アイルランド一周の旅その7 あこがれのアラン島へ!

またまた休憩したところで、アイルランド旅行紀を続けます♪
もう少しおつきあいくださいね!

これまでは、
アイルランドにフェリーで渡り
クリスタルの町を通って、
ブラーニー城でサプライズをしかけられ、
観光の町キラーニーに到着して、
ケリー国立公園で自然を堪能した後、
さらにゴールウェイまで駆け抜けたのでした。

今日はずっと行ってみたかったところ、アラン島に行った時の話をさせてください。
アラン島といえば、編み込みがたっぷり入ったアランセーターで有名ですよね。
この編み込みの感じが大好きで、しかも自然が厳しいところ、とか、遠いところ、というイメージがあったので、自分が行かれるはずのないところのようにずっと思っていました。
そこに行かれるなんて!もう朝からワクワクでした♪
ちょっと長くなっちゃいましたが、読んでいただけたら嬉しいです。
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アラン島へは、首都ダブリンからもツアーが出ているようですが、ゴールウェイからの方が断然近いのです。
私たちは市内から少し離れたビーチ付近に泊っていたので、まずは市内まで地元のバスで移動しました。
アイルランドのあちこちで見かけた路線バスのマーク。素朴でかわいいですよね。

アラン島に渡るフェリーにはもちろん個人で乗ることもできますが、今回は旅行中ずっと運転しているインディーさんが休憩するためにも、1日ツアーに参加しました。
私たちが参加したのは、アラン島に住んでいるガイドさんが市内からバスで船の乗り場に連れて行ってくれて、島に着いた後もマイクロバスで島を案内してくれるというもので、このツアーです。
親切で人なつこいアラン島出身の運転手兼ガイドさん、案内にもとても慣れていて、楽しいツアーでしたよ。

ちなみにアラン島とひと口に言いますが、島は3つあって、本来は3つをあわせてアラン諸島というのだそうです。
今回私たちが行ったのは、観光客も多い一番大きなイニシュモア島でした。

まずはフェリーで海を渡ります。45分ほどの大西洋の旅♪
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こんなにお天気が良い日なのに波がわりと高く、ばっしゃんばっしゃんと窓に激しく水しぶきがかかって冒険気分が盛り上がりました(笑)。
この海は普段から荒れているんだそうです。
でも、こんな激しい船旅でも編み物をしている女性も見つけて、テンションが上がりましたよっ♪

前にテレビか何かで、アラン島は周りの波も高くて船を島に着けるのも大変、と見た気がしたのですが、なんのなんの、船はきれいに整備された港にとっても静かに簡単に到着しました。
私が前に見たのは他の2つの島のうちのどちらかだったのかなあ。
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ガイドさんの説明では、EUの出資で3年前に新しい港ができたんだそう。
また島の天候は風が強くて、いつも曇っているか雨が降っていると聞いていたのに、この日は風もなく、地元のガイドさんもびっくりするような良いお天気!
晴れたのは嬉しいんだけれど、「厳しい環境」というイメージと全然違っていたのがちょっと拍子抜けではありました(笑)。

フェリーといっても車は渡れないので(車ごと渡るフェリーは別にあるかもしれません)、島に着いた後の移動は地元の車、自転車、観光用馬車、あるいは徒歩になります。
私たちの参加したツアーでは、島に着いた後、ガイドさんと一緒にバスでまわるか、自分たちで自転車でまわるか、選ぶことができました。
バスで行けばもちろん効率はいいのですが、サイクリングも楽しそうですよね。
今回は山男インディーさんもラクをして、私たちはバスでまわりました。
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左側真中の写真は島に一軒だけある銀行で、週に3回、決まった時間だけ営業するそうです。
教えてもらうまで気づきませんでしたが、アラン島ではかなりの離島生活をしているようです。
そういえば、お土産屋さん以外のお店はあまりたくさんなさそうでした。

ケルトの影響を強く受けている文化も独特だそうで、アイルランド語(ゲール語)は今ではアイルランド全体の20%しか話せないというのに、この島の公用語はアイルランド語。
学校でも授業がアイルランド語で行われていて、英語は勉強の科目として習うんだそうです。
そういえば標識も全部読めない文字でした(笑)。
もちろん、みんな英語を上手に話しますけどね!

