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週末、大英図書館のJAPAN NOWというイベントに行ってきました。

実は最初にイベントの告知を見た時、にわかに信じられなかったのです。
というのも、多和田葉子、川上弘美、柴崎友香、小野正嗣、松田青子(以下も敬称略します)という豪華な作家陣に加え、日本研究で有名なアレックス・カー、村上春樹の英訳もしているアルフレッド・バーンバウムの名前がずらりと書かれていたからです。
芥川賞作家が4人もいるんですよ。
「この人たちがみんなロンドンに来るの? いっぺんに?」と疑ってしまっても不思議ではないでしょう?

でももちろん、この名前を見て行かない訳には行きません。
どうなるんだろうとドキドキしながら即日申し込んだのでした。

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(大英図書館の地下鉄の最寄り駅はキングスクロス・セントパンクラス駅。
キングに因んでか、ホームには王冠のデザインのタイルが貼ってあることに今回初めて気付きました

当日行ってみると、告知の通り、日本の豪華作家陣や映画監督、日本文学を英訳している著名な翻訳家などが集まる夢のようなイベントでした。
外国での開催なのにすごいな、と思ったのですが、よく考えてみると、外国での開催だからかえってゴージャスなことになっていたのかもしれないし、つい最近発売になった英訳本もあるようなので、そのプロモーションも兼ねているのかもしれません。

講演の方は、多和田葉子と映画監督の安藤桃子が「日本の外からの影響」、川上弘美と柴崎友香が「日本のフィクション」、小野正嗣と松田青子が「日本のフィクションの翻訳」、アレックス・カーと英国育ちの日本人建築家シマザキ・タケロウが「古民家の再生」というテーマで、イギリス人モデレーターが話を進めながら、それぞれ1時間程度ずつのセッションをする形式でした。
翻訳のセッションには、上述のアルフレッド・バーンバウムと、山崎ナオコーラや柴崎友香の英訳をしているポリー・バートンも参加して、話をさらに膨らませてくれました。

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大英図書館での会場は、本館とは別棟のノレッジ・センター(Knowledge Centre)。
大きなレクチャールームのあるモダンな建物ですが、ブロンテ、ディケンズ、エリオットという英文学の大御所の名前がついた部屋もあり、ますます気分が盛り上がりました。

当日集まるのは日本人が多いのかと思いきや、イギリス人、あるいは少なくとも日本人には見えない人が8割強でした。
世界中で大人気のハルキ・ムラカミ以外にも、日本文学に興味のある方はずいぶんいるんですね。
年齢層としては、ご趣味か研究系かと思われる年配の方と、学生さんらしき若い人が多かったです。
みなさん、とても熱心にメモを取っていて、メモ魔の私もびっくり。
熱気ムンムンの客席でした。

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まず最初に、この日登壇されたほとんどの作家さんが普通に英語で話していらしたことに驚きました。
英語ができないだろうと思っていたわけではないのですが、あまりに流暢で自然だったので、単純に驚いたのです。
お話を聴いていて、留学経験のある方や翻訳もされている方がいるとわかり、納得。
さすが言葉の専門家、こういうところにもセンスの良さが出るんですね。

中でもドイツ在住の多和田葉子は、まるで英語圏で生まれ育ったかのように自然に話していて、その存在感に圧倒されました。
フランスに留学していたという小野正嗣は、たまにフランス語が混じってしまって慌てて直すという場面が何度かあり、どこか愛嬌のある様子がかわいらしかったです。

外国での集まりということもあってか、各作家の作品の紹介にも重点を置いていたようで、ほぼ全員が作品の朗読をしてくれました。
ご本人が日本語で朗読した後、通訳さんや英訳者の方が英語版を読むという形式。
日本語の原文と英訳をその場で比べられるのも、私にとっては貴重な機会でした。

朗読でとりわけ受けていたのが松田青子の『もうすぐ結婚する女』(『スタッキング可能』収録の短編)。
淡々と鋭いツッコミを入れているのにどこかユーモラスに話が流れるので、日本語朗読の時点で私もくすくすしていたのですが、ステージ上の小野正嗣は体をのけぞらせて声をあげて爆笑。英語版を読み始めても爆笑。
飾らないお人柄に、すっかりファンになってしまいました。

受けていたのは小野正嗣だけではありません。
『もうすぐ結婚する女』の英訳版の朗読が始まると、客席のあちこちからも笑いが漏れていました。
アンガス・ターヴィルの英訳がすばらしいこともあり、この小説のおかしみがロンドンの読者にも伝わったようです。
笑いって個人差もあるけれど、文化を問わない面もありますよね。

ちなみに松田青子は、登壇前にロビーを歩いている時から、ただ者とは思えないオーラを放っていました。とてもきれいな方です。
芥川賞受賞の時の印象とはずいぶん違って思えた川上弘美も、すてきな貫禄がついたとはいえ、誠実そうな魅力的な方でした。

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(休憩中のロビーは、この右側にあるカウンターでお茶やコーヒーを買う人や、販売中の英訳本を吟味する人で大混雑。
サイン会もあったせいか、本を買うのは長蛇の列になっていました。
ちなみに、こんな混雑の中を淡々と多和田葉子が歩いていたりしたのでした。すごすぎる!)

