朝晩はずいぶん気温も下がってきました。

先日は、出かけるときにバス停に着いたら、こんなことに。

e0114020_16184085.jpg


温度が下がって曇ったバス停のスクリーンにかわいいニコニコ。
寒くなっても、それなりのお楽しみがあるよーと思い出させてくれたようで、朝からなんだかいいことがありそうな予感でした。

地面を見ると、もう栗の実が落ちているのです。
e0114020_16182349.jpg

栗の実って緑色のまま落ちちゃうんでしたっけ?
地面でイガイガが茶色くなるのかなあ。

前にも言いましたが、イギリスでよく見る栗は実がとても小さいので、拾って、むいて、料理して、という手間をかける気にあまりなれなくて。
たまにこうして落ちているものを拾って、家の中に飾るくらいなのです。

道を歩いていると、落ち葉もちらほらと目に付きます。
e0114020_16173727.jpg

最近はお天気が比較的よくて暖かいし、緑色の葉もまだまだ多いので油断していたけれど、こんな風にすっかり秋を迎える準備が進んでいたんだな、としみじみ。

今年は慌ただし買ったので、物理的にも気持ちの上でも、まだまだ夏の宿題が残っているわたしとしては、本格的な秋と聞くと焦ります。
でも、今年の秋はもう二度と来ないのだから、この景色をしっかり目に焼き付けておかねば、とも思うのです。

e0114020_16190409.jpg

日本の女優の樹木希林さんが亡くなったという報せを聞いて、ますます感傷的な気分になっています。
次から次へと映画に出演されていて、大活躍だと思っていたのに。
新しい映画を見つけるたび、こちらにDVDを持ち帰って夫と楽しみに観せてもらっていたのです。
とても自然に画面に登場するのに、演じる役にしっかりなりきっている感じが大好きでした。

これまで楽しませてくださってありがとうございました。
心からご冥福をお祈りします。

わたしにもいつか最期がやってくるのだから、時間を大切に使おうと改めて誓った2018年の秋なのでした。
やっぱりおセンチですね、てへ。


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

# by londonsmile | 2018-09-19 17:30 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(8)

マック復活物語

お久しぶりです!
修理に出していたマックが無事に戻ってきました!

e0114020_18403862.jpg

突然画面が真っ暗になったので、何事かと慌てることしばし。
スマホでいろいろ検索して、なんとか再起動させようとしたものの、ウンともスンとも言ってくれず。
(ちなみにわたしが試したのはPRAMリセットとSMCリセットというものでした)

関連するブログなどを見ると、何度もやってみたら再起動した! という例もあったので、しつこくしつこく続けながら、念のため、やはりスマホで近くのアップルストアの予約もしておきました。

夜になっても回復しないようなので、日本の朝9時、イギリスでは夜中の1時になるのを待って、日本のアップルに電話で相談。
というのも、日本の方が先に朝になるので早く相談できると思ったからですが、やっぱり日本語で話ができるのもありがた買ったです!

とても感じよく丁寧に応対していただいたのですが、どうやら電気系統の故障のようだという話になり、電話でのサポートは難しいとのこと。
アップルストアに持っていくのがいちばんでしょうというアドバイスを受けました。

そして3日後の予約へ。
なぜ3日後かというと、それがいちばん早かったからです。
アップルストア、混んでるんですね。
e0114020_18395684.jpg

ここでも若いお兄さんがとても丁寧に相談に乗ってくれました。
日本語でもよくわからない話を英語でするのは緊張しましたが、英語もわかりやすく、やたらに専門用語をつかったりしないお兄さんでラッキーでした。

やはり電話でのサポートと同じ判断で、中を開ける修理に出すことになったのですが、「あ、これ3年の保証期間内だから、無料で修理できるよ」と言うじゃありませんか!
まあ、ラッキー。
今使っているマックは日本で買ったのですが、アップルのシステムは世界中でつながっているようで、お兄さんはデータを見てちゃんと無料で修理する手配をしてくれたのでした。

その上、「ついでに傷がついてるフタとディスプレイも直しておこう」と部品を注文してくれたり(これも無料!)、バックアップで使っていたコンピュータの設定の仕方まで教えてくれたりして、本当に親切なお兄さん。

「日本で買ったんだね、これ。え、翻訳の仕事してるの? ぼくのお母さんと彼女も翻訳の仕事してるんだよねー」なんておしゃべりも上手で、実は心配で胸がつぶれそうだったわたしもリラックスできました。

データのバックアップを何日かしそびれていたので、それも心配のタネだったのですが、「たぶん割と簡単な修理だし、データも消えないと思うよ、たぶんね!」と明るく励ましてくれたのでした。
お兄さん、本当にありがとう!

重かった気がすごく軽くなって、ショッピングモールの中を歩いていると、後ろから丁寧な女性の声が。

「あの、おせっかいだとは思うんだけど、あなたのジーンズ、ロールアップが片方取れてるわよ!」

え??

振り返ると、上品そうなおばさまがニコニコ笑っていました。

わたし、ジーンズにも気が回らないほど慌てていたんだな、と自分で苦笑い。

e0114020_18402538.jpg


「コンピュータが故障しちゃって、今修理に出したところなんです、慌ててたから気が回らなくて。ありがとう」

とお礼を言うと、

「あら、それは心配だったわね。慌てちゃうわよね」

と優しく言ってくれました。

実は、イギリスではこういうことで人に声をかけるのは珍しいのです。
ストッキングがひどく伝線してるとか、マスカラがほっぺたにべったりついてるとか、すごくわかりやすいことでもない限り、あまり人の着ているものにあれこれ口を出しません。
ストッキングの伝線率は日本より高いので、あんまり気にしない人も多いみたいですけどね。

わたしへの話しかけ方からしても、このおばさまとても親切な方なんだと思うのです。
ああ、なんか今日はいい人にめぐり合うなあ。
ありがたいなあ。
それに幸先もいいな、マックもちゃんと直るかも。

「修理が混んでいるので10日ぐらいかかっちゃうかも、ごめんね」とお兄さんは言っていたのですが、修理に出してから5日でアップルから電話がありました。
携帯に出そびれて、メッセージを聞いていたら、メールも来てた!

「バッチリ直ったので、いつでも取りに来てください」

わーい! 早い!

翌日、受け取りにいくと、すぐに他のお兄さんがわたしのマックを持ってきてくれました。
フタもディスプレイもすっかりきれいになっていて、この日のお兄さん曰く「まるで新品のマシーンだ!」

データもほんの一部を除いてそのままコンピュータの中に残っていました。
ほっ。
修理をしても初期化されないことが本当にあるんですね。

心細いときに親切な人たちに出会って、とてもありがたかった数日間でした。
バックアップのコンピュータで作業する感じもつかめたし、こういう事態に備えておくべきという課題も見えたし、終わりよければすべてよしのマック復活物語でした。

あああ、ほっとしました。

この故障であちこちに遅れが出ているので、ぼちぼちになるかもしれませんが、ブログの更新もしていきたいと思います♪


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

# by londonsmile | 2018-09-15 05:34 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(2)

日本に心を寄せて

大きな台風の被害に続いて北海道の大地震。
日本で立て続けに起きた災害がこちらで報道されているのを見て、すぐには信じられませんでした。
胸がつぶれる思いです。

みなさま、どうかご無事で。


そしてこのタイミングで、コンピューターの故障があり、バックアップの状態なので思いのほか作業が進まないでいます。
修理に時間がかかりそうなので、ブログは少しお休みすることになりそうです。

できるだけ早く再開しますね。

みなさまがお元気に過ごされますように。

ロンスマ


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村



人気ブログランキング

# by londonsmile | 2018-09-06 16:28 | Trackback | Comments(0)
今日は、そのまま歩いて着いた隣り合わせのハイドパークと、そこで見たアートのお話。
実はこの日は、これを見るためにここにやってきたのでした。

ケンジントン・ガーデンズでは、雨でスコットランドのダンスが早めに切りあがったりしていたのに、その後はお天気が持ち直して、ますます気持ちのいい土曜の午後でした。
e0114020_19342265.jpg

さて、ケンジントン・ガーデンズとハイドパークを隔てているのは、サーペンタインの池にかかる橋でしたね。

e0114020_19335321.jpg

前回の写真とは反対側のハイドパークから見た橋。
手前にはやっぱり杭の上に鳥が1羽ずつとまってますね。
まさに人気のスポット。よっぽど居心地がいいのかな。

そしてここでハイドパーク側を眺めてみると
e0114020_19343684.jpg

お、何やら遠くにハデなものが見えますね。
でも、水鳥もかわいい。

ロンドン中の公園の水辺には、本当にいろいろな水鳥がいて、初めて見たときには大興奮でした。
恥ずかしながら、アヒルとか白鳥なんて動物園にいるものだと思っていた都会っ子なので。
e0114020_19354570.jpg

この写真の鳥は、日本ではオオバンというようですね。
日本では名前さえ聞いたことがなく、でもこちらにきてからよく見るので、cootという英語を先に覚えました。

e0114020_19350475.jpg

白鳥も本当によく見かけます。
意外に大きくて驚きますが!
e0114020_19482197.jpg

この方は、なんだか不思議なポーズで毛づくろい中でした。
足がひょいとあがっていて、ユーモラス。

いえいえ、そうじゃないですよね。
気になっているのは、向こうに見えているハデなもの。

e0114020_19352170.jpg

これは、ブルガリア出身のアーティスト、クリスト・ヴラディミロフ・ヤヴァシェフが制作したThe London Mastabaというアート作品なんです。

9月初旬までという期間限定で、ドラム缶7506個を積み上げたもの。
タイトルにあるmastabaというのは、古代エジプトの墳墓なんだそう。
なるほど、言われてみればピラミッドにも似てますよね。
(日本人的には、富士山に見えるような気もしますが!)

環境への配慮にこだわっていて、使われた資材は環境に優しいものだし、解体後も英国内でリサイクルされるそうです。

e0114020_19400918.jpg


もちろん、このアートは大人気で、写真をとる人、続出。
わたしも何枚も撮りました。

歩いて近くにつれて色が微妙に変わって見える気がして、その辺はきっと計算されているんでしょうね。
アーティスト自身は、これで何を感じるかは見る人の自由、と言っているそうですが、なんとなくわたしの頭の中に浮かんだのは「夏だ、楽しもう!」でした。笑
もともと人がたくさん出ているハイドパークですが、このカラフルなアートがあることで、通る人がみんな、楽しそうにしているように見えたから。
ハデでポップな色使いだからこそ、人をわくわくさせる何かがあるような気がします。

e0114020_19410477.jpg

横から見ると、こんな感じ。
これを積み上げる作業は大変だったでしょうね。
遠目なので大したことがなさそうに見えますが、ひとつひとつは大きなドラム缶なんですから!

e0114020_19422755.jpg

アートの横も、ボートに乗って嬉しそうな人たちがスイスイ。
暮らしの一部にアートがあるって、いいですね。
たまに水鳥の大群に襲われそうになっているボートもありましたが、キャーキャー騒ぐ声もなんだか楽しげでした。

e0114020_19363528.jpg

お天気のいい夏の日に、水とボートと鳥と、向こう岸にはカフェ。
ああ、気持ちいい!

池沿いを歩いて行くと、土曜の午後を満喫している人たちでいっぱい。
e0114020_19432672.jpg
e0114020_19404868.jpg
e0114020_19434949.jpg
e0114020_19403032.jpg

このデッキチェア、有料らしいとは聞いたものの、どういう仕組みになっているのか気になっていたのですが、この日初めて、こんな価格表を見かけました。

e0114020_19484318.jpg

時間制なんですね。
1時間で300円ぐらい。
思っていたより高くありませんでした(なにせロンドンは物価が高いので)。

とはいえ、どこにもお金を払うところがなかったので、とりあえず座っていると、料金を徴収する人があちらからやってくるんだと思います。
なんとものんきですね。
こんなデッキチェアがあちこちにあるんですよ。

e0114020_19443123.jpg

イスラムの女性も座っておしゃべり。

何度も言ってしまいますが、この日はほんとに人が多かったのです。
e0114020_19452862.jpg

こうして散歩している人もいれば、さっきの写真のように、ローラースケートで踊っている人、自転車に乗った人なんかもいるし、デートしているカップル、小さな子供を連れた家族連れ、お年寄りのグループ、観光客、それぞれに人種も入り混じっていて、なんだかもうごちゃごちゃ。笑
東京の上野公園を思い出し、ちょっとホームシックになりそうでした。

それとも、ホームシックになりそうになったのは、ごちゃごちゃしていたからではなくて、家族や友達と楽しそうにしている人たちをいっぺんにたくさん見たからかな。
わたしも夫と一緒でしたが、夫婦2人では「家族」というほどではないですからね。

e0114020_19454488.jpg

池の周りとぐるっと回ってカフェのところにきても、さっきの巨大アートが見えています。
本当にこれ、夏の間で終わりなのかな。
ちょっともったいないような気もしてきました。笑
e0114020_19463732.jpg

大好きなシュウメイギク。
これも、日本いる間にはあまり知らなかった花でした。
コスモスよりも和風な感じがして大好き。

英語名を調べたら、いくつかあるうちのひとつがジャパニーズアネモネでした。
やっぱり日本に関係があるんだ! と喜んだのですが、原産は中国のようですね。
初秋に似合うはかない感じが好き。
あと、長く咲いているのもいい。

と、花を愛でつつ、そろそろハイドパークにさよならです。
オールドブロンプトン・ロードに向かって歩いていきます。
e0114020_19462187.jpg

ハイドパークにさよなら、と思ったとたんに、こんなジャングルのような風景が。
日光が思いのほか強くて、写真ではわかりにくいのですが、小さな滝のようになっていて、水が下に落ちていました。

高い木の多いこのあたり、木陰な上に水辺になっているので、どこかしっとり、ひんやりしています。
e0114020_19470141.jpg

あら、これはなんの花でしょう?

e0114020_08052721.jpg

生まれて初めてみた花です。
名前をご存じの方がいらしたら、ぜひ教えてください!
華やかな形なのに、草花らしくひっそり咲いていて、なんとも愛らしかったんですよ。

こうしてハイドパークは最後の最後まで楽しませてくれたのでした。
本当に幸せな土曜の午後は、やっぱり週末くらいは遊びに出かけなくちゃダメだよ、と、わたしたちに教えてくれたのでした。
はーい、もっと遊びに出かけまーす!

e0114020_19480190.jpg

(これはフクシャの一種でしょうか。
淡いピンクで描かれた縦線が美しかった♪)


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村



人気ブログランキング
# by londonsmile | 2018-09-02 08:13 | ロンドンにお出かけ | Trackback | Comments(4)
土曜日は、ハイストリート・ケンジントン方面に用事があったので、午後はこの辺をぶらぶらしようということになりました。

用事を済ませて向かったのは、ケンジントン・ガーデンズ。
ハイドパークと隣り合わせになっている王立の公園で、ハイドパークの西側にあります。

ロンドンといえばハイドパークが有名ですが、ここも美しいんですよ。
本当に久しぶりに行ったのですが、さすが土曜日、ふらりと立ち寄っただけなのにいろいろな催しに出会って、のんびりした週末らしい午後を過ごすことができました。
この日初めて知ったことも多くて、思いのほか有意義な時間になりました。

今日はご一緒にケンジントン・ガーデンズに出かけましょう。
e0114020_16333378.jpg

(大きな木の並木道って、「ヨーロッパの公園」っていう感じがしませんか? わたしだけ?笑)

朝は晴れていたのですが、怪しい曇が出てきたってきちゃったなーと思いながら、地下鉄ハイストリート・ケンジントン駅側から公園に入りました。
左手にケンジントン宮殿(あとで出てきます!)を見ながら歩いていると、あれあれ? なにやら楽しげな音楽が聴こえてくるじゃありませんか!
e0114020_16335006.jpg

わー、大勢の人が踊ってる♪

スコットランドの民族音楽の生演奏に合わせて、公園でフォークダンスのようなものを踊っていました。
スコットランドにはイングランドとは違う、ケルト系のダンスがあるのです。

マイクを持ったおじさんが「はい、左、右、左、右、そこで輪を作って〜」を指導しながら、曲の合間に「誰でも参加できますよー。無料ですよー。楽しんで行ってくださいね」と周りに声をかけていました。
ちょっと体がムズムズしたのですが、一緒にいた夫はなによりダンスが苦手な人。
わたしが踊りたいと言ったら行かせてくれるだろうけれど、200%の確率で「ここで待ってる」と言うと思ったので、まあ、この日はあきらめました。

でも、満面の笑みを浮かべたり、ちょっと戸惑った顔をしたりしながら、息を弾ませて踊っている人たちを見るだけで、十分に楽しかったのです。
e0114020_16341472.jpg

キルトをはいたおじさんも。
単なるスカートではなくて民族衣装だとわかっているのに、キルトをはいた男性って何度見てもかわいいと思ってしまいます。

e0114020_16344762.jpg

生演奏はアコーディオンとバイオリンでしたが、バグパイプを持っている人もいたのです。
演奏もしたのかな。

ダンスを見ている間に、空がどんどん暗くなり、とうとう雨が降り出しました。
「あー、雨が降ってきたので、今日はこれでおしまい! また来週ね〜!」とマイクのおじさんが言っていたので、どうやら毎週やっているらしいとわかりました。

帰ってきてから調べてみたら、このサイト(←クリック!)に次回の予定が載っていました。
9月1日(土曜)の午後2時から4時までだそう。
気になった方、ぜひいらしてみてくださいね。
ダンスの集まりをしているのは夏の間だけのようです。

ダンスを見て心が躍ったあとは、またハイドパーク方面に向かいました。
楽しいダンスを終わらせた雨は、あっという間にやんでしまって肩すかし。
e0114020_16350591.jpg

大きな池、ラウンド・ポンドの向こうに見えているのがケンジントン宮殿です。
以前は故ダイアナ妃もお住まいだったところで、今はウィリアム王子とケイト妃ご夫妻がお子さんたちと一緒に住んでいます。

宮殿側はこんなに怪しいお天気なのに、反対のハイドパーク側を見ると、この青空。
e0114020_16352380.jpg

こういうことはよくあるんです。
ロンドンのお天気は本当に山のよう。

e0114020_16362381.jpg

やがて見えてきた立派なブロンズ像は、19世紀の英国のアーティスト、ジョージ・フレデリック・ワッツの作品。
ロンドン南東の郊外、コンプトンという小さな町には、ワッツが晩年に住んで工房にもしていたワッツ・ギャラリーがあるんですよ。

さらにハイドパーク方面に歩いていくと、あれ? なんだか手を不思議な形にして立っている人が。
e0114020_16373200.jpg


あれれ? おじさんの手にはなにか乗っていますね。

e0114020_16315011.png

この人たちの手にも、なにかがとまってる!
この緑色は、もしかして!?

e0114020_16364714.jpg

わー、やっぱりオウムです。
でもなぜロンドンの公園にオウムが!?

実はロンドンには意外にオウムが多いのです。
飼われていた家から逃げ出した鳥が、その後うまく繁殖したのだそうで、わが家の近くでもよく見るのです。
たいてい何羽かグループになっていて、大きな声で鳴いているし、何より鮮やかな緑色の体が目立つので、割と簡単にわかるんですよ。

それにしても、人の手に乗っている姿は初めて見ました。
大人も子どもも、楽しそう!

餌付けされて集まっているようで、オウムだけではなくて周りには鳩もたくさんいました。
何かの拍子で鳩が一斉に飛び立つと、襲われそうで怖いくらい!

オウムがいつもこの辺りにいるのかどうかわかりませんが、この日は、ケンジントン宮殿からハイドパークに向かったところにある池(サーペンタイン)の手前でした。
野生のオウムが本当にロンドンにいるの? とご興味のある方、ご自分の目でオウムを確かめてみてくださいね。
e0114020_17021510.jpg

さて、にぎかなオウムたちを離れて、またハイドパークに向かって歩きます。

e0114020_17140206.jpg

途中、さっきも見えていたロングウォーターの池の水に行く手を阻まれるので、ここは左側に回ってみましょう。
また何か見えてきましたよ。
e0114020_17035765.jpg

これはピーターパンの像なんです。

e0114020_17122411.jpg

ピーターパンの本を書いたジェームズ・バリーがこの近くに住んでいて、1912年に寄贈したものだそうです。
プレートには「ピーターパン、大人にならない男の子」と書いてありました。

このピーターパンは、ディズニーの映画とはイメージがずいぶん違いますね。
でもこれの方が古いので、作者のイメージはこっちに近かったのでしょうか。

e0114020_17070667.jpg

ピーターパンから、そのままロングウォーターに沿って歩きます。
橋がないので向こう岸に渡れないのです。

ケンジントンガーデンは本当に街のど真ん中にあるのですが、まるでカントリーサイドにいるかのような自然をたっぷり堪能できます。
特に水辺は心も解放されて、ゆったりおおらかな気持ちになれる気がします。
e0114020_17045967.jpg


水辺によくこういう木の杭が打ってあるのですが、だいたい鳥が1羽ずつとまっているんです。
それがなんともかわいくて、同じような写真をもう何枚も撮っています。

e0114020_17062208.jpg

今年は雨が少なかったので、あまり豊作ではなさそうと言われているブラックベリー。
この赤い実がこれから黒く熟れて、おいしくなるのです。

e0114020_17134402.jpg

そして見えてきたのがイタリア風の建物や彫刻、噴水とともに整えられたイタリア庭園。

実はこんなに端まで来たのはお手洗いのためでした。
広い公園なので、こういう情報もなかなか貴重でしょ。笑

この建物近くのカフェの裏あたりにあります。
20ペンスと有料ですが、まあ、困るよりいいでしょう。

ちなみにここの辺りは地下鉄ランカスター・ゲート駅に近く、道路もすぐそこなので、公園の外に出ればカフェやパブもあると思います。

e0114020_17073757.jpg

さてイタリア庭園に戻ると、噴水の水が届かない場所は緑の藻がびっしり。
そこで水鳥がのんびりしている様子が、とてもほのぼのとしていました。

庭園をぐるっと回って、池の反対側に渡り、再びハイドパークに向かって歩き始めます。

e0114020_17082762.jpg

大きなマロニエの木になにやら提灯のようなものを下げている人たちが。
アートのインスタレーションでしょうか。
写真を撮ったり、提灯を手でつついてみたり、木の下にいる人たちがすごく楽しそうでした。

e0114020_17093348.jpg

ピクニックしている人もいましたよ。
ただお日さまにあたりながら、食べたり飲んだりおしゃべりしたりする。
これも週末らしい過ごし方ですね。

e0114020_17101587.jpg

この辺りはまた森と言ってもいいような自然の残るエリア。

池の向こう側にいる時からお散歩姿を見かけていたワンちゃん2匹が草むらで休憩しているのを発見。
グレイハウンドかな。
草の色とすっかり保護色ですね。

よく見ると、飼い主さんはそばの木陰でお昼寝中でした。
本当にカントリーサイドにいるような光景です。

e0114020_17104486.jpg

先ほど、向こう側からも見えていたこの彫刻は、日本でも有名なヘンリー・ムーアの作品だそう。

こんなにあちこちとアートが配置されていたことを、この日初めて知りました。
アートをめぐる散歩もできそうですね。

e0114020_17110700.jpg

さて、この橋が見えてきたら、ここから先がハイドパークだそう。
この区切り方も今回初めて知りました。

実はこの日ここに来たのは、ハイドバークにある期間限定のモノを見るためだったのですが、すでに長くなってしまったので、また次回にハイドパークをご紹介しますね。
夏季限定のモノとは何だったでしょう??

e0114020_17153534.jpg
(イタリア庭園近くで見かけた大好きな花。
初めて名前を調べてみたのですが、「瑠璃玉アザミ」の一種かな。
不思議に光る色も大好きなのです)


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

# by londonsmile | 2018-08-30 09:12 | ロンドンにお出かけ | Trackback | Comments(0)

この前、クリスマスカードを今年初めて見たお話をしましたが、それを見たのはヴィクトリア&アルバート博物館でした。

ここで開かれているメキシコを代表する画家、フリーダ・カーロの展示「Frida Kahlo - Making Her Self Up」に行ったのです。


フリーダ・カーロのことは名前とトレードマークの濃い眉毛と華やかな服装、そしてマドンナが彼女の大ファンであることぐらいしか知りませんでした。

展示に行く前にウェブサイトで、彼女の所持品がメキシコを出るのは世界で初めて、と読みましたが、新しく仕入れた情報はそれだけ。

付け焼き刃で情報収集するより、その場で感じようということで、そのまま会場へ向かったのでした。

e0114020_06584188.jpg


展示は、写真や動画を通じてフリーダの波乱の人生を知ることから始まります。

彼女について予備知識がなさすぎたこともありますが、もう最初から驚きの連続でした。


お父さんはドイツからメキシコに移住した東ヨーロッパ系のユダヤ人。

お母さんはメキシコ人だけれどもインドの血も入っていたそう。

それで、あんなにインパクトのある独特の顔になったのかと妙に納得したり、1世紀も前の時代の国際結婚で築かれた家庭はどんな生活をしていたんだろうと想像したり。


フリーダの人生は病と怪我との闘いでもありました。

6歳のときにポリオにかかって足の成長が止まり、生涯悩まされることになったし、18歳のときには交通事故で脊髄や骨盤に大けがを負って、生死をさまよいました。

一命を取り留めた彼女は、苦しみや痛みから逃れるように、以前から興味のあった絵画にのめり込み、ほぼ独学で描き続けたそうです。


展示の写真や動画では、絵を描いたり、笑ったりしているフリーダ本人の姿を見ることができますが、そういえば彼女は動画でも座ったままか、立っているだけ。

歩いている姿はありませんでした。


カラフルで華やかなメキシコの民族衣装風の衣装を身にまとうことで有名な彼女ですが、思うようにならない足を隠すために、エレガントなロングドレスを選んでいたとも言われるそうです。

また作品に自画像が多いのも、あまり外を歩きまわれなかったので、鏡を見て自分の絵を描くことが多かったからだとか。

彼女の体のことを知らなければ、見方はまったく違ってきますよね。


展示を見ていて、頭の中に衝撃がぐるぐる駆け巡りました。

個性の強い女性という印象がなんとなくありましたが、もともと強かったのではなく、辛さを乗り越えた、あるいは乗り越えようとした結果、強くなったのかもしれません。

そしてこの展示のサブタイトル、「Making Her Self Up(自分自身を作りあげたひと)」を思い出しました。

彼女はただ才能があったというだけでなく、自分を作り上げて世の中に示していた、ということなのかもしれません。

e0114020_07013185.jpg

(展示の後のおみやげコーナー。

白いTシャツは、鏡に写して読める文字が書いてありました。

自画像を描くために鏡をのぞくフリーダ気分が味わえそうです)


この辺りで、展示はフリーダの作品や、彼女の持ち物に移っていきます。


今回展示されているフリーダの所持品は、彼女の死後50年ほど、夫の指示で部屋の中で封印されていたそうです。

2004年にこの部屋が開放されてから、彼女の日常生活の様子や健康状態についてだんだん明らかになってきたのだとか。

持ち物そのものも興味深いのですが、主のいない部屋で50年もひっそり眠っていたものたちだと思うと、それもなにやらロマンチックで魅力的。


絵を描く道具や本、アクセサリーに混じって、ガラスの瓶に入ったおびただしい数の薬、体の中に機械のようなものが入っている状況や血の色が描かれた作品、医師と親しく文通した手紙など、彼女が健康を損なっていたことを生々しく示すものが展示されていました。


彼女は晩年、ポリオの後遺症で右足を切断していますが、その後に実際に使った義足も展示品の中にありました。

右足の先にも、左足に履くのと同じ靴が義足に取り付けられているのです。

少しかかとが高くなっている民俗調の赤いブーツ。

彼女の高い美意識が感じられる美しくて、とても切ない展示品でした。


実際に身につけていた医療用のコルセットもいくつか置いてあるのですが、中には絵が描かれていたり、一部に穴が開いたりしているものもありました。

その穴から自分の皮膚をのぞきこんでいる写真も一緒に展示されていて、フリーダの闘病生活を生々しく想像させます。

e0114020_07034396.jpg

(ショップには本類も充実していました)

わたしがいちばん気になったのは、ベッドの上においてあった布の平べったい手作り人形。

彼女自身が作ったと思われるそうで、自分がモデルになっているのか、トレードマークである太い眉毛をして、メキシコの民族衣装を着ています。

ひどい流産を何度も経験し、生涯子どもは持たなかったという話を聞いた後では、この人形を作らせたのは彼女の自己愛だったのか、健康な自分になりたいという願いだったのか、あるいは子どもを失った母の悲しみだったのか、と、またまた想像が膨らんでしまいます。


音楽もまた展示に合っていてよかった!

ニューエイジのようなとても抽象的な音楽なのですが、病気や事故やケガという不安なイメージと、そこから立ち上がろうとする静かな生きる力のようなものが感じられて。


e0114020_06592808.jpg
(これもショップの一部。
細かい織りのショールやスカーフが手に入ります)

そんな彼女の悲しみの人生を知った後、展示の最後には、これぞフリーダ・カーロ! と思わせるカラフルな衣類の数々が登場します。

彼女が実際に身につけていたものです。


さすがファッション展示が得意なV&A

マネキンをぎゅっと一箇所に寄せ集めた見せ方が衣装の鮮やかな色と華やかさをさらに際立たせて、その美しさに思わずため息がこぼれるほどでした。


フリーダ・カーロといえば、よく髪にも花を飾っているし、衣類にもはっきりした色をよく使って、全体に派手なくらい華やかな印象ですよね。

意外にシックに黒もよく使われているのですが、派手な色と合わせることで、黒も大胆に華やかになるのだなあと改めて実感しました。


わたしは布が大好きなので、ひとつひとつ素材もじっくり見て回りましたが、布は綿やウールに混じって、サテンやフランス製のシルクもありました。

スカートはどれもロングで、トップとともにメキシコの民族風な模様な刺繍がふんだんに施されていました。

意外なほど繊細な織りのメキシコ産のショールをよく羽織っていたようです。

(展示の写真は撮らなかったので、よかったらV&Aのこの展示のサイトをご覧ください)


展示全体を紹介する動画にも衣装が登場するので、よかったらどうぞ。





辛く苦しい闘病生活を忘れたい気持ちもあったとはいえ、こんな美しい衣類を揃えた美意識は本当にすばらしいの一言。

アクセサリーには紀元前の貝殻でできたブレスレットもあって驚愕しました。

紀元前って! どこで手に入れたんでしょう?

しかも彼女の持ち物だと聞くと、なんだか骨のような気もしてしまいます(「貝殻」ってはっきり書いてあったとしても!)。


その自由な発想、鮮やかな色使いと選ばれた素材の美しさに、わたしの小さな頭の中も少し広がった気がしました。

刺繍や布が好きな方なら、この衣装のコレクションだけでも目の保養になると思います。


e0114020_07040802.jpg


展示の後のお楽しみのおみやげコーナー。

V&Aはいつも展示の関連グッズが充実していますが、今回もすごいです。

フリーダの華やかな衣装にちなんで、メキシコ風のドレスやブラウス、繊細なショール、メキシコの小物などなど、まるでメキシコのおみやげ屋さんにいる気分になれますよ。
e0114020_06590871.jpg
e0114020_07015686.jpg

お店を出て博物館を歩いていたら、フリーダ風に眉毛を濃ーく描いて長いスカートをはいたおしゃれな若い女の子を2、3人見かけました。

熱烈なファンなのかな。


一緒に展示を見た友人が、「あれだけ体を痛めつけられたフリーダ・カーロが着飾るのはわかるけど、マドンナや普通の女の子が同じようにするのは、ちょっとナルシストじゃないかしらねぇ」と言っていたのが印象的。

一般の人にはそう簡単に真似できないのが芸術家という存在なのかもしれません。

マドンナはもう唯一無二の芸術家の域かもしれませんけどね!


想像以上に楽しめたフリーダ・カーロ展。

本当にオススメです。


11月4日まで開催されていますが、現在、チケットは約2週間先まで完売です。

いらっしゃる方はお早めに!


おまけ:
帰り道、地下鉄サウスケンジントン駅前の大好きなカード屋さん、Medici Galleryの前を通ったら、この特別展に合わせたディスプレイになっていました。
遊び心たっぷりのグッズ、楽しいですね。
e0114020_07044881.jpg
e0114020_07050348.jpg

******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング


# by londonsmile | 2018-08-28 00:38 | ロンドンにお出かけ | Trackback | Comments(0)

昔馴染みの柏餅

昨日、久しぶりに市内の和菓子屋さんを通りかかりました。
道端からもショーケースに柏餅が見えたら、もうどうしようもなく食べたくなってしまったんです。

柏餅なんて何年ぶりだろう?
季節外れも甚だしいけれど、外国暮らしなんてそんなものです。
「こしあんにする? つぶにする? 味噌あんもいいよねぇ」と妹とペチャクチャ話しながら、よく食べたっけ。

家に帰ったのはもう暗くなりかけの時間でしたが、夕食も待てずにかぶりつきました。
e0114020_18281190.jpg

想像がふくらみすぎていたのか、食べてみると思っていたほど夢のような味ではありませんでした。
おいしかったけどね。

そしてこの昔馴染みの甘いお菓子は、疲れているからちょっと休みなよとこっそり教えてくれました。
そうか、だからあなたが懐かしく思えたのかな。

だから雨の日曜の朝はのんびりしています。
午後からまたがんばるつもり。

ごちそうさま。
ありがとね。


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

# by londonsmile | 2018-08-26 19:46 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
つい今週のはじめに、「クリスマスディナーの予約を始めたお店があるらしい」と聞いて時の経つ早さにのけぞっていたのですが、昨日は自分でもこんなものを見てしまいました。

e0114020_16582383.jpg

もうクリスマスカードを売っていたんです。

まだ8月ですよね。汗

でも8月ももう後半、というか終盤です。
ついこの間8月になったと思っていたのに!
8月はどこに行ったのだ!?

楽しい旅行もありましたが、よく振り返ってみると、なんだか目の前のことに追われるばかりだったような気がします。
こんなことをしていると、あっという間におばあさんになっちゃうな、きっと。
それはいけません!

せめて8月の残り数日をもう少し積極的に生きてみようと思います。
食べたいものを食べるとか、読みたい本を読むとか。
あれ、意外と普通のことができていないのね、わたし。汗

イギリスでは来週の月曜日が休日で、3連休。
こういう3連休をlong weekend(直訳ですが、「長い週末」)といいますが、今回は子どもたちの夏休みが終わる前の最後の連休なので、旅行に出ている人も多いようです。

静かな週末、心を落ち着けて有意義に過ごしたいと思います。
みなさまもよい週末を♪


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

# by londonsmile | 2018-08-25 17:05 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(0)
夏休みのギリシャ旅行のおみやげだよ、と、友達にピスタチオナッツをもらいました。

実はわたしはピスタチオはあまり得意じゃありませんでした。
だから興味もあまりなかったので、全然知らなかったのですが、ギリシャはヨーロッパで一番のピスタチオナッツの産地なんだそうです。

そしてこの時期だけ、珍しい生のピスタチオが手に入るんだそう。

e0114020_22294350.jpg

左がよく見るピスタチオ、右側が生のものです。

いただいてから3日ぐらい経ってしまってからの写真なので、少し黒くなってしまいましたが、最初はもっとほんのり緑の混じった白とピンクでした。
生のピスタチオナッツは傷みやすいんだそうです。

e0114020_22274019.jpg

少し傷みかけてていても、濃いピンク色がかわいらしいですね。
ナッツというと乾いている印象が強いので、柔らかくてつややかな感触がとても新鮮。
見て触っている限りでは、ナッツというより椿のつぼみのような感じです。

e0114020_22204535.jpg


この外側の皮は柔らかくて、軽く爪を立てるだけでくるっとむけます。
そしてその下には硬い殻が隠されているのでした。
これをローストした(あるいは乾かしているだけ?)ピスタチオをよく見ますよね。

この写真のように殻のてっぺんが最初から少し割れているものは、そこからぱかっと開けやすいのですが、殻がしっかり閉じていると、開けるのも大変。
その意味では貝に似ているなと思いました。
そうだ、英語ではこういうナッツの殻も、貝殻も、同じshell(シェル)と呼ぶのです。

e0114020_22212540.jpg


硬い殻を割ると、鮮やかなピンクの渋皮のようなものに包まれたナッツ。
ナッツ自体の黄緑色も鮮やかです。

このピンクの渋皮は取るべきなのか悩んだのですが、乾いたものは渋皮ごと食べるんだし、ま、いいか、とそのまま口に入れてみました。

いわゆるナッツの「カリっとした食感」はなく、「香ばしさ」もあまり感じられないものの、柔らかくて、しっとりしているのに歯ごたえがある。
味はそれほどしないのですが、なにか「生命のあるものを分けてもらっている感じ」がしました。
ナッツ自体に生きている力を感じるんです。
渋皮は全然気になりません。

わー、なんかいいもの食べさせてもらったなー、としみじみ幸せを感じる生のピスタチオナッツ。
この食感が楽しくて、ついつい次から次へと手が伸びちゃいました。

ちなみに一緒にもらった乾いた方のピスタチオも、とてもおいしかったんです。
わたしは本当にこれまでピスタチオに興味がなくて、殻を割るのが大変な上にカラカラに乾いているものという印象しかなかったので、このギリシャのナッツはわたしのピスタチオ認識を一気に覆してくれました。
味の幅が広がって嬉しいなあ。

乾いた方のピスタチオに適度にふられている塩の味も好き。
しっかり塩の味がするのに、塩辛くないんです。

e0114020_23294843.jpg


生のピスタチオは本当に美しい。
ピンクと黄緑のコントラストが初々しくてキュートです。

ピスタチオがおいしかったのも嬉しい経験でしたが、これをくれた友達がまたかわいかったのです。

50代半ばの彼。
ナッツの入った袋を渡してくれながら、「これ見た時にさー、子どもの頃に『卵ってニワトリから生まれる』って知った時の驚きを思い出しちゃって、買わずにはいられなかったんだよねー」と言ったんです。
彼はいつもスーツでキメているバリバリのビジネスマンなのですが、この言葉を聞いたとたん、卵を産んだニワトリを見ている少年の彼の姿が見えた気がして、なんだか嬉しくなっちゃいました。

人が喜びそうなものをプレゼントするのが大好きな彼。
旅行先や街でおもしろいものを見つけると、「ちょっと、これ見せたくって!」とおみやげを買ってきてくれます。
大抵はその土地のおいしいものや、笑っちゃうおもしろいものなんですが、毎回わたしが嬉しくなるようなツボをついたものばかり。
さすがプレゼント好き! うまいなあ、と毎回感心しています。
わたしも彼を驚かせるようなものが手に入らないかと目を皿のようにして街を歩いていますが、天性のプレゼント好きの彼にはまったくかないません。
彼は今回も、「生のピスタチオ、初めて見たー!」とわたしが大喜びすると思ってくれたんだと思います。

人を喜ばせるのが好きな彼もすばらしいと思うけれど、ピスタチオナッツを見て子どもの頃のことを思い出す柔らかい心を持った彼もすてきだなと感じたエピソードでした。

外国の地で恵まれた友情に感謝。
美しくておいしいピスタチオナッツを育んでくれた大地に感謝。
これからしばらくピスタチオナッツがとまらなくなりそうです。


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング

# by londonsmile | 2018-08-22 02:14 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(0)

そしておみやげ(?)に自分の歯型をもらったという話も。
歯型のことはイギリスでも日本でも、家族に笑われております。
そうですよね、わたしも笑っちゃうもの。笑

この歯医者さんに行くにはバスからの眺めがいいという話もしましたが、歯医者さんの真ん前が大きな公園になっているのもとても魅力的。
歯医者さんが終わるとどっと緊張がほぐれるのか、一気に疲れるので、バスに乗る前にちょっと公園に寄って気持ちを落ち着けることにしています。

この日も3時間半滞在して、高額を支払ったあと(←しつこい・笑)、公園にふらふらと入ってみました。
そうしたら思いがけない喜びが♪

e0114020_16531066.jpg

わー、鹿がいる♪
この近くのリッチモンドパークには野生の鹿がいるのですが、ここにもいるとは知りませんでした。
嬉しいなあ。

遠目の写真で見えにくいと思いますが、背中にテンテンのあるバンビのような子もいたんです。
まだ若い鹿も多くて、初々しくてかわいらしい♪
ちょっとへこんでいた気持ちが一気に明るくなりました!
e0114020_16533076.jpg

しっかりした角の牡鹿もたくさんいました。
草むらに悠々と座り混んでいる姿は、やはり貫禄。

ちょっと遠目にしか写真を撮れずに本当に残念だったのですが、こんな角を持った鹿に近寄るのは、やっぱりちょっと怖くて。
でも、わたしが写真を撮っている間に、おじさんが通って行ったんです、こんな風に。
e0114020_03542629.jpg

ひえー、近い!!

でもおじさんは、鹿なんて目にも入っていないかのように平然と歩いて行き、鹿の方もまったくおじさんのことを気にしていない様子でした。
そういうものなんですね、きっと。
かえって、びくびくしながら歩いていると、鹿たちが怪しむのかもしれません。
手ぶらで歩いていたおじさんは、きっと地元の人で、鹿との接し方がわかっているのでしょう。
おじさん、なんかかっこいいぞ。

歯医者さんで疲れた後に思いがけず鹿に出会っただけで嬉しかったのに、地元のおじさんにも心和んだ午後でした。
また鹿に会えるかもと思うと、歯医者さんに通う自分へのごほうびも増えたしね♪


******************************************
今日も読んでくださってありがとうございます。

ブログランキングに参加しています。
下の2つのバナーをクリックして票を入れていただけると、とても励みになります!

応援どうもありがとうございます♪

にほんブログ村 海外生活ブログ イギリス情報へ
にほんブログ村


人気ブログランキング
# by londonsmile | 2018-08-21 04:48 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(0)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


by londonsmile