知識ゼロからのキッチン改装大作戦 その4〜いよいよ工事!

準備がすべて終わって、いよいよ工事開始!
期間は2週間の予定でした。
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このガラーンが、なんとかキッチンになるのかな。



予定では月曜、火曜と古いキッチンを取り壊して、火曜日に新しい戸棚や電化製品が到着、その後1週間半にわたって工事、ということでした。

わが家はアパートなので、音の出る工事は8時半以降開始。
ビルダーさんのミックが几帳面という話は前回にしましたが、やっぱり時間にも正確だった彼、8時過ぎには家の前に着いていて、車の中で電話連絡をしたり、書類の整理をしたりしているようでした(家の窓から見えちゃうのです・笑)。

帰りの時間は日によってまちまちでしたが、だいたい4時から5時ごろに終わっていたかな。
工事の終わりに従ってだんだん遅くなっていきましたが(笑)、やはりアパートなので、あまり遅くならないように気をつけてくれていたようです。

家に来てくれる工事の人にお茶を出すタイミングって難しいものですが、ミックの場合は、その辺も慣れていました。
最初の日に、ビスケットを添えて何度かお茶を煎れたのですが、午後に「作業に都合のいいタイミングがわからないから、呼んでくれてもいいし、好きな時に自分でやってくれてもいいよ」と言ってみたら、「実は自分で湯沸かし器もお茶も持って来てるので、かまってくれなくて大丈夫」とのこと。
もうそれからは、まったくノータッチでよかったので、これは気が楽でした。

キッチンのドアを閉めて作業をしていたので、気がつくとキッチンにある裏口から外に出ていってタバコを吸っていたり、車に戻って携帯で電話をしていたりして、かなり自由にやっていましたが、あちらの作業に都合のいいタイミングを図るなんて到底できないし、こちらも気兼ねなくお茶を飲んだりご飯を食べたりできたので、お互い気が楽だったと思います。

そういえば彼はお昼休みらしきものをとっていなかったんだけど、どうしていたんだろう?
いつの間にか車に戻っていた時にサンドイッチでも食べていたのかな。
彼の場合は大きな会社との契約で働いているので、クレームが来たら大口の仕事を失うということもあるでしょうが、真面目にやってもらえたなーと感謝しています。

ご飯といえば、キッチンを工事中はご飯が作れないというのが困りもの。
わが家では、冷蔵庫を玄関の近くに移動させ、ポットやお茶の支度を寝室に移して、ご飯もサラダやデリのお惣菜(調理されたチキン、スモークサーモンなどなど)を買ってきたり、近くのパブに行ったりして済ませていました。
その辺は大人だけなので気楽だったし、ラッキーなことに最初の一週間は3月なのに初夏を思わせる陽気が続いたのでサラダがおいしく食べられ、普段あまり買わないお惣菜を試せる良いチャンスにもなりました。
この時に見つけたお気に入りのサラダのパック、その後もたまに利用してます(笑)。
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いよいよ始まった工事の工程は意外と柔軟で、思っていたよりその場で決めることが多く、ミックと相談しながら進めました。

例えばある日、ミックが帰ってからキッチンに入ってみると、何かがちょっと違う・・・。
よーく考えてみると、その日取り付けてくれた冷蔵庫とオーブンの左右の位置が、設計図と入れ代わっていたんです。
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設計図では、右が冷蔵庫、左がオーブンだったのだけど、実際にはその逆。
イギリスのビルダーさんって間違いが多い、という先入観がピピッと働いてしまい、つい気持ちが暗くなった私。
次の日、おそるおそるミックに言ってみると、「あ、それ、設計図と反対にしたんだよ」と明るい答え!
写真の手前左側にすぐ作業台があるのですが、彼の経験上、その配置だと、手前に開くオーブンの扉が使いにくいので、設計図の配置は考えられないので反対に取り付けた、ということでした。

でもそうすると左側に置かれる冷蔵庫の扉が壁に向かって開くことになるので、「それはそれで取り出しにくいのでは?」と、またおそるおそる言うと、「それは簡単!冷蔵庫の扉が反対に開くようにするから!」と、これまた明るい答え。
つまり、扉に付いているちょうつがいを反対側に付けて、右側が開くようにしてくれるというのです。

もともと大したこだわりのなかった私たちなので、彼の長年の経験を信じて、そうしてもらうことにしましたが・・・棚を組み立てる前にヒトコト言ってくれてもよかったよね、あはは。
ただ、これは本当に実用的にミックの考えが正しかったようで、完成した今もこの配置で全然困っていないし、ミックもその他のことは何でも作業する前に先に私に相談してくれました。

