両親との観光のご報告、最終回はインディー企画による海辺のドライブとカントリーサイドの穴場レストランです。

お天気の良い日曜日、ロンドンからまずは南の海辺の保養地ブライトンに向かい、そこから「ドーバーの白い壁(White Cliffs of Dover)」を目指して、海沿いの道を東に向かって気持ちよくドライブしました。
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最初に止まったのは、Eastbourneの手前のBirling Gapという小さな場所。ここからはThe Seven Sistersと名づけられた美しいドーバーの白い絶壁をよく見ることができます。この白い壁、飛行機からも見えますよね。ヨーロッパ方面からのフライトでこれが見えてくると、帰ってきたな、とほっとしたりして。「ドーバーの白い壁」として有名だけれど、実際はドーバーからは少し離れていることを今回初めて知りました。
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ここもNational Trustが管理しているそうで、この日はボーイスカウトのような格好をしたお兄さんがバンでやってきて、野鳥の絵などを車に貼り付けて、観光で来ている子供に気軽に話しかけていました。こういう風に自然に学ぶ機会があって、良いですよね。

少し移動してBeachy Headというポイントへ。ここは普段、風が強いらしく、木も風に吹かれた形に変形しています。思わず、がんばれーと声をかけたくなりますよね。
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(この時は、風、吹いていないんですよ)

さっきまでとても良いお天気だったのに。ここに着いた途端、急に雲が海の方から湧き上がってきて、あっという間に足元が白くかすんでしまいました。もちろん崖の下もかすんでしまい、海も見えません。怖いやら、美しいやら、不思議な感覚でした。周りが岩だらけだったこともあり、「箱根の大涌谷」のようなイメージでした。
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(遠くに灯台がかすんで見えます)

ここでの思い出は、崖の近くで写真を撮るインディーを父がふざけて押したこと!嬉しそうに走って逃げる父を見て、インディーは、義父というより友達みたい、と思ったのだそうです。よくわからないのだけれど、男同士の何かがあるんでしょうか。とにかく2人とも楽しそうだったので、よかったです。

この崖の反対側は、こんなにのどかな雰囲気です。母曰く、「北海道みたい」。少し離れた所には羊や牛もたくさんいたし、人里離れてなんとなく寂し気な感じが、確かに北海道の海辺のようでした。
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そんなcliffsを後にして私達が向かったのは、本当の目的地、Hungry Monk。このインディーとっておきのイギリス料理のレストランで、サンデーランチを楽しみました。
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e0114020_724610.jpg小さな村にある素朴なレストランですが、地元の食材を使って作られるお料理は、素材の味が活きていて絶品です。

まずはウェルカムドリンクとおつまみをいただきながら、ソファに座ってメニューをじっくり検討します。注文してから、またしばらく話をしていると、テーブルの用意ができました、と呼ばれ、テーブルに移動。間もなく前菜が運ばれ、メインに続きます。

地元の食材を使っているということですが、お料理もさることながら、バターがとっても濃厚で美味でした。詳しく聞いてくればよかった、とちょっと後悔したのですが、また行く口実になるので、次回のお楽しみにしておきます。

Sunday Roastという言葉があるように、日曜日はローストのお料理を家で食べるのが伝統のようですね。というわけで、私もメインはロースト・ビーフにしました。もちろん、ヨークシャープディング添えです。ビーフもしつこくなく、とてもおいしかったです。

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ちなみに、母が注文したHalibutというお魚(日本ではハリバとかオヒョウというそうですね・・・知りませんでした)もかなり美味でした。身がしっかりしていて、でも柔らかく、さっぱり塩味。回りに巻かれた生ハムとの相性もばっちりでした。

e0114020_714535.jpgデザートまではテーブルでいただきます。実はこのレストラン、バノフィー・パイ(Banoffee Pie)というデザートを最初に作ったお店と言われています。このバナナとトフィーとクリームのパイ、イギリスでは良くみかけますよね。お店の外には、「バノフィーパイ誕生の地」の表示がありました。少しスペルが違うので調べてみると、このレストランではBanoffi Pieというスペルを好んで使っているようですが、一般にはBanoffee Pieが多いということです。

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そんなこだわりのあるBanoffi Pieのお味は・・・うーん、バナナがもう少し熟れていても良い感じがしましたが、トフィーは濃厚でインパクトがあり、クリームは見た目よりずっと軽くて、パイも私好みの食感。お腹いっぱいだったのに、驚くことにぺろりといただいてしまいました。幸せー。
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デザートの後は、また席をソファに移してコーヒータイム。古いオルゴールの調べを聴きながら、またゆっくりおしゃべりです。周りの人たちも、みんなよく食べて、よくおしゃべりしていました。

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のどかな村でのんびりランチをして、忙しい毎日を忘れ、少しタイムスリップしたような気分になりました。両親もイギリスらしい食事を楽しんでくれたようで、よかった、よかった。次もまた一緒に旅行しようね。また来てね!

