ヨークの町を出て、朝一番で向かった先はカースル・ハワード(Castle Howard)というカントリーハウス。
その美しさはヨークシャーでも、いえ英国でもとても名高いところです。

実は私はここを訪れるのは2回目なのです。
インディーはヨークシャー出身なので、結婚して初めてヨークシャーの親戚を訪ねた時にここに連れてきてくれたのでした。

春先だったので黄色いラッパ水仙が満開で、やはり北はロンドンよりも少しお花の時期が遅いんだなあと思いつつ、可憐なお花の歓迎がとても嬉しかったことをよく覚えています。
だからこそ思い入れたっぷり。

が! それまであまり大きなお屋敷を訪ねたことがなかった私は、その大きさ、美しさ、優美さにただただ驚き、実は建物やお庭のことはあまり覚えていなかったのです。
ですから、英国で初めて訪れたカントリーハウスとして良い思い出が残るこの場所を再訪することできて、本当に嬉しかったのでした。

ここではお庭より先に建物を案内していただいたので、今日はその美しい建物を写真満載でご紹介しますね。

カースルがお城という意味なので、日本では「ハワード城」という表記もあるようですが、カースルは名称として付いているだけで、お城として使われたことはないようなので、ここでは英語のままカースル・ハワードにしますね。
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見学者の入り口になっているところから見た壮麗なカースル・ハワード。
重々しい建物が曇り空の下にドラマチックに立っていました。

カースル・ハワードのこの建物は、17世紀の終わり、1699年に第3代カーライル伯爵であったチャールズ・ハワードが建設を始めました。
その後、現在に至るまでずっとハワード家が実際に住んでいるという「家族が住む家」なので、お屋敷の見学できる部分も、華麗でありながら家庭的な温かさもたっぷり感じられたんですよ。

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こちらはお庭側から見た建物。
この建物の設計に当たったのは伯爵の友人、ジョン・ヴァンブラ(John Vanbrugh)で、その補佐には当時のこれまた有名な建築家、ニコラス・ホークスモア(Nicholas Hoorksmore)。
途中で伯爵やヴァンブラが亡くなったりしたこともあり、この建物の建設はなんと家族3代にわたって続いたそうです。
初めは華麗な装飾が特徴のフランボイヤン様式で作られたものの、18世紀になるとよりシンプルな形式で建設が引き継がれたとか。
なんだか壮大な話ですねぇ。

専門的なことはともかくも、私たちが見ると、このドーム部分が特徴的ですね。
装飾も、私には十分華麗に見えました。

さて、いよいよ中に入ってみましょう。

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入ってすぐにある大階段。
自然光がたっぷり入るようになっているこの天窓、なかなかモダンな感覚ですね。
古い建物は実はお部屋が暗いことも多いので、これは新鮮でした。

大階段を上がったところには、ご家族の肖像画や彫刻などが。

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さらにはアンティークのコレクションも。

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どれも立派なものなのですが、私としては、すぐ横にあったこっちが気になりました!

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大きすぎてうまく写りませんでしたが、この大きくて立派な戸棚の中に美しい食器がたくさん飾られていて圧巻だったのです。
私の背の倍ぐらいありそうな高さの棚自体も美しく磨かれていますね。

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建物も優美ですが、装飾品も美しい♪
一般に見学できる部分はご家族はあまり使わないのでしょうが、こんなところが自宅だなんて、改めて羨ましい。

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こちらは「レディー・ジョージーナの寝室」。
天蓋付きのベッドのたっぷりしたドレープがエレガントで美しい♪

そして細部にも凝っているのです。
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こんな風に美しく装飾してある鏡は初めて見ました♪
またまたオトメ心がキュンキュン。

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特に寝室には、お庭から取ってきたらしいお花が豊富に飾られていたことが印象的でした。
鏡台の上にブラシや手鏡が置いてあるというのも、当時の暮らしへの想像がかきたてられますね。
こういうちょっとした気配りに、管理している方たちの温もりを感じます。

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この右側のお人形(というか、紙でできているのですが)、これまた当時の様子を思い浮かべちゃいますね。
ところどころに、こんなニクい仕掛けがありました。

こういうゴージャスなお部屋もありますが、もっと家庭的なお部屋もあったのです。

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(あらら、上の2枚の写真、同じアングルでしたね!笑)

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もちろん普通の家に比べたら十分エレガントではありますが、こういうお部屋だと、ドレスじゃなくて現代の服装のままで椅子に座ってくつろいだりできそうじゃありませんか?
特に最後のお食事のテーブルは、これまでに見たお屋敷の大宴会のセッティングよりずっとこじんまりしていて、お客様用ではなくて、ご家族だけの楽しい食卓を思い描きました。
このお部屋にも大人数のお客様をもてなすダイニングテーブルを置くことは十分できるのに、あえて小さめのテーブルを展示しているというのが、カースル・ハワードでは「家族が暮らす家」としての気持ちを大切にしていらっしゃることの表れかな、なんて思いました。

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ここは見学者は入れない場所ではありましたが、棚の上に雑然と積まれている本の山には生活感があって、かえってご家族に親しみを感じます。
これでこそ、「暮らしている家」ですよね!