この日の話は、それぞれの作家の作品に関する話に加え、日本の「私小説」というジャンル、日本人のコミュニケーション、コミュニティーから外れた人を描くということ、性別をどれだけ意識するか、ディストピア小説などなどにおよびました。
個人的には、日本を離れた時に感じた日本の影響や、日本人の無常観という話が自分にも特に通じるものを感じて、興味深かったです。

こういうイベントでは、質疑応答の時間に、ここぞとばかりにほぼ自己主張のような発言をする人がよくいるものですが、この現象は万国共通なのか、それともたまたまだったのか、この日もそういうナゾの質問(あるいは発言)をした人がちらほら。笑
面白かったのは壇上の人たちの対応で、こういう場合、日本だったらもう少し戸惑いを上手に隠すんじゃないかなと思うところ、この日はモデレーターも率先して明らかに困った顔をしていたのです。
これがイギリス流なのかどうかはわかりませんが、素直な反応がなんだかおかしくなってしまい、変な質問をした人への怒りや戸惑いよりも、その場の面白い雰囲気を楽しむことに自然に焦点が移って、イライラせずに済みんでしまいました。
なんでも笑いに変える感じ、やっぱりこれはイギリス流の対応だったのかもしれません。

トークの後には、安藤桃子監督の映画『0.5ミリ』の上映もあったのですが、夜は先約があったので、私はここで会場を後にしました。
セッション中に予告編を観たのですが、不思議な設定ながら、ぐっと心にしみたひと言があったのです。
ネタバレ防止のために言わないことにしますが、短い言葉なのに、その場で泣き出しそうになる程のインパクトが私にはあったので、機会があったらこの映画も是非観てみたいです。

この日は豪華な作家さんにお会いできただけで楽しかったのですが、内容も非常に濃くて有意義でした。
一つだけ、もっと長い時間、話を聴いていたかったー!
お一人で講演されても聴き応えのありそうな方々ばかりなので、2人で1時間ずつという時間は短かくて、あっという間に時間切だったのでした。
実はランチ休憩が45分という短さだったので、主催者の方もかなりご苦労されたのだと思うのですが、せっかくの機会なのにもったいないな、とつい思ったのでした。
それも日本人だから感じることでしょうか。

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(販売していた本の一部。
この時期に発売になったものもあったようですが、本当に飛ぶように売れていました!)

今回お会いできた作家さんの作品は実はほとんど読んでいないのですが、お人柄を垣間見てから読書を始めるというスタイルも悪くないのでは、と勝手に前向きに捉えています。
というか、皆さん、本当に魅力的な方が多くて、どんなものを書くのかが気になり、作品を読まずにいられません!
今年は読書を増しやしたいと思っていたし、調べてみたらキンドルでもほとんどの作品が手に入るようなので、どんどん読んでみたいと思います。
(宣言しちゃって、自分にプレッシャーをかけます!笑)

おまけとして、この日は他に嬉しいことが2つもあったのです。
ひとつは、通訳を担当していたのが、イギリスでの通訳・翻訳者の集まりでご一緒している方だったこと。
聡明だなあと思っていて、通訳が上手と聞いていたのですが、噂どおりすばらしいお仕事でした。
こんな方と知り合いになれて幸せ。

そしてもうひとつは、しばらく連絡が途絶えてしまっていた方に会場でばったりお会いできたこと。しかも2人も!
そのうち1人は日本とは特に関係のない、歌のクラスで知り合ったイギリス人なので、勝手にこの機会にますますご縁を感じて、やっぱり読むぞー! と張り切っています。

作家の皆さんは、しばらく英国内の大学などで講演されるようですが、多和田葉子、安藤桃子、アレックス・カーのお3人は、2月28日(火)午後10時(日本時間3月1日午前7時)からのBBCラジオ3に出演されます。
英国にお住まいでご興味ある方は、ぜひ! リンクはこちらです。
放送後はiPlayer(ウェブ版再放送)で聴けるので、放送日が過ぎたらリンクを貼りますね。
(追記:この番組へのリンクはこちらです)

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by londonsmile | 2017-02-28 11:26 | 翻訳のこと | Trackback | Comments(2)
2月ももうすぐ終わりますね。なんだか早いなあ。

後半あたりから春を告げる花が咲き始めているので、写真をお見せしますね。
今日はフラット(集合住宅)のお庭編。
集合住宅暮らしでも共同のお庭があると、お花に癒されて嬉しいのです。
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典型的な春を告げる花、スノードロップ。
日本語の待雪草という名前も可愛いですね。

これはいつも座っているダイニングテーブルの窓辺から見えるのです。
あ、咲いた♪ と思って、アップの写真を撮りに行きました。

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実はお庭のスノードロップ、ここに引っ越してきた5年前にはなかったと思うのに、毎年増えている気がします。
あったら嬉しくて大喜びしたはずなので、覚えていると思うので。
このままこの清楚な花が増えてくれると春がますます楽しみになります。

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芝生の上には可愛いデイジー。
雑草といえば雑草ですが、緑の上に白くぽちぽちと花が咲き始めると、家の中から見ているだけで嬉しくなります。

