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北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅、絢爛豪華なチャッツワース・ハウスのお庭とお屋敷を後にして、午後はヨークシャーにあるウェントワース・カースル・ガーデンズ(Wentworth Castle Gardens)に向かいました。

ちなみにカースルは英語ではcastleで、キャッスルという読み方が知られていると思いますが、イギリス英語の発音では「カースル」。
なので、ここでもイギリス式にカースルで統一しますね。

朝から降ったり止んだり忙しいお天気ですが、午後はどうかしら、というのが移動バスの中でのもっぱらの話題。笑
結局、絶好の撮影日和というほどにはなりませんでしたが、大して濡れずに見学することができました。
さて、どんなお庭だったのでしょうか。
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(写真はビクトリア時代に作られた温室に咲く花。
メモを取りそこねたようですが、サボテンの一種でしょうか)


ウェントワース・カースル・ガーデンズは18世紀に作られた建物が母体になっています。
こういうお庭やお屋敷は、貴族や裕福な家庭のお家として建てられますが、ここにはちょっと変わった歴史がありました。

11キロほど離れた同じヨークシャーの別の場所に、ウェントワース・ウッドハウス(Wentworth Woodhouse)というカントリーハウスがもともとありました。
ここを所有していた伯爵が17世紀の終わりに亡くなった時、家を継ぐ子どもがいなかったので、お屋敷と爵位を相続できると思っていたのがトーマス・ウェントワースという人。
ところが、思いがけず従兄弟が相続することになってしまいました。

トーマス・ウェントワースはその後、仕事のキャリアを積んで、外交官として国王に仕えるようになりましたが、爵位はありません。
相続できなかったことも忘れられなかった彼は、10年以上経ってから、現在のウェントワース・カースルの地にあったカントリーハウスを買取り、時のアン女王に爵位をもらい、やっと思いを果たしたのでした。
ちょっとした家族の愛憎劇ですが、そこで憎んで殺したりせず、自力で爵位まで受けたというのがクリーンでよろしい。笑

外交官として海外の事情に詳しかったウェントワースは、すでにあったお屋敷にヨーロッパ風のバロック式の増築をしたそうです。
そして、それが現在のこの姿。

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お天気悪くてスミマセン。汗
この時が一番空が暗かったと思います。

お屋敷は戦後に売却されて、教師養成学校になったそうです。
ちなみにお庭も今ではご家族の持ち物ではなく、保護団体が引き継いで運営しています。
長い間、手入れがされていなかったので痛みがはげしかったものの、2005年に大規模な修繕工事を始め、一般に開放されるようになったのは2007年のこと。
誰でも見学できるお庭としては新しい方ですね。

建物の前にはフォーマルでかっちりした形のお庭が広がっているのですが、スケールが大き過ぎて、デザインまでは写真に収まりませんでした。残念!
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このお屋敷、高台に建っているので、ここから地元の緑地を一望することができます。
お庭も広大ですが、その周りの景色の美しいこと!

このお庭で有名なのが、シャクナゲや椿など、エキゾチックな植物のコレクション。
日本人の私たちからすると、特にエキゾチックではありませんが(笑)ヨーロッパの人たちには東洋の植物は当時は特に珍しかったので、高価でもあっただろうし、珍重されていました。

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ツアーの時期は6月だったので、椿はほとんど終わっていて、代わりにシャクナゲが花盛り。
どこを向いても色とりどりの花を楽しむことができました。
イギリスに住んでいると、シャクナゲを見る機会が日本にいるより多い気がします。
日本ではツツジの方が人気が高いからでしょうか。

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ウェントワース・カースルのお庭を歩いていると、芝生がきれいに敷かれた広い道があちこちに広がっています。
広場がそのまま道になっている、というほど広くて、まるでゴルフ場を歩いているような気分になりました。
しかも周りには美しい花々。

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景色をあれこれ楽しみながら歩いていると、今度は建物の裏の方に、きれいな温室が見えてきました。

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これはビクトリア時代に作られたもので、アイアンワークや床のタイルなどの装飾も美しかったです。

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外が寒くても、ここならずっと植物を身近に感じられますね。
冬でも緑が楽しめるって、当時はきっとかなり贅沢なことだったと思います。
中に入ると一気に気温が上がるのを感じます。
この日も、6月とはいえ、冷たい雨の降るお庭から温室に入ってきた時には、ホッとしました。

五大陸の植物が揃っているそうで、どこか装飾もトロピカルな雰囲気。

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頭の上に乗せているのは日時計ですね。
凝り具合がビクトリア時代らしい。

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暖かくて心地いい温室を出るのは名残惜しいのですが、お庭の散策を続けましょう。

ウェントワースにも並木道がありました。

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ここはレディー・ルーシーの散歩道(Lady Lucy's Walk)と呼ばれています。
ひらひらしたドレスを着た女の人たちが、おしゃべりしながら歩いているのが目に浮かぶ名前ですね。
なんだか映画のようで、しばし見とれてしまいました。

そして、とても凝ったお庭もあったのです。

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この生垣の部分、上から見ると実はユニオンジャックの模様になっているんです。
スケールが大きすぎて、中心部しか写せなかったのですが(汗)、この木を中心に、手前にあるような道が放射状に伸びています。
私の写真には収まりませんでしたが、後でご紹介する動画には、このユニオンジャック模様がしっかり確認できますので、お楽しみに♪

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からまっているのが根なのか、枝なのか、よくわからない歴史のありそうな木。
なんとなくロマンチックですね。

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広い道を歩いていると、向こうに何か見えてきましたよ。 

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先ほどのウェントワースさんが高台に作った「ステインボロー城(Stainborough Caslte)」。
ステインボローというのは、彼がここを買う前についていたこのお屋敷の名前で、そこに中世のお城を模した建物を作り、それ以来この土地全体をウェントワース・カースルと呼ぶようになったそうです。

ちなみに敷地内にお城を作ったというのも、ウェントワースさんの従兄弟へのライバル心からというのだから驚きです。
最初のお屋敷を相続できなかった時、よほど傷ついたんでしょうね。

