アイルランド一周の旅その11 北アイルランドは英国なんです:ロンドンデリーの町

長引いているアイルランド旅行記も、都市部を残すのみとなりました。
あとちょっとだけおつきあいくださいね♪

今日は北アイルランドに入り、ロンドンデリーという町のお話です。
がその前に、そもそもどうして「北アイルランド」って言うんでしょう?
実は北アイルランドと呼ばれる地方は、国としてはロンドンと同じ英国なんです。


アイルランドはもともと独立した国でしたが、19世紀に英国に合併され、支配されていました。
その後、1920年代に独立したものの、北部の6州には英国から入植したプロテスタントの英国人が多かったので、そのまま英国に留まったのでした。
(アイルランドではカトリック教徒が多いのです)
でもその後、南北統一を目指す動きが常にあり、内戦や争いが絶えませんでした。
私がロンドンで学校に行っていた20年前には、ロンドンでもIRA(アイルランド共和軍)が地下鉄に爆弾を仕掛けるという事件が多く、通学途中に急に電車が動かなくなることがしょっちゅうあったんですよ。
(こういう話をするとおばあさんのような気分になります・笑)
特に北アイルランドでは争いの数も、犠牲者も多かったそうです。

実は今回の旅行の計画中、インディーは、争いの跡が多くて悲しい気持ちになるから北アイランドには行きたくないと言っていたんです。
外国人の私としては、それも含めて経験してみたかったので、少しでいいからと、北アイランドも日程に組み込んでもらいました。
ほんとに少しで、1泊だけでしたが(笑)!

ロンドンデリーの町は私が思っていたよりずっと小さくて、ちょっと拍子抜けしました。
「ロンドンデリーの歌」という歌が大好きで、ずっとロンドンデリーに行ってみたいと思っていたので、妄想が膨らみ過ぎたのかもしれません(笑)。

最初の写真は、ロンドンデリーのシンボルである城壁から見たギルドホール(現在は市役所)。
旧市街地とぐるっと囲む城壁は17世紀に作られたそうです。
こうしてみると、ロンドンデリーはやはりしっとりした情緒ある町で、長年憧れていた私としては嬉しかったです。

町並みも美しい♪
ロンドンデリーは16世紀にプロテスタントとして入植してきた英国人が作った町なんだそうです。
言われてみれば、建物も英国的要素が強いかも。
そして、もともと英国人が多いから、なかなかアイルランド統一に至らないんですね。
複雑だなあ。
 アイルランド一周の旅その11 北アイルランドは英国なんです:ロンドンデリーの町_e0114020_01050081.jpg
この坂道を上ったところがザ・ダイアモンドという広場で、城壁のおへそ部分になっていました。

お天気のせいもあってどことなく寂しい雰囲気だったのですが、あちこちに鮮やかな色が♪
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毛糸で編んだものが飾り付けてあったのでした。
町のあちこちで見られたので、なにかお祭りとかキャンペーンをしていたのかもしれません。
ロンドンでも木を飾り付けることはありますが、毛糸というのはアイルランドで初めて見ました。
(アイルランド旅行の最初の方のブラーニー城でも見たのでした。その時のことはこちら!)
この毛糸が古い建物の間でカラフルなアクセントになっていて、気分が明るくなりました。
アイルランドは雨が多いと聞いているけど、毛糸が濡れちゃっても気にしないのね、きっと(笑)。

ところで車で北アイルランドに入っても、すぐに景色が変わるわけではありません。
最初に国が変わったんだなあと気づいたのは、道路の表示がキロからマイルに変わったのを見た時でした。
EUの影響が強く、通貨もユーロを使っているアイルランドでは、距離はキロメートルで表示されていますが、なにかと頑固な英国は、EUのメンバーでありながら今でもマイル表示。
通貨ももちろん独自のポンドだしね。

もうひとつ国が変わったと気づくのは、掲げられている旗。
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(この写真ではたまたまイスラエルの国旗も一緒に写ってますが、これはちょっと例外デス)
ロンドンで国旗を見ることはあまりないのですが、北アイルランドでは英国連邦全体のユニオンジャックの旗や、北アイルランドの旗が掲げられているのを本当によく見ました。

あともうひとつは、人が話す言葉かな。
北アイルランドの人は話すのがすごく早く感じられ、アイルランド南部の英語とはイントネーションも違っていて、慣れるのに時間がかかりました。
国が違うとはいえ、同じ島にありながら訛りまで急に変わるなんて、やっぱり文化が育つには「人」が大きく関わっているんですね。

観光案内所をのぞいてみたら、争いのあった場所巡りのツアーが多く、あまり気が乗らなかったので、目についたかわいいお店で甘い物で休憩。
時間もちょうとイレブンジズ(午前のおやつ)の時間ですもんね!
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このティールーム、とてもかわいかったのですが、全体的にガランとしていてちょっと不思議な感じだったんです(笑)。
というのも、もともとはオーダーメイドのケーキを作ることがメインのお店だったようで、ティールームは付け足しだったみたいです。
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ウェディングケーキとか、お誕生日のケーキとかでしょうか。
私たちがいる間にも大きな3段のケーキを受け取りに来た人がいました。
人の生活が見えるのって、なんだか嬉しいな。
北も南も関係なく、結婚式やお誕生日はみんなお祝いするんですもんね。

ロンドンデリーを後にして、世界遺産のジャイアンツ・コーズウェイへ。
既に投稿しているので詳しくは触れませんが、火山活動でできた有名な玄武岩の石柱のほかにも自然がたっぷりで見どころ満載でした。
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チケット売り場から玄武岩の群れがある場所までは結構な道のり。
バスも出ていますが、ここをゆっくり歩くことで、ジャイアンツ・コーズウェイの規模の大きさをじっくり感じることができて良かったです。

自然の偉大さを感じられる本当にオススメの世界遺産。
チケット売り場にはよくできた模型や映像付きで説明されていました。
珍しい石の上や小高い丘の上を実際に歩くことができるので、しっかりした靴を履いていくとたっぷり楽しめます!
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ベルファーストも一緒に書いちゃおうと思ったのですが、すでに長くなったので、また次回に。
こうしてどんどん旅行記は長くなるのでした!
気長に、細く長くおつきあいいただけると嬉しいです♪


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Commented by uuu at 2014-10-15 09:08
ふむふむ。
勉強になりました〜!
🌸文化が育つには「人」が大きく関わって
いるんですね。
🌸人の生活が見えるのって、なんだか嬉し
いな。

この言葉にしみじみ納得^_^

いろんなことが実感、体験できる。
これが旅の醍醐味ですよね。
Commented by londonsmile at 2014-10-16 04:44
*uuuさん*
文化には気候とか地形も関係していると思いますが、どういう人が住んでいるかも影響が大きいですよね。
という意味では歴史とも言えるのでしょうか。
旅行していて、そういうのを垣間みることができると嬉しいですよね。
おっしゃるとおり旅の醍醐味かもしれません♪
by londonsmile | 2014-10-12 20:51 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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