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# by londonsmile | 2007-06-20 07:43 | イギリス国内旅行 | Trackback | Comments(7)
両親との観光、バースに続いてコッツウォルズ地方のカントリーサイドへ。緑の美しい丘陵地帯にあって、「はちみつ色」と言われる温かい色の石で作られた素朴な家や、美しいお庭が多いことで知られているこの地方は、日本でもかなり人気ですよね。私も興味津々だったものの、コッツウォルズの旅は小さな町や村を巡ることになるので、土地勘もない私はどこから始めてよいものやら途方にくれてしまいました。そこでこの地方にお詳しいアサさんにご親切にいろいろ教えていただいて、なんとかプランを立てたのでした。アサさん、本当にありがとう♪

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e0114020_1371670.jpg最初の訪問地はChipping Camdenです。美しい建物の中に今も落ち着いた人々の暮らしがあることを感じさせてくれるすてきな町でした。休憩したティールームも素朴な感じで、観光客がたくさんいても、なぜか落ち着いて見えた気がします。

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そして次に向かったのは
# by londonsmile | 2007-06-18 01:53 | イギリス国内旅行 | Trackback | Comments(10)

世界遺産の町 バース

アップが遅くなっていましたが、両親とした観光のご報告を少し・・・。

観光初日はまず、英語のbath(お風呂)の語源としても知られる町、Bathに行ってきました。ローマ時代に作られた有名な大浴場は、ローマの撤退後さびれていたそうですが、18世紀頃から温泉が見直されて、高級保養地として栄えたのだそうです。ジェーン・オースティンなどの小説を読むと、お金持ちの家族が「バースに保養に行く」と書いてあったりしますよね。

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ロンドンからは西に車で2時間半ぐらいでしょうか。私達が到着した頃にはお昼に近い時間になっていたので、一休みも兼ねて、軽いランチをすることにしました。そこで私達が向かったのは、小関由美さんの「イングランド―ティーハウスをめぐる旅」という本で見つけてあこがれていたSally Lunn's。人気のお店ということで、待つのも覚悟で向かったところ、意外とすんなり入れてラッキーでした。でも中は観光客で大賑わいでした。

ちなみにこのすてきな本、イギリスの素朴ですてきなティーハウスがたくさん紹介されていて、日本からはるばる持ってきたのですが、掲載されたお店に行ってみたのは初めて!念願叶った感じで、嬉しかったです。

サリーランズで有名なのはサリーランズバンズというパン。300年以上前にフランスからやってきたサリー・ランという女性が、ここでブリオシュのようなパンを焼いて人気になったのが始まりだとか。なかなか大きなパンですが、中身は軽い感じふかふかです。私達はこれをサンドイッチとトーストでいただき、さらにおみやげとして持ち帰りました!

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昔は宿だったというこのお店、バースで一番古い建物なのだそうで、店内の床も少し傾いていました!昔、お店が売買された時の証書の一部や、バンズの大ファンだったというチャールズ・ディケンズのコメントも飾ってあったりして、歴史を感じます。

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そしてバースといえば、お風呂。ローマ時代に作られた大浴場、Roman Bathsは、装飾も見事ですが、技術もすばらしかったそうで、例えば排水設備は2000年たった今でも機能し続けているそうです。ちょっとお湯に触ってみたら、やはり温かくて、温泉なんだなと実感しました。ここで温泉につかることはできませんが、最近、新しくスパができたそうで、こちらで体験することができるそうです。ハロゲットに続き、またしても温泉に入れませんでした。また来なくっちゃ!

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(Roman Bathsの現在の入り口は、ジョージア朝の美しい建物です。)
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大浴場を見学後は・・・
# by londonsmile | 2007-06-15 17:11 | イギリス国内旅行 | Trackback | Comments(4)
5月末から1週間、両親が日本から遊びに来てくれました。私が暮らし始めてからロンドンに来るのは去年に続いて2回目です。普段会うことができないので、こんな時しかできない親孝行。今回は郊外にも足を延ばして、バース、コッツウォルズ、ドーバーなどにも一緒に行くことができ、毎日、観光三昧で楽しかったです。

両親が日本から持って来たスーツケース2つのうち、1つ以上は私達に持ってきてくれた荷物や日本の食べ物などでした。いくつになっても親、そして家族はありがたいですね・・・。

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インディーはちょっとおしゃれな(?)雪駄をもらって大喜び。去年もらった甚平さんとお揃いで、今年の夏はばっちり、と今から張り切っています。私は普段、それほど和食が恋しい方ではないのですが、それでも鰻の蒲焼、いかめし、あんみつなどは、嬉しかったです。実はもったいなくて、まだ食べていないのだけど・・・。お父さん、お母さん、妹くん、ありがとう!

郊外の様子はまたお伝えするとして、今日はロンドン市内の観光から。

今週初め、バラ園が有名なRegent's Parkに行きました。写真はないんですが(すみません・・・)、今、バラが見事に満開です。

この公園では今回、発見が2つありました(Regent's Park内の地図はこちらでどうぞ)。

1つめはデイジーの花畑です。Queen Mary’s Gardenを囲むインナーサークルの内側の池のほとりに、かわいらしい白いデイジーの花が見事に一面に咲いていて、本当に柔らかいデイジーのじゅうたんのようでした。
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私達が行った日はお天気も良くて暖かかったので、こんな風に日光浴を楽しむ人達がたくさんいました。平日だったのですが、なぜか昼間から寛いでいる人が多いというのがイギリスらしいですよね(笑)。

もう1つは、秘密の花園!?同じインナーサークル沿いにあるガーデンカフェの向かい側ぐらいにThe Garden of St. John's Lodgeという表示があるのですが、立ち入り禁止なのでは?とさえ思わせるようなひっそりとした入り口です。

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実はここ、仕事で近くをよく通るインディーに教えてもらったのですが、知らなかったらそのまま通り過ぎるか、気後れして入れなかったと思います。そこを気にせず、ずんずん入っていくと・・・

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なんとも静かで美しいお庭でした。ここはロンドンの人にもあまり知られていない穴場なのだと聞いたとおり、公園内の他の場所がとても混んでいたのに、ここは人も少なかったし、本当に静かで、上の写真で携帯電話で話しているお姉さんの声ぐらいしか聞こえませんでした(笑)。ベンチでお昼寝している人もいましたよ。

目印は上の写真にあるバラと藤のアーチの入り口です。ロンドンにお住まいの方、ロンドンに観光にいらっしゃる方、今度、探してみてはいかがでしょうか。
# by londonsmile | 2007-06-09 05:32 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(8)

本のバーゲンとお得感

少し間があいてしまいましたが、本屋さんのお話の続きを。

イギリスの本屋さんでびっくりしたことの1つは、以前にお話ししたように雑誌に豪華なふろくが付いていること、そしてもう1つは普通の本がバーゲンになっていることです。これには最初、ほんとに驚きました。日本では、よほど売れ残ったような本しか安売りをしませんが、こちらでは少し前に出たペーパーバック(日本でいう文庫本)を

3 for 2 (2冊分の値段で3冊)

として売り出しているんです。それもほぼ常に。

わりと最近まで話題になっていた本や、結構人気の古典もの(チャールズ・ディケンスやジェーン・オースティンなど)から選べたりするので、お得感に弱い私はつい張り切って3冊買いたくなってしまいます。

ただ私の場合、一番読みたかった本以外は「積ん読」状態になって大反省することがわかってきたので、最近では控えているのですが・・・。一番楽しくて興奮しているのは、どの3冊を選ぶかを吟味している時かもしれません。まさにバーゲン状態ですね(笑)。すてきなふろくを見た時と同じ・・・。

本のバーゲン、最近では

Buy 1, Get 1 Half Price (1冊買うと2冊目は半額にします)

とか、単に

Half Price (半額)

というのも見かけます。おっ、こっちの方がお得!?

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(表示の一番下にBuy One Get One Half Priceとあるの、見えますか?)


ちなみに、この抱き合わせ的な商法、スーパーでも良く見かけます。例えば、

Buy 1, Get 1 Free (1つ買うともう1つ無料で差し上げます)

とか

Any 3 for £XX (同じシールの貼ってあるもののうち、どれでも3つでXXポンド)

などなど。


最初の「1つ買うともう1つ無料」っていうのは、日本で言う「2つでいくら」と同じ計算ですが、表現が違うと、なんだかさらにお得な感じがしませんか?