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塔には途中まで登れるようになっていました。
そこから見ると、さっきのゴルフ場のような道もわかりやしでしょうか。

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傷つき、従兄弟たちをライバル視して、お屋敷の拡大に励んだウェントワースさんを思いながら、お城を歩きました。

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お城の裏手には、ヨークシャーののどかな牧草地が広がっていました。
きっと18世紀の頃から、あまり変わらない景色でしょうね。

ウェントワース・カースルは、今回の旅の目的であるケイパビリティー・ブラウンが活躍した時期よりほんの少し前に作られたもの。
この後、ブラウンなどの影響でキッチリした形のお庭から見た目も自然なお庭に変わっていったのですが、その前の形を見ることができて興味深かったです。

でもウェントワースで一番印象に残ったのは、初代ウェントワースさんのライバル心かな。笑
貴族もお金持ちもやはり人間だというエピソード、時間が経った21世紀の私には微笑ましく思えました。

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ウェントワースには、シャクナゲ以外のお花もたくさん咲いていました。
折からの雨できれいに洗われ、どれもいきいきして見えたのがとても心に残っています。

この日は雨模様でしたが、晴れた美しい日に撮影された動画がありますので、どうぞお楽しみください。
私の写真では写りきらなかったユニオンジャック模様のお庭や、お屋敷前のフォーマルなお庭、この日は周りきれなかったその他の場所や、さらにはパークの部分に住んでいる野生の鹿の様子までご覧になれますよ。






この美しいウェントワース・カースル、団体としては規模がまだ小さいせいか、スタッフの人たちもとてもフレンドリーでした。

2017年は2月18日から26日まで毎日オープンしていますが、その後イースターまでは週末のみのオープンだそう。
お出かけの前にサイトでご確認くださいね。

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by londonsmile | 2017-02-20 17:39 | Visit Britain | Trackback | Comments(0)
北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅、前回はダービシャーのチャッツワース・ハウスのお庭をご紹介しました。
今回の旅のテーマだったケイパビリティ・ブラウンは、丘の上の木の1本1本を植える場所まで設計し、庭からの景観を損ねるという理由で、村ごと移動させたりしたんでしたね。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

広くて、スケールの大きなお庭でしたが、この日はあいにくの雨。
雨足がどんどん強くなってきたので、お庭の見学は途中で中止して、予定外にお屋敷の見学をさせていただくことになりました。

16代にわたってキャベンディッシュ公爵家のお住まいであるチャッツワース。
英国でも有名なカントリーハウスなので、お屋敷を見せていただけるのは大歓迎でした。
これが想像以上に絢爛豪華で大感激だったのですが、同時にモダンな感覚や家庭的な雰囲気もたっぷり感じられたのです。

早速ご一緒しましょう!

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入口を入ってすぐにあるこの大階段。
チャッツワース・ハウスで一番と言っていいほど有名な場所です。

チャッツワース・ハウスは映画やテレビのロケ地としてもとても有名で、日本でもおなじみの有名な映画では、キーラ・ナイトレイ主演の『プライドと偏見』がありますが、その映画でもこの階段、しっかり出てきますよ。
ぜひチェックしてみてください♪

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階段を上って振り返った感じ。
天井画が本当に見事ですね。

チャッツワース・ハウスには30におよぶお部屋があるそうですが、どれも本当に豪華で圧倒されました。
ちなみにこちらでは、古代ローマやエジプトのものや、レンブランドやヴェロネーゼの傑作絵画など、さらにモダンアートを含め、4000年にわたる美術品が収められているそうです。
個人のお宅なのに、まるで美術館ですね。

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木のパネルを壁に使うのは伝統的によく見られますが、こんな凝った装飾の木製の柱は初めて見ました。
しかも革張りのように光ってますよね。

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チャペル全体もこんなにゴージャスですが、天井画もまたすごい!

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圧倒される美しさでした。
このチャペルは、今でも赤ちゃんの洗礼などに使われているそうです。

寝室だってすごいですよ。

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ベッド周りの生地だけでも重厚で光沢があって美しいですが、壁や天井の絵も凝っていますよね。

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こちらはダイニングルーム。
シャンデリアも、天井も、壁にかけられた絵も美しいですね。

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こちらはライブラリー(図書室)。
こんな美しい天井と、凝った模様の厚みのあるカーペットのお部屋に居たら、本より周りに見とれてしまいそう。
カーテンもどっしりしていてすてきだなー。

チャッツワースの会員(Friend)になると、このダイニングルームやライブラリーを使ったディナーに招待してもらえるようです。
近くに住んでいたら会員になりたい!

どっしりといえば、この廊下もすごかった!

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タペストリー(織物)が壁いっぱいにかけられている廊下。
装飾工芸品であるタペストリーは、冬の間は防寒の役目も果たすとか。
なるほど!

重厚な装飾はゴージャスですが、少し暗くなりがち。
広いお屋敷の中には、明るい雰囲気の場所もたくさんありました。
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こちらは彫刻ギャラリー。
ここなんて本当に美術館みたいですが、ここも映画『プライドと偏見』に出てきます。

17世紀から18世紀にかけて、イギリスの裕福な貴族の子弟は、教育の総仕上げとして大規模な外国旅行に出て見聞を広めることになっていました。
これをグランド・ツアーというのですが、チャッツワース・ハウスにある美術品の中には、このグランド・ツアーで立ち寄った土地から持ち帰ったものも多いとか。
17世紀の時点ですでに世界的な視野で見聞を広めていたなんて、日本との歴史的背景の違いに驚くばかりです。
日本はその頃、鎖国でしたもんね。

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なんとモダンな!

