さよなら、ありがとう
2010年 10月 22日
そのすぐ後に急にまた悪くなり、遠いところへ旅立ってしまいました。

インディーは、ペッパーとサフロンが手のひらに乗るような子猫だった時から13年間のおつきあい。
そして私はインディーの家に引っ越してきてからの4年半、一緒にたくさんの時間を過ごしました。
犬のような性格のペッパーに比べて、とても猫的でちょっと気難しかったサフロン。
最初の頃は猫との距離の取り方がわからず、なで過ぎちゃって「もうやめてよ!シャーッ!」とよく怒られたっけ。
猫は子猫の頃に抱くクセをつけないといけないそうですが、うちの猫はインディーが「猫の意志を尊重して」育てちゃったので、最後まで抱っこはさせてくれませんでした。
ああ、夢だったなあ。
サフロンは口の周りのもしゃもしゃっとした模様のせいか、なんだか愛嬌のある顔でした。
そして半分寝ているようなぼんやりした時には、ほんとにぼーっとしていて、あどけない子猫のようにもものすごいおばあさんのようにも見えました。
オスのペッパーより体が一回り小さくて、なんとなく仕草も女の子っぽかったし、おねだり上手なかわいい鳴き声が得意。
私の中では「ハクション大魔王」の娘のアクビちゃん(知ってる?笑)みたいなイメージでした。
♪可愛い顔して色白で、知恵が回って明るくて、抜け目ないのはいいけれど、派手なイタズラ玉にキズ♪のアクビちゃんです。
2階の手すりにタオルや洋服なんかをかけておくと、ちょっとずつ引っ張って、下に落とすイタズラが好きでした。
ぱたっと下に落ちる音がして見に行った私が「あっ!」と言うと、ぱたぱたっと嬉しそうに駆け足で逃げて行くんですが、その後ろ姿は「いひひひひ」と笑っているみたいでした。
うちの猫たちはキャットフラップ(猫が自由に出入りできる専用の小さなドア)があった頃は、よくネズミを家に連れ込んでいたんですが、それも圧倒的にサフロンが多かったなあ。
獲物は家族へのプレゼントだそうで、実際、わざわざドアの前や階段を上がった所のようなわかりやすい場所に「はい、プレゼント」という感じで置いてあるんです。
「サフローン!」と叫んで怒ろうとするんだけど、本人は「どう?気に入った?いひひ」と得意気なので、怒れなくなっちゃうんですが。
よく庭にじーっと座って、物置の下にいるらしい何か動くものや、木にとまっている鳥を辛抱強く見張っていたのも彼女でした。
もちろん、隙あらば捕まえようとしているのですが、長いと1日中、時には2日、3日と忘れずに同じ場所を見つめているんです。
生き物を捕まえちゃうのは困りものでしたが、その忍耐力を見習いたいと何度思ったことか!
同じ時に生まれた兄(あるいは弟)のペッパーとは、あまり仲が良くなくて、ひっかきあいのケンカをよくしていたおてんばさん。
最近では年のせいか丸くなってきて、大嫌いだった写真もずいぶん撮らせてくれるようになったし、家の中で私の後をついて歩いたりしていました。
でも、音も立てずにいつの間にか私の足元に来ているので、知らずに「猫ふんじゃった」状態になったことが何度も!
寝る前に私がベッドで本を読んでいるとやってきて、ライトと本と私の間をわざと歩き回って「遊んでちょうだい、今!」と邪魔してくるのもサフロンの毎晩の日課でした。
サフロンは普通は時間がかかる老化のプロセスを半年くらいで駆け抜けちゃったそうで、旅立つ時に長く苦しまないでくれたのがせめてもの救いです。
あまりに急だったので、私たちは心の準備ができていませんでした。
今頃、「びっくりした?いひひひ」って言ってるのかもね。












さーちゃん、犬好きだった私を、こんなに立派な猫派に育ててくれてありがとう。
また会う時まで、大好きなひなたぼっこして待っててね。
大好きよ♪