日本だと、単価自体をどこまで下げるかがバーゲンの勝負どころのように思いますが、こちらだと、複数買ってくれたら安くしますよ、という方法が多い気がします。商売上手ですね。特に本の場合は、あまり安くしてしまうとイメージまで下がってしまうからかしら。

しかも、日本の「2つでいくら」はだいたい同じ商品2つを指すけれど、イギリスでは自分の好きなものを2つ、3つと選べることが多いので、消費者もより満足するのでしょうか。それとも、英語だから単に表現が違うだけ・・・?

初めてこの表現を見た時、本屋さんの店先でじっと英語を見つめて、いろいろ考えてしまいました。結局のところ、お得感で購買意欲をかきたてるという意味では同じなんでしょうね。

この商法、私にはまだまだ新鮮で、買わないように努力しているにもかかわらず、本屋さんに行く度に、「仮に3冊選ぶとしたら・・・」と興奮してしまいます。


* 今日から両親がロンドンに遊びに来ることになり、ブログの更新が少し遅れると思います。両親との観光でおもしろそうなことがあったら、またお知らせしますね。
# by londonsmile | 2007-05-30 17:35 | 暮らしの英語 | Trackback | Comments(4)

ねずみと停電の共通点?

今日は月曜日でしたが、イギリスではBank Holidayという休日でした。朝から雨も降っていたので、ゆっくり起きて以前に書いた近所のスターバックスでのんびりコーヒーを飲み、家に戻ってお昼ご飯を食べていると、カチッという音がして、ステレオの音楽が止まってしまいました。

変だなと思って辺りを見回してみると、肌寒いのでつけていた暖炉(電気製)の灯りも、電話の電気も消えています。もしかして停電?

ブレーカーを調べても異常はないので、やはり停電のようでしたが、自分達ではどうしようもないので、とりあえず予定通り、大掃除にとりかかりました。

なぜ大掃除が必要だったか。それは、家の中にねずみがいたからです!!我が家の近くに馬小屋があって、近くの公園で草を食んでいたり、たまに家の前をぽくぽくと通ったりするので、ほほえましいなぁと喜んでいたのですが、どうもこの馬小屋にねずみがいるらしいのです。そして、キッチンにつけた猫用のドア(cat flap)で家と外を自由に出入りしている家の猫が、そこからねずみを連れてきたのではないか、というのがインディーの推測でした。

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(キャットフラップから庭に出るペッパー氏。たまにこの体勢のまま、じーっと動かないことがあり、かなりおもしろいです)

ドイツに住む日本人の友達にこの話をしたら、「ヨーロッパってねずみ、よくいるよね。でも食べ物を食べちゃうこと以外は害もないし、かわいいものよー」というお答え。さすが、ヨーロッパ生活も10年を超えると、こんな風に思えるものでしょうか。そういえばこの前、美容院で隣りの席から「ねずみが出て困っちゃうわ~」「よくいますよね~」なんていう会話も聞こえてきたし・・・そういうものなのでしょうか。日本とは違う感覚なのかな。

数日前から「落し物」に気づいていたのですが、とうとう一昨日、実際にねずみが動いているのを見てしまった私達。昨日、ネズミ捕りを仕掛けてみましたが、うまくかからず、でも落し物は増えていたので逃げたわけでもなさそう。どうしたらいいのー?とりあえずすっきりしたくて、今日は大掃除をすることにしたのでした。

しばらくしてちょっと休憩したくなったのですが、やかんが電気製なのでお茶が飲めないことに気づきました。ガスコンロを使ってお湯をわかそうにも、スイッチが電気なのでマッチを使っても火がつきません。明後日からロンドンに遊びに来る両親のことで妹に電話する予定だったのに、電話も使えないし、ワイヤレスのコンピュータの電源は入るけれど、インターネットはつなからない。なんてこと!軽くパニック状態の私。

とりあえず、朝行ったスタバでもう一度コーヒーを飲んで気を取り直すことにしました。いつも朝に行くので、普段と違う雰囲気を見られたのはおもしろかったけれど、今日2回目のスタバは、デジャビュのようななんとも不思議な感じでした。

帰りがけ、家の近くで電気の工事をしているのを見かけたので様子を聞いてみると、なんと夜の9時ごろまでかかるとのこと。今は日が長くなって9時近くまで明るいから、電気がなくても真っ暗にはならないかもしれないけど、それにしても長い・・・。それにこの国では予定が変わることが多いから、もしかして長引くかも、そういえばこの前、友達がボイラーが壊れて水シャワーを浴びたら風邪を引いたと言っていたっけ、なんて思い出したりして、またまた軽くネガティブモードな私。

ところが、「お料理ができないので大好物のインド料理のデリバリーをとろう」というインディーの提案を聞いて一気に大喜び!最近、おいしいデリバリーのお店を見つけたところだったので、これは怪我の功名、ほんとに嬉しかったです(笑)。

デリバリーを待ちながら雑誌をめくっていると、突然インディーが無言で立ち上がり、キッチンに行ってなにやらごそごそ。キッチンから庭に出るドアを開けて、「やったーっ!」と叫ぶではありませんか。何ごとかと思えば、今、ねずみを庭に逃がしたというのです。

私達が仕掛けたネズミ捕りは、殺さずに捕まえるものでした。今日は音楽もなく静かだったので、キッチンに仕掛けた罠の中でねずみが動く音が彼には聞こえたそうで(私には何にも聞こえませんでしたけど?)、罠を開けて逃がしたんだそうです。

いずれにしても、ねずみとの同居生活が終わったことに大感謝。キャンドルを灯して、思いがけなくロマンチックになった食卓でインド料理を大喜びで楽しみました。

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するとパチッという音と共に、暖炉に電気がつきました!予定より少し早めに工事が終わったようです。バンザーイ!これですべて解決です。

電気のありがたみを感じながら、暖まっていくお部屋で、今日買ってきたDVDの映画を観たのですが、これまた博物館の展示物が夜になると動き出すという不思議なお話のNight at the Museum(邦題:ナイト ミュージアム)。なんとも現実離れした1日の締めくくりにふさわしい映画でした。

ちなみに、停電の原因も、予定どおりの工事だったのかどうかも、いまだに不明です。インド料理を届けてくれたお兄さんは、お店のある地域では去年、2回停電があって、登山の時に使うようなカンテラを頭につけて調理したのだと教えてくれました(インド人のお兄さん、笑ってました。タフですな)。ねずみと同じように、原因不明の停電も、そして工事を近所に知らせないことも、こちらではよくあることなのかしらん。こちらの生活に慣れたと思う頃に、いつも新たな試練が訪れて、エキサイティングなロンドン生活は続くのでした。

* 本屋さんのお話の続き、あと1つだけあるのですが、今日はどうしてもこれを書かずにいられませんでした。ごめんなさい。次回、必ず・・・。
# by londonsmile | 2007-05-29 09:43 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(6)

The Natural Kitchen

本屋さん情報を続けるつもりだったのですが、新しいお店に行ってきたので、ちょっと休憩して、今日はそのご報告を。

いつ行っても観光客とお買い物客で大賑わいのOxford Streetと、静かなRegent’s Parkの間あたりにあるMarylebone High Streetは、今のところ、私のロンドンお気に入りスポットです。こじんまりしたかわいいお店やすてきなレストランが多く、通りに面して建つ建物は美しいし、周りは小さなオフィスや住宅なのでとても静かだし、お店をながめながら歩くだけで楽しめる場所なんです。

e0114020_21512222.jpgお店やレストランの例を少し挙げてみると、ポップな花柄が日本でも大人気のCath Kidstone、かわいらしいパッケージのおいしい手作りチョコレート屋さんRococo、おしゃれなお料理教室も開いているお料理道具屋さんDivertimenti、昔ながらの方法で精肉しているThe Ginger Pig(手作りパイもおいしい!人気シェフのJamie Oliverもごひいきらしいですよ)、店先の大胆なお魚ディスプレイが美しく、お魚のお惣菜も充実のFishworks、フレンドリーな家族が経営するおいしいFish & ChipsのThe Golden Hind(こちらは少し横に入ったMarylebone Laneにあります。いつ行ってもカラっと揚がっていておいしいです!)、メニューはフランス風ソースのかかったステーキのみ、予約は一切取らないので例えお店のオーナーであっても混んでいる時には並ばなくてはいけないユニークなパリ本店と同じ方法で運営されているLe Relais de Venise L'entrecôteなどなど。すてきなお店がまだまだたくさんあります。(写真はお店のひとつ、Grangeのサイトより)

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(こちらの写真はRococoのサイトより)

銀行、郵便局、スーパーマーケットもあるので、日常の用事を足すにも好都合。今の家に住む前にこの辺に住んでいたインディーの影響で、私もわざわざ電車に乗って行って、ここで買い物をすることが多くなりました。

e0114020_21371224.jpgそのMarylebone High Streetに、The Natural Kitchenというオーガニック食品のお店が新しくオープンしました。しばらく前から準備をしていたのですが、先週の土曜日の朝に前を通りかかったら、やっと開店する雰囲気だったので、「もう開いてます?」と聞いてみると、「今日の午後に開店したいのですが、まだわかりません」とのこと。さすがイギリス、予定は未定。本来の開店予定日は金曜日だったそうです。

そして今週、どうにか開店したらしいお店を訪ねてみました。自然光がたくさん入って明るく、とても気持ちのよい店内。ここで扱っている食品はすべてオーガニックです。1階にはお肉、チーズ、野菜、果物など、地下はワイン、ビール、シリアルや豆類、コーヒーなどの乾物、2階は食事ができるカフェになっています。チーズはピカデリーで創業200年を超える王室御用達のPatxon & Whitfieldが入っていて良い雰囲気でした。

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なかなか話題のお店らしく、この日はまだテレビの取材が来ていて、なにやら撮影していました。

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地下にある下の機械(?)、ミューズリーや豆、お米などを自分で好きなだけ量って買えるようになっていてかなりおもしろそう。ワイン売り場はセラー風になっていたり、オーガニックコーヒーの試飲コーナーがあったりして、いろいろな工夫がありました。

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ちょっと残念だったのは、思っていたより規模が小さかったこと。勝手にだだーんと広い売り場を想像してしまっていたようです。

でも店内は明るくて本当に気持ちが良かったし、お店の人達はみなフレンドリーで、開店直後で張り切っているのか、いろいろと説明してくれました。お店のコンセプトは村の市場をそのまま都会に持ってくるイメージのようですが、そういえばこの界隈、Marylebone Villageとも呼ばれて、街全体に田舎の村の雰囲気を取り入れようとしていますよね。

2階のカフェの表示には「2階はカフェとDaisy」と書いてあります。Daisyって?

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実はこれ、カフェの窓から見えるこの牛ちゃん。Daisyというのは牛の代表的な名前なのだそうです。日本で言うと犬のポチみたいな感じかしら。ユーモアのある表示ですよね。お店の人も、これが自慢らしく、見て見て!と大喜びで案内してくれました。

最後にいつもスーパーで買ってしまうような鶏の胸肉を買ってみました。お肉自体がとてもきれいで、色も濃い目、丁寧にさばいてある感じがしました。ハーブのお塩でシンプルに焼いてみたら、チキンの味がとっても濃くて、すごくおいしかったです!実はロンドンに来たばかりの頃、オーガニック大流行にちょっと着いて行けない・・・と思っていたのですが、やっぱり良いのかも、とかなり心の揺れた私。しばらく、通ってしまうかもしれません。
# by londonsmile | 2007-05-26 22:20 | 喫茶大好き、ロンドンカフェ情報 | Trackback | Comments(6)

魅惑のふろくワールド

昨日の本屋さんの記事に共感してくださる方が多かったので、本屋さんでの観察を少し続けてみたいと思います。

イギリスの本屋さんで驚いたことの1つは雑誌です。何に驚いたかというと、それは「ふろく」!ダイエット雑誌にはダイエット食品、ガーデニング雑誌にはお花のタネという風に、いろいろな雑誌にいろいろなふろくがついているんです。

たいてい、雑誌と一緒にビニール袋に入っているのですが、日本でも昔、ポルノ雑誌を「ビニ本」として売っていましたよね?(すみません、変な例で。)同じように、イギリスの雑誌も立ち読み防止の意味もあるのかしら?うーん、これは考えすぎのような気もします。

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(撮影用に雑誌を裏返して、ふろくが見えるようにしたのは私です・・・)

中でも私が注目しているのは女性雑誌。女性が欲しがりそうないろいろなものがふろくとして付いてくるのですが、内容がなかなか豪華なのです。これまで見かけて気になったものは:

* ビーチサンダル(ストラップの色をゴールド、シルバー、ブロンズから選べるようになっていて、なかなかゴージャス)
* タンクトップ(やはり色を選べた気がします)
* ビキニ(これも色が選べた気がしますが、サイズはどうだったかしら?そちらの方が重要ですよね?)
* 絹のスカーフ色違い2枚セット(HOBBsとのコラボレーション)
* お化粧ポーチのサイズ違い2つセット
* 口紅
* マスカラ
* ペーパーバックの本
* トートバッグ
* お料理用のミトン2つセット(ローラアシュレイとのコラボレーション)
* 別の雑誌1冊(これ、とっても不思議)

しかもお値段は2ポンド代から3ポンド代のものがほとんどです。日本円にすると500円から800円ぐらいでしょうか。雑誌自体が日本より高いといえばその通りなのですが、ロンドンの物価の高さを考えると、これは稀に見るお買い得品!たまに、このふろくは何ポンド相当、とか書いてあるものもあり、読者の購買意欲をさらにかきたてます。

ふろくですから、最高品質ではないでしょうが、手に入れてみると、質のなかなか良いものもあったりします。それに、人気ブランドとのコラボレーションもの(ブランドが雑誌のために特別作っているようです)も結構多く、かわいいものをよく見かけます。

ふろくが気になって仕方ない私、告白すると、ふろく欲しさに雑誌を買ってしまったこともあります!ちょうど、その大きさのトートバッグを探していた時で、ユニークでかわいいバッグを作っているBilly Bagとのコラボレーションでかわいいデザインだったし、キャンバス地で丈夫なので、気に入って愛用しています。

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一緒に写っている今年の手帳も雑誌の付録。Emma Bridgewaterとのコラボで、中には毎月、季節ごとの風物詩のかわいらしい絵が描かれています。例えば4月は子羊、6月はばら、Guy Fawkes's Nightという花火を上げる行事のある11月は花火、というふうに。手帳にはいろいろ書き込んでしまったので、中をお見せできず、残念!

本屋さんで見かけたふろくものを持っている人を街で見かけると、ふとほほえんでしまいます。私と同じバッグを持っている人に出会った日には、「おぉ~、あなたも買ったのね!お得で嬉しいよね~」と妙に親しみを覚えて不思議な気分になりました。本当はその人は雑誌が読みたくて買ったのかもしれないんですけどね(笑)。

ふと子供の頃に「りぼん」(ふろく付の少女漫画雑誌)を夢中になって買ったことを思い出し、成長のなさに驚く私でした。でも、楽しいですよ!
# by londonsmile | 2007-05-24 19:41 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(4)
先週はお出かけも続いた上に、家で少し仕事もしたりして、すっかりブログの更新が滞ってしまいました。週末は働かなくてもいいスケジュールにしてもらったものの、日曜日もなんとなく仕事のことが気になってしまった小心な私。

でもせっかくの日曜日だし、お天気も良かったし、ちょっとだけでもお出かけしたい!そんな時の我が家の定番のひとつは朝の本屋さん。

家から車で5分ほどのショッピングセンターにある大きな本屋さんは、自然光がたくさん入って明るく、本もゆったり置いてあって、気持ちのよい場所なのです。

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(2階のスターバックスから見た店内。全体ではこの3倍以上ある大きなお店です)

まずは2階にあるスターバックスで朝のコーヒーを。たまに入り口で新聞を買って読むこともあります。本屋さんには午後に来てもいいのだけど、朝の光をいっぱいに感じながらコーヒーを飲んだり新聞を読んだりするのって、なんとも日曜日らしい気分が味わえて気に入っているのです。日曜日の新聞は、ふろくの読み物もたくさんついていて、盛りだくさんですし。

ここでは、まだ買っていない本をスタバの店内に持ち込んで、コーヒーを飲みながらじっくり決めることもできるようで、かごの中に何冊も本を入れて持ってくる人も良くみかけます。周りもみんな、思い思いにリラックス。

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スタバから本やDVDなどを見下ろしつつ、コーヒーをゆっくり飲んで、それから店内を歩き回ります。新刊の本をチェックしたり、CDやDVDを見たり、一緒に入っている文房具屋さんのPaperchaseでかわいいカードを探したり。

普段は何をするにも街中に行ってしまうので、地元のお店に立ち寄ることはあまりないのですが、遠出もしないで、のんびりするこのお出かけ、日曜日らしいお楽しみです。
# by londonsmile | 2007-05-23 01:28 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(14)
前週に続き、先週の土曜日もすてきなパーティーに行ってきました。長者番付にも名前が載っている金融ディーラー氏と結婚したフランス人のお友達のお誕生日パーティーだったのですが、老舗の名店や高級ホテルが立ち並ぶメイフェアのプライベートクラブが会場と聞いて、私はまたまた大興奮。普段なら高額な会費を払うメンバーしか入れない場所です。ちなみにメイフェアにはこういう高級なクラブがたくさんあるそうで、私達が帰る頃、通りのあちこちでパーティー帰りの人達を見かけました。

今回も夜8時開始ということでしたが、先週待ちくたびれて眠りそうになったインディーは、少し遅れて行こうと言い出し、到着は8時15分ごろ(笑)。会場になっている地下に下りて行くと、カップルが1組だけいらしていました。ほっ。でも主役もご主人もまだでした!お2人が到着したのは8時半を過ぎていたと思います。やれやれ。

1階は普通のレストランのような造りでしたが、地下はモダンなインテリアでありつつも、どこか家庭的な雰囲気のある落ち着いた心地よいスペース。少しずつ人が集まり始めると、ご主人のお友達と思われるリッチ風な方や、彼女のフランスのご家族やお友達が入り混じって、シャンペンなどを片手に立っておしゃべりが続きます。きちんと数えてみなかったのですが、今回は60人ぐらいでしょうか。


e0114020_23534669.jpgみなさん、スマートカジュアルですてきな装いでしたが、特にフランスの女性達は、ゴールドのスパンコールのトップや胸元の微妙に開いたブラウスなどに身を包み、カジュアルながらもゴージャス。彼女達の華麗なファッションやメイクや仕草を観察しているだけで本当に楽しかったです。

英語から急にフランス語に変えてぺらぺら話しているイギリス人が多かったのも印象的でした。イギリス人は謙遜もあってか、「どこに行っても英語が通じてしまうから、私達はついつい怠けて外国語を覚えないのよ」なんてよく言いますが、エリートはやっぱり違うんですね。


昨年こちらに来たばかりの頃は、つい身構えてしまって、恥ずかしながら、初対面の方との会話には質問に答えるだけという「お客様」状態だったのですが、最近は少し慣れ、こちらからも質問したり、周りの人たちを観察したりできるようになってきました。

そうすると、自分もしっかり参加している気分になれて、すてきなパーティーもますます楽しめるものですね。人との会話とか話題選びについては、自分なりに学んだことがあったので、今度書いてみたいと思います。

9時半が過ぎた頃(!)、やっと「ご着席ください」とのアナウンス。どの席に座ってもいいとのことで、たまたま主役の近くに立っていた私達は、ラッキーにも誘っていただいて主役と同じtop tableに着き、いろいろお話しすることができました。

メニューは前菜がきのこのリゾット、メインがサーモングリル、デザートはフルーツたっぷりのムース。私の経験では、自分でメニューが選べないパーティーなどの食事では、最近のヘルシー志向を反映してか、リゾット(きのこ系多し)とお魚、最後がフルーツという組み合わせが多いように思います。お魚はわかるけれど、パスタじゃなくてリゾットっていうのがおもしろいですよね。パスタよりお米の方がヘルシーとされているのかしら。どれもおいしかったのですが、特にそのトマトソースのリゾットは濃厚で美味でした!

デザートをいただいていると、先ほどから主役と親しげにおしゃべりしていたタキシード姿の男性が自然な感じでトランプやお札を使ったいろいろな手品を始めました。すごく上手・・・。この人、いったい何者かしら?後で聞いたところによると、この方はお友達ではなく、ちゃんと余興のために呼ばれたプロの方だとか。きっとこういうパーティーに慣れていて、フレンドリーな雰囲気を演出しているんでしょうね。お友達がやっているような親しい雰囲気で余興を楽しむというのが、プライベートクラブという場所にとてもマッチしていて、まるで全員が友達のような親しい気持ちになって、一緒に手品を楽しむことができました。

主役のすぐ近くに座っていた私達は手品も間近で見られてラッキー。ほろ酔い気分でよく笑い、よくおしゃべりした楽しい夜でした。

こう書いてくると、なんだか私達はいつもゴージャスな生活をしているように聞こえるかもしれませんが、こんなことはほんとに珍しく、普段は地味に猫の写真を撮って暮らしているんですよ、こんな風に。

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立て続けに華麗な土曜日の夜を楽しんだので、そのご報告でした。つい遠慮もあって、写真を撮れなかったのが少し心残りです。次回があれば、がんばってみます!
# by londonsmile | 2007-05-15 23:58 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(12)

londonsmile、ロンスマことラッシャー貴子です。翻訳をしています。元気な英国人夫とのロンドン生活も早いもので12年目。20歳の時に好きになったイギリスが今も大好き。英国内旅行や日々のいろいろを綴っています。お仕事の依頼やご連絡は、非公開コメントでお願いします。


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