でも、やっぱりカースル・ハワードは華麗なのです。
ご覧ください、この荘厳な広間を!

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(写真提供:Castle Howard ©Peter Smith)

先ほど、建物の写真にあったドーム部分がここにあたります。
ここがもともとの玄関口だったそうで、家に入ってすぐ、このホールがあったら、度肝を抜かれちゃうでしょうねぇ。
あ、こういうところにお呼ばれした方々はご自分も豪邸にお住まいだから、そんなに驚かないのかな。笑
私なら口をぽかーんと開けて、上を見上げちゃいそうです。

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この周辺は装飾も特に凝っていました。
そしてありがたいことに、その凝った装飾の合間を歩きながら、間近に見学することができるんですよ。

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実はカースルハワードでは1940年に大火災があり、ドーム部分や他の20部屋ほどが被害を受けました。
ドームが完全に修復されるにはその後20年かかったそうで、修復した様子の展示もありました。

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実はこのカースル・ハワードは、イーブリン・ウォーの小説『ブライズヘッドふたたび(Brideshead Revisited)』(『回想のブライズヘッド』というタイトルもあり)のドラマと映画のロケ地としても有名です。
ドラマの方は1981年作でジェレミー・アイアンズ主演、映画は2008年に作られた邦題『情愛と友情』にはエマ・トンプソンも出演しています。
リンクをクリックしていただくとわかりますが、どちらのDVDもジャケットにカースル・ハワードが写っていますね。

このドラマや映画を撮影した時の写真なども、同じ場所に展示されていました。

ああ、本当に美しいカースル・ハワード。
まだまだご紹介したいところがあるので、お屋敷についてもう一回書かせてください。

次回はとても有名なチャペルを中心にお話ししますね。
なんとあのウィリアム・モリスが手がけたんですよ♪

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# by londonsmile | 2017-05-12 22:13 | Visit Britain | Trackback | Comments(0)
5月の新緑の季節なので、諸事情で滞っていた英国ガーデン・シリーズ、最後まで一気に進めます!

昨年6月、北イングランドの英国ガーデンをめぐるプレスツアーに参加させていただいた時の様子です。
ちょっと長くなりますが、これまでのレポートはこちらです。


北イングランドのガーデンめぐりを始めて4日目の日程も無事に終わり、私たちは美しい中世の町、ヨークに入りました。
ヨーク大聖堂があることでもよく知られるヨークは、中世の面影が残る風情のある町です。

実はその前の年に仕事の集まりでヨークに行った時、この城壁跡を歩いていて、きれいなホテルやパブが見えて、次はこんなところに滞在してみたいなあと思っていたのです。
そうしたら、なんと今回ヨークで連れて行っていただいたホテルは、前に城壁から「すてき♪」と眺めていたところ!
なんて嬉しい偶然でしょう。

大興奮でチェックインしたホテルは、中世の建物にモダンなテイストを加えたセンスのいいブティックホテルだったんです。

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(建物からお庭を見下ろしたところ)

ホテルの名前はGrey's Court Hotel
ヨーク大聖堂のすぐ近く、そして城壁跡にすぐ隣りあわせた場所にありました。

もともとはヨーク大聖堂に公職で訪れる人たちの宿泊地として使われてていて、1080年という記録もあることから、継続的に使われている建物としては英国で一番古いのではないかと言われているそうです。
1080年! 日本で言うと平安時代ですよ!

もっとも、ずっとホテルだったわけではなく、その後貴族が所有していた時代もあったそうで、今の建物は当時のものではないようです。
そして2005年、ヨーク大聖堂が売りに出したこの建物を現在のオーナー夫妻が買い取ってホテルとして開業したとのこと。

オーナーご夫妻のセンスで、中世の伝統的な美しさを残しながら、現代の技術やモダンなテイストを取り入れた心地よいスペースでした。

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入ってすぐにあるロビー。
チェックインした時にはまだ明るかったのですが、これは夜の写真です。

ホテルに入ると同時に家に戻ったように落ち着けて、ほっとしました。
「家に戻ったように」なんて大げさな! と思うかもしれませんね。
でも自分でも不思議なくらい、本当に落ち着いたのです。
きっと私はこういう雰囲気が大好きなんでしょうね。
今まではっきりわからなかったけれど、私はこういうものを求めていたんだな、というものを目の前で見せてもらった気がします。
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夕食前にホテル内を案内していただきました。
この木製の壁、イギリスの古いお屋敷でよく見ますよね。
部屋全体が暗くなると言って嫌う人もいますが、私は大好きなんです。
今の時代、なかなか自宅には取り入れませんからね♪

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2階のバーラウンジは大広間からの改装。
長いスペースがたっぷりと贅沢に、そして上手に使われていました。

この反対側を見ると…

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広間の端には、こんなひっそりしたスペースも。

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私、こういう隅っこにハマる感じも大好きなので、ここもすごいツボ♪
ちょうど夕暮れ時にここに座ってゆったりと食事前のシャンパンを飲んでいる人たちがいて、そのロマンチックな様子に、うっとりみとれてしまいました。

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こちらはやはり2階の別のお部屋。
確かグリーンルーム(緑の部屋)と呼ばれていたと思いますが、個室の食事などに使われるようです。
2階分近くありそうな天井がとにかく高くて、優雅で豊かな気持ちになりました。
天井の装飾も美しいですね。

