先週は珍しく、久しぶりに外でのお仕事がありました。

日本から調査にいらした方と市内の福祉機関に同行し、お話を聞くお手伝いをしたのです。

調査にいらした方は大学の先生で、なんとこのブログをみてくださってご連絡くださったのでした。
だから打ち合わせの段階から「あ、それ、ブログで読みました!」と言ってくださったりして話も盛り上がり(笑)、女性だったこともあって、お仕事の当日もまるでお友達と話しているような感覚になったほど。
不思議な感覚、そしてとてもありがたいことでした。

せっかくなので、ご一緒している時間は楽しくロンドンの見どころなどをお話ししながら歩いたのですが、ある訪問先の最寄り駅に着いた時には、私の目はこの古い設備に釘付け!

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地下鉄の駅の切符売り場なのです。
モダンな建築にはない優雅な美しさについ見とれ、仕事中なのに自分が写真を撮りたかったので(笑)先生にも、「こういう切符売り場がきれいに残っているところって珍しいかもしれませんよ♪」とお伝えして、自分もパチリ。
先生も喜んでくださいました(と思います!)。

この駅では今では切符は自動販売になっているので、この切符売り場は使われていませんが、最初に駅を設計した人などの説明が丁寧に書かれていました。

とてもきれいに保存されていたので、気になって家に帰ってから調べてみると、1906年に開業したこのHolloway Road駅は、今では保存建築物(Grade II)の対象になっているそう。
2007年から2008年にかけて大規模な修理をしたそうなので、この切符売り場の周りもその時にきれいに整えられたのかもしれません。

凝った装飾のタイル、優雅でいいですよね。
こんな風に立体的なタイルは最近のものでは私は見たことがないのですが、今もあるのかしらん。
ピカピカに光っているのが、また華やかな印象です。
コートを着て帽子をかぶった紳士や、ドレスを着て羽根飾りのついた帽子をかぶった女性たちが、ここで切符を買うところが目に浮かぶような美しさでした。

いかん、いかん、仕事中でした。
妄想は後でゆっくりするとして。笑

Holloway Road駅の周りはほとんど住宅地ですが、実はここはサッカーのプレミアリーグ、アースナルのホームグラウンドであるエミュレーツ・スタジアムの最寄り駅でもあるのす。
だから観光でいらっしゃる方にも利用する機会がある駅かもしれません。
もしいらしたら、ホームに行く前に、ぜひ切符売り場をのぞいてみてくださいね。

ところで当日の調査の方は、通訳自体は上手く口がまわってくれなくて焦ったものの、訪問先でとても感じの良い方にお会いして、普段の自分の生活では知りえないような貴重なお話をうかがうことができました。
こんな機会に恵まれて、とてもありがたいなあとしみじみ思った帰り道でした。

思えば、この駅の美しい切符売り場も、このお仕事をお受けしなければ見られなかったかもしれないのです。
ブログを通じてお声をかけてくださった先生には大感謝。

ちなみに今回は聡明でかわいらしい医大生のお嬢さんも調査に同行されていたのですが、このお二人、最初にお会いした時、姉妹かと思っちゃったのです、真面目な話!
お二人とも小柄で細くてかわいい! お母さま、お若い! 
それとも日本ではこれが標準なのかしらん。

「日本人は細くて若く見えていいわね〜」などとこちらの友人にお世辞を言ってもらって、いい気になっている場合ではありませんでした。
あくまでもこちらの人たちとの比較ですもんね。
次に日本に行くまでには、もっと痩せて、カワイクならないと。汗汗

先生、お嬢さん、貴重なお時間におつきあいいただいて、どうもありがとうございました。
お二人がロンドンを好きになってくださって本当に本当に嬉しいです♪


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# by londonsmile | 2017-03-22 17:58 | ロンドンでお出かけ | Trackback | Comments(0)
今週、仕事から帰ってきたインディーさんが嬉しそうに「これ、あげる!」と何かを私の手のひらに入れてくれました。