さらに島のあちこちに石垣がめぐらされているのがアイルランドでは珍しいこの島の特徴だそうで、ガイドさんもかなり強調して話していました。
アラン諸島は石灰質の岩盤だけでできていて、風も強いので、畠を石垣で囲むんだそう。
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ただ実はこの石垣、イングランド北部でもよく似たものを見るので、北の出身のインディーは「ふふん」と笑っていましたが(汗)。
でもアイルランドではあまりないんだってば!
確かにアイルランドの本島では石垣は見なかった気がします。

人口は3つの島を合わせても千何百人と少ないので、みんながお互いを良く知り合っているようです。
ガイドさんの案内も「あの家の奥さんはアメリカ人で、島の男と結婚して子供を5人も産んで、人口増加に貢献してくれたんだよ」とか、「あそこ、ボクのママが住んでいるんだ、ママ、見える〜?」なんて手を振ってみたりして、素朴でいい感じでした。

おもしろかったのは、「アラン島はセーターで有名ですが、今では羊はちょっとしかいないんです。羊はこの石垣を越えて逃げて行っちゃうからね〜」というガイドさんの説明。
理由はともかく、世界的に編み物で有名な島に羊がほとんどいないというのはおもしろいですね!

島のことや、簡単なアイルランド語での挨拶なんかを教わっているうち、港以外では島でほぼ唯一と思われる観光地に到着。
お土産屋さんとティールームが何軒かずつあるだけですが、他が本当に何もないので、とても賑やかな印象(笑)。

ここにバスをとめて、ランチと観光の時間になり、希望者はダン・エンガス(Dun Aengus)という世界遺産に歩いて行くことができました。
ダン・エンガスは海辺の切り立った断崖絶壁の上にある石の砦で、紀元前に古代ケルト人が築いたと言われているそう。
なにやらロマンティック。是非行ってみなくちゃ。
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お土産屋さんから歩いて20分ぐらい、と言われたけど、うわー、かなり高いところにありました。
この一番上まで行くのです。
がんばって登るぞー!

上り坂ではありますが、足元はそこそこに整備されているし、急ではありません。
年配の方も、スーツ姿のおじさんも登っていたので、だいたいの人は大丈夫。
ただし靴だけはしっかりしたものを履いて行きましょう。

さあ、着いたよー!
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この断崖絶壁、海からそびえたっているようですよね。
そして、海から崖の上まではすごい高さなのに、柵もないのです!
日本では考えられないことですが、ここに柵をしちゃったら雰囲気が全く変わっちゃうし、このまま残せるのは素晴らしいことですね。
だって観光客は、このそびえたった感じを観に来ているんですもの。
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こんなきわどい場所で写真を撮っている人や、崖っぷちギリギリに立って記念撮影している人もたくさんいたくらいなので(笑)!

あんなにお天気が良かったのに、断崖についた時には怪しい曇り空。
これがまた古代ケルトの時代を想像させて、良い雰囲気でした。
この島は普段はこういうお天気らしいので、やっぱりこの場所には灰色の怪しいお天気が似合うんでしょうね。

すばらしい眺めを堪能した後は、おみやげ屋さんに戻って軽食とお買い物♪
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もちろんセーターも売っていたのですが、編み模様、色、形などいろいろあって、もう迷っちゃって決められません!
そこでとりあえず地元のおばさんが編んだという手編みの帽子をゲットしました。
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大手の会社のものではないのでタグは付いていませんが、ある意味「アラン島ブランド」(笑)。
この時、店番をしていたおばさんのご近所さんが編んだという地元感が気に入っています。
早く冬が来ないかな〜。
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ダン・エンガスに行く道で、アイルランドの笛を吹いておこづかいをもらっていた女の子2人。
この頃はきっと夏休みだったんだと思いますが、そうよね、島の中ではそんなにすることないもんね。
灰色の暗い空の下で聞く高い細い音色はロマンチックで、またまた古代を想像させてくれました。

この後もバスは島のみどころをあちこち回ってくれました。
どこものどかで、人も少なく、本当にのんびりしています。
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古い教会跡、かわいい藁葺きのコテージ、先ほどの断崖とうってかわって穏やかな白砂のビーチ、アシカのいる浜辺などなど、素朴ながら島の歴史と豊かな自然をたっぷり感じさせてくれるものばかり。
ラッキーなことに野生のアシカちゃんも見ることができました♪
お天気もまた良くなってきて、海の美しさが一段と映え、島の美しさを堪能しました。

島を見て回った後は、帰りの船に乗るまで自由時間。
港近くの村でおみやげを見たり、海辺を散歩したり、パブで一杯飲んだりしてのんびり過ごします。
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ここにはアランセーターの大きなお店があって、これでもかー!という種類のセーターや小物を売っているのですが、もうあり過ぎて、本当に選べません!
セーターの模様は家によって違ってくるそうで、素人の私が見ても違いがわからないようなたくさんの種類があるんです。

