歌もキャッチーで、優勝に値するすばらしい舞台でした。
スウェーデンの優勝パフォーマンスはこちらをどうぞ!
スウェーデンも良かったのですが、私はロシアがすごくいいと思っていました。
特に変わった演出はなかったものの、上から見たこういう映像、とってもきれいだったなあ。
ドレスの広がり具合が、ちょっと小林幸子風。笑
小林幸子といえば、歌手のポリーナちゃん、ちょっと幸子似だと思いませんか?

ねっ?若くてかわいいのに、投票でトップを走り始めると涙ぐんじゃったりして、どことなく演歌のかほりのするポリーナちゃん。声も美しかったし、歌も今年のユーロビジョンのテーマでもある『国の橋をつなぐ』に合ってる気がしていいと思ったのですが、惜しくも準優勝でした。
実はその影には、ユーロビジョンの投票の特徴も関わっている気がしています。ユーロビジョンでは、審査員票の他に、各国の一般視聴者の投票も加味して順位を決めるのですが、この一般視聴者票、各国とも単に自国と近い国に多く投票する傾向にあるんです。例えばギリシャとキプロスはお互いに高得点を付け合うし、スカンジナビアの国々はお互いをサポート。こういう時、島国イギリスは不利ですね。笑
視聴者票は、歌やパフォーマンスのよしあしや地理的な理由だけにかかわらず、かなり感情的な票でもあります。そして今のロシアと近隣諸国の関係を考えると、ロシアに点が少し辛くなるのは仕方ないのかもしれません。もちろん、優勝したスウェーデンもすごく良かったんですよ!
私が好きだったロシアのパフォーマンス、こちらでお楽しみください!
残念ながらかなり下位に終わったものの、私はキプロス代表も大好きでした。
キプロスというと地中海の明るいイメージがあるので、歌って踊ってのパフォーマンスかと思いきや、スーツ姿の穏やかそうな男性が一人で出て来て、最初はモノクロの演出。
これが、しっとりしたバラードと、バティー・ホリー風なメガネのお兄さんの優しい風貌にぴったりあって、とても良かったのです。
実はこの曲、テレビで観た後に自分でも買っちゃいました。
ユーロビジョンで聴いて曲を買ったのは初めてのこと。それほど大好きな曲です。
キプロス代表の優しいパフォーマンス、お楽しみください!
また、ヨーロッパ調、ポップ調のものが続く中で異彩をはなって楽しませてくれたのが、イスラエルです。
ユーロビジョンにどうしてイスラエルが出てるのか、という素朴な疑問はこの際おいといて(1970年代から出ているそうです!)、ポップなリズムで英語で歌っているのに、メロディーも歌い方もどことなく中東風。
妙に人の良さそうな歌手の若いお兄さんも表情が豊かで、つい引き込まれました。
他にも、感動的な歌声と迫力ある映像が美しかったフランス、予選で落ちてしまったけれど障がいを持った人達のバンドがしぶいロックを歌ったフィンランド、ダンスの才能もある若い男の子が軽やかに歌って踊ったベルギー、イケメン(風)な若手テノール3人組が甘く盛り上げてくれたイタリアなどなど、気になる出場者がたくさんいました。
気になるといえば、去年優勝したコンチータさんも、今大会ではレポーターとして大活躍でしたよ。画面右のユニークなルックスのコンチータさん。
今でもその存在が物議をかもしているそうですが、表現の自由を目指す姿勢に共感する人も多いとか。
体の線も細いし、声も仕草もかなり女性より。
なのにこの立派なヒゲ!というのが個人的にはどうしてもまだ混乱してしまうのですが、個性を堂々と表現しているのは素晴らしいと思います。
こんな風に、今年のユーロビジョンは本当にレベルが高かったのですが、民族衣装を着て民謡風な歌を歌う人がいなかったのはとても残念でした(私は準決勝からしか見ていないので、予選にはいたかもしれません)。
それに英語で歌った人がこれまでにないほど多かったのも、ちょっと残念だったな。
世界的なヒットを飛ばす歌手をたくさん出している英国がユーロビジョンで毎年かなり下位に終わるのは、「ユーロビジョンらしい」基準があるからだ、とよく聞くのです。
つまりヨーロッパに受ける曲でなければならないと。
売れ筋のポップな歌ばかりが英語で歌われるのなら、普通のヒットチャートを見ていればいいのであって、そんなのユーロビジョンじゃない!笑
これまで、ユーロビジョンのへんてこ・おもしろパフォーマンスに文句を言っていた私でしたが、こうして実際にレベルの高い戦いを見てしまうと、おもしろパフォーマンスを自分がどれだけ楽しみにしていたかがよくわかりました。
同じような良い歌が揃うよりも、個性あるデコボコなパフォーマンスが混じった方がずっとユーロビジョンらしくて楽しいと思うのです。
変わった歌手がいた方が、友達との会話もしばらく盛り上がりそうだしね!
さて来年のスウェーデン大会はどうなるでしょう?
もしかしてABBAが登場か!?
ユーロビジョンでは本当にふるわないイギリスにも頑張ってほしいです!
「ユーロビジョン、是非観てみたい!」と思われた方に朗報です♪
実はユーロビジョンの決勝戦、YouTubeで全部観ることができるようです。
しかも、ユーロビジョンが公式に発信しているビデオ!
すごい太っ腹ですね。
全部で5時間26分なので、時間がたっぷりある時にしっかりご覧くださいね♪
同じYouYubeの公式ビデオで、歌手別に、当日のパフォーマンスもプロモーションビデオも見ることができますよ♪
ユーロビジョンを楽しむ人がますます増えると嬉しいです!
*******************************************
ブログランキングに参加しています。
ヨーロッパではそんなに大きなイベントなんだねー!と思ってくださった方、下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!
応援、どうもありがとうございます♪
人気ブログランキングへ