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こちらは南天のようなものの下に咲いていたクロッカス。

クロッカスという花、私は日本にいた時には小学校の水栽培ぐらいでしか見たことがありませんでした。
古い古い話ですね。笑
今ではもっと見かけるでしょうか。

イギリスではスノードロップに次いで花を告げる花と言っても良さそうです。
公園などにもよく咲いていて、スノードロップよりもよく見かけます。
地面に近いところでひっそり咲いているのが、なんとも愛おしい♪

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黄色も春らしくて可愛いですが、この色もきれいで大好きです。
ちょうど太陽が当たって、みずみずしい色がますます映えていました。


春といえば、水仙も春を告げる花です。
お花屋さんにはもうラッパ水仙が並んでいますが、自然の中では、そろそろ咲き始めるかな、というところ。

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このつぼみの感じも愛しいですね。
もうすぐ咲くよ、という力強さと期待でワクワクします。

あ、こっちは咲き始めていました。

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どうしても家の中にいることが多いので、出かけなくても、こうしてお花を楽しめるのは本当に助かっています。
やっぱりお花大好き。
そして色々な花が咲き始める春は、私にとってとても嬉しい季節です。

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by londonsmile | 2017-02-27 19:06 | お花のこと | Trackback | Comments(0)
クリスマスのプレゼントは、メインのプレゼントのほかに、ちょこちょことしたオマケをプラスするのがわが家流、というか、インディー流です。

といっても、もともとクリスマスプレゼントにはこういう小さなオマケを付けていていたのかもしれません。
クリスマスといえば、大きな靴下(英語ではストッキングというのですが)を下げておくのを子供の頃に絵本で見た方も多いと思います。
その中に詰めるものをストッキング・フィラー(stocking filler、靴下に詰めるもの)と言うのですが、お店なんかでもクリスマス前になると、よく小さな商品に「ストッキング・フィラーに最適!」というポップが付いているので、こうしているのはわが家だけではないのかも。

とにかく、去年のクリスマスにも、小さなオモチャのようなものを少しもらったのですが、そのうちの一つがとても使い心地がよくて大ヒットしているのです。
それは、これ!

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わー、なんでしょう? 不思議な形。
ホチキスみたいに見えるけど???

そうなんです、ホチキスなのです。

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しかも日本製。
日本ではなく、英国アマゾンで見つけたそうです。

このホチキス、包装にも書いてありますが、「針なし」、つまり針を入れなくても綴じることができるスグレモノで、その名も「ハリナックス」。笑

針がなくても綴じるってどういうことかしら? と思いますよね。
こんな感じになるんです。

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矢印のような形に紙を切り抜いて、それをペロンと上に折り上げて、上からパッとおさえる。
なんとなく折り紙の国の発想という気がしませんか?
折り上げられた部分もしっかり押さえられているので、ちゃんと平らになっています。
このきっちりした感じに、どうしても折り紙の伝統を感じてしまうのでした。

針を使わずに紙が綴じられるのはありがたいのです。
針を買わなくて済むということもありますが、紙を処分する時にいちいち針を取らずに済むので手間が大きく省けます。
仕事で紙を扱うことが多いので、この手間が省けるのは私にとってはとてもありがたいこと。
爪もヨレヨレにならずに済みますし。
紙をリサイクルに出すには針を取らなければならないので、初めから針を使っていなければリサイクルに回る紙の量も増えそうですよね。

たった一つの問題は、10枚が最高だということ。
家のことでそんなに何ページもプリントすることはほとんどありませんが、仕事ではよくあるからです。

でも包装には「業界最多」と書かれているので、きっと10枚分もこんなことができるというのはすごいことなのでしょう。
便利なことをつい忘れて欲張ってしまいがちですが、ここは10枚でもありがたいと思い出さねば。
ページ数の多いものはそれほど頻繁ではないし、その時はホチキスを使えばいいですしね。

そんな訳で年明けから、書類をプリントアウトして綴じるのが楽しくなっています。
一度、フラット(集合住宅)関連のことで、お隣りのスーパーおばあちゃんにちょっとしたものをプリントした時に使ったら、驚いて二度見していました。笑
日本製というだけで、どことなく誇らしく感じ、ますます嬉しくなっています。

The staple-less stapler that I got at Christmas is great.
It cuts a little bit of paper in a sort of arrow shape, cleverly folds it up and puts the pages together all in one go!
It's like a piece of origami work and no wonder it's made in Japan :D


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by londonsmile | 2017-02-26 08:32 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(4)

春を楽しむネコヤナギ

先週、ネコヤナギを買いました。

春の植物、ネコヤナギ。
ほわほわしていてかわいいですよね。
触ってみると、本当に猫を撫でているよう。

このほわほわした部分をなんて呼ぶんだろうと調べてみたら、「花穂」と言って、穂のような形で咲く花のことなんだそう。
へぇー、これ、お花だったんだ!
そう思うと、ますます「ほわほわ」への愛が高まります♪
子どもの頃から、リカちゃんよりもぬいぐるみ派だったのです。笑

しかもこの花穂、切り花になって水の中に入っていても、しっかり生きているようです。
というのも、最初は枝に沿うように斜めについていた花穂が、日に日に起き上がってきたんです。

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ほら♪

窓辺でむくむくと立ち上がって来た花穂のなんとしなやかに力強いこと!
これに気づいてから、ますます窓辺のネコヤナギを見るのが嬉しくなりました。
少しずつ暖かくなってきた陽射しを受けて、なんだか嬉しそう。
微笑んでいるようにさえ見えます。

まだまだ寒い時もありますが、春は今年もちゃんと来てくれているんですね。
わが家のネコヤナギが春を楽しんでいるように、私たちも春の兆しを楽しみましょう♪

Amazed to see the fluffy bits of my pussy willow have been slowly but surely getting up by themselves by the kitchen window - as if they are enjoying the tender spring sun smiling.
How adorable they are and I want to be like them.