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お部屋に通じる廊下もエレガントに飾られています。
私たちがツアーで連日見学している立派なお屋敷に比べると、もう少し小さくて実用的、というのが、かえってリアルに嬉しくなります。笑

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伝統的な装飾に混じって、オーナーご夫妻のセンスある現代美術も飾られています。
地元のフォトグラファーさんの作品がずいぶんありましたよ。

そしてホテルといえば、やはりお部屋。

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広々していて居心地がいい♪

私の部屋はサマーセットという名前だったのですが、ここは新しく作られたばかりだそうで、眺めが最高だったんです。

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じゃーん! ヨーク大聖堂の眺めを独り占め♪
ヨークの町が大好きな私には、これはとても嬉しいことでした。

お庭めぐりが目的の今回はヨークの町自体を見る時間がほとんどなかったので、こうして窓から町のシンボルである大聖堂を眺めてたっぷりヨークの思い出に浸ることができて、とても嬉しかったのです。
ヨーク大聖堂を眺められるお部屋は今のところ2つしかないそうなので、予約の時にリクエストしてみてくださいね。

広々としたお部屋自体もとても凝っていて、アンティークなかわいらしいもの、きれいなものがたくさん。

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化粧台にあった花柄のトレイ。
オトメ心がキュンキュンします。

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バスタブ脇に置かれたアメニティーは貝に包まれて。
とてもロマンチックですね。

眺めも良くてアンティークな雰囲気のお部屋にずっとこもりそうな自分を抑えて(笑)ディナーに向かいました。
今夜の食事の会場は、このホテルのライブラリーなのです。

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私は本が大好きなので、こういうセッティング、とても嬉しかったです。
しかも、誰かのお家にお呼ばれしてご飯を食べているようなリラックスした雰囲気も私好み♪

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お食事はシンプルにモッツァレラとトマトのサラダとサーモン。

プライベートな空間なので、話も弾む、弾む♪
日の長い時期で、日がくれたのは10時過ぎでしたが、楽しい話は夜遅くまで続いたのでした。

楽しい食事の後は、ライトアップされたヨーク大聖堂が眺められるお部屋に戻ってぐっすり。
あっという間に夜が明け、朝の光が爽やかな空気を運んできてくれました。

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おはようございます♪
やはり2階にあるブレックファーストルームは、お庭を見下ろす明るいお部屋でした。

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中央のテーブルにあるジュース、フルーツ、シリアルなどは自由に取ることになっていて、その他のトーストやコーヒー、紅茶、卵やベーコンなどの調理したお料理は、注文を取って熱々のものを持ってきてくれます。

前夜、遅くまで食べて飲んでいた私は、お腹が空いていなかったので、フルーツやトーストで軽い朝食を。
それでも、朝陽の差し込むお部屋で食事をいただくと、朝だ♪ という気分になりました。

ホテルの方が、お庭もどうぞ、と言ってくださったので、出発前にお庭も散策。
ここから階段を下りていくんですよ。

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朝露の残るお庭に下りると、すぐに城壁跡が目に入りました。

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ホテルの方のお話によると、19世紀、この土地の所有者の方が土地に接続する城壁部分をヨークの町に寄付したそうです。
だからこのホテルには自分の土地から城壁跡に直接アクセスすることができるのですが、この権利を持っているのはヨークでもこのホテルだけだそう。
なるほど! だから私が前の年に城壁跡を歩いていた時、このホテルが目に入ったんですね。
それほど城壁跡と隣り合っている場所なのです。

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城壁跡も、まるでお庭の一部のよう。笑
そして、お庭には初夏の花がたくさん咲いていました。
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思っていた以上に広いお庭で、とてもよく手入れされていました。
私たちが滞在した時にはお天気がイマイチだったのですが、晴れた夏の日には、きっとお庭でお茶やお酒を楽しむ人も多いでしょうね。

残念ながら、この居心地の良いブティックホテルともお別れの時間になってしまいました。
今回は中に入れなかったヨーク大聖堂を見ながら、ヨークの町にもさようなら。
絶対にまた来るよ!

そして私たちは、また新しいお庭めぐりが始まります♪
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今回は町に出る時間がありませんでしたが、2015年にヨークを旅した時の様子を書きました。
よかったら、あわせてどうぞ♪
本当に大好きな町なので、皆さんにも好きになっていただけたら嬉しいです。



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# by londonsmile | 2017-05-10 00:09 | Visit Britain | Trackback | Comments(2)
日本ではもう汗ばむような日もあると聞いているのに、5月に入って気温があまり上がらないロンドンです。

わが家のフラット(集合住宅)は暖房が共用になっていて、ある時期になると一斉にスイッチが入り、ある時期になると一斉に切れます。
そしてスイッチが切れるのは毎年5月の最初。
4月いっぱい暖房が入っているなんて! とお思いになるかもしれませんが、天候が全体に不安定だし、石の建物はとても冷えるので、まあ、そんなものか、と毎年思っています。

ただ、なぜか毎年、暖房が切れる頃に急に冷え込むことになっていて、今年も5月に入ってお天気もすっきりしないし、気温も上がらないのです。
4月の終わりには初夏のような日が続いて、部屋の中は暑いくらいだったのに!笑

一斉の暖房が切れた後でも、家に小さな暖房器具もあるのですが、すっかり冷えてしまった4階建ての石の家を温めるには小さすぎるようで、家の中でセーターを着たり、ブランケットをかけたりして過ごしています。笑
お天気が良くなって気温が上がれば、もうちょっと暖かく感じるんですけれど!

