画廊飯店 in Soho
2011年 10月 30日
時間が変わる度、時計を進めるのか遅らせるのか、毎回じっくり考えてしまいのですが、今日は1日が25時間になる計算で、1時間の朝寝坊ができる日♪
時計の針は1時間戻って、日本との時差は9時間になります。

先日、お昼前にふと中華が食べたくなって、ロンドンの街をフラフラとさまよいました。
途中、おいしい飲茶のお店も通りかかったのですが、一緒にいたインディーは中華といえば焼きそばぐらいしか食べない人なので、ここには入れず・・・。
いっそのこと中華街まで歩いて行こうかと話していた時、落ち着いた雰囲気のレストランを見つけたので、飛び込みで入ってみました。
その名もGallery Randezvous(漢字では「画廊飯店」)。
ソーホーという繁華街にあるにもかかわらず、お昼時でもお客さんがまばらだったのですが(汗)、お店に入ったとたん、街の喧噪を忘れて、ほっと静かな穏やかな気持ちになれて、とても心地よく感じました。
ちゃんとテーブルクロスも敷いてあって、いい雰囲気だし、店長っぽい物静かな中国人のオジサマと、やはり穏やかな雰囲気の若いお姉さんの2人しかフロアにいなくて、なんだかほのぼの。
画廊飯店の名前どおり、お店の壁には中国風の大きな絵が飾ってあって、ちょっと東京のオフィス街で見る中華料理のお店みたいでした(笑)。
アラカルトもありましたが、ランチセットは、酢豚やいくつかのお料理が選べるようになっていて、それにコーンスープとご飯がついてくるというもの。
6.50ポンドというお得なお値段もなんだかOL時代のオフィス街のランチを思い出させてくれます(笑)。
お料理を待つ間よく見回してみると、椅子の背もたれが丸く編んだ籐のような感じで、これまた日本の喫茶店にありそうな感じ。
音楽も80年代ぐらいのヒット曲がオルゴール風なアレンジのイージーリスニングで流れていて、またまた日本風(笑)。
この日ちょっと疲れ気味だった私は、この懐かしい雰囲気にほっとして、一気に緊張がほぐれました。
お料理が出て来ると、卵とコーンのシンプルなスープは懐かしい優しい味で、さらに酢豚は、お肉の感じが中華風ではあったものの(笑)やはりどこか優しい味がして、あー、もう懐かしくて、気持ちがOL時代にタイムスリップしちゃいました(笑)。
中国からの移民の多いロンドンで中華を食べようと思うと、本格的な中国風のお料理が出て来ることが多いので、日本で食べていた中華料理に慣れている私としては「なんかちょっと違うんだよなー」とつい思っちゃうんですよね。
日本の中華は、きっとスパイスなんかも日本人向けにマイルドにアレンジしてあるんでしょうね。
もちろん中国の人が作る中華料理が本当の姿なんですが、私にとっては日本で食べていた中華が一番(笑)!
お疲れモードの私をすっかり癒してくれた画廊飯店は、この日の私の気分にぴったりのお店でした。
リラックスし過ぎて、写真も撮らなかったけれど、帰ってきてからググってみたら、「1967年に開店以来、老舗の中華料理店として駐在員観光客にお馴染みの高級店もカラオケ・コーナーを新設」という記載を発見。
え?やっぱり日本人の好みをわかっているお店だったのかも!
ちなみに私が行った日は、お昼時のせいか日本人はいなかったんですが、夜になると駐在員さんがカラオケを歌っていたりするのかしら(笑)。
ロンドンにいながら日本の雰囲気と日本風(笑?)中華を味わえたこのお店。
ぜひまた行って他のお料理も試してみたいと思います。
GALLERY RENDEZVOUS
53-55 BEAK ST W1R 3LF
最寄り駅:Piccadilly Circus
(お店のお皿にはGallery Restaurantと書いてあった気がするけど、インターネットで出て来るのはGallery Rendezvousという名前みたいです)
美味しいものを見つけるセンサーをお持ちなのですね!
日本の味付けの中華料理、私も食べに行きたいです。
今度、お目にかかる時、是非、お願いします。
先輩のセンサーを頼りにしている後輩より
いえいえ、この日はなんだか中華な気分で歩いていて、たまたま見つけたんですよ。
この日の私の気分にぴったりだったけれど、グルメ的にはどうなのか、今となっては不安が残ります。
でも気持ちがいいお店だったことは間違えないので、今度ぜひ行ってみましょうね。
サボってばっかりの弟子より