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by londonsmile | 2017-02-23 18:15 | お花のこと | Trackback | Comments(2)
大人になると好みもかなり定まってくるし、もういろいろなものを持っているしで、お誕生日のプレゼントはいつも迷います。

結局、ものより何か経験するものが嬉しいよねということになり、最近は食事やコンサートに落ち着くことが増えました。
それこそ大人になると、お互いのスケジュールの都合でなかなか会えない友達もいるので、一緒に過ごす時間は嬉しいのです。

ただ、普段からよく会っている和食が大好きな友達には、毎年、当日にちらし寿司をプレゼントしています。
お米をたくさん食べるイラン人の彼女は、ちらし寿司に手間がかかることをわかってくれて、喜んでくれるので、作りがいがありますが、ほぼ年に一度だけのちらし寿司作りです。笑

でももう3年ぐらい作ったので、今年はちょっとバリエーションをつけて、おいなりさんにしてみました。

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前日の夜中に完成。笑

市内に出かけるインディーに手渡しをお願いしたので、私は直接食べ方を説明できないなあと思い、手が汚れないようにラップで包んでみました。
揚げの数のわりにご飯が多かったので、たっぷり詰めたら「おにぎらず」みたいになりましたが!
彼女いわく「ハンバーガーみたいな感覚で」ご家族みんなで楽しんでくれたようです。
レシピを聞かれたということは、気に入ってくれたのかな。
ほっ。

お店で簡単に手に入る日本にいたら、おいなりさんをお誕生日プレゼントにするなんて考えられませんが、食材も限られる外国生活では、日本人には懐かしくて、外国人には珍しくて喜ばれそうな贈り物。
おいなりさんなんてカジュアルすぎて和食のお店にはないのでね。笑

ところ変われば事情も変わるものですね。


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by londonsmile | 2017-02-22 07:35 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(2)
北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅、絢爛豪華なチャッツワース・ハウスのお庭とお屋敷を後にして、午後はヨークシャーにあるウェントワース・カースル・ガーデンズ(Wentworth Castle Gardens)に向かいました。

ちなみにカースルは英語ではcastleで、キャッスルという読み方が知られていると思いますが、イギリス英語の発音では「カースル」。
なので、ここでもイギリス式にカースルで統一しますね。

朝から降ったり止んだり忙しいお天気ですが、午後はどうかしら、というのが移動バスの中でのもっぱらの話題。笑
結局、絶好の撮影日和というほどにはなりませんでしたが、大して濡れずに見学することができました。
さて、どんなお庭だったのでしょうか。
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(写真はビクトリア時代に作られた温室に咲く花。
メモを取りそこねたようですが、サボテンの一種でしょうか)


ウェントワース・カースル・ガーデンズは18世紀に作られた建物が母体になっています。
こういうお庭やお屋敷は、貴族や裕福な家庭のお家として建てられますが、ここにはちょっと変わった歴史がありました。

11キロほど離れた同じヨークシャーの別の場所に、ウェントワース・ウッドハウス(Wentworth Woodhouse)というカントリーハウスがもともとありました。
ここを所有していた伯爵が17世紀の終わりに亡くなった時、家を継ぐ男子がいなかったので、お屋敷と資産を相続できると思っていたのがトーマス・ウェントワースという人。
ところが、思いがけず従兄弟が相続することになってしまいました。

トーマス・ウェントワースはその後、仕事のキャリアを積んで、外交官として国王に仕えるようになりましたが、爵位も欲しかったのです。
相続できなかったことも忘れられなかった彼は、10年以上経ってから、現在のウェントワース・カースルの地にあったカントリーハウスを買取り、時のアン女王に爵位をもらい、やっと思いを果たしたのでした。
ちょっとした家族の愛憎劇ですが、そこで憎んで殺したりせず、自力で爵位まで受けたというのがクリーンでよろしい。笑

外交官として海外の事情に詳しかったウェントワースは、すでにあったお屋敷にヨーロッパ風のバロック式の増築をしたそうです。
そして、それが現在のこの姿。

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お天気悪くてスミマセン。汗
この時が一番空が暗かったと思います。

お屋敷は戦後に売却されて、教師養成学校になったそうです。
ちなみにお庭も今ではご家族の持ち物ではなく、保護団体が引き継いで運営しています。
長い間、手入れがされていなかったので痛みがはげしかったものの、2005年に大規模な修繕工事を始め、一般に開放されるようになったのは2007年のこと。
誰でも見学できるお庭としては新しい方ですね。

建物の前にはフォーマルでかっちりした形のお庭が広がっているのですが、スケールが大き過ぎて、デザインまでは写真に収まりませんでした。残念!
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このお屋敷、高台に建っているので、ここから地元の緑地を一望することができます。
お庭も広大ですが、その周りの景色の美しいこと!