コンピュータの半導体のようなデザインの黄色い壁。
それが反対側の鏡に映って、ますますポップな雰囲気になっていました。
古い伝統的な建物のお屋敷にも、こうして今の時代の香りが感じられるのは嬉しいですね。

他にも、お屋敷の中には遊び心にあふれた場所も多いのです。
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ゴージャスなお部屋の壁に高価で美しい食器。
普通に食器棚に展示してもいいのに、こうして壁にかけているのが楽しい。

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ドアの向こうに、もう一つのドアに掛けられたバイオリンが見えますよね。
実はこれ、実物ではなくて絵なんですって。
すぐ近くで確認はできなかったのですが、5メートルぐらい離れたところからは、どこからどう見ても本物にしか見えない!
ここで立ち止まって、じっと目を凝らしてバイオリンを見つめる見学者もたくさんいました。
ゴージャスなお屋敷に、こんな楽しい仕掛けがあるのもおもしろいですね。

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ちょっとユーモラスな、だけど実はゴージャスなシャンデリア。

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美しい長椅子の上にはドライになったアザミのような植物が。
「ここに座らないでね」という粋な表示ですね。

お屋敷には、キャベンディッシュ公爵家のご家庭の様子を垣間見られる展示もされています。

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美術館に置いてあるようなクラシックな彫刻の横に、大きな天然石。
なんか妙にアットホームな雰囲気になっていませんか?

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こちらもゴージャスなお部屋の中に、モダンなフレームに入った家族写真。
たまにこのお部屋に入ってくるだろうご家族をつい想像しちゃいます。

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お部屋の年代が新しくなると、このお部屋を使っていた人たちのことがますます身近に感じますね。

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そしてもちろん、ご家族の肖像画や写真もあちこちに。
こういうものを見ていると、こんな立派なお屋敷のあるお家に生まれるってどういう感じかなあとつい想像してしまいます。
大変なこともあるとは思うのですが、この大邸宅を当たり前の顔で歩けるというのはやはり魅力的。
見学者として歩けるだけでも本当に幸せでした。

贅を尽くした裕福な貴族の大邸宅は、広いお屋敷の中に遊び心や家族の絆も見え隠れする温かい場所でした。

最初にお屋敷と間違えた立派な厩舎は、今では内部がモダンに改装されて、お店やカフェが入っています。
お屋敷自体に入っているお土産ものコーナーもセンスが良くて充実していました。

お庭もお屋敷もとても大きいので、1日たっぷり遊べるカントリーハウスです。
冬の間は閉館中で、今年は3月25日から入場することができるこのチャッツワース・ハウス。
驚くほどゴージャスで、本当によい目の保養になるので、お近くに行く機会があったらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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by londonsmile | 2017-02-16 03:16 | Visit Britain | Trackback | Comments(0)
今日はバレンタインデーですね。

よく言われることですが、バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを贈るのはほぼ日本だけの習慣。
ヨーロッパでは男性も女性も、自分のパートナーにカードやプレゼントを贈り合います。

チョコレートを贈る習慣はないものの、やはりチョコレートやお菓子は人気のプレゼント。
甘い気分に浸れるからかな。
あとは花束、ハート形の小物、ロマンチックな本などでしょうか。
赤い色を使ったものが好まれるようで、イチゴも人気。
チョコレートをコーティングしたイチゴなんかもあるんですよ。

昨日は外出の帰り道に大きなターミナル駅を通ったので、ちょっと買い物していこうと思ったら、どのお店もいつになく混んでいる!
特に文房具やカードを売っているお店は、駆け込みでバレンタインデーのカードを買う人で長蛇の列ができていました。
並んでいるのは老若男女問わず。
カード売り場の前はセールの時のように大混雑で、背の小さい私にはカードが見えないほど!笑

スーパーの外には、花束の特設コーナーも出ていました。

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赤いラッピングペーパーで、ロマンティックに演出されているので、遠くからでもよく見えます。笑
ここにも順番待ちをしている人たちがいました。

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あまり離れていない場所にも、別の臨時の花屋さんが。
こちらには花束の他に、1輪だけのバラの花をラッピングしたものもたっぷり用意されていましたよ。
赤やピンクだけでなく、青やレインボーカラーもあって驚きましたが、これはスプレーで色をつけたものかもしれません。
花束に風船をつけることがあるのも、あまり日本で見ない習慣ですね。

ここでもお花が飛ぶように売れていました。
帰りの電車でも赤いラッピングの花束を持った男性が何人も。 
1日早いんじゃない? と思うけれど、奥様にプレゼントするなら、前日のうちに贈って、当日は花に囲まれて過ごして欲しいのかもしれません。

若い人ばかりでなく、年配の方も多かったので、恋愛というよりも家庭愛、家族愛をたっぷり感じました。
もちろん、年齢を重ねてもラブラブの方もいるとは思いますが!

ちなみに私はカードと図書カードというロマンスのかけらもないようなプレゼント。汗
インディーは本の好みがうるさいので、何を選んでいいのかわからないのです。

昨日のうちに置いておいたら、今朝、やはり彼からもプレゼントが。

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あら、意外とロマンティック。笑
ダイエット中ともうずいぶん長いこと伝えているのですが、まあ、いいでしょう、今日ぐらいは。

SNSでは週末あたりから、チョコをもらって喜んでいたり、家で友チョコを作るお嬢さんを手伝ったりしている日本の友達の投稿をたくさん見かけました。
それはそれで微笑ましくて、オフィスの同僚で相談して上司にチョコレートをプレゼントしたことなどを思い出して懐かしくなりました。
「ありがとう」も「好きですよ」ですね。

みなさま、今日は甘くて嬉しい1日になりますように。


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by londonsmile | 2017-02-14 16:36 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(2)

ドレスコードは難しい

友達が誕生日の集まりに呼んでくれたので、喜んで「行く行く!」と言った私。
あとで招待状をいただいたら、ドレスコードがブラックタイ(男性はタキシード)というフォーマルな集まりであることがわかりました。

しかもその後、本人から「もしかしてキモノ持ってる? キモノで来てくれたら嬉しいなあ」というメッセージまでもらったので、着ていくなら練習しなくちゃと、慌てて久しぶりに着物を出してみました。

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イギリスに暮らすようになってもうすぐ11年ですが、なかなか慣れないのがドレスコード。
たまーにあるフォーマルな席には、やはりロングドレスがいいようなのですが、私は似合う自信がなくて着物にしています。

