ドイツから戻っています!
友達家族と過ごすために行ったので、あまり活動はしていませんでしたが、初めて本場のクリスマスマーケットを経験したことなど、クリスマス前にちょこっと書きたいと思っています。
が!その前に、1月初めまでしかやっていない展示のお話を。
大英博物館のグレートコートは、改装後のこの天井がとってもすてき。
モダンで自然光がたっぷり入る上、他の古い部分ともマッチしていて、なんだか威厳もありますよね。
久しぶりに行った大英博物館、クリスマス前で観光客はみんな買い物をしているのか(?笑)、いつになく全体に空いていました。
でもやっぱりミュージアムショップ付近は人が多くて、クリスマスツリーの写真を撮ろうとしても、この通り、人が通りっぱなし!笑
この特別展では、明朝の中でも特に繁栄を極めた50年に焦点を当てていて、きれいな形で残っている600年前の王子様の絹の衣や、映画なんかでよく見る玉すだれのようなものが下がった王様の冠、当時の生活の様子を描いた絵の巻物など、興味深いものがたくさん展示してありました。
今のロンドンと同じように国際的な都市だったことも紹介され、今のイラン、シリア、アゼルバイジャンなどとの交流や、西洋画に明朝の陶器が描かれている様子なども見ることができました。
ペルシャ風な模様の絹の絨毯が足利幕府に贈られたと説明があったり、菅原道真の紹介があったりして、日本との交流もかなり紹介されていて、意味もなく誇らしい気持ちになったり(笑)。
個人的には昔の日本人が中国語の本を読もうとして、カタカナで漢文の読み方を書き込んだ本や、日本のお坊さんが作ったという辞書のような本などに興味津々。
混んでいなかったので、ゆっくり見て回れたのも嬉しかったです。
展示も興味深かったのですが、中国人の友達と一緒に見に行くことができたのも、私にとっては楽しかったです。
展示を見ながらのおしゃべりで、中国でもくしゃみをすると「誰かがウワサしている」と言うと教えてもらったり(中国は広いので友達の出身地付近だけかもしれませんが!)、まだ寒い時期に咲く梅の花は、中国では辛い時にも何かを成し遂げる勇気の象徴だと教えてもらったり。
中国に対する親しみが深くなったし、理解も少しは深まったかも。
これは、お土産コーナーで売っていた皇帝とお妃のコスチュームを着たアヒルちゃん。
かわいいですよね!
大英博物館はこのシリーズに力を入れているようで、サムライの鎧を被ったアヒルちゃんや、クレオパトラ風アヒルちゃんなど、いろいろバリエーションがあるんですよ。
この後お茶に寄ったカフェでは、クリスマスプレゼントを渡し合っている人の姿もちらほら見られました。
友達と私もクリスマスカードとプレゼントを交換して、年末のご挨拶。
これをする度に、クリスマスプレゼントって日本のお歳暮にちょっと似ていて、それを渡すために会うのって忘年会に似ているなあと思って、にやにやしてしまいます。
もちろん宗教的な意味もあるのでしょうが、大きく大きく見ると、そこにあるのは「今年もありがとう。来年もよろしくね。大好きです」という気持ちですよね。
だから心が温まるのかなーと思ったりします。
この明朝の特別展、中国の見方が少し変わって刺激的でした。オススメ!
1月5日までですが、私の経験上、この時期の特別展は年が明けると混み始めるので、比較的空いている年末、しかもクリスマス前がいいかもしれません。
帰り道にラッセルスクエアから見たラッセルホテル。
写真でははっきり見えませんが、ぽちぽち見えているのは赤いリボンのイルミネーション。
クリスマスですねぇ♪
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