このお庭で有名なのが、シャクナゲや椿など、エキゾチックな植物のコレクション。
日本人の私たちからすると、特にエキゾチックではありませんが(笑)ヨーロッパの人たちには東洋の植物は当時は特に珍しかったので、高価でもあっただろうし、珍重されていました。

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ツアーの時期は6月だったので、椿はほとんど終わっていて、代わりにシャクナゲが花盛り。
どこを向いても色とりどりの花を楽しむことができました。
イギリスに住んでいると、シャクナゲを見る機会が日本にいるより多い気がします。
日本ではツツジの方が人気が高いからでしょうか。

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ウェントワース・カースルのお庭を歩いていると、芝生がきれいに敷かれた広い道があちこちに広がっています。
広場がそのまま道になっている、というほど広くて、まるでゴルフ場を歩いているような気分になりました。
しかも周りには美しい花々。

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景色をあれこれ楽しみながら歩いていると、今度は建物の裏の方に、きれいな温室が見えてきました。

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これはビクトリア時代に作られたもので、アイアンワークや床のタイルなどの装飾も美しかったです。

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外が寒くても、ここならずっと植物を身近に感じられますね。
冬でも緑が楽しめるって、当時はきっとかなり贅沢なことだったと思います。
中に入ると一気に気温が上がるのを感じます。
この日も、6月とはいえ、冷たい雨の降るお庭から温室に入ってきた時には、ホッとしました。

五大陸の植物が揃っているそうで、どこか装飾もトロピカルな雰囲気。

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頭の上に乗せているのは日時計ですね。
凝り具合がビクトリア時代らしい。

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暖かくて心地いい温室を出るのは名残惜しいのですが、お庭の散策を続けましょう。

ウェントワースにも並木道がありました。

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ここはレディー・ルーシーの散歩道(Lady Lucy's Walk)と呼ばれています。
ひらひらしたドレスを着た女の人たちが、おしゃべりしながら歩いているのが目に浮かぶ名前ですね。
なんだか映画のようで、しばし見とれてしまいました。

そして、とても凝ったお庭もあったのです。

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この生垣の部分、上から見ると実はユニオンジャックの模様になっているんです。
スケールが大きすぎて、中心部しか写せなかったのですが(汗)、この木を中心に、手前にあるような道が放射状に伸びています。
私の写真には収まりませんでしたが、後でご紹介する動画には、このユニオンジャック模様がしっかり確認できますので、お楽しみに♪

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からまっているのが根なのか、枝なのか、よくわからない歴史のありそうな木。
なんとなくロマンチックですね。

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広い道を歩いていると、向こうに何か見えてきましたよ。 

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先ほどのウェントワースさんが高台に作った「ステインボロー城(Stainborough Caslte)」。
ステインボローというのは、彼がここを買う前についていたこのお屋敷の名前で、そこに中世のお城を模した建物を作り、それ以来この土地全体をウェントワース・カースルと呼ぶようになったそうです。

ちなみに敷地内にお城を作ったというのも、ウェントワースさんの従兄弟へのライバル心からというのだから驚きです。
最初のお屋敷を相続できなかった時、よほど傷ついたんでしょうね。

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塔には途中まで登れるようになっていました。
そこから見ると、さっきのゴルフ場のような道もわかりやしでしょうか。

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傷つき、従兄弟たちをライバル視して、お屋敷の拡大に励んだウェントワースさんを思いながら、お城を歩きました。

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お城の裏手には、ヨークシャーののどかな牧草地が広がっていました。
きっと18世紀の頃から、あまり変わらない景色でしょうね。

ウェントワース・カースルは、今回の旅の目的であるケイパビリティー・ブラウンが活躍した時期よりほんの少し前に作られたもの。
この後、ブラウンなどの影響でキッチリした形のお庭から見た目も自然なお庭に変わっていったのですが、その前の形を見ることができて興味深かったです。

でもウェントワースで一番印象に残ったのは、初代ウェントワースさんのライバル心かな。笑
貴族もお金持ちもやはり人間だというエピソード、時間が経った21世紀の私には微笑ましく思えました。

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ウェントワースには、シャクナゲ以外のお花もたくさん咲いていました。
折からの雨できれいに洗われ、どれもいきいきして見えたのがとても心に残っています。

この日は雨模様でしたが、晴れた美しい日に撮影された動画がありますので、どうぞお楽しみください。
私の写真では写りきらなかったユニオンジャック模様のお庭や、お屋敷前のフォーマルなお庭、この日は周りきれなかったその他の場所や、さらにはパークの部分に住んでいる野生の鹿の様子までご覧になれますよ。






この美しいウェントワース・カースル、団体としては規模がまだ小さいせいか、スタッフの人たちもとてもフレンドリーでした。

2017年は2月18日から26日まで毎日オープンしていますが、その後イースターまでは週末のみのオープンだそう。
お出かけの前にサイトでご確認くださいね。

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(追記:最初の記事には紛らわしい表現があったので、ご指摘により一部書き直しました)