とにかくそういう訳で、週末は「体があったまる」お料理を作りました、5月なのに。笑

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英国料理のコテージ・パイ。

イギリスのパイにはパイ生地を使ったものもあるのですが、煮込んだものの上にマッシュポテトを乗せてオーブンで焼くのも「パイ」と呼ばれます。
これはビーフのひき肉の煮込みを使ったコテージ・パイ(コテージは「田舎風の家」の意味)、
ラムのひき肉の煮込みの時にはシェパーズ・パイ(シェパーズは「羊飼い」の意味)、
魚介類のクリーム煮の時にはフィッシュ・パイ、という風に。

こういうちょっとした言葉の使い方がややこしくて、最初はとまどいました。笑

マッシュポテトを乗せる系統のパイは、前の日に煮込み料理を作っておくと、味が馴染んで美味しいのです。
だから今回も、土曜日にビーフのひき肉とマッシュルームや野菜を赤ワインで煮込んでおいて、日曜日にマッシュポテトを作って乗せました。

煮込みに入れるものは、それぞれの家庭で違うようです。
わが家はだいたい玉ねぎ、人参、マッシュルーム、色付けにコーンというパターンが多いかな。
あとインディーさんは朝ごはんに出てくるベイクドビーンズ(トマト味に煮込んだ豆)を入れるのが好きなので、今回も使ってみました。

ちなみにマッシュポテトを作る時に人参も一緒に混ぜると、野菜も摂れるし、色もきれいになるので、オススメですよ♪
育ち盛りのお子さんがいるなら、チーズを乗せてもボリュームたっぷりになりそうですね。

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オーブンで45分ほど温めて、熱々になったところでいただきます。
グリーンを添えると見た目も嬉しくなりますね。

そして、このアツアツが心も体もあったまって、ますます美味しいのです。
2日かけて作るというと、なんだかものすごいお料理のようですが、全部の工程を2回に分けると思うと、大した手間ではないんですよ。

日本にいらっしゃる方にはちょっと季節外れになっちゃいますが、この熱々のコテージ・パイでしっかりあったまることのできた週末でした。
今週はあったかくなるかなー。


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# by londonsmile | 2017-05-08 20:10 | イギリスの味 | Trackback | Comments(4)
去年の秋に、近くのマーケットで「カマツナ」という野菜を買ったお話をしました。
もちろんこれは小松菜のことで、何か勘違いしてるんだろうなーと思っていたのです。

お友達には、次に見かけたら、こっそり注意してあげてね、と言われたのですが、なかなか機会がありませんでした。
私自身があまりマーケットに行かなくて、たまに行くとこのお店が出ていなかったりして。

そして今日、久しぶりに同じ八百屋さんが出ていたので、喜んでカマツナを探してみると!
文字が直っていました♪
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そして、やっぱり買ってしまった。笑
ここでしか小松菜を見たことがないので、見るとつい買ってしまうのです。
相変わらず茎がしっかりしていて、小松菜とチンゲン菜の中間っぽいのですが(笑)、半分はお浸しに、残り半分は煮びたしにしてみようと思います。

この小松菜を買ったお店のお姉さん、かなりの野菜好きらしく、私の前に買っていた人にも何か食べ方のアドバイスをしていましたが、私にも「コマツナ、美味しいわよね〜」とうっとり話しかけてくれました。笑
好きなものを売っている人のお店で買うって嬉しいですね!


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# by londonsmile | 2017-05-07 04:17 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
今日はこどもの日。
日本はゴールデンウィーク真っ只中ということで、あちこちにお出かけしている様子がお友達から届いています。

こちらは普通の金曜日なのですが、かしわ餅の写真をSNSで見てとても食べたくなり、ふと戸棚にしまってあったわらび餅のことを思い出しました。
去年、奈良に行った時に茶店でおいしいわらび餅を食べたので、そこで売っていたわらび餅作りセットを買ってきたのです。

沸騰させちゃだめだよ、優しくね、とお店のおじさんにアドバイスももらって楽しみにしていたので、今日実行してみたのですが…。
あれ? なんだか透き通ってこない。。。

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ずいぶん粘ってみたのですが、白っぽい感じはそのまま。
なぜこうなったんだろう?