ミックと私の「共同作業」(笑)が一番表れているのがタイル貼りじゃないかと思います。
シンクと調理器の周りは、お掃除しやすいようにタイルを貼ることにしたんですが、「白を基調に、ところどころベージュを混ぜたい」とミックに言ったら、「うーん、ところどころってのがモンダイだな」といつもになく深刻な顔。
そして続けて、「いや、モンダイじゃないんだけど、どの割合で混ぜるかとか、どこにベージュを入れるかっていうのは、デザイン上大きな影響があるから、自分が決めるのは怖いなあ」と言うのです。
特にこだわりのない私とはいえ、確かに「なんとなく」ではミックもやりにくいだろうなあと思ったので、まず私と一緒にベージュのタイルのだいたいの場所を決め、多少貼り終わったところで私を呼んでもらって、2人で一緒に確認、という共同作業をすることに相成りました。
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(タイルって、最初に貼る時は、ずれないようにこういう風にピンを間にはさんでおくんですねー。
なんだかかわいい♪
この時点では、まだ取り外しが簡単で、この状態で1日以上乾かしてから、隙間に白いセメントのようなものを入れて固めます)

私はキッチンのタイルなんてデザインしたことがないので大した自信がなかったし、なんといっても彼には長年の経験があるので、「ここに置くとと、少し向こうと同じ段になっちゃうよ」とか、「そうすると、どうしても右上がりな模様ができちゃうね」とか、細かいことに気づいてくれて、とても参考になりました。
タイル貼りの日は1日に何回もキッチンに呼び出されて話し合った結果、最終的に納得のいく感じに仕上がりました♪

こうして親しく相談しながら進めて行くうち、ちょっと気になっていたけれど工事とは直接関係のないことをミックにお願いしてみたくなりました。
それは電気のスイッチの位置(笑)!
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これはミックに直してもらった後の写真なんですが、写真上のスイッチは、もともとその右隣りの茶色くなっている部分に付いていました。
でもここは、微妙にドアの影になっていて、ドアをちょっと動かさないと電気がつけにくかったし、なんといっても、見た目がずれている感じが気になっていたのです。
前のキッチンはドアぎりぎりのところまで戸棚があったので、こういう配置になったんだと思いますが、わが家の設計では少し余裕があったので、ある朝ミックに「スイッチの位置を動かすのって大仕事かしら。そうだったらいいんだけど、なんか見た目にしっくり来なくない?」と思い切って聞いてみました。
ポイントは几帳面で正確な仕事が好きなミックにアピールするように、「見た目がよくない」ことを強調してみたこと(笑)。
案の定、彼は「あっ、そうだね。なんで気がつかなかったんだろう!配線がメンドウかどうか、見てみるよ」と言ってくれて、結局すぐに位置を直してくれ、スイッチ自体も無料サービスで新しいものに変えてくれました♪

その日帰ってきたインディーは、普段は遠慮がちな私が、工事と関係のないことまでちゃっかりやってもらっていることに驚いていましたが、ふっふっふ、私もそういつまでもこの国でお客様じゃないのだよ、インディーくん。
この国では、日本の感覚では当たり前にやってもらえることがやってもらえないこともある反面、思いがけないことをやってもらえたりする嬉しい驚きもあるので、遠慮していないでとりあえず聞いてみるだけ聞いてみる、ということを少しずつ学んだようです。
だめだったら、「オッケー」って笑って言えばいいんだし(笑)♪

キッチンの改装を通じて、イギリスにまた少し馴染めた気がして、ちょっと自信もついちゃった気のする私でした。
次回はいよいよ完成編。
(このシリーズを始めてから、完成が楽しみ!と言っていただくのですが、実はあんまり写真がないのです(汗)。
写真自体はあんまり期待しないでね♪)
Commented by 智子 at 2012-05-16 21:26
物語もいよいよクライマックスですね!
改装と一口にいっても、いろいろ考える事ややる事があるのがよくわかりました。
ビルダーのミックさんがいい人で本当にラッキー♪
ロンスマさんともいいコンビですね〜
Commented by londonsmile at 2012-05-17 03:33
*智子さん*
ありがとうございます。そうなんですよ、設計をお願いしたので、それで終わり、と思っていたら、意外と後で決めることも多かったです。ミックがいい人だったので、言いやすくてラッキーでした♪工事が終わっちゃった後は、やっぱりちょっと寂しかったです(笑)。
Commented by yoko t. at 2012-05-19 20:41
私も完成編、すごく楽しみにしています。どんなキッチンになったのかしら。。うちもこれからなので、いろいろと参考にさせて頂いちゃいます♪
お写真から、おうちが年代ものの素敵なおうちなのが分かる気がします。ちらっと出てるブリックなんて、このまま見せておきたいぐらいですね。
Commented by londonsmile at 2012-05-20 02:42
*yokoさん*
ありがとうございます。あんまりこだわりがなかったので(笑)ごく普通のキッチンなの。がっかりしないといいけど!
でも新しいとなにかと気持ちがいいです♪
yokoさんも改装するんだよね?そちらも楽しみ!
家は1930年代の建物なの。壁が以外といい感じだったので、私がアーティストだったらすてきに生かして使いたいなあと思いました。今は塗っちゃったけど(笑)!
by londonsmile | 2012-05-13 02:00 | 家のこと | Trackback | Comments(4)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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