わが家のインディーさん、日ごろ「イギリス人とは・・・」とよく語っていますが、実は母方のおじいさんはアイルランド人で、彼はアイルランドとのクォーター(笑)。
なので、お母さんの旧姓の柄のセーターがあったらそれにしようかとも思ったのですが、残念ながら、それは見つからず・・・。
たっぷり編み込みの入ったセーターが私の体型に意外と合わなかったというのもあり、結局おみやげをちょこっとと、自分用には手袋を買うに留まりました。
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残念だけど、また今度来るからいいもん!と思うことにして(笑)。

上のコラージュ写真にも載せましたが、アラン島でも編み手が不足しているそうで、セーターのお店では編み手を募集していました。
この島は、思った以上に観光化していましたが、お土産屋さんはとてもあっさり。
全然押し付けたりしないし、値段も特別に高いわけではない。
例えば昔ながらの毛糸の紡ぎ方を展示するとか、実際に編んでいるところを見せるとかして売り込んでもいいのになーとアランセーターファンとしては思うのですが、島の人は欲がないのかな。
それはそれで素朴で良いことで、その点は変わって欲しくないけれど、もっと観光客を呼ぶ方法はないのかしらんと余計なお世話で考え続けてしまいました。

ちなみに糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」では、震災後の気仙沼復興事業のひとつとして、同じ漁師さんの町なので、気仙沼でフィッシャーマンセーターを編むという気仙沼ニッティングを展開していますよね。
ほぼ日新聞には、その関係で2012年に糸井重里さんがアラン島を訪問された時の記事と、ハンドニットデザイナーの三國万里子さんほか関係者の方達の記事(前編後編)が掲載されているので、ご興味のある方、ぜひご覧ください!
上の記事には、きちんとした取材とともに、プロの写真家の方が撮ったきれいな写真(セーターのお店の中の様子や、昔の様子、個人の編み手の方のお話などなど)がたくさん載っていますよ!

アランセーターをもっともっと広めましょう。
気仙沼ニッティングもね♪

ずっと憧れていたアラン島を訪れることができて、地元の人も驚くようなお天気にも恵まれて、本当に幸せな1日でした。
私が持っていた印象とは違っていたことには驚きつつ、イメージ通りの素朴さだったことには嬉しくなり、思うところの多かった1日。
つい興奮して長くなった記事、最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。

ありがとう、アラン島。
また会おうね!
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(追記:このイニシュモア島にはB&B(民宿のようなもの)もあったので、一日観光だけでなく、滞在することもできますよ〜!)


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Commented by 姫路のグランマ at 2014-09-08 08:31
今回のブログも食い入るように読みましたよ。沢山の光景有難うう。
来夏の計画してるツアーにアラン諸島行きもありますが、一足先に行っ
た気分に陥りましたね。若い頃は、手編みもよくしてたので 手編み製品を見るのも楽しみにしてますが、時間が有るかどうかなと。可愛い帽子と手袋をゲットできてよかっつたね。このグランマも欲しいな((笑)。このグランマもたぶんセータは体系的に無理なのでね。
義息子の実家もアラン島の情景と似かよっつてるみたい。以前写真で見たのには、家の周りに低い石垣があり牛が2頭いましたがその牛は、お父上のペットだと(笑)。
私の友達もあなたのブログ楽しんで拝見してます。娘に叱られる((笑)
前にブログのコメント控えますが、あなたのブログで 行った気持ち、食べた気分に!  これからも 楽しみに!
Commented by londonsmile at 2014-09-08 19:11
*姫路のグランマさん*
今回も読んでくださってありがとうございます。一緒に行った気分になっていただけて嬉しいです!
アラン諸島、ほんとによかったですよ!義理の息子さんのご実家から近くていいですね〜♪私は本島では石垣は見ませんでしたが、地理的にお近いから、地形もきっと似ているんでしょうね。
セーターは夏でも売っているので、たっぷりお買い物できると思います♪ちなみにアイルランド、年によって違うかもしれませんが、私が行っていた間はわりと気温が低めで13度とかの日もあったので、はおるものをお持ちくださいね。現地でセーターを買うのもいいですけどね♪
それにしても牛をペットにされているとは、優雅なお父様(笑)!
by londonsmile | 2014-09-08 04:23 | アイルランド2014 | Trackback | Comments(2)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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