チベットの旅 Day 10 ロンボックからザンムへ

ベースキャンプを制覇(!)した翌朝。
山小屋の窓に映ったエベレストが美しかった!
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エベレスト・ベースキャンプのあるロンボックには、ロンボック寺があり、インディーが前からそこに連れていきたいと言ってくれていました。
4年前にネパール側のベースキャンプに行った時に寄ったタンボチェ寺と姉妹寺なのだそうです。
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前日、ベースキャンプから戻ってから、私はベッドで休んでいたんですが、その間に他の人はお寺の見学を済ませたということだったので、体調もよくなった翌朝、インディーと2人でお参りに。
ちなみに、修道院は山小屋の目の前にありました。
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朝早くということもあり、薄暗く、静かでいい雰囲気でした。
姉妹寺のタンボチェはとても大きなお寺だったので、あまりにひっそりしたたたずまいにびっくり。
前にここに泊まったことがあるというインディーについて中に入り、中庭の辺りを拝見していると、若いお坊さんがやってきて、かーなーりー(笑)つたない英語で、こっちにいらっしゃい、と言ってくださいました。
ほんとに静かで誰もいない雰囲気だったので、お坊さんが声をかけてくださった時には、ちょっとぎょっとしちゃいました(笑)。

ご本尊を拝観している横で、別のお坊さんがまだお布団で寝ていたのが妙に印象に残っています(笑)。
とにかく静かで心が落ち着く場所でした。
インディーは、引退したらここに住みたいそうです。
その前にチベット語、覚えないとね〜(笑)♪
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そして今日もドライブへ。
今日は一気に山を下って、ネパールとの国境の町に向かいます。
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途中、ドライバーさんのタバコ休憩(笑)にとまった場所で、ふと見ると・・・川の一部が凍っていました。
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一部だけっていうのが、なんとも不思議。
そしてとてもきれいでした。

まだまだドライブは続きます。
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あれ?岩山の間に、ところどころ古い建物の跡が見えますね。
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実はこれ、修道院の跡なんです。
1950年からのチベット侵攻の際、中国はそれまでチベット中で2,006あったと言われる修道院やお寺を次々と取り壊し、無事に残ったのはたった6カ所だったと言われているそうです。
チベットでは政治と宗教が密接な関係があったので、そうやって人々の心の拠り所をなくそうとしたんですね。

あれ?でも、これって、イギリスのヘンリー8世がカトリック教会から離脱して、英国国教会を作った時に、カトリックの教会や修道院を壊したのと似てますよね?
どこでも、人の考えることは似ているんだな、と妙に感心してしまいました。

今ではイギリスでは壊された修道院を史跡として見学することができますが、チベットでは、一部修復されつつあるものの、ほとんどがこの写真のようにそのままの状態になっているようです。
古い建物好きな私としては、こうして壊された建物を見るのは本当に悲しかったです。
特に1日のうちに何度も見かけたりすれば、なおさら。
そして壊される修道院やお寺を見ていた人達の気持ちを思うと、なおさら。
ちょっと旅行をしたぐらいで政治的な意見を言うつもりはありませんが、個人的に怒りを感じてしまいました。
人の気持ちを傷つけるようなことは、できるだけ避けたいものですよね。
こうした建物の跡がいつか修復されて、またお参りの人でにぎわいますように。
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壊された建物とともに、よく見かけたのがこの光景。
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農村です。
写真ではちょっと見にくいですが、真ん中あたりに見える青いものが村の看板です。

幹線道路沿いにも、たくさんの農村があって、畑を耕したりお昼を食べたりしている人達の様子や、かわいらしいお家を見たりするのが楽しみでした。
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写真には撮れなかったのですが、家や塀を作るレンガを天日干しで作っている様子も見かけて、なんだかほのぼのとした気持ちになりました。
レンガを作るって私には想像できないことだけど、この土地ではみんなが家を手作りしているんですよね。

お昼の休憩は、山の中にある小さな町で。
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町の小さな食堂に入ったのですが、ちょうど日本のツアーの方もいらしていました。
みなさん中高年という感じでしたが、お元気そうで、おいしそうにご飯を召し上がってましたよ。
私なんて、まだまだ若僧(笑)!
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今日は野菜ヌードル。
温かいスープの中にトマトも入るのが、チベット風、というか、中華風なのかも。
よく見かけました。
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町のお店でおやつを買ってみました。
あれ?そっくりなお菓子、日本にありますよね(笑)。

標高がだんだん下がってきたので、午後からは木も見え始め、景色も渓谷っぽい感じになってきました。
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最後の写真で赤いトラックが走っているような感じで、私達もこの細くて急な山道をくねくねと一気に下りました。
油断すると酔いそうだったので、遠くを見るように気をつけてたんですが(笑)。

そして着いたのはネパールとの国境の町、ザンム。
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細いくねくねした坂道に沿って建物が並んでいる、縦に長い不思議な町でした。
ちょっと日本の温泉地みたいにも見えますね(笑)。
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町の上の方から下を眺めるとこんな感じ。
とっても急でしょ。

町の雰囲気はちょっと独特で、港町のような感じというか、ちょっと荒っぽい感じというのかな。
チベットとか中国っぽい人に混じって、顔の感じが違う人もずいぶん見かけたし、着飾った女の人は歩いているし(たぶん、ご専門の方!?)、ナイトクラブのような所からの騒音も大きいし(笑)。
トラックの運転手さんなんかが遊べる場所が必要なんでしょうね。
前の夜にはエベレストのふもとで静かに過ごしていた私達には、ちょっと刺激が強かったです(笑)。
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残ったチベットのお金を使おうと思っていたのですが、おみやげ屋さんらしき所もあまりなく、とりあえず早めに食事をして翌日に備えることにしました。

山の中では、チャーハンとかラーメンっぽいものばかりだったので、中華じゃないものが無性に食べたかった私たち。
さすが国境の町、ネパールやインド料理を出すお店があり、迷わずそこに直行(笑)!
暗かったので写真は撮れませんでしたが、久しぶりにピザやカレーを楽しみました。
いろいろな種類ものものが食べられるって、普段は当たり前に思っているけど、幸せなことですね♪

この日は「万里の長城」という名前の中国ワインもオーダー♪
ちょっと重くてしぶい感じワインでした。

さてこれでチベットの中の旅はおしまいなんですが、この翌日にネパールとチベット(中国)の国境「友情の橋」を歩いて渡ったり、ネパール側との違いが見られたりしておもしろかったので、カトマンズーを出るまで、もうちょっとおつきあいくださいね♪
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Commented by ikehana88 at 2010-06-11 17:45
ロンスマさん、おひさしぶりです^^
旅行記、過去分も読ませて頂きました♪
凄いです!
エベレストがあんなに目の前に!!
しかも、ベースキャンプでさえ、、5200m??
私は、考えただけで苦しくなってきました(笑)
でも人は、そこに山があるから登るのでしょうね♪
Commented by thallo at 2010-06-12 06:50
ロンスマちゃん、こんばんは。
すごい!まだまだ続き楽しみにしているわ。修道院の話が一番つらかった。たったの6こしか残ってないって。。今までそこで人々は生活し、笑い、地元の人の集まる場所であり、神に祈る場所であり。。そんな昔の面影を自分で想像したりすると余計に考えるものがあるね。
確かにヘンリー8世の行動と同じ。人はどんな時代でもその部分を持っているのか -歴史は繰り返す。
ザンムの町、熱海の温泉街の建物みたい。どうしてあんなに上手に崖の上に家が建てられるのでしょう。

インディーがロンスマちゃんを連れて行ってあげたい、とずっと思っていた再訪のチベットの旅。行ったことのない私でさえ、お寺の静寂さを感じたようでした。
身を清める場所なんだよなあ。。
Commented at 2010-06-12 07:03
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by トミミン at 2010-06-13 17:39 x
あぁー、今回もいろいろ考えさせられました。
2006もあった修道院が6つしかなくなってしまって。
政治的なことはあまり詳しくないし、現地の方が一番辛い思いをなさっているんだから、部外者のわたし達が言っちゃいけないのかもしれないけど、やっぱり腹が立ちます。
修道院とか神社とかって、人々の心の拠り所なわけですものね。
チベットの人達の今まで味わってきた苦しみや悲しみを思うとほんとに胸が痛みます。

↓の記事ですが、エベレストのベースキャンプまで登られたんですね。
凄い!凄い!わたしだったら絶対無理。
頭痛でダウンすること間違いなしです。
でもほんとに貴重な体験でしたね!
エベレストを間近に見られる機会ってそうそうないですものね~。
山々が荒涼としてたり、寂しい風景だったり、そんなときに、チャーハンのお皿がかわいい花柄だったり、かわいいおみやげがあったり、子供や人々の笑顔や、ちょっとしたことがなんだかほっとさせてくれますね!
わたしにとっても、チベットの人々の暮らしぶりや見たこともない風景など、知らないことを少しでも知ることが出来てとてもよかったです。





Commented by londonsmile at 2010-06-14 01:53
*ikehanaさん*
こちらこそ、ご無沙汰している間に、もうすぐご帰国なんですよねー。
エベレスト、ぜーんぜんすごくないんですよ!
ほとんど車で行って、1時間半ぐらいしか歩いてないし、エベレストもすごく近くに見えますが、ここからさらに3,000メートル以上もありますしね(笑)。
ただ、とても良い経験だったな、とは思ってます♪
世界一の山が見たくなったら、チベット側から見ることをおすすめします♪
Commented by londonsmile at 2010-06-14 23:05
*おごしゅさん*
こんにちは。お返事遅くなって、ごめんなさい!
修道院、そうなんですよ。毎日たくさんの壊れた建物を見続けたので、とっても悲しい気持ちになりました。
ヘンリー8世と同じ行動とはいえ、ほんの数十年前のことなので、なんだか生々しく感じられますよね。
ザンムの町、おもしろいでしょ〜!
結構急な坂道をぬうように建物が建てられているので、細長い不思議な景色なんです。
ほんと温泉っぽいですよね。
乾燥した山の中から来ると、湿っぽく感じられたのも不思議でした。

お寺も、地元の人でにぎわっているような所もそれはそれで雰囲気があるし、こういうひっそりとしたお寺は、本当に自分のお祈りのため、という気がしましたよ。
どちらも捨てがたい良さがあるけど、地元の人に申し訳なく思わずに済む分だけ、静かなお寺の方が好きかもしれません(笑)。
Commented by londonsmile at 2010-06-14 23:06
*鍵コメ2010-06-12 07:03さん*
ありがとうございました♪
大変だったんですね。またそちらにうかがいますね。
Commented by londonsmile at 2010-06-14 23:13
*トミミンさん*
私もちょっと感情的になっちゃいましたが(笑)、チベットの人たちって本当に信仰が篤いので、そういう人達のお寺や修道院を壊すって、すごいことだと思うんですよね。
ほんの数十年前のことなので、余計に痛ましく思われたんです。

ベースキャンプ、全然すごくないんですよー!
車で毎日少しずつ高い所に移動していたので、体は少しずつ慣れていたし、歩いたのは1時間半ぐらいだったので(笑)。
高山病も特別なりやすい人は除いて、なる時はなるけれど、ならないとけろっとしているものなので、体調が良ければたいてい大丈夫のようです。
私はたまたま頭痛がしたけれど、だからっておぶってもらうわけにもいかないですしね(そうだったらいいけど・笑)。
おっしゃるとおり、そんな大変な状況でも、お皿の花柄とか人の笑顔なんていうちょっとしたことに癒され、励まされました。
旅行記、おつきあいいただいて、ありがとうございます。
あとちょっとだけ続くので、よかったら引き続きご覧下さいね♪
Commented by Saori at 2010-06-15 01:12 x
今回もまたまた楽しませて貰いましたー
厳しい自然の中で生活している人たちの心のよりどころだった修道院やお寺がこんな形で壊されてそのままになってるって、やっぱり見ると悲しくなるね。
いつか修復される日が来るといいな、って私も思ったよ。
それにしてもインディーさんは将来ここに住みたいなんて!すごい、やっぱりインディーさんだ^^
その時はロンスマちゃんも一緒にここに住むの~?!
そしたら一緒にチベット語勉強しないとだね♪
チベット語って難しいのかなあ、、、?全然想像もつかないよ。
Commented by londonsmile at 2010-06-15 05:36
*Saoriちゃん*
修道院やお寺の話、ちょっと興奮して書いちゃったけど、見ていてほんとに悲しかったのよ。
ヘンリー8世ぐらい遠い話だと歴史としてみられるんだけどねー。
インディーは標高が高い所に行くと逆に気分がいいそうで(興奮しているだけだと思うけど・笑)住んだらいいんじゃないかと思ってるみたい。
私?いえいえ、私はシティーガールなので、ロンドンか東京に住みますよ♪
チベット語、難しいのかどうか、検討もつきません。
私が知っているのはSaoriちゃんも気に入ってくれた「タシデリク」だけだよ(笑)。
by londonsmile | 2010-06-09 17:07 | チベット2010 | Trackback | Comments(10)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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