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by londonsmile | 2017-02-20 17:39 | Visit Britain | Trackback | Comments(2)
北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅、前回はダービシャーのチャッツワース・ハウスのお庭をご紹介しました。
今回の旅のテーマだったケイパビリティ・ブラウンは、丘の上の木の1本1本を植える場所まで設計し、庭からの景観を損ねるという理由で、村ごと移動させたりしたんでしたね。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

広くて、スケールの大きなお庭でしたが、この日はあいにくの雨。
雨足がどんどん強くなってきたので、お庭の見学は途中で中止して、予定外にお屋敷の見学をさせていただくことになりました。

16代にわたってキャベンディッシュ公爵家のお住まいであるチャッツワース。
英国でも有名なカントリーハウスなので、お屋敷を見せていただけるのは大歓迎でした。
これが想像以上に絢爛豪華で大感激だったのですが、同時にモダンな感覚や家庭的な雰囲気もたっぷり感じられたのです。

早速ご一緒しましょう!

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入口を入ってすぐにあるこの大階段。
チャッツワース・ハウスで一番と言っていいほど有名な場所です。

チャッツワース・ハウスは映画やテレビのロケ地としてもとても有名で、日本でもおなじみの有名な映画では、キーラ・ナイトレイ主演の『プライドと偏見』がありますが、その映画でもこの階段、しっかり出てきますよ。
ぜひチェックしてみてください♪

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階段を上って振り返った感じ。
天井画が本当に見事ですね。

チャッツワース・ハウスには30におよぶお部屋があるそうですが、どれも本当に豪華で圧倒されました。
ちなみにこちらでは、古代ローマやエジプトのものや、レンブランドやヴェロネーゼの傑作絵画など、さらにモダンアートを含め、4000年にわたる美術品が収められているそうです。
個人のお宅なのに、まるで美術館ですね。

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木のパネルを壁に使うのは伝統的によく見られますが、こんな凝った装飾の木製の柱は初めて見ました。
しかも革張りのように光ってますよね。

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チャペル全体もこんなにゴージャスですが、天井画もまたすごい!

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圧倒される美しさでした。
このチャペルは、今でも赤ちゃんの洗礼などに使われているそうです。

寝室だってすごいですよ。

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ベッド周りの生地だけでも重厚で光沢があって美しいですが、壁や天井の絵も凝っていますよね。

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こちらはダイニングルーム。
シャンデリアも、天井も、壁にかけられた絵も美しいですね。

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こちらはライブラリー(図書室)。
こんな美しい天井と、凝った模様の厚みのあるカーペットのお部屋に居たら、本より周りに見とれてしまいそう。
カーテンもどっしりしていてすてきだなー。

チャッツワースの会員(Friend)になると、このダイニングルームやライブラリーを使ったディナーに招待してもらえるようです。
近くに住んでいたら会員になりたい!

どっしりといえば、この廊下もすごかった!

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タペストリー(織物)が壁いっぱいにかけられている廊下。
装飾工芸品であるタペストリーは、冬の間は防寒の役目も果たすとか。
なるほど!

重厚な装飾はゴージャスですが、少し暗くなりがち。
広いお屋敷の中には、明るい雰囲気の場所もたくさんありました。
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こちらは彫刻ギャラリー。
ここなんて本当に美術館みたいですが、ここも映画『プライドと偏見』に出てきます。

17世紀から18世紀にかけて、イギリスの裕福な貴族の子弟は、教育の総仕上げとして大規模な外国旅行に出て見聞を広めることになっていました。
これをグランド・ツアーというのですが、チャッツワース・ハウスにある美術品の中には、このグランド・ツアーで立ち寄った土地から持ち帰ったものも多いとか。
17世紀の時点ですでに世界的な視野で見聞を広めていたなんて、日本との歴史的背景の違いに驚くばかりです。
日本はその頃、鎖国でしたもんね。

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なんとモダンな!

コンピュータの半導体のようなデザインの黄色い壁。
それが反対側の鏡に映って、ますますポップな雰囲気になっていました。
古い伝統的な建物のお屋敷にも、こうして今の時代の香りが感じられるのは嬉しいですね。

他にも、お屋敷の中には遊び心にあふれた場所も多いのです。
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ゴージャスなお部屋の壁に高価で美しい食器。
普通に食器棚に展示してもいいのに、こうして壁にかけているのが楽しい。

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ドアの向こうに、もう一つのドアに掛けられたバイオリンが見えますよね。
実はこれ、実物ではなくて絵なんですって。
すぐ近くで確認はできなかったのですが、5メートルぐらい離れたところからは、どこからどう見ても本物にしか見えない!
ここで立ち止まって、じっと目を凝らしてバイオリンを見つめる見学者もたくさんいました。
ゴージャスなお屋敷に、こんな楽しい仕掛けがあるのもおもしろいですね。

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ちょっとユーモラスな、だけど実はゴージャスなシャンデリア。

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美しい長椅子の上にはドライになったアザミのような植物が。
「ここに座らないでね」という粋な表示ですね。

お屋敷には、キャベンディッシュ公爵家のご家庭の様子を垣間見られる展示もされています。

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美術館に置いてあるようなクラシックな彫刻の横に、大きな天然石。
なんか妙にアットホームな雰囲気になっていませんか?