それでも正式なパーティーは、まだいいのです。
一番フォーマルな服装で行けばいいのですから。

それよりも「ちょっとした」パーティーというのが、実はクセもの。
お友達の家にご飯に呼ばれたのでカジュアルな服装で行ってみると、みんな意外にドレスアップしていたり、逆にちょっとおめかしして行ってみると、他の人は案外カジュアルだったり。
パーティーの場所や目的、主催者の人柄などによって微妙に違うようなのですが、そのへんがなかなか読み切れず、外しちゃったかもなあ、と思うこと多し。

もちろん、おめでたい席ならお祝いする気持ち、家での集まりなら楽しくおしゃべりすることの方がずっと大事なのですが、その場に合った服装でいた方が心地いいですよね。
基本的には日本にいても同じことですが、生まれ育った文化ではないところに住んでいるので、少しだけ複雑。
日本だと、正式な服装をしていれば間違いない、という雰囲気がありますが、こちらではドレスアップすればいいというものではなく、正式すぎる服装で目立ってしまう方が恥ずかしい。
「ドレスダウン」の仕方にコツがあると見ています。

ファッションには好みもあることだし、やはりここは経験を積んで、少しずつ自分なりの方法を学ぶしかないようで、私もおしゃれのレッスンをする良い機会だと思って、毎回自分に「チャレンジ」しています。

話は友達のパーティーに戻って。
着物のリクエストがあったのは先週だったのですが、ずっとお天気が悪かったので、久しぶりに晴れた今日、初めて出すことができました。
せっかくなので、ついでに一式ぜんぶを引っ張り出して、虫干しすることにしました。

少し前に、インド人マダムに「この国には変な虫がいて、私の絹のサリーは随分やられちゃったの。あなたもキモノ持ってるなら気をつけた方がいいわ」とアドバイスを受けて、実はドキドキしていたのです。
日本でだって気をつけないと痛んでしまうものですが、気候が違えば、また違うのかもしれないと思って。
ちなみにマダムには、ラベンダーを乾かしたものを一緒に置いておくといい、と教えてもらいました。
へー、ラベンダーって、防虫にも使えるんだ!

今日見たところでは虫食いもなく、なんとか大丈夫そうだったので、ホッとしています。
さて、あとは練習する時間があるかどうか、練習してうまくいくかどうか、そして髪の毛もアップする練習しないと!汗

私のおしゃれへの道のりはちょっと険しそうですが、めげずにチャレンジを続けたいと思います。
今回は、お誕生日を迎える友達のためにも!


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by londonsmile | 2017-02-13 22:05 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
先日、日本生まれで10歳まで日本で育ったアメリカ人のマダムとゆっくり話す機会がありました。

私より一回り年上と聞いているのに、本当に若々しくて、かわいらしくて、気配りが細やかで、以前からとっても憧れている美人マダム。
今年は何十年ぶりかで日本に行くことになったので、この日も日本の話で盛り上がりました。

日本を離れたのが10歳の時で、その時には日本語をぺらぺら話していたようです。
今はほとんど忘れてしまったそうですが、ちょっと「いただきます」と言うだけでも、英語のクセがなくて、発音がとても自然できれい。
やっぱり子どもの頃に覚えた言葉って違うんだなーと改めて思うのでした。

「でも言葉もほとんど忘れちゃったし、東京のどこに住んでいたかは詳しく覚えていないのよ。それなのに、日本語の先生の小指の爪がやたらに長くて不思議だったことをよく覚えてるの。やっぱり子どもの記憶って曖昧ねー」とマダムは笑うのです。

その他にはどんなこと覚えているの? と聞いてみると、そうねぇ、コマーシャルの歌とかね、というので、どんなの? と突っ込んでみると、なんとゴージャスなマダムの口からこの歌が!




このリンクは2016年バージョンなので、スギちゃんの部分は抜くとして、マダムが歌ったのはまぎれもなく、この♪ブタブタ子ブタ、お腹が空いた♪という歌。
しかもきれいな発音で。

ロンドンでこの歌を聞くことになるとは思いもしなかった私は、一気に脱力。笑
気さくなマダムがますます大好きになりました。

家に帰ってから上のリンクを彼女に送ってみたら、すぐに返事が来て、「アメリカにいる兄に転送したわ! 兄も覚えてるはず!」とすごく嬉しそうでした。

立派なお家のゴージャスなマダム、もともと無邪気な感じの方ですが、日本の話をしている時はなんだか子供に戻ったみたいで本当に可愛らしいのです。
きっと日本で過ごした子ども時代はとてもお幸せだったんでしょうね。
そう思うと、なんだか私まで嬉しくなりました。
私もこんな風に年をとれたら嬉しいなあ。

こうなりたいと思わせてくれる人が近くにいてくれて、本当に幸せ。
国を超えて罪のない楽しい歌を共有できて幸せ。

彼女とはたまたま日本のことで盛り上がったけれど、出身や国籍や人種や宗教が違っても、人はやっぱり人柄なんだよなあと思うのです。
日本にいた頃よりほんのすこし私なりに視野が広がって、ロンドンに感謝する毎日です。

みなさま、どうぞ良い週末を。


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by londonsmile | 2017-02-11 19:05 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
バスで時々通りかかる場所。
地名は知っていて、すでに頭の中で軽く笑っているのだけど、文字を見ると、顔が毎回にやけてしまうのです。

それは、この地名。

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ワールズエンド、世界の終わり、この世の果て。

そんな大げさな!と毎回笑ってしまうのです。
(この看板は診療所のものなので、Health Centreの文字が書かれています)

ちょっと調べてみると、このワールズ・エンドのあるキングズ・ロード(King's Road、「王様の道」の意味)は、昔、王様がよく馬に乗って通っていた道で、17世紀のジェームズ2世という王様はこのあたりで馬に乗るのをよくやめていたので、「世界の終わり」と名付けた、という説もあるよう。
さすが王様、自分が乗馬を終えると、この世の果てになってしまうんですね。笑

以前、イギリスに「ワールズ・エンド」という地名はいくつあるか? という新聞記事を見たことがあり、数は忘れてしまったのですが(汗)、ウィキペディアで今ざっと見ただけでも、国内に8か所あるとのこと。
あんなに大きなアメリカでは2か所と書かれているので、イギリスでの「世界の終わり」「この世の果て」命名率は高そうです。
これもやはり英国流ユーモアというものでしょうか。

今回ご紹介したキングス・ロードのワールズ・エンドは、チェルシーの高級住宅街がほんの目と鼻の先の距離にありながら、公団住宅もあるのです。
キングズ・ロード自体はヒッピーやパンクの時代にはファッション最先端をいっていた場所で、この診療所のすぐ近くにヴィヴィアン・ウェストウッド本店もあるし、もう少し行くとファッションのお店やおしゃれなカフェがずらりと並んでいます。
ハイセンスなお店の前を、ちょっとくたびれたおじさんが歩いているようなミスマッチが興味深い!
ただ美しいだけの町とは一線を画す、おもしろいエリアなのです。

一度、「世界の終わり」「この世の果て」を見にお出かけになりませんか?


