劇場街で微笑むアガサ・クリスティー像

今週、生誕150年を記念して、世界で一番愛されているアガサ・クリスティー作品を決める投票の話をしましたが、その繋がりで、今日は市内でも人出の多い繁華街に建てられたアガサ・クリスティーの像のご紹介をしますね。

場所は地下鉄レスター・スクエア駅からコベント・ガーデンに向かう途中のCranbourn Street。
レスタースクエアは、プレミア上映会もよく行われる映画館があったり、中華街があったり、ミュージカル劇場が建ち並ぶウェストエンドに近かったり、飲食店が多かったりと、観光客も含めて、いつも人がぶつかりそうなほどたくさん歩いている繁華街です。
そんな混雑した場所にもかかわらず、アガサ・クリスティーの銅像が傍らにひっそり置かれているんです。

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銅像といっても全身ではなくて、本をくり抜いた形のものにお顔だけが入っています。
クリスティーは、わりと真面目な顔をした写真しか見たことがありませんが、この銅像は優しそうに笑っていて嬉しい(怖くないという意味で!)。

本の周りにはタイプライター、ミスマープル、ポアロの絵が描かれていました。
劇場街で微笑むアガサ・クリスティー像_e0114020_06581781.jpg

この銅像は、有名な戯曲『ねずみとり』の連続上演60年(2万5,000回公演!)を記念して2012年に公開されたものだそうで、除幕式にはお孫さんも駆けつけたとか。
ちなみに『ねずみとり』は現在も上演中。
60年以上前からずっと上演されているってすごいですね。
森光子さんの『放浪記』もびっくり!笑

繁華街の真中にあるせいか、銅像の存在に気がつく人は意外と少ないようです。
たまに気がついた人が、驚いたような顔をする光景に何度も出会いました。

もちろん私も最初に見た時には全く同じで、大興奮でカメラを取り出しました。
すっかり場所も覚えた今では、前を通る度に「こんにちは!」と(心の中で)話しかけ、前に読んだ本や観た映画やテレビドラマのことを一瞬思い出しては懐かしい気持ちになって、ちょっと微笑んでしまいます。

あんなに夢中になって読んでいたアガサ・クリスティーを近くに感じられるって幸せだなあ。
これを書きながら、またひとつ、ロンドンに住んでいて良かったと思える理由を見つけてしまいました。


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Commented by アンヌ at 2015-05-23 12:11
こんにちは
ご無沙汰しています。

私もクリスティー大好きです。
確か、著書が100冊出ているんですよね?(文庫で)
98冊は読んだと思う。
引っ越すときにほとんど全部処分してしまったけれど、場所があったら取っておきたかった。

テレビドラマや映画ではイギリスの田舎の風景が魅力的で、ストーリーだけじゃなく映像にも心惹かれるものがありました。
特にミス・マープルものが。

一冊選ぶのは難しいですね。
もう一度読み返してみなくちゃ。


Commented by londonsmile at 2015-05-24 08:16
*アンヌさん*
こんにちは!お元気でしたか?
アンヌさんもクリスティー、たくさん読まれたんですね!ストーリーだけじゃなくて人物も魅力的でいいですよね。
私も引越しした時に処分しちゃったのが残念でした(私は犯人やトリックをすぐ忘れちゃうので、何度でも読み返せるお得な体質なんです・笑)。

ドラマや映画も大好きでした。おっしゃるとおり、きれいな映像を見ているだけで嬉しかった!笑 私はミスマープル、ポアロ、トミーとタペンス、甲乙つけられないくらいみんな好きです。『アクロイド殺し』に投票したのは最後にあまりにびっくりしたから!アンヌさんもよかったら投票してみてくださいね♪
by londonsmile | 2015-05-23 07:43 | 本のこと、映画のこと | Trackback | Comments(2)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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