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こちらもゴージャスなお部屋の中に、モダンなフレームに入った家族写真。
たまにこのお部屋に入ってくるだろうご家族をつい想像しちゃいます。

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お部屋の年代が新しくなると、このお部屋を使っていた人たちのことがますます身近に感じますね。

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そしてもちろん、ご家族の肖像画や写真もあちこちに。
こういうものを見ていると、こんな立派なお屋敷のあるお家に生まれるってどういう感じかなあとつい想像してしまいます。
大変なこともあるとは思うのですが、この大邸宅を当たり前の顔で歩けるというのはやはり魅力的。
見学者として歩けるだけでも本当に幸せでした。

贅を尽くした裕福な貴族の大邸宅は、広いお屋敷の中に遊び心や家族の絆も見え隠れする温かい場所でした。

最初にお屋敷と間違えた立派な厩舎は、今では内部がモダンに改装されて、お店やカフェが入っています。
お屋敷自体に入っているお土産ものコーナーもセンスが良くて充実していました。

お庭もお屋敷もとても大きいので、1日たっぷり遊べるカントリーハウスです。
冬の間は閉館中で、今年は3月25日から入場することができるこのチャッツワース・ハウス。
驚くほどゴージャスで、本当によい目の保養になるので、お近くに行く機会があったらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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by londonsmile | 2017-02-16 03:16 | Visit Britain | Trackback | Comments(0)
今日はバレンタインデーですね。

よく言われることですが、バレンタインデーに女性が男性にチョコレートを贈るのはほぼ日本だけの習慣。
ヨーロッパでは男性も女性も、自分のパートナーにカードやプレゼントを贈り合います。

チョコレートを贈る習慣はないものの、やはりチョコレートやお菓子は人気のプレゼント。
甘い気分に浸れるからかな。
あとは花束、ハート形の小物、ロマンチックな本などでしょうか。
赤い色を使ったものが好まれるようで、イチゴも人気。
チョコレートをコーティングしたイチゴなんかもあるんですよ。

昨日は外出の帰り道に大きなターミナル駅を通ったので、ちょっと買い物していこうと思ったら、どのお店もいつになく混んでいる!
特に文房具やカードを売っているお店は、駆け込みでバレンタインデーのカードを買う人で長蛇の列ができていました。
並んでいるのは老若男女問わず。
カード売り場の前はセールの時のように大混雑で、背の小さい私にはカードが見えないほど!笑

スーパーの外には、花束の特設コーナーも出ていました。

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赤いラッピングペーパーで、ロマンティックに演出されているので、遠くからでもよく見えます。笑
ここにも順番待ちをしている人たちがいました。

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あまり離れていない場所にも、別の臨時の花屋さんが。
こちらには花束の他に、1輪だけのバラの花をラッピングしたものもたっぷり用意されていましたよ。
赤やピンクだけでなく、青やレインボーカラーもあって驚きましたが、これはスプレーで色をつけたものかもしれません。
花束に風船をつけることがあるのも、あまり日本で見ない習慣ですね。

ここでもお花が飛ぶように売れていました。
帰りの電車でも赤いラッピングの花束を持った男性が何人も。 
1日早いんじゃない? と思うけれど、奥様にプレゼントするなら、前日のうちに贈って、当日は花に囲まれて過ごして欲しいのかもしれません。

若い人ばかりでなく、年配の方も多かったので、恋愛というよりも家庭愛、家族愛をたっぷり感じました。
もちろん、年齢を重ねてもラブラブの方もいるとは思いますが!

ちなみに私はカードと図書カードというロマンスのかけらもないようなプレゼント。汗
インディーは本の好みがうるさいので、何を選んでいいのかわからないのです。

昨日のうちに置いておいたら、今朝、やはり彼からもプレゼントが。

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あら、意外とロマンティック。笑
ダイエット中ともうずいぶん長いこと伝えているのですが、まあ、いいでしょう、今日ぐらいは。

SNSでは週末あたりから、チョコをもらって喜んでいたり、家で友チョコを作るお嬢さんを手伝ったりしている日本の友達の投稿をたくさん見かけました。
それはそれで微笑ましくて、オフィスの同僚で相談して上司にチョコレートをプレゼントしたことなどを思い出して懐かしくなりました。
「ありがとう」も「好きですよ」ですね。

みなさま、今日は甘くて嬉しい1日になりますように。


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by londonsmile | 2017-02-14 16:36 | イギリスの人・暮らし | Trackback | Comments(2)

ドレスコードは難しい

友達が誕生日の集まりに呼んでくれたので、喜んで「行く行く!」と言った私。
あとで招待状をいただいたら、ドレスコードがブラックタイ(男性はタキシード)というフォーマルな集まりであることがわかりました。

しかもその後、本人から「もしかしてキモノ持ってる? キモノで来てくれたら嬉しいなあ」というメッセージまでもらったので、着ていくなら練習しなくちゃと、慌てて久しぶりに着物を出してみました。

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イギリスに暮らすようになってもうすぐ11年ですが、なかなか慣れないのがドレスコード。
たまーにあるフォーマルな席には、やはりロングドレスがいいようなのですが、私は似合う自信がなくて着物にしています。