な、なんだ、虫かな!?
彼は道端で小学生のようにへんなものを拾ってくるので、虫ということもあり得るのです。
これまでに、落ちていた指輪とか、小さいおもちゃなんかを拾ってきて、自慢げに渡してくれました。笑

この日も「ひえー、なんだろう」と思いながら手の中を見てみると、これだったのです。

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2ポンド硬貨!
それも、なんとシェークスピアをモチーフにした柄です。

調べてみると、これは昨年シェークスピア没後400年を記念して作られた記念硬貨の一つで、他にシェークスピア柄は2種類あるとのこと。

こんな記念硬貨が普通に出回っているんですね。
記念切手を使うようなものなのかな。笑
実は私、メールがこんなに一般的になる前は、記念切手を貼って手紙やハガキを書くのが大好きだったので、これを思いついて、なんか急にコインに親近感が湧きました。笑

たまたま少し前に、ピーターラビット柄の50ペンス硬貨があると聞いていたので、それも見てみたいと思っていたところに、突然登場したシェークスピアの記念硬貨。
なんだか縁起がいいなー。笑

今月末からは新しい1ポンド硬貨も発行されるそうだし、これを機会に、コインにももっと目を向けて、ひとつひとつ見てみようと思いました。

また変わったコインが手に入ったら、アップしますね。

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(イギリスの硬貨は、どれも片側はエリザベス女王になっています。
このコインは去年できたばかりですが、女王さまはのお顔は少し前のもののような。笑
でもやっぱり美しい♪)


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# by londonsmile | 2017-03-19 16:20 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(0)
ここ数日、また一気に春めいて、ぽかぽかと気持ちのよいロンドン。
久しぶりに外でのお仕事で出かけたら、モクレンがずいぶん咲いているのに出会いました。
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わー、春だなあ。
このピンクが青空に映えて嬉しい。

気温が上がったといっても、せいぜい15度ぐらいですが、気の早い人は半袖のTシャツで歩いていました。
ヨーロッパの人はアジア人に比べて体温が少し高いというけれど、やっぱりまだ早いんじゃないのー? とコートを着ている私には思える。笑

太陽がまぶしいくらいにお天気がいいと、外に出てひなたぼっこする人が多いのです。
そして着ているものを潔く脱いで、上半身を見せてくれる若い男性も続出。笑
みんな、暗い冬が終わって嬉しいのかもしれません。

ふと見ると、モクレンのつぼみのそばにこんなものが。

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これ、日本のものだと思いません?
日本のお土産にもらったお菓子か何かについていたヒモか何かかしら。

紅白でおめでたいし、こんな風に木にかけてあると、まるで木に結ばれたおみくじみたい!
と思ったら、ロンドンで「おみくじ」を想像した自分の日本人らしさにおかしくなってしまいました。

あったかいと、ちょっとしたことでも幸せに感じるのかもしれません。


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# by londonsmile | 2017-03-16 20:19 | お花のこと | Trackback | Comments(0)
オランダに行った友達からお土産にチーズをいただきました。

オランダに行ったと聞いていたので、袋の重みから、もしや? とは思ったのですが、やはり。笑
でも袋から開けてみて、なんだか大笑いしちゃったのです。

だるま落としにしか見えない!
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この形、この配色、私にはだるま落としにしか見えないのです。
そうするとだるまさんのユーモラスな顔が浮かんできて、ニヤニヤ。
横から木づちで叩かれてゴロゴロ転がるチーズを想像して、ニヤニヤ。

だるま落としを知らないインディーさんがすごく不思議そうに私を見ています。
いいんだもん、私はこれで楽しいんですから。笑

ちなみにフレーバーは上からプレーン、クミン風味、ハーブとガーリック風味。
目で楽しませてもらった後は、舌でも楽しませてもらいます♪
クミン好きの私は、真ん中の黄色が特に楽しみです。