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by londonsmile | 2017-02-10 18:52 | ロンドンでお出かけ | Trackback | Comments(2)
前回は、居心地のいいカントリーホテル、キャベンディッシュ・ホテル(The Cavendish Hotel)をご紹介しましたが、今日はそのキャベンディッシュ・ホテルから、英国でも有名なカントリーハウスであるチャッツワース・ハウス(Chatsworth House)のお庭をご紹介します。

チャッツワース・ハウスは時代ものの映画のドラマがたくさん撮影されている本当にゴージャスなカントリーハウスなのですが、私たちが泊まった敷地内のキャベンディッシュ・ホテルからは、緑の中を歩いて行けるんですよ。
ちょっと贅沢な気分ですよね。

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ホテルの正面から緑の中を下って、さあ出発!
前の日には牛の姿も見えていた緑地の中を歩いていきますよ。

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ちょっとした丘もあったり、牛や羊も歩いていたりして、自然のままの緑地に見えますが、やはりお屋敷の敷地内なので、ちゃんと管理されているようです。

あれ? これは何でしょう?

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これはキシングゲート(kissing gate)とというゲートの一種。
扉を開けたり閉めたりして、人間でさえ一人ずつしか通れません。
あえて複雑な造りにすることで、牛や羊などの家畜がこの先に行かれないようにしているのです。

パブリック・フットパス(私有地や国有地であっても、一般の人も通れるように指定された山や緑地の中の道)などでよく見られるのですが、この冗談みたいに不思議な造りのゲートの扉を開けたり閉めたりしている人のぎこちない動きを見るたび、私はなんだか笑いが込み上げてしまいます。

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実はこの日はあいにくの雨。
しかも、こんなに降っていました。
お屋敷に着く頃にはやむといいなあ。

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でも雨のおかげで、遠い丘が美しく煙って見えます。
しっとりしてとてもきれい。

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雨の中を40分ぐらい歩いたでしょうか。
足元が良ければもう少し早いと思いますが、雨が降っていたにもかかわらず、この朝のお散歩が本当に気持ちよかったのです。
しかも広い広いお庭を歩いてお屋敷まで行くなんて、優雅な時代にタイムスリップしたようですてき。

あ、なんだか建物の一部みたいなものがありますよ。

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後でわかったことですが、チャッツワース・ハウスでは今回のツアーのテーマであるケイパビリティ・ブラウンはじめ、数々の著名な造園家が雇われていたので、その度に新しい試みがあったようです。
だからこの建物も、一度は使われていたけれど、今は使われなくなったものかもしれません。
とてもきれいにメンテナンスされていましたが。

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ああ、やっとお屋敷が見えてきました。
車で来る人が多いので、歩いていた私たちは芝生の上をそっと歩くことに。笑
これも、歩いてこられるホテルに泊まっていた特権ですね!

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あら、さすがにすてきなお屋敷! と思わず叫んだら、「これは厩舎、つまり馬小屋だよ」とリーダーのスティーブに言われてしまいました。汗
私たちが着いた時、この場所から見える側のお屋敷が修理中で、白い幕がかかっていてよく見えなかったのです。←言い訳
馬小屋だけでこんなに立派なら、お屋敷はどんなにすごいんでしょう。

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こちらがお庭側から見たお屋敷。
私の写真だとスケールがわかりにくいので、チャッツワースのパンフレットの写真をお借りすると、こんな感じです。

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遠くに見えているのに、この存在感。
本当に大きくて立派なお屋敷です。

チャッツワース・ハウスは貴族であるデヴォンシャー公爵家のカントリーハウスとして、16世紀頃からダービシャーのこの地にありました。
今も現在のデヴォンシャー公爵のご家族がここにお住まいです。

チャッツワース・ハウスでは、庭師の方と、ダービシャーの観光協会の方がお庭を案内してくださいました。
私としてはお話を一生懸命聞いたつもりですが、この後かなり雨が激しくなり、傘をさしたり、傘に当たる雨の音が大きくなったりで、せっかくしてくださったお話が実はあまり聞こえなかったのです。
なので今回は、私が聞こえた範囲のことに、パンフレットやサイトに書かれていることを加えてご紹介しますね。

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入口を入ってすぐにあるこの建物は、ビクトリア時代に作られた大温室で、当時はイチジクや桃やあんずが育てられていたそう。
やはり今回のテーマであるケイパビリティ・ブラウンの設計ではなく、その後のビクトリア時代のやはり有名な造園家であるジョセフ・パックストンのもの。
白い枠とガラスがビクトリア時代らしく、なだらかな坂にそっていて建てられているのも優雅ですね。

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こちらはお屋敷の南側にある「タツノオトシゴの噴水」。
柵の向こう側も丘もここのお庭です。
ちなみに、手前側は英語で「ガーデン」、向こう側は「パーク」と呼ばれていて、パークの方がより自然に近い形になっているそう。

広いガーデンとパークを眺めてゆったりした気持ちに浸っていると、庭師さんから驚くべき発言が。
なんと向こう側のパークの丘に植えられた木々、すべて美しく見えるようにケイパビリティ・ブラウンが計算して植えたそうなんです!
つまり、どこにどのお花を咲かせるかをデザインするように、どこにどの木を植えるかを設計したのです。
これこそが造園の魔術師と言われるブラウンの仕事ぶりということでしょうか。
細かいというか、壮大というか!

さらに驚くことに、この丘に植える木を設計するにあたり、そこにあった村の建物が景観に入ってきて邪魔だと思ったブラウンは、その村ごと移動させてしまったそうなんです!
その村には、このお屋敷で働いていた使用人も多かったので、ただ立ち退かせただけではなく、「村ごと移動」したのだそうです。
なんて大胆なやり方でしょう。

ちなみにチャッツワース・ハウスの帰り道、私たちもこの「移動された村」を通過したのですが、300年の時を経て、今ではすっかり落ち着いた風情になっていました。
今では、前はどこに村があったか、知らない人もいるのかもしれません。

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こちらの「皇帝の噴水」は、ロシア皇帝を迎えるためにビクトリア時代に作られたもの。
外国の皇帝が家に来るって、やっぱりデボンシャー公爵家、すごいですね。
高さは90メートルに達したという記録もあるそうで、本当に壮大な噴水で、チャッツワースのお屋敷と一緒に写真に写っているのをよく見かけます。

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そのすぐお隣りにあるアベニュー。
並木道のことでしたね。
ここに使われている木は葉っぱの色が明るくて、どんよりしたお天気でも写真にきれいに写ってくれました。

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こちらは17世紀からあるリングポンドと呼ばれる丸い池。
池には鯉も泳いでいて、とても平和な雰囲気なのですが、なんといっても目に止まるのが、これ。

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この力が抜ける形がたまりません♪笑
どうしてこの形にしたんでしょうね。
ユーモラスで、思わず微笑んでしまいます。

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それにしても、この風景が、すべて計算されたものだとは。
今こうして写真を見ても、改めてスケールの大きさに驚いてしまいます。

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こちらも17世紀に作られた有名なカスケード(滝)。
お庭の中にどーんと横たわって私たちの目を引きます。
こんなに大きいのに、なだらかな丘に合わせて水が穏やかに流れる様子がとても優雅でした。

少し雨が止んでくれたので、ちょっとカスケードの裏側の方に登ってみましょう。

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先ほどまであんなにかっちりしたスタイルだった庭園が、一気に山の中にいるような大自然の雰囲気に変わりました。

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雷に打たれたような木もあって、なかなかワイルド。
でももちろん、木がこういう状態になっているのを庭師さんは把握していて、ベストなタイミングと方法で回復させようとしているようです。
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こんな自然の中に、突然モダンなオブジェが現れました。
さすが豪邸のお庭。
山の中にいるようでいて、やはりきちんと目が届いていることが示されています。

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と、この辺りでまた雨が激しくなってきました。
庭師さんの声がまったく聞こえてなくなってしまったし、傘をさしていても濡れるほどだったので、とりあえず屋根のあるところで雨宿りすることに。

途中見えてきたコテージ・ガーデン。
田舎風ガーデンという感じでしょうか。

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今回のツアーでお庭をたくさんめぐって気づいたのは、野菜やハーブを栽培するキッチンガーデンや、家に飾る花を栽培するお庭が設けられているお屋敷が多いこと。
これだけ大きなお屋敷だと、お花もたくさん必要になりますもんね。
庭師さんのお話では、ここで咲いたお花がお屋敷の中で使われているそうです。

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私たちがうかがった時は6月だったので、夏の草花が真っ盛り。
雨に濡れるのも忘れて、つい写真を撮ってしまったのは私だけではありませんでした。
みずみずしくて可憐で、本当にかわいらしいですね。

ここで、動物大好きな中国のトムくんが「あっ」と言うので、声がした方を向くと、こんなかわいい方が私たちを出迎えてくれていました。

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野生のキジ。
鮮やかな赤や緑が目にまぶしいほどでした。
都会近郊ではほとんどお目にかからないキジが優雅に歩き回る姿を、みんなでしばし静かに見つめました。

この日はもっとお庭の奥まで案内していただく予定だったのですが、雨がおさまらなかったので、お庭の方はここで断念することに。
この奥には、木々をトピアリーのように美しく刈って使った見事な緑の迷路や、2015年に大改造した「マスの流れ(Trout Stream)」という小川を中心としたお庭やロックガーデン(岩庭)などなど、見どころ満載のお庭なので、とても残念。

でも帰ってきてから、チャッツワースハウスがYoutubeで公開している晴れた日のお庭の映像を見つけたので、よかったらこちらでお楽しみくださいね。
映像と音楽だけで、40秒ほどの中にチャッツワースのお庭の美しさがギュッと詰まっていますので、是非是非♪




チャッツワースのお庭の魅力は、東京ドーム約9個分の広い敷地に繰り広げられた優雅で、かつ大胆な美しさ。
ひとつひとつの造りは優雅で繊細であるのに、規模が大きいのでダイナミックにも見えました。

英国でも有名なチャッツワースのお庭、冬の間は見学できませんが、今年は3月25日からまた公開されます。
毎年6月にはフラワーショー、9月にはカントリーフェア、クリスマス前にはクリスマスマーケットなど、いろいろなイベントがあって、今年の予定ももう発表されていますよ。

この広くて美しい庭を散策しながら、村ごと動かしてしまったケイパビリティ・ブラウンの大胆な仕事ぶりをご自分の確かめてみるのはいかがしょう? 
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by londonsmile | 2017-02-08 07:30 | Visit Britain | Trackback | Comments(0)
少し間が空いてしまいましたが、英国ガーデンをめぐる旅、また再開します!