もうこうなったら「くず餅」として扱ってみました。
食感はふるふるで、とても美味しかったです!
奈良のおじさん、ありがとう♪

ちなみに今日はデイツシロップを黒蜜代わりにしてみて、美味しかったのですが、あのパンチの効いた味にはちょっとだけ物足りないかも。
次は黒蜜も作ってみよう。

買ったお惣菜やコンビニのお弁当で過ごすことが多かった20代の頃には、わらび餅や黒蜜を手作りするなんて思いもよらないことでした(買った方が早いし、美味しいしね。笑)。
それでも食べたくなれば頑張るものですね。
海外生活は本当に、英語で言うlife-changing(人生を変える)な経験だなあとしみじみ感じる今日この頃です。


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# by londonsmile | 2017-05-05 21:16 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(2)
今年はブルーベルの話をずいぶん引っ張ってしまいますが、あと一回だけお付き合いください。

日本のゴールデンウィークほどではありませんが、先週末はイギリスも月曜日が祝日で3連休でした。
連休最後の月曜日には、市内に住む友達夫妻と気軽な晩ご飯。
バスから降りて歩いていると、通りかかったスクエア(広場)に、ロンドンのど真ん中にもかかわらず、ブルーベルが咲いているのに遭遇しました。
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街の中なので、さすがに森のようにお花のカーペット状態というわけにはいきませんでした。
でもここは高級デパート、セルフリッジのすぐ裏手にあるPortman Square Garden(ポートマン・スクエア・ガーデン)。
一本向こうの通りは観光客がたくさん歩いているオックスフォード・ストリートなんです。

観光やお買い物の途中でも行きやすいと思うので、ついでがあったら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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ロンドンには、街の中にいても緑が必要ということで計画的に緑地が設計されていて、ここもそのひとつ。
18世紀後半のビクトリア時代に作られたスクエアは、美しいアイアンワークの柵で囲まれています。
休日で人通りも少なかったので、この日は18世紀当時ののんびりした雰囲気が味わえました。

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スクエアということは四角形の土地なので、4か所にこういう優雅な扉が取り付けられています。
当時はこのランプもガス燈として使われていたんでしょうね。
またまたドレス姿で歩く人たちを妄想。笑

写真を撮った後に、この扉の鍵を開けて、中に入っていった人がいました。
テニスの道具を持っていたので、ガーデンの中のテニスコートに行ったようです。
こんな街の真ん中で緑を眺めながらテニス!
豊かな気持ちになれそうですね。

ちょっと調べてみたら、このスクエアに面しているホテル、The Hyatt Churchillに宿泊すると使えるようですよ。
このガーデンは、イベント会場としても使えるそう。
ご興味のある方、こちらのサイトをご覧になってみてくださいね。

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直前まで雨が降っていたのに、一気に晴れ上がった空。
思いがけなく街でブルーベルに再会できて、穏やかな3連休の締めくくりになりました。


今日のおまけ:

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最後にお花を少し多くして撮った写真も♪
お日さまが当たって、のどかな午後でした。


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# by londonsmile | 2017-05-03 23:25 | お花のこと | Trackback | Comments(0)
春になる前のこと、何年も前からずーっと言ってみたかったレストランに行ってきました。
と、すでになんだか気が長い話になっていますが、レストランに関する情報はまったくゼロで、ただただ外観がすてきだったので行ってみたかった場所なのです。
そして実際に行ったのも結局、ずっと話をするだけで実行しない私を見兼ねて、インディーが連れて行ってくれたのでした。

さて、どんなレストランなんでしょう?

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コンサーバトリー(温室)好きの私にはたまりません♪
自然光がたっぷり入るこのレストラン、実はこんな場所にあるのです。

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この写真の右端はもうロンドンど真ん中のピカデリーサーカス。
そんな繁華街の優雅な建物(写真左側)の中にあるのはメリディアンホテルのTerrace Grill & Barというレストランです。
建物自体もクラシックですてきでしょう?

もうちょっと近づいてみましょう。

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おめあてのレストランは、右上の方にあるガラス張りの場所。
つまり、イギリスの建物によくあるコンサーバトリー(温室)風になっているんです。

この大通りはよく通りかかるので、このガラスの部分を外から見て、あらすてき、と思い、その後ここがレストランと知って、一度行ってみたいなと思っていたのでした。

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内装も美しくて、みとれてしまいます。
でも機能はモダンに改装されていて快適。

実はこのメリディアンホテル、市内でも観光地かつ繁華街にあるのに、意外とひっそりしている穴場。
地下のバーのようなところは、買い物の合間の休憩にたまに行くのですが、平日の昼間はなかなか空いていて快適ですよ。

さて、エレベーターでレストランに上がると、やっぱり思ったとおりの明るくて良い雰囲気でした。

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私はなぜか自然光が入るお部屋がとにかく好きで、とてもくつろげるんです。
ガラスの形も曲線になっていて、これまた優雅ですよね。

しかもここはガラス越しに古くて美しい建物が見えるのも嬉しい♪
この日は運良く晴れてくれたので、冬とはいえ太陽がたっぷり気持ち良く降り注いでくれました。

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ああ、来て良かった♪
席に余裕があったので、窓際に座らせてもらえましたが、このガラスの向こうはこんな景色です。

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すぐ下の道はピカデリーサーカスからフォートナム&メイソンに向かうピカデリーという大通り、目の前に見えるのは今は大型書店のウォーターストーンズが入っていますが、もともとシンプソンズという華やかなデパートだったところ。
この写真だけだとわかりにくいのですが、保存指定されている1930年代のクラシックな建物なので、これまた美しい建物♪
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入り口のあたりにはバーもありました。
この日初めて知りましたが、ここはカクテルも有名なのだそうです。
太陽がさんさんと降り注ぐ昼間のバーっていうのも、なかなか良い雰囲気。

さて、ご飯はどうかな。

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まずはご自慢のカクテルから。
手前がキウィベース、奥がベリー系です。
この日は二人ともノンアルコールのカクテルにしましたが、これがフルーツたっぷりのスムージーのようですごく美味しかったのです。
さすがカクテルが人気なだけあります。
これ、本当にオススメ!