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# by londonsmile | 2017-03-13 01:16 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
去年11月に、枯れ木だったランに花が咲いたと言う話を書きました。
もう少しでインディーに「枯れ木」として処分されるところだったので、嬉しさもひとしおでした。

そして4ヶ月後、同じランにまた花が咲いています。
しかもふたつも♪
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このところ暖かい日が続いたので、一気につぼみがふくらんで最初の花が咲き、ふたつめも2日後に。
しかも、その先にはこれから花が咲きそうなつぼみも育っています。

この前は11月だったので、このランの場合は春になったから咲いたというわけではないのでしょうが、やっぱり暖かくなってきた時に花が咲くと嬉しいものですね。
ピンクのお花に気持ちが華やいで、うきうきニヤニヤしています。

この暖かさはしばらく続くようなので、春の気分を楽しみたいと思います。


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# by londonsmile | 2017-03-10 09:04 | お花のこと | Trackback | Comments(2)
サパークラブってご存じですか?
日本語でググってみたら、あら、男性が楽しみに行くクラブという意味のようですね。汗

私がご紹介しようと思ったsupper clubは、個人のお宅で開かれるおうちレストラン。
最近流行っているのです。
この記事ではこちらのサパークラブと思ってくださいね。

友達がたまにお料理する側で参加しているサパークラブに先日行ってきたので、今日はそのレポートをしますね。
レストランなのに友達の集まりみたいな、気さくな楽しい時間でした。

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そのクラブの名前はMegumi's
日本の家庭料理を中心としたお料理が提供されています。

Megrimさんのお宅は、建物もすてきですが、インテリアもセンスがよく、アットホームであったかいんだなあ。
初めて来たのに落ち着けちゃう居心地のいいお宅です。

このサパークラブ、メニューはなくて出てくるご飯は決まっているのですが、毎回テーマがあるので、まったく何が出てくるのかわからないということはありません。笑
お家に到着して席に着くと、何も選ばなくてもおいしいものが出てくるので、まるで友達の家にご飯を食べに行ったような感覚になります。

Megumiさんのお宅は、西ロンドンの閑静な住宅街。
ポートベロー・マーケットにもほど近い、とても便利なエリアでもあります。
私はふだん行く機会があまりないので、少し早めに行って町を歩いてみました。
(今回使っている写真はMegumiさんのお宅でもすぐお近くでもありません♪)
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古い建物が美しく、メンテナンスも行き届いていて、歩いているだけで嬉しくなります。
しかも駅も近いし、ロンドンの中心にも近い!

そしてMegumiさんのお宅に到着。
Megumiさんやお料理に参加していた友達にご挨拶しつつ、この日この場で初めて会った方々とも「友達の友達」気分でご挨拶。
実際どこかでMegumiさんたちと繋がっている方が多かったので、本当に「友達の友達」なのです。
まさに友達の家でご飯を食べてる気分。

さあ、いよいよご飯だよー。

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かわいい前菜。
このサパークラブに行ってみたかったのは、日本の家庭料理というコンセプトがありがたく、美味しそうだから、ということもありますが、お料理や盛り付けのセンスの良さに惹かれたからでした。
アットホームなのにスタイリッシュ。
こういうの大好き。

前菜も終わったところで、この日のテーマの「おでん」が始まりますよ♪
(うかがったのは2月なんです、すみません)

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大根とこんにゃく♪
最初から盛り付けられて出てくると、なんだか違うものに見えるくらいすてき。笑

この日のディナーは、おでん大好きなインディーへの結婚記念日のプレゼントでもありました。
家で作るには、材料の調達がややこしいのでね。
というのは言い訳だけれども、本人は大喜びしてくれたのでよし、ということで!

その後もおでんが次々と出てくる、出てくる。
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卵の切り方が雑でスミマセン。
写真用に、私がお箸で切りました。汗

実はインディーさんは卵が苦手な体質なので、私は卵を2個いただいちゃったのでした。
美味しかった♪

わざわざ日本の老舗から取り寄せてくれたきれいな色の練り物や、手作りのがんもどき(写真右下の右側ね♪)もあり、おだしも上品で、目でも舌でも楽しめる美味しさでした。
この写真だけ見ると、日本にいるみたいでしょう?

ちなみにこの日は、お酒も少しついていたのですが、基本的には自分の飲みたいものを自分で持って行くBYOB(bring your own bottle)というスタイル。
私たちは家にあった派手なラベルの日本酒を持って行きました。
みなさん、自分が持ってきたお酒を周りでシェアしたりして、和気あいあい。

おでんが一通り終わったところで、シメのおにぎり。
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日本の方にはなんていうことなく見えるかもしれませんが、海外暮らしには、こういうおふくろの味が本当にありがたいのです。

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さらに最後は甘糀アイスクリーム、きな粉&デイツシロップがけ。
デイツシロップ、そのままで食べたのは初めてでしたが、本当に黒蜜にそっくり。
外国暮らしの力強い味方になりそうです。
あったかいおでんの後にひんやりアイスも美味しかったです。
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嬉しいオマケは、だしとお茶の美味しい飲みものと、節分の直後だったので節分の豆。
年の数はないですけどねー、ふふふ、とMegumiさんのお茶目なお話もチャーミングでした。

この日のお客さんのほとんどはMegumiさんとつながりのある方で、お互いに知り合いという方も多かったよう。
でも初めて会った私たちにも「みんな友達だよね」というあったかい空気で接してくれて、話も盛り上がり、本当に友達の家のディナーパーティーに呼んでもらった気分でした。
ちなみに日本人の方が多かったですが、インディーはじめ、英語で話している方も。
誰でもウェルカムな雰囲気でした。

Megumi'sのサパークラブには、ちらっと見ただけでも手巻き寿司、串揚げ、北海道の郷土料理のほか、シェフを迎えての本格的なお寿司や違う種類のお醤油の味比べや日本の器屋さんを招いての会などなど、いろいろなテーマがあるようです。
にこにこスマイルのMegumiさんのお人柄で、きっと毎回よい雰囲気に違いないと思うので、私も是非また行ってみたいと思っています。


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# by londonsmile | 2017-03-06 20:02 | ロンドンすてきなお店、おいしいお店 | Trackback | Comments(0)
1月にロンドンにもオープンしたフランスのパン屋さん、メゾン・カイザー(Maison Kayser)
日本でも大人気で、あちこちにお店がありますよね。
東京の妹の家の近くにもあって、何度か食べたのですが、やっぱり美味しかったのです。

イギリスに初出店したと聞き、この前の日曜日のブランチに行ってみたので、今日はそのご報告を。
そういえば、お店のあるベーカー・ストリートって、よく考えると「パン屋通り」っていう意味ですね!

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「パン屋さん通り」にオープンしたお店は明るくモダンな外観。
向かって右側(このドア)がパンやデリを売っている部分で、左側がカフェになっています。

日曜日のブランチの時間ということもあり、私たちが着いた時にはほぼ満席の大盛況でした。

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モダンなテーブルやカトラリー。
パン屋さんのカフェとはいえ、席に案内してくれてメニューを持ってきてくれる本格派なカフェです。
メニューにはパンだけでなく、クロックムシュやオムレツやいろいろな卵料理、確かサラダもありました。

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メゾンカイザーと言えばクロワッサン♡
周りを見ると、ほとんどの確率でクロワッサンを食べていたので、ブランチの前にまずオーダーしちゃいました。
好みもあると思いますが、私はかなりこのクロワッサン、好きなんです。
美味しくて幸せ!

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そしてメインのブランチ(笑)、向こう側はインディーのバゲット、手前は私のフレンチトースト。

バゲットには、かわいい一人前サイズのフランスのバターとイギリスのマーマレードがしっかりついてきました。
そしてフルーツたっぷりのフレンチトーストは、パンの部分にご注目。
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パンがほんのり緑色っぽいのがわかりますか?
食べてみてもよくわからなかったのでウェイターのお兄さんに聞いたら、ピスタチオのパンだそう!
私にはあんまりピスタチオの味はわかりませんでした。繊細な味なのね。笑

帰りにお店で確かめるとピスタチオ「ケーキ」と書いてありましたが、ケーキと言うよりブリオッシュに近い感じです。
フレンチトーストにすると、中がふわっふわの嬉しい食感。
パンをつける液は卵よりミルクの比率が高いのか、全体に軽い感じだったので、もっともっと食べられそうでした。

コーヒーがマグカップでたっぷり出てきたのも嬉しかったのですが、ラテはなぜかカップ&ソーサーで。笑

この日は子連れファミリーや若いカップル、女性同士で大盛況でしたが、私たちの隣りには、実家から訪ねてきたご両親と案内している息子さんが3人で座っていて、日曜の朝のほのぼのムードに包まれていました。
インディーさんはパンも焼きますが、バゲットやクロワッサンはぜひここで! と思っています。

サイトからだと住所がわかりにくいので、ここでもお知らせしますね。
Maison Kyser in Baker Street
8 Baker Street, London W1U 3BS
毎日朝7時から21時まで
電話:+44-20-3897-2900


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# by londonsmile | 2017-03-04 07:59 | ロンドンすてきなお店、おいしいお店 | Trackback | Comments(0)
パンケーキデーの昨日、たまに一緒にお散歩に行くご近所の友達と、リッチモンドパークに行ってきました。

リッチモンドパークのことはこのブログでも何度か書いていますが、ロンドンの南西にある広大な王立の公園です。
わが家からは車で数分。
彼女の車に乗って公園に入ってしばらくしたところで、友達がスピードをぐっと落としました。

「どうしたの?」と聞くと、「ほら、鹿が」と言うので前を見ると、車道の両側に鹿の群れが見えました。
リッチモンドパークには野生の鹿がいるのです。
公園内を自由に歩き回っている鹿にはいつでも必ず会えるわけではないので、出会えた時にはつい嬉しくなってしまいます。

この日も、わーいと思って見ていると、あれ? なんだか小さくないかなあ。
それに色も薄いような気がするし。

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よーく見てみると、なんと子鹿の群れだったんです。
リッチモンドパークでは何度も鹿を見ていますが、子鹿に会ったのは初めて。
かわいい〜。

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少し離れているとはいえ、毛も柔らかそうで、初々しく無垢な感じが伝わってきました。
わーい、嬉しい。

「小鹿ってやっぱりバンビみたいに背中に白いテンテンがあるんだね」と友達に言うと、「いろんな種類の鹿がいるのよ」と教えてくれました。
彼女はリッチモンドパークの近くに数十年住んでいて、ここはまさに「自分の庭」のようなもの。
リッチモンドパークにも詳しく、動物好きでもある彼女は、鹿の群れに子鹿が多いことにもいち早く気づいて、スピードをぐっと落としていたのでした。

いろんな種類? と思って、改めて見てみると、なるほど、同じような大きさでも、色や柄が違うようです。

さらにじっと観察していると、あれ? なんだか白い点が見えたけど?
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わー、白い鹿♡
日本では珍しくて、神の使いと言われてるんだよーと大興奮すると、彼女も初めて見たと言うのです。

家に帰ってきて調べてみると、どうやら白い鹿は世界的に珍しいようです。
私たち、ラッキーだったんですね。
体全体が白いと、かわいらしいと同時に神々しくも見えて、神の使いと言われるのもうなずけます。
私たちに出会ってくれてありがとう♡

ちなみにこの群れは子鹿率がとても高かったのですが、他の場所で出会った群れはほとんどが大人のようでした。

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鹿のことは詳しくありませんが、同じ時期にみんなが子どもを産むわけではないんですね。
それとも大人と子どもで別れているのかなあ。
にわかに鹿の生態が気になり始めました。笑

この日は鹿づいていたのか、公園内で車を停めたペンブローク・ハウス近くの駐車場のインフォメーション・センター兼売店では、こんなものも発見。

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この日は子鹿や白い鹿との出会いで、思い出深い午後になりました。
春から縁起がいいな!
子鹿ちゃんが大きくなっちゃう前に、ぜひまた行ってみたいと思います。


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# by londonsmile | 2017-03-02 03:46 | ロンドン南西部、ご近所探訪 | Trackback | Comments(2)
今日はShrove Tuesday(告解の火曜日)、別名pancake day、パンケーキの日でした。

イースター前の40日間は断食をするので、その最初の日に当たる明日(Ash Wednesday、灰の水曜日)の前に、家に残っている卵や牛乳を使い切る目的でパンケーキを作って食べたのが始まりだそうです。

イギリスのパンケーキは、日本でいうクレープに近い薄いもの。
これにレモンと砂糖をかけて食べるのが基本の食べ方です。

今日はたまたまインディーが昼間に家にいたので、お昼代わりにパンケーキを作ってみました。
もとい、作ってもらいいました。笑

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冷蔵庫に残っていたライムも添えてみましたが、やっぱりレモンの方が合うみたい。笑

自分でも1枚だけ焼いてみました。
錦糸玉子を作る時の要領でフライパンで焼くのですが、ひっくり返すのがどうもうまくいきません。
クレープパンという浅いものを使うといいらしいと今年初めて聞いて、なるほどと納得。
浅いとフライ返しをぐっと奥まで差し込めるもんね。

何も使わずにパンケーキを空中に飛ばしてくるっとキャッチしてひっくり返すというのもよくやると聞くのですが、これは練習にすごく時間がかかりそう。

パンケーキの日は、信者の方には宗教上も大切な行事ですが、特にクリスチャンでない人にももはや伝統行事。

日々のことに追われて季節の風物詩もついしなくなりがちですが、こういうのも、やってみるとやっぱり嬉しいですね。
おかげで、充実した気分で午後を過ごすことができました。

パンケーキの日がやってきたということは、春も遠くないということ。
さて、がんばりましょう。

(追記:ご指摘いただいて最初の書き方がちょっと紛らわしいとわかったので、書き直しました。
今でもイースターに向けて甘いものや好きなものを断ったりする信者の方も多いので、パンケーキの日は伝統行事だけではありません。
冷蔵庫や技術の発達した現代では昔と事情は変わったかもしれませんが、人の気持ちは変わっていないのでしょうね)


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# by londonsmile | 2017-03-01 02:30 | イギリスの味 | Trackback | Comments(2)
週末、大英図書館のJAPAN NOWというイベントに行ってきました。

実は最初にイベントの告知を見た時、にわかに信じられなかったのです。
というのも、多和田葉子、川上弘美、柴崎友香、小野正嗣、松田青子(以下も敬称略します)という豪華な作家陣に加え、日本研究で有名なアレックス・カー、村上春樹の英訳もしているアルフレッド・バーンバウムの名前がずらりと書かれていたからです。
芥川賞作家が4人もいるんですよ。
「この人たちがみんなロンドンに来るの? いっぺんに?」と疑ってしまっても不思議ではないでしょう?

でももちろん、この名前を見て行かない訳には行きません。
どうなるんだろうとドキドキしながら即日申し込んだのでした。

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(大英図書館の地下鉄の最寄り駅はキングスクロス・セントパンクラス駅。
キングに因んでか、ホームには王冠のデザインのタイルが貼ってあることに今回初めて気付きました

当日行ってみると、告知の通り、日本の豪華作家陣や映画監督、日本文学を英訳している著名な翻訳家などが集まる夢のようなイベントでした。
外国での開催なのにすごいな、と思ったのですが、よく考えてみると、外国での開催だからかえってゴージャスなことになっていたのかもしれないし、つい最近発売になった英訳本もあるようなので、そのプロモーションも兼ねているのかもしれません。

講演の方は、多和田葉子と映画監督の安藤桃子が「日本の外からの影響」、川上弘美と柴崎友香が「日本のフィクション」、小野正嗣と松田青子が「日本のフィクションの翻訳」、アレックス・カーと英国育ちの日本人建築家シマザキ・タケロウが「古民家の再生」というテーマで、イギリス人モデレーターが話を進めながら、それぞれ1時間程度ずつのセッションをする形式でした。
翻訳のセッションには、上述のアルフレッド・バーンバウムと、山崎ナオコーラや柴崎友香の英訳をしているポリー・バートンも参加して、話をさらに膨らませてくれました。

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大英図書館での会場は、本館とは別棟のノレッジ・センター(Knowledge Centre)。
大きなレクチャールームのあるモダンな建物ですが、ブロンテ、ディケンズ、エリオットという英文学の大御所の名前がついた部屋もあり、ますます気分が盛り上がりました。

当日集まるのは日本人が多いのかと思いきや、イギリス人、あるいは少なくとも日本人には見えない人が8割強でした。
世界中で大人気のハルキ・ムラカミ以外にも、日本文学に興味のある方はずいぶんいるんですね。
年齢層としては、ご趣味か研究系かと思われる年配の方と、学生さんらしき若い人が多かったです。
みなさん、とても熱心にメモを取っていて、メモ魔の私もびっくり。
熱気ムンムンの客席でした。

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まず最初に、この日登壇されたほとんどの作家さんが普通に英語で話していらしたことに驚きました。
英語ができないだろうと思っていたわけではないのですが、あまりに流暢で自然だったので、単純に驚いたのです。
お話を聴いていて、留学経験のある方や翻訳もされている方がいるとわかり、納得。
さすが言葉の専門家、こういうところにもセンスの良さが出るんですね。

中でもドイツ在住の多和田葉子は、まるで英語圏で生まれ育ったかのように自然に話していて、その存在感に圧倒されました。
フランスに留学していたという小野正嗣は、たまにフランス語が混じってしまって慌てて直すという場面が何度かあり、どこか愛嬌のある様子がかわいらしかったです。

外国での集まりということもあってか、各作家の作品の紹介にも重点を置いていたようで、ほぼ全員が作品の朗読をしてくれました。
ご本人が日本語で朗読した後、通訳さんや英訳者の方が英語版を読むという形式。
日本語の原文と英訳をその場で比べられるのも、私にとっては貴重な機会でした。

朗読でとりわけ受けていたのが松田青子の『もうすぐ結婚する女』(『スタッキング可能』収録の短編)。
淡々と鋭いツッコミを入れているのにどこかユーモラスに話が流れるので、日本語朗読の時点で私もくすくすしていたのですが、ステージ上の小野正嗣は体をのけぞらせて声をあげて爆笑。英語版を読み始めても爆笑。
飾らないお人柄に、すっかりファンになってしまいました。

受けていたのは小野正嗣だけではありません。
『もうすぐ結婚する女』の英訳版の朗読が始まると、客席のあちこちからも笑いが漏れていました。
アンガス・ターヴィルの英訳がすばらしいこともあり、この小説のおかしみがロンドンの読者にも伝わったようです。
笑いって個人差もあるけれど、文化を問わない面もありますよね。

ちなみに松田青子は、登壇前にロビーを歩いている時から、ただ者とは思えないオーラを放っていました。とてもきれいな方です。
芥川賞受賞の時の印象とはずいぶん違って思えた川上弘美も、すてきな貫禄がついたとはいえ、誠実そうな魅力的な方でした。

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(休憩中のロビーは、この右側にあるカウンターでお茶やコーヒーを買う人や、販売中の英訳本を吟味する人で大混雑。
サイン会もあったせいか、本を買うのは長蛇の列になっていました。
ちなみに、こんな混雑の中を淡々と多和田葉子が歩いていたりしたのでした。すごすぎる!)

この日の話は、それぞれの作家の作品に関する話に加え、日本の「私小説」というジャンル、日本人のコミュニケーション、コミュニティーから外れた人を描くということ、性別をどれだけ意識するか、ディストピア小説などなどにおよびました。
個人的には、日本を離れた時に感じた日本の影響や、日本人の無常観という話が自分にも特に通じるものを感じて、興味深かったです。

こういうイベントでは、質疑応答の時間に、ここぞとばかりにほぼ自己主張のような発言をする人がよくいるものですが、この現象は万国共通なのか、それともたまたまだったのか、この日もそういうナゾの質問(あるいは発言)をした人がちらほら。笑
面白かったのは壇上の人たちの対応で、こういう場合、日本だったらもう少し戸惑いを上手に隠すんじゃないかなと思うところ、この日はモデレーターも率先して明らかに困った顔をしていたのです。
これがイギリス流なのかどうかはわかりませんが、素直な反応がなんだかおかしくなってしまい、変な質問をした人への怒りや戸惑いよりも、その場の面白い雰囲気を楽しむことに自然に焦点が移って、イライラせずに済みんでしまいました。
なんでも笑いに変える感じ、やっぱりこれはイギリス流の対応だったのかもしれません。

トークの後には、安藤桃子監督の映画『0.5ミリ』の上映もあったのですが、夜は先約があったので、私はここで会場を後にしました。
セッション中に予告編を観たのですが、不思議な設定ながら、ぐっと心にしみたひと言があったのです。
ネタバレ防止のために言わないことにしますが、短い言葉なのに、その場で泣き出しそうになる程のインパクトが私にはあったので、機会があったらこの映画も是非観てみたいです。

この日は豪華な作家さんにお会いできただけで楽しかったのですが、内容も非常に濃くて有意義でした。
一つだけ、もっと長い時間、話を聴いていたかったー!
お一人で講演されても聴き応えのありそうな方々ばかりなので、2人で1時間ずつという時間は短かくて、あっという間に時間切だったのでした。
実はランチ休憩が45分という短さだったので、主催者の方もかなりご苦労されたのだと思うのですが、せっかくの機会なのにもったいないな、とつい思ったのでした。
それも日本人だから感じることでしょうか。

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(販売していた本の一部。
この時期に発売になったものもあったようですが、本当に飛ぶように売れていました!)

今回お会いできた作家さんの作品は実はほとんど読んでいないのですが、お人柄を垣間見てから読書を始めるというスタイルも悪くないのでは、と勝手に前向きに捉えています。
というか、皆さん、本当に魅力的な方が多くて、どんなものを書くのかが気になり、作品を読まずにいられません!
今年は読書を増しやしたいと思っていたし、調べてみたらキンドルでもほとんどの作品が手に入るようなので、どんどん読んでみたいと思います。
(宣言しちゃって、自分にプレッシャーをかけます!笑)

おまけとして、この日は他に嬉しいことが2つもあったのです。
ひとつは、通訳を担当していたのが、イギリスでの通訳・翻訳者の集まりでご一緒している方だったこと。
聡明だなあと思っていて、通訳が上手と聞いていたのですが、噂どおりすばらしいお仕事でした。
こんな方と知り合いになれて幸せ。

そしてもうひとつは、しばらく連絡が途絶えてしまっていた方に会場でばったりお会いできたこと。しかも2人も!
そのうち1人は日本とは特に関係のない、歌のクラスで知り合ったイギリス人なので、勝手にこの機会にますますご縁を感じて、やっぱり読むぞー! と張り切っています。

作家の皆さんは、しばらく英国内の大学などで講演されるようですが、多和田葉子、安藤桃子、アレックス・カーのお3人は、2月28日(火)午後10時(日本時間3月1日午前7時)からのBBCラジオ3に出演されます。
英国にお住まいでご興味ある方は、ぜひ! リンクはこちらです。
放送後はiPlayer(ウェブ版再放送)で聴けるので、放送日が過ぎたらリンクを貼りますね。
(追記:この番組へのリンクはこちらです)

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# by londonsmile | 2017-02-28 11:26 | 翻訳のこと | Trackback | Comments(2)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


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