それでも正式なパーティーは、まだいいのです。
一番フォーマルな服装で行けばいいのですから。

それよりも「ちょっとした」パーティーというのが、実はクセもの。
お友達の家にご飯に呼ばれたのでカジュアルな服装で行ってみると、みんな意外にドレスアップしていたり、逆にちょっとおめかしして行ってみると、他の人は案外カジュアルだったり。
パーティーの場所や目的、主催者の人柄などによって微妙に違うようなのですが、そのへんがなかなか読み切れず、外しちゃったかもなあ、と思うこと多し。

もちろん、おめでたい席ならお祝いする気持ち、家での集まりなら楽しくおしゃべりすることの方がずっと大事なのですが、その場に合った服装でいた方が心地いいですよね。
基本的には日本にいても同じことですが、生まれ育った文化ではないところに住んでいるので、少しだけ複雑。
日本だと、正式な服装をしていれば間違いない、という雰囲気がありますが、こちらではドレスアップすればいいというものではなく、正式すぎる服装で目立ってしまう方が恥ずかしい。
「ドレスダウン」の仕方にコツがあると見ています。

ファッションには好みもあることだし、やはりここは経験を積んで、少しずつ自分なりの方法を学ぶしかないようで、私もおしゃれのレッスンをする良い機会だと思って、毎回自分に「チャレンジ」しています。

話は友達のパーティーに戻って。
着物のリクエストがあったのは先週だったのですが、ずっとお天気が悪かったので、久しぶりに晴れた今日、初めて出すことができました。
せっかくなので、ついでに一式ぜんぶを引っ張り出して、虫干しすることにしました。

少し前に、インド人マダムに「この国には変な虫がいて、私の絹のサリーは随分やられちゃったの。あなたもキモノ持ってるなら気をつけた方がいいわ」とアドバイスを受けて、実はドキドキしていたのです。
日本でだって気をつけないと痛んでしまうものですが、気候が違えば、また違うのかもしれないと思って。
ちなみにマダムには、ラベンダーを乾かしたものを一緒に置いておくといい、と教えてもらいました。
へー、ラベンダーって、防虫にも使えるんだ!

今日見たところでは虫食いもなく、なんとか大丈夫そうだったので、ホッとしています。
さて、あとは練習する時間があるかどうか、練習してうまくいくかどうか、そして髪の毛もアップする練習しないと!汗

私のおしゃれへの道のりはちょっと険しそうですが、めげずにチャレンジを続けたいと思います。
今回は、お誕生日を迎える友達のためにも!


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by londonsmile | 2017-02-13 22:05 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)
先日、日本生まれで10歳まで日本で育ったアメリカ人のマダムとゆっくり話す機会がありました。

私より一回り年上と聞いているのに、本当に若々しくて、かわいらしくて、気配りが細やかで、以前からとっても憧れている美人マダム。
今年は何十年ぶりかで日本に行くことになったので、この日も日本の話で盛り上がりました。

日本を離れたのが10歳の時で、その時には日本語をぺらぺら話していたようです。
今はほとんど忘れてしまったそうですが、ちょっと「いただきます」と言うだけでも、英語のクセがなくて、発音がとても自然できれい。
やっぱり子どもの頃に覚えた言葉って違うんだなーと改めて思うのでした。

「でも言葉もほとんど忘れちゃったし、東京のどこに住んでいたかは詳しく覚えていないのよ。それなのに、日本語の先生の小指の爪がやたらに長くて不思議だったことをよく覚えてるの。やっぱり子どもの記憶って曖昧ねー」とマダムは笑うのです。

その他にはどんなこと覚えているの? と聞いてみると、そうねぇ、コマーシャルの歌とかね、というので、どんなの? と突っ込んでみると、なんとゴージャスなマダムの口からこの歌が!




このリンクは2016年バージョンなので、スギちゃんの部分は抜くとして、マダムが歌ったのはまぎれもなく、この♪ブタブタ子ブタ、お腹が空いた♪という歌。
しかもきれいな発音で。

ロンドンでこの歌を聞くことになるとは思いもしなかった私は、一気に脱力。笑
気さくなマダムがますます大好きになりました。

家に帰ってから上のリンクを彼女に送ってみたら、すぐに返事が来て、「アメリカにいる兄に転送したわ! 兄も覚えてるはず!」とすごく嬉しそうでした。

立派なお家のゴージャスなマダム、もともと無邪気な感じの方ですが、日本の話をしている時はなんだか子供に戻ったみたいで本当に可愛らしいのです。
きっと日本で過ごした子ども時代はとてもお幸せだったんでしょうね。
そう思うと、なんだか私まで嬉しくなりました。
私もこんな風に年をとれたら嬉しいなあ。

こうなりたいと思わせてくれる人が近くにいてくれて、本当に幸せ。
国を超えて罪のない楽しい歌を共有できて幸せ。

彼女とはたまたま日本のことで盛り上がったけれど、出身や国籍や人種や宗教が違っても、人はやっぱり人柄なんだよなあと思うのです。
日本にいた頃よりほんのすこし私なりに視野が広がって、ロンドンに感謝する毎日です。

みなさま、どうぞ良い週末を。


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by londonsmile | 2017-02-11 19:05 | 私の中の日本人 | Trackback | Comments(0)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile