アガサ・クリスティーという作家を知っていますか?
イギリスが生んだミステリーの女王と呼ばれる作家で、その名前を知らなくても、彼女が生み出した名探偵ポアロや、謎解きおばあさんのミス・マープルなどの名前を聞いたことのある方は多いかもしれません。
最近読んだ記事には、クリスティーの作品は世界中の100カ国語以上に翻訳されていて、聖書とシェイクスピアの次に読まれているという説もあると書いてありました。
映画やテレビシリーズにもずいぶんなっていますよね。
本当に大人気。
私もミス・マープルやポアロが大好きで、以前にクリスティーが住んでいた家(の前)に行ったことをブログにも書きました。
そんな大人気の作家クリスティーは今年は生誕125周年で、それを記念して、一番愛されているクリスティーの作品を世界規模で選ぼうという試みが行われているそうです。
(『スリーピング・マーダー』、読みましたか?
時間と空間を上手に使ったなかなか壮大な話ですよね!)
この試み、インターネットにさえ接続できれば誰でも投票することができるんですよ。
名前や住所の書き込みも不要です。
ただし、1人1票と決められていて、一度投票した後に何かしようとすると「1人1票ですよ」と表示が出て、投票の画面に戻ることができません。
クリスティーは作品数も多いので、投票の前にはどれを選ぶか、よーく考える必要があります。
私も好きな作品がとても多かったので、思い出したり、選んだりして真剣に考えました。
こうしてみると、ひとつの作品に絞るのが意外と難しい!
でもその考えている時間がやけに楽しい!笑
それを読んだ時のことや、作品の中でイメージしたハンサムな男性や優しいおばさまのことなんかを思い出すのです。
(以前にも載せたクリスティーが住んでいた家のブルー・プラーク。
著名人が住んで、歴史的に価値があるとされた家に付けられます)
楽しく思い悩んだ結果、私はようやく『アクロイド殺し』(原題:The Murder of Roger Ackroyd)という作品に決めて投票しました。
どれも甲乙つけがたいほど好きな作品が並ぶ中、これは本当にびっくりするトリックだったというのが決め手です。
ネタバレしたくないので多くは書きませんが、読後しばらく無言になってしまったほどのインパクトだったとだけお伝えしましょう!
(『アクロイド殺し』をまだ読んでいなくて、内容を知りたくない方、日本語版のウィキペディアは見ないでくださいね!
最初の方にいきなりオチが書かれています。ご注意を!)
もちろん、有名な『オリエント急行殺人事件』や、イギリスらしい光景が描かれている『バートラムホテルにて』も好きだし、『鏡は横にひび割れて』も母性と人間の悲しさが描かれていてじーんとします。
クリスティーの作品は、登場人物が魅力的で、描写も美しく、推理やトリックを忘れて楽しめるのが大好き。
そこが人気の秘密でしょうね。
(私は犯人やトリックをすぐに忘れちゃうので、何回でも同じ本を楽しめるとってもお得な体質です!笑)
さてさて、私の選んだアクロイド殺しは何番目ぐらいにランクインするでしょうか?
あなたも1票、いかがですか?
投票を行うサイトは英語なので、英語の題名を知る必要があるのですが、クリスティー好きだったら、英語の題名を見てもどの作品か、だいだい見当がつくのでは?
もしわからなくても、今の時代、インターネットで簡単に調べられますよね。
最初に開く画面には、人気の高い25作品が既に並んでいますが、投票したい作品がそこになければ、下の欄に英語の題名を入れると出てきます。
題名の最初の数文字を入れると自動的に全部が表示されるので、思っているよりずっと簡単ですよ。
もしクリスティーがお好きだったら是非!
投票は5月31日で締め切られ、9月に発表されるそうです。
私は手帳の9月の欄に「クリスティー、チェック」と書き込んだので、結果をまたブログでお知らせしますね!
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(試しに貼ってみたバナー、横の方に移動しました。この方がすっきり見えるでしょ?)
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