昨年、Visit Britainさんのお招きで、北イングランドの英国ガーデンをめぐるプレスツアーの旅に参加させていただいた時のレポート。
ちなみにこれまでは、こんな感じでした。
(ご興味あったら、タイトルの上をクリックしてくださいね♪)


このように北イングランドの美しいお庭をあちこち巡っていたのですが、今日ご紹介するのはダービシャー州にあるThe Cavendish Hotel
英国でも有名な大邸宅のひとつであるチャッツワース・ハウス(Chatsworth House)の敷地内にあるホテルです。
翌日見学に行く予定だったチャッツワース・ハウスには、緑の中を歩いて行かれる距離という絶好のロケーション。
今夜はここに泊まって、明日のお屋敷見学に備えましょう。

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北イングランドのお庭を巡る旅も3日目が終わり、夕方にスタフォードシャー州からダービシャー州に移動しました。
周りの景色は、どこまでも続くイングランドらしい緑の丘。
今回の旅の中でも一番美しい移動風景だったかもしれません。

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ホテルの建物は田舎のコテージ風。
でも中に入ってみると、建物からは想像できないきらびやかさで、それでいてとても落ち着く美しい空間でした。
都会の華やかさとはまた違う、カントリーサイドならではの良さではないかと思います。

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こちらは入ってすぐのロビー付近。
到着してすぐにリラックして、気軽にソファに座りたくなる居心地の良さです。
感じのいい笑顔を絶やさないホテルのスタッフも、若いのに気が利いて、本当に知り合いの家に着いたようでした。

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通されたお部屋にはそれぞれに名前が付いていて、インテリアも違うのです。
お部屋のひとつひとつに愛が込められているようで、嬉しくないですか?
私はこういうの、大好きです。

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お部屋はやっぱりかわいかった♪
ベッド周りやカーテンは、イギリスのカントリー調が大人気のThornback & Peel製。
私のお部屋は、一番有名と言ってもいいウサギとキャベツの柄でした。
大好きな柄なので、それだけでテンションが上がりました。
Thornback & Peelの良いところは、上質な生地と、かわいらしい柄と渋い色の組み合わせ。
男性にも甘過ぎない絶妙のバランスなのです。

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お部屋からの景色。
しっとりした緑に移動の疲れも吹き飛びます。
移動中はずっと車の音を聞いていましたが、ホテルの中は本当に静かで、とても落ち着きました。

夕食まで少し時間があったので、ホテルの中を探検。

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あちこちに階段があったり、ちょっとしたスペースがあったり、なかなか入り組んだ造りになっているのがチャーミング。
増改築の歴史が見えるのも、古い建物の魅力だと思うのです。

廊下部分のインテリアも凝っていて、それでいながら家庭のような温かさがありました。

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ね、ちょっとぐらいゆるく乱れている方が居心地がよくありませんか?笑
美術館にいるんじゃないんだもの。

そしてこちらは、ロビーのすぐ横にあるガーデンルームというエリア。
窓の外には一面に緑が広がっています。

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天井部分から自然光が入るようになっていて、主にランチやアフタヌーンティーに使われているようでした。

夕ご飯の前には、ラウンジに座って、カクテルを飲みながらメニューを見せてもらうことに。

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すてきなホテルでのお食事なので、軽くドレスアップしている参加ジャーナリストたちがお仕事モードの昼間と違って見えて、なんだかワクワク。笑
ここで、ツアーリーダーのスティーブさん(仮名)はジンに詳しいことが判明。
最近イギリスで大流行しているジンの魅力について、ジントニックをいただきながら、たっぷりお話を聞かせてもらいました。

オーダーもソファーで済ませて、さてレストランに移動です。

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向こう側には他のお客様がいたので、窓側をパチリ。
季節は夏至の前で、もう8時近くなっていたというのに、外はまだ美しい青い空。
レストランは重みのある伝統的な雰囲気で、さすがチャッツワースゆかりのホテル、と感激でした。

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英国料理は、おいしいものでも見た目が茶色だけだったり、ぽてっと盛り付けてあったりして、目では楽しめないこともあるのですが、ここのお料理は見た目も美しく、お味も最高でした。
主に地元産の食材を使って調理されていたという配慮も嬉しかったし、同時に地元への愛と誇りを感じました。

最後に出してくれたチーズはすべて英国産。
どれもおいしくて、少しずつ食べ比べているうちに、食後なのにワインが進む、進む。笑
それにつれて話もどんどん盛り上がったので、もう少し飲みなおすことに。
まるで友達と旅行しているみたいで楽しい。笑

先ほどのラウンジは食後のコーヒーを飲んでいる人たちがたくさんいたので、雨上がりで気持ちの良い外で飲むことに。

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外で飲むと言うと、なんだか学生のサークルの飲み会みたいですが(笑)、まだ辺りはほんのり明るく、ちゃんと専用のテーブルもあるのです。
しかも、こんなに良い景色。

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仕事でお会いした方達なのに、昼間ずっと一緒にいて気心が知れてきたせいか、仕事が終わったら夜は楽しもうという姿勢につられたせいか、少し肌寒さを感じていた私も、オープンに話して笑って、とても楽しい夜になりました。
ホテルの居心地が良かったことも、理由のひとつかもしれません。

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途中で雨が降ってきたので、少しの間、バーに避難。
ここも静かな良いバーでしたが、明日も早いのでお開きになりました。
みなさん、この夜は移動疲れと心地よい酔いとで良い夢を見たんじゃないでしょうか。

そして翌朝は、メインのダイニングルームでの朝食からスタートです。

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と言っても、昨夜チーズまでたっぷりいただいたので、お腹が全然空いてない。汗

まずはフルーツやトーストから始めましょう。
朝からパリッとした白いクロスが敷かれたテーブルでいただくと、それだけでもう気分が良くて嬉しい♪

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うーん、これだけですでに食べてみたいものがいっぱい。
フルーツもとても新鮮だったし、ヨーグルトもおいしいのです。

この他に、卵やベーコンなど好きなものを調理してくれるのですが、まだこの先3日もあることだし、ここは大人になって、朝は軽くしておこうと決めました。
でもやっぱり調理した朝ご飯の写真がないのは寂しいので、同じテーブルにいたスティーブがオーダーしたキッパーとポーチドエッグの写真を撮らせてもらいましたよ。

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イギリス人は温かいお料理を温かいうちに食べるのが大好きなので(インディーなんかは、それに命をかけてます・笑)、自分が食べる前に写真を撮らせてくれるなんて、スティーブ、なんていい人なんだ! ありがとう!
燻製した魚を焼いたキッパー(日本でいう干物の味に近いかも)とポーチドエッグは、人気の組み合わせです。

夕方に着いて朝には出てしまうという短い滞在でしたが、優雅で、かつ温かい雰囲気の中で本当に心地よく過ごせたホテルでした。

さて今朝はここに荷物を置かせてもらって、チャッツワースの見学に歩いて行きますよ。
有名なチャッツワースでは、どんなお庭が待っているのかな。
楽しみです。

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by londonsmile | 2017-02-03 07:49 | Visit Britain | Trackback | Comments(2)
先日、ロンドンで日本語を勉強している人たちの話し相手をする機会がありました。
知り合いの方のお声かけでのボランティアです。

実は私、日本語を教える勉強をしたことがあるのです。
結局その道には進みませんでしたが、翻訳の仕事をしているし、もともと言葉を習うのが好きだったので、言葉の学習そのものに今でも興味があるんです。

今回は私が教えるわけではなくて、話し相手ということだったので、興味津々にうかがってみることにしました。
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写真は、この日の教室の近くにある本屋さん。
このブルームズベリーという地区には大学も多く、大英博物館などもあって、アカデミックな雰囲気のエリアです。
この本屋さんもチェーン店なのですが、大学の町らしく、中がとても広くて品揃えが充実しています。
古い建物に入っているので、チェーン店でも雰囲気たっぷり。
大好きな本屋さんです。

さて、ボランティアの方はというと、本当に楽しくて、あっという間に終わってしまいました。
経験豊富でチャーミングな日本人の先生が挙げる例文に沿って、実際に日本人と会話してみるというのがこの日の目的。
1人あるいは2人の学生さんの横に私たち日本人がついて話をしながら、授業が進みました。

簡単な自己紹介を聞いていたら、日本語を習い始めてから4ヶ月という人が多かったのですが、みなさん、本当にお上手でびっくり。
最初にはお辞儀をしながら「はじめまして。よろしくお願いします」ときれいな発音で言ってくれて、「ロンスマさんはどうしてロンドンに住んでいますか?」「だんなさんとはどこで知り合いましたか?」「お仕事は何をしていますか?」と世間話もできるレベルなのです。
週に10時間授業があって、さらに宿題をしているということなので、かなり集中して勉強しているんだとは思いますが、日本語だけではなくて他のお勉強もしているはずなので、やっぱりすごい!

同時に私の日本語、ちょっと「てにをは」が怪しいんじゃないかとも思えた時間でした。
先生がおっしゃる言葉と微妙に違ったりするのです。汗

私こそ日本語を習わなくちゃいけないかも、と焦りつつ、先生の後について例文を声に出して読んだり、一生懸命考えたりする生徒さんたちを見ていたら、自分が英語を勉強していた頃のことが思い出されて、なんだか胸がじーんとしました。
私もめちゃくちゃ間違いながら練習したなあ。
英語ができなくてこっそり泣いたり、授業中に逃げ出したりしたこともありました。笑

完全に正解な言葉を見つけるまでは何も口に出せない人、似たような言葉をどんどん挙げて何とか伝えようとする人、メモを書きまくる人、緊張した面持ちの人、ニコニコしている人。
いろいろな人がいるけれど、それぞれの方法でみんなにがんばってほしい!
語学は続ければきっと出来るようになるから!

この日は例文をそのまま繰り返すお手伝いもしましたが、それを応用して個人的な話、たとえば「日本に行ったら何をしたいですか?」「どうしてですか?」という話でも盛り上がったのです。
これこそ、本当の会話ですよね。
この日の生徒さんはみなさん大人だったので、ただ例文を繰り返しても飽きちゃうでしょうし、自分の言葉で会話をすれば文法も身について、自信もつきそう。
習い始めたばかりの日本語で手に入れた日本の情報は、とても印象深かったでしょうね。
先生の発案、すばらしい!

私が英語を習い始めた時はまだ子供だったので、ネイティブの人と話す機会があっても照れてしまってうまくいかなかっただろうなとは思うのです。
それでも、習い始めて5ヶ月でこんな風に自然に会話する機会があったら、英語は勉強の科目じゃなくて、人とのコミュニケーションをするツールなんだよということが、もっと早くわかったんじゃないかと思います。
今の時代はネイティブの先生も学校にずいぶんいるようですが、私は昭和生まれなので、高校を卒業するまでは英語は「勉強科目」だと感じていて、ちょっと勘違いしていたように今では思います。

この日は、まだ少ないボキャブラリーの中から知っている言葉をつないで一生懸命伝えてくれようとする生徒さんの気持ちが痛いほどよくわかり、私も前のめりになってお話を聞いてしまいました。

ロンドンという場所柄か、イギリス人じゃなさそうな学生さんも多く、英語以外の言葉を話せる人も何人も。
みなさん日本を愛してくれていて、「卒業したら日本で働きたい」「歌舞伎のことをもっと知りたい」「旅行して本を書きたい」「温泉につかりたい」「中小企業のことを勉強したい」と、いろいろな夢を初対面の私にも語ってくれました。
中には「日本語は音も単語もヨーロッパの言葉と全然違うから、別の世界にいるみたいですごく楽しい」と言ってくれた人もいて、日本人として嬉しく、誇らしくさえ感じました。

みなさんの夢が叶いますように。
お勉強がんばってね!

と、あったかい気持ちになって、授業の後に街を歩いていたら、学生街の終わりあたりでデモ隊に遭遇しました。
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アメリカのトランプ大統領に抗議するデモのようでしたが、イギリスでは、メイ首相がトランプ大統領を国賓として英国に招いたことへの批判も高まっているので、それに対する抗議の意味もあったようです。

ついさっきまで、日本に行ってこんなことがしたい、その後は日本でこんな仕事がしたい、という国をまたいだキラキラの夢の話を聞いていた私は、このギャップにしんみり。

やっぱりいつでも誰でも世界のどこにでも行かれて、何でもできる世の中であってほしいのです。
現状、残念ながらそうでない地域もあるけれど、自分で希望して努力すれば自由な選択ができる世の中であってほしい。

そのためには、私も自分にできることを考えなくては、と、改めて思った夕暮れでした。


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by londonsmile | 2017-02-01 00:30 | ロンドン生活 | Trackback | Comments(0)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活ももう直ぐ11年。20歳の時に好きになったイギリスは今も好きです。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile