やっと行けました、根津美術館

日本の夏の思い出シリーズ、今日は東京の根津美術館です。
日本に住んでいた時から行ってみたかったのになぜか行きそびれていて、今回やっと行くことができた場所。
思っていたよりずっとすばらしく、大満足の時間でした♪
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この時はまだ梅雨明け前の6月下旬だったので、頭をちょっと戻してくださいね(笑)。
というのも、この日は梅雨の合間に太陽が見えたとても気持ちのいい日だったんです。
梅雨の晴れ間というだけで、気分が上がりますよね。

根津美術館は数年前に改築され、今の建物は人気の隈研吾氏が設計したとのこと。
和の良さを残しながらもモダンな気持ちよい建物でした。
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建物からお庭を見下ろす窓が全部ガラスだったりして、自然の光が入って緑いっぱいなのももすてきでした。

建物の中に入ってみると、ふらっと立ち寄って見るのにちょうどいいくらいの小さめな展示があり、和風なものを中心に、仏像、浮世絵、書道など美しいものを見て回りました。
私はこういう小さな美術館やギャラリーが好きです。
大英博物館みたいに大きな博物館もそれはそれですばらしいと思うけれど、私には広過ぎてどこを見ていいのか迷ってしまう・・・。
だからやっぱり、こじんまりした場所をふらりと見るのが好きです。
小さいながらも、北斎、広重、歌麿なんかのビッグネームもさりげなくあって、なんだかお得な気分になれました(笑)。
(展示の内容は今は変わっているかもしれないので、いらっしゃる前にご確認くださいね)

実は美術館に入った時から目が釘付けになっていたのが、立派なお庭でした。
ガラス越しに、東京の真ん中とは思えない緑がどーんと広がっているのが見えたのです。
やっと行けました、根津美術館_e0114020_19482520.jpg
実際に歩いてみると、緑の美しさもさることながら、置いてある仏像や石造物の美しさにもうワクワク!
さすが美術館のお庭です。
自然に見えるように計算して作られているんでしょうね。

起伏のある地形にそって飛び石や石畳がいい感じに配されていたり、美しい仏様や石の置物がまるで野に長く置かれたように苔むしていたりして、たまりません♪
特にお地蔵さまなんて、本当にその辺の山の中にありそうな感じ。
こういう見せ方もあるんだなーと、うっとりしながらお庭を回りました。
お茶室がいくつもあり、池には船も浮かんでいて、雰囲気たっぷり!
インディーさんほど日本のお庭や仏像がマニアックにお好きでない方でも、十分楽しめる場所だと思います(笑)。

この日は晴れたとはいえ梅雨の蒸し暑い時期。
お庭を歩いていると、やっぱり喉が乾いたので、お散歩の後は館内のNezu Cafeで休憩しました。
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このカフェも窓が大きく、それに沿ってカウンターになっていて、ここに座ると緑の中に座っているようで気持ちがいいだろうなあ。
私達が入った時にはちょうどカウンターがいっぱいで、テーブル席に座ったのですが、それでも気持ちがよかったんですもの。
お客さんもなんだかみんな嬉しそうでした。
ついでに遅めのランチをとりましたが、意外と本格的なパスタが出て来て、これまたポイント高し!でした。

ずっと行ってみたかった場所にやっと行かれて、しかもお天気にも恵まれて、想像以上にすてきな経験になりました。
東京に住んでいたら、通ってしまいそう!
しっとりとした時間を過ごしてみたい方、おすすめです。
やっと行けました、根津美術館_e0114020_20583365.jpg


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by londonsmile | 2013-09-05 22:27 | 日本に里帰り&国内旅行 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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