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前菜は名物だという伊勢海老のビスク。
かなりリッチでしたが、量が多くないのでまったくしつこくは感じず、伊勢海老の香りもよくて美味しかったです。

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グリルレストランということなので、メインはやはりステーキに。
私はサーロイン、インディーはリブアイ。
見た目はかなりシンプルでしたが、お肉は美味しかったですよ。

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お腹いっぱいと言いつつ、ついデザートも。
やはりここの名物だというヨーグルト・パンナコッタ(手前)とメリディアン・エクレア。
超シンプルなステーキを見た後には、パンナコッタの飾りが可愛らしくて嬉しかったです。笑

この日は他のテーブルでアフタヌーンティーをしている人もいて、これも気になりました。
さらに土曜と日曜はブランチ・アフタヌーンティーというものがあるそうで、こっちはさらに気になります!
上のリンクをクリックして、ぜひメニューをご覧になってみてください。
イングリッシュブレックファーストに始まって、スコーン、デザート、お茶にカクテル(プラス10ポンドでスパークリングワイン飲み放題)などがアフタヌーンティー形式で出されるそう。
(さすがにそんなに量は多くはないと思いますけどね)
写真を見ると、プレゼンテーションにお花を使ったりして、とてもきれい。
晴れた日にたっぷり自然光を浴びながらのブランチ、休日気分を満喫できそうですよね。

私はすごいグルメではないと思うのです。
美味しいものは大好きなのですが、外で食事をする時には、味そのものよりも、お店の雰囲気とか誰と行ったか、どんな話をしたか、ということをより大切に感じるタイプのようです。
だから私にとっては、このレストランで自然光をたっぷり浴びて、美しい景色を見ながらご飯を食べたという経験が何よりも嬉しかったのでした。
ご飯も美味しかったし、前から行ったみたかったところに行かれたしで、もう万々歳。

このレストラン、できれば予約した方が良いとは思いますが、平日の昼間はあまり混んでいなかったので、予約が
なくても大丈夫かも。
晴れた日にふと優雅な気分でステーキを食べてみたくなったら、ぜひ試してみてくださいね。

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# by londonsmile | 2017-05-02 08:34 | ロンドンすてきなお店、おいしいお店 | Trackback | Comments(0)
前回ブルーベルのことを書いたら、どこで見られるの? と何人かのお友達に訊かれました。

私が行ったのは、ロンドンから1時間ほどのDorking(ドーキング)という町に近いWhite Down(ホワイト・ダウン)というところに行きましたが、その他にもブルーベル情報を入手したので、皆さんにもご紹介しますね。

日本にいるから関係ないわ、と思うなかれ!
もし東京のお近くにいらしたら、ブルーベルを見るチャンスがあるんですよ♪

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まずロンドン近郊のブルーベル情報。
イギリスで発行されている日系の情報誌、ニュースダイジェストが「ロンドン市内から2時間で出掛けられるブルーベル園」という特集を組んでいたので、在英の方、ご興味があったらご覧くださいね。→こちらから

あるいはロンドン近郊ではない在英の方には、英語の情報になりますが、Woodland Trustのサイトのこのページをご覧になると、英国内でのブルーベルの名所を探すことができます。
ロンドンから離れていると、大きな森が見つかるかもしれませんね。

そして日本にいらっしゃる方にも朗報!
東京近郊の調布にある京王フローラルガーデンアンジェでは、規模は小さいものの、ブルーベルが今まさに咲いているそうです。
イギリスでガーデナーをしていて今は東京近郊に住んでいるお友達が、実際に見に行って教えてくれました。

ブルーベルにご興味を持っていただけたら、今年の連休はブルーベルを見に、なんていうのもいいですね。
前回もお話ししましたが、ブルーベルは写真よりも、その場を歩いて見るのがいちばん良さを味わえると思うので、機会がありましたらぜひ♪


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# by londonsmile | 2017-05-01 00:32 | お花のこと | Trackback | Comments(4)
日本人のお友達に久しぶりに会おうという話になり、車でブルーベルを見に連れて行ってもらいました。

ブルーベルはこの時期に咲く紫色の草花。
(英語で説明を読むと「青い」と書いてあるので、彼らは青と認識しているのかもしれません・笑)

大きな木で太陽が少し遮られた森の中で群生して咲く花で、まるで森の中に紫色のカーペットが敷かれたようになるのです。
木に葉が茂る前に咲くということもあり、緑が少なくて紫色がとても映えて美しい♪

森の中を歩くというのも気持ちがよいので、ブルーベルのお花見、楽しみにしていました。

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あとで気づいたら、カメラの設定が変なことになっていて焦りました。
が、ブルーベルはもともと線の細いお花で、その場にいてもうっすら霞んで見え、その幻想的な様子が人気なのです。
写真に簡単にはうまく写ってくれないところもまたいいのかもね、と一人で勝手に納得しています。笑

群生しているお花、ひとつひとつはこんな感じです。

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本当に青いベル、という感じですよね。

あちこちの森で見られますが、この日はロンドン郊外、Dorkingの町の近くにあるWhite Downというところに連れて行ってもらいました。
森の中に3キロほどの散歩道ができていて、小さなお子さんでも、この通りちゃんと歩けます。

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かわいいでしょう♪
2歳の長男くんは、パパの真似をしているらしく、手を後ろで組んでよちよちと歩くのです。
これがかわいくてかわいくて、後ろから歩く私たちはくすくす笑いが止まりませんでした。

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こうして見ると、カーペット状態なのがわかるかな。
木にはまだ葉が少し出ているだけだから、紫色が映えるでしょ?

このブルーベル、木の葉が茂る前に咲くのが美しいことや、「お、ブルーベルが咲いている、見に行かなくては!」という気持ちになることが、私の中では日本の桜に似た感覚。
桜と同じで、いつ咲くのかは毎年違うのです。

お花好きの人はどんな花が咲いていても見に行くのでしょうが、ブルーベルはなぜか「見に行かなくては!」という気分になるんですよね。
一度インディーと有名な森に見に行ったら、まだ咲いていなかったことがあり、その経験もあって、私はお花見に似ていると思うのかもしれません。

それとも街では見られず、森の中に行かないといけないからでしょうか。
森の近くに住んでいる人たちにとっては、ワンちゃんの散歩に行くいつもの道、なのかもしれません。
でもやっぱり紫のカーペットが敷かれるこの時期は、ワンちゃんのお散歩をしていてもきっと嬉しいと思うのです。

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人工の公園ではないので特に見せ場があることもなく、ただこの美しいカーペットを見ながらひたすら歩きます。
ひんやりとした森の中には、ほんのうっすらとお花の香り(あるいは草の香りというのかな)が漂っていて、歩くだけで本当に気持ちがいいのです。
やっぱり写真ではなく、ブルーベルはその場で歩きながら見るのがオススメ。
私自身も、この日がこれまででいちばんのブルーベル体験でした。

お散歩している他の人たちも、にっこり笑顔で「ハロー」と言ってくれるんですよ。
3人のかわいいお子さんを連れていた私たちには、にこやかに話しかけてくれる人もいました。

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お友達はベビーカーを持っていたので、私たちは小さな道にはあまり行きませんでしたが、こういう細い道に入っていくと森にいる気分がより楽しめるでしょうね。
お顔を隠しちゃうのがもったいないかわいい長女ちゃんは元気に走り回って、倒れた木に登ってみたり、棒や木の実を拾ってみたりして、無邪気な様子に心が洗われました。
私にも「手をつなごう」と何度も言ってくれて、もう嬉しくて♪

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ワンちゃんが歩いたらしく、ちょうど散らかっていた一角があったので、そこに座ってもらってお子さんの撮影タイム。
(子供とはいえ、人がいきなり座るとお花を痛めてしまうのでね)
3人並ぶと本当に森の妖精みたいにかわいいお子さんたちなんです。

ママの背中でずっとニコニコしていた8ヶ月の次女ちゃん、目が合うと必ずニコッと笑ってくれて、私のハートをわしづかみ♪
子供の目ってまっすぐですね。
本当に癒されました。
お子さんがかわいいだけでも嬉しいのに、何よりその素直で無邪気な存在が愛しくて。
この日遊んでもらったのは完全に私の方でした。笑

きれいなお花を眺めたり、お友達とおしゃべりしたり、お子さんと遊んだりしながら進んでいくと、突然視界が開けました!

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ここがお友達が計画してくれていた絶景ポイントでした。
森ももちろん美しいのですが、ずっと木立の中を歩いていたので、目の前がパッと開けて嬉しいサプライズ。
遠くには菜の花が咲いているのも見えますね。
この一帯はナショナルトラストが管理している場所も多いそうで、リュックを背負って本格的にウォーキングしているらしい人も見かけました。

私たちは、この絶景ポイントでブランケットを広げて簡単なピクニック。
実は途中でお腹が空いちゃった長女ちゃんを、お友達は上手に「もうすぐピクニックだよー」と励ましていたのが微笑ましかったのです。

あ、食べ物の写真、撮りそびれた!
お子さんたちはママの手作り、大人は簡単に買ったサンドイッチなどでした。
日本のように「お弁当作らなくっちゃ」と気負わずにできるのが、この国のいいところ。笑
日本でも2年前に桜のお花見をしましたが、意外にコンビニなどで買ったものを食べている人が増えたなあと思いました。
気軽に出かけられていいですよね。

お友達は私よりずっと若いのに、すごくしっかりしていて、しかもお子さんをおんぶ&だっこして歩くこともあるたくましさ。
改めて惚れました。笑
私は最近あまり人に会っていなかったので日本語が怪しかったらゴメン、と言ったら、彼女は昨年の秋から日本語を話していないとのこと(ネットなどで読み書きはしているけれど)。
お互い、日本語のよいリハビリだねーと笑ったのでした。

