ダンブッラの黄金寺院

またまた世界遺産に戻って、今回はダンブッラの黄金寺院のご紹介です。

これは、石窟に作られた仏教のお寺ではスリランカでも最大規模で、なんと紀元前1世紀から20世紀初めにかけて、増改築を繰り返して作られてきたのだそうです。
2000年以上かけて作られてきたということですよね!
気が遠くなりそうなお話ですが、それを知って拝観したからか、歴史の重みをずっしりと感じましたよ。

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(鮮やかな色で天井に描かれた絵。暗いはずの洞穴の中で、はっとさせられます)



このお寺は、高さ約180mの岩山に作られた五つの洞穴でできていて、内部は鮮やかな色の天井画や壁画と、金箔で覆われた160体以上の仏像で埋め尽くされています。
この160体以上、という数、複数の資料を見たのですが、みなこう書いてあります。
数えられない、あるいは数えるのが微妙な仏像があるのかな?

不思議ですが、ま、そんな屁理屈はおいといて(笑)。

中に入ると一部に金が残る仏像の多さに、とにかく圧倒されました。
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仏像に圧倒されたワタクシ、仏像がたくさんある様子をつい撮り損ねてしまいました!
そこでインディーさんが撮影した写真を拝借。
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こんな感じです。
たくさんの仏像がある場所では、私は京都の三十三間堂が好きなんですが、同じ薄暗い場所にあっても、鮮やかな色使いのせいか、私が日本顔の仏像を見慣れてしまっているからか、こちらはちょっと怖く感じてしまいました。ゴメンナサイ。
ライトに照らされた仏像は、とてもありがたい感じなのですが、このお寺の仏様、わりと目が大きめになっていて、じっとにらまれている気がしてしまうんです。
誰もいなかったら、動いて、こちらに迫ってきそう!

洞穴というのも関係があるのかもしれませんね。
狭苦しく感じる気持ちが、見る目を変えるのかもしれません。

ちなみにスリランカでは、仏像の頭の上に手のひらのようなものが付いているものを良く見かけます。
(最初の写真や2番目の縦の写真をご覧ください)
これは簡単に言うと「人智を超えた知恵」だそうで、こういうのも日本にないので、おもしろいなと思いました。
見慣れてくると、頭の上にぴよんと立っていて、なかなかかわいいのです。

壁画も天井画も、本当に美しかったです。
曼荼羅のような部分もあって、じっと見入っていると、催眠術にでもかかりそう(笑)。
これも洞穴効果でしょうか。
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最後の天井画、ガイドさんのお話では、人の部分はポルトガル人ではないかということです。
20世紀初めまで付け足され続いていたので、ポルトガル人がスリランカにやってきた時の様子を描いたと言われているそう。
よく見ると、ひざまずいている人がいたんですが、この写真だとわかりにくいですねぇ(汗)。

石窟寺院に行ったのは初めてだったのですが、とても神秘的な経験でした。
この日は雨で外も薄暗かったので、ますます雰囲気も盛り上がって・・・やっぱり、ここには一人では行かれなそうです。
怖くって!

次回は楽しいサファリの様子を♪

ダンブッラの黄金寺院_e0114020_933193.jpg

Commented by hiroex at 2009-05-08 00:57
充実のスリランカ滞在記ですね。
世界遺産好きな私なので、前に紹介されていた岩の上の壁画の場所と並んでこういうところにとても憧れます。日本に居る頃は典型的な檀家仏教徒でしたが、一旦日本を離れると仏教国を訪ねるのは心落ち着きますね。
Commented by londonsmile at 2009-05-08 05:02
*hiroexさん*
自分の復習を兼ねているので、どんどん長くなっております(汗)。
世界遺産、お好きですか?私は以前はあまり興味がなかったのですが、あちこち訪れるようになってから前より敏感になった気がします(笑)。スリランカの世界遺産は本当にすばらしいものが多かったので、機会がありましたら是非!
仏教といってもいろいろあるようで、最初のうちは金属製の仏像には不思議な気持ちがしたのですが、最近はずいぶん慣れてきました(笑)。やはりキリストの像やモスクよりは、親しみを覚えますよね!
Commented by maribabalondon at 2009-05-09 21:56
さきほど、カレーのところを読み、コメントを残しましたが、
また岩の上の神殿、興味深いので読んでいました。
階段でかなり上まで登ったんですね。
私には、もうできな~い。よくやりましたね。
でも絶景!
Commented by Saori at 2009-05-11 00:47
これまた歴史のあるお話だねえ、、、
2000年以上!気が遠くなるよ・・・
仏教って本当に歴史が古いのね。
仏像、確かにちょっと怖いかも、、、、
下からライトを照らしてるせいもあるかなーと写真を見て思ったんだけど。よく子供の頃懐中電灯を顔の下から照らして人を怖がらせたりしなかった!?(→それと一緒にするな、と怒られそうなんだどー)
なんだか下から照らされると余計に圧迫感を感じるのかもしれないね。
それにしても曼荼羅の絵といい、古い物でもキレイに保存状況がいいのには驚かされるよ、、、
Commented by londonsmile at 2009-05-12 04:28
*maribabaさん*
またまたコメント、ありがとうございます。
岩の上の宮殿は、シーギリアロックのことかな?
とてもおもしろい場所でしたよ。壁画を見たりしながら、ごつごつしている岩をゆっくり登って行くと、最後にあの頂上に出るんです。
2時間近くかけてゆっくり行ったし、maribabaさんにもぜーったいに出来ますよ〜!
本当に絶景だったので、機会があったらぜひぜひ♪
Commented by londonsmile at 2009-05-12 04:33
*Saoriちゃん*
おもしろい場所だったよー。
日本だとお寺って確立されいて落ち着いた場所という印象があるけど、あちらの仏教って修業も厳しくて、実際にお寺を使って今でも修業しているので、お寺の機能が違うんだろうなぁと思うの。
なんだか圧倒されたよ!
確かに下からライトを照らしているから、余計に怖いのかも!!
Saoriちゃん、鋭い!
仏さまを怖がるなんていけないと思いつつ、なんだかすごく怖かったんだよねー。
壁画や仏像、新しくしている部分もあるようだけど、きれいだよね。
写真を撮ってもいいことになったのも、観光に力を入れようと思った最近のことだそうで、やっぱり保存には気をつけているみたいです。
by londonsmile | 2009-05-07 09:04 | スリランカ2009 | Trackback | Comments(6)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので17年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼や写真掲載のご連絡は非公開コメントでお願いします。無断掲載はご遠慮ください。


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