この道はもうすぐ4歳のお嬢ちゃんも最後まで歩けた簡単な散歩コース(かなり頑張ってくれました!)。
ハイヒールでは難しいかもしれませんが、普通の靴で十分歩けます。

森の中を歩くと話も弾むし、ブルーベルのほのかな香りの中、紫のカーペットを眺めるのは格別です。
まだ咲いていると思うので、在英の方、機会があったらぜひ。
観光の方も、この時期にいらっしゃるようだったら、街とは違う楽しみ、オススメですよ♪

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# by londonsmile | 2017-04-28 20:30 | お花のこと | Trackback | Comments(2)

コンサートの後にはお楽しみの飲み物も出たのですが、この日はご一緒した友達姉妹が、いちばん上のお姉さんとのランチに誘ってくれていたので、今回は素通り。
車に乗せてもらって、北ロンドンに向かいました。

到着したのはセント・ジョンズウッドという高級住宅が並ぶエリア。
日本人駐在員のご家庭も多く、地下鉄の駅からも近い図書館には日本語の本も置いてあるんですよ。

日曜日だったのでサンデーローストを、という話だったようですが、急遽、姉妹の一人のお嬢さんとそのお嬢ちゃん(お孫さんね♪)も来ることになったので、席に余裕がありそうなトルコ料理のお店に変更になりました。
トルコ料理は久しぶり。楽しみです。

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いきなりメイン。笑

中東系のお料理はメッゼ(mezze)という前菜が特徴的で、ひよこ豆のペースト(フムス)やナスのペーストなどを薄く焼いたパンにつけて食べますよね。
こういうペーストや、パセリのきいたサラダが小さなお皿で並ぶのが楽しいし、写真に撮ってもカラフルで好きなのですが、私たちの到着が少し遅れたので、もうすっかり前菜が始まっていて写真は撮れず。
到着の挨拶をしてすぐに食べ始められたのは嬉しかったのですが!

前菜の写真は、このレストランのサイト(こちら)で見てね!

メインは主にグリルしたラムやチキン、鮭などです。
私のチョイスは串刺しにして焼いたチキン。
付け合わせの野菜、こういう煮た感じのものは初めて見たのですが、ちょっと中華っぽくておもしろい。笑
美味しかったです♪

他の人がチキンのアプリコットソースというのを食べていて、それもフルーツとのお肉の組み合わせが好きな人には美味しそうな組み合わせでした。

この日お会いした三姉妹はイランの出身。
彼女たちに出会って、私はずいぶんペルシャ料理を食べるようになりました。
このレストランには、今年の初めに亡くなった彼女たちのお母さんと毎週のように来ていたということだったし、私の目にはペルシャ料理に似ているように見えたので、「ペルシャ料理に似てるの?」と聞いたら、「いいえ! とんでもない!」という答えがすごい勢いで帰ってきました。笑
外国人の目から見ると似ているように見えるお料理でも、その人たちにとっては「全然違う」んですね。

ちなみに彼女たちが考えるペルシャ料理のいちばんの特徴はお米を主食にすること、だそうです。
それ、日本と同じじゃない。笑
まあ、中東の地域の中では、お米を食べる率が高いということのようです。

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お料理だけですっかりお腹いっぱいだったのですが、小さなお嬢ちゃんもいたし、日曜日だから甘いものも食べましょうということで、デザートに中東スイーツの盛り合わせを。
右端から、中東系のお店でよく見るパイにナッツやシロップをかけたもの。
その左はチョコレートブラウニー、その左はクレームブリュレを小さく切ったものという感じで、かなり洋風。
一番左はアプリコットにピスタチオナッツを少しコーティングしたもの。
おしゃれな地域だけに全体に洋風にして、親しみやすく食べやすくしているのかもしれません。
お皿も、チョコを飾った見せ方もモダンだし。
お腹いっぱいなのに、興味津々で全種類食べてしまったのですが、クレームブリュレ風のものが特に美味しかったです。

このお店、店員さんもとても気さくでいい感じでした。
日差しがたっぷり入る店内も明るくて良い雰囲気だし、盛り付けもモダンで親しみやすいし、トルコ料理にあまり馴染みがない方にもオススメです。
日曜日は家族連れが多くて、とてもアットホームな雰囲気でした。

Fora Restaurant
11 Circus Road, St. John's Wood
London NW8 6NX

この三姉妹とインディーはもうかれこれ20年来のお付き合いだそうで、息子さんが結婚したり、お孫さんができたりしたのをずっと見てきて、ちょっとした家族感覚。
午前中のコンサートに続き、家族のランチに混ぜてもらい、とてもゆったりした日曜日らしい1日になりました。

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帰り道、よいお天気に誘われたのか、ひなたぼっこをしているハトたちに遭遇。
羽をびろーんと伸ばしてリラックスしている子もいて、のどかな感じ。
ますます日曜日気分です。

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さらに家の近くのクリケット場では、今年最初のクリケットが始まっていました。
これからぐんぐん日も延びて、爽やかな季節がやってきます。
楽しみだなあ。


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# by londonsmile | 2017-04-26 18:22 | ロンドンすてきなお店、おいしいお店 | Trackback | Comments(0)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile