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Afternoon Tea

昨日は、日本のお友達とすてきなアフタヌーンティーに行ってきました。

アフタヌーンティーとは、3時ごろからお菓子をいただきながらゆったり過ごすいわゆる午後のお茶の時間です。夕食に明らかに差し支える程たくさんお菓子をいただくし、何しろ時間がかかるので、先日お話ししたイングリッシュブレックファースト同様、今の時代には、毎日アフタヌーンティーをしている人は、イギリス人でも少ないでしょう(上流階級の方々は別なのでしょうか)。とはいえ、ちょっとした家族やお友達の集まりなどの折には、ホテルなどでゆったりお茶を楽しんでいるのを見かけます。もちろん、観光客にも大人気です。

昨日は、インディー(夫・仮名)がイチオシだったThe Landmark Hotelに行ったのですが、ここでのアフタヌーンティーは天井が吹き抜けになっている明るく開放的なWinter Gardenでいただきます。

私達は、普通のアフタヌーンティーにシャンペンと生の苺がプラスされたThe Landmark Teaを注文。シャンペンを先にするか後にするかと聞かれたので、もちろん(?)「先に・・・」と答えた私達。「よく考えてみると、いろいろなお菓子をいただいた後にシャンペンというのも良かったかも・・・」「次回はそうしてみましょう」などと話していると、よく冷えたシャンペンとグラスにたくさん盛られた苺が登場。

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写真ではわかりにくいかもしれませんが、この苺、深さ5センチはあると思われる逆円錐型のグラスいっぱいに盛られていて、すごいボリュームなのです。後ろに置かれているのが苺にかける生クリームとお砂糖。最初はフレッシュな苺をそのままいただいていたのですが、少し生クリームをかけてみると、これが濃厚で苺のおいしさを引き立て、とってもおいしい!カロリーなんて気にしている場合ではありません。

それでも、苺だけでお腹がいっぱいになってしまいそうだったので、まだいただいている途中だったけれど、お茶とお菓子もお願いしました。

じゃじゃーん!

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これこれ、この3段のトレーがアフタヌーンティーの象徴です!一番上の段が焼きたてのスコーン。なんとご説明したらいいのでしょう?固めのケーキというか、柔らかめのビスケットというか、なんとも言えない食感の焼き菓子で、手前のトレーにあるクロッテッドクリームと苺のジャムをつけていただきます。その独特の食感ゆえに、いただいていると口の中の少し水分が足りない感じになるので、おいしい紅茶をほんとにかぶがぶいただきながら楽しむのです。

2段目の段はペストリー、写真では少し暗くなってしまいましたが、かわいらしいサイズのケーキです。このホテルではフランス風のお菓子でした。一番下の段はこれまたかわいいサイズのサンドイッチ。きゅうりのサンドイッチが基本らしいのですが、今回はスモークサーモンや卵などもありました。きゅうりのサンドイッチというと、ちょっとさびしい感じがするかもしれませんが、寒いイギリスでは夏野菜のきゅうりはその昔には貴重品だったので、高級食材としてアフタヌーンティーに登場しているのです。

乾きやすいサンドイッチから食べるのが良い、とか、温かいスコーンから食べるのが本当、などなど、諸説を聞いたことがありましたが、昨日は、アフタヌーンティーに備えて昼食も軽く済ませた私達。今回はサンドイッチからいただいてみました。う~ん、おいしい!

開放的なすてきな場所で、おいしいお茶とお菓子とシャンペンをゆっくり楽しみながら、お友達とのお話にも花が咲きました。

彼女は、もともとは妹のお友達だったのだけど、昨年暮れにロンドン近郊のウィンザー(ウィンザー城や名門イートン校のある美しい町です)に引っ越していらして以来、一緒にロンドン観光したり、お買い物したりして、仲良くしていただいている方。手芸もお料理も上手で、とってもエレガント、しかも活動的でお話もおもしろい、すてきなヤングミセスです。きっとこれからこのブログによく登場していただくことになるので、どうかみなさん、覚えてくださいね。

優雅な午後を過ごした私達。その後は、夕食の支度のためにあわただしく帰宅したけれど、また別の場所でも試してみましょうね、と今から楽しみにしているのです。
by londonsmile | 2007-02-23 05:31 | イギリスの味 | Trackback | Comments(4)

アランドールと春の気配

今週末はロンドンを抜け出して、ウェストサセックス州のアランドール(Arundel)という小さな町に行ってきました。

ロンドンから南に向かい、Downsと呼ばれる丘陵地帯の緑濃いなだらかな丘を眺めながらの心地よい2時間弱のドライブです。日本同様、暖冬のロンドンですが、高速道路から見える木々や丘も、ほんのりピンク色に霞んで、なんとなく春の予感を感じながら旅行が始まりました。

ゆっくり歩いても半日ほどで一回りしてしまうアランドールの町は、小さいながらも200年ほど前に建てられたというお城のある観光地。それなのに、観光のメインとも言えるお城は、3月末のイースター休暇の時期まで閉まっているとのこと。やれやれ、のんきというか、商売っ気がないというか。

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冬の厳しいイギリスでは、こういう観光地は多かったそうですが、最近では温暖化の影響もあって、季節に関係なく旅行する人が増えたので、冬季も開けるところが増えてきたのだとか。観光するには便利ですが、のんびりしたイギリスを愛する私としては、個人的にはちょっとさびしい気もします。

200年前のお城というのは、イギリスでは古い方ではありませんが、このアランドール城は、塔の部分が子供の頃に絵本で見たような典型的なお城の形をしていて、とてもかわいらしいお城でした。お城のある高台から城壁に沿って町の中心(High Street)に通じているこの坂道の写真、自動車が写っていなかったら、タイムスリップしたような気持ちになりませんか?

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High Streetの小さな広場では、土曜日の朝、手作りのパン、チーズ、パイ、ジャムなどが売られていて、地元の人や観光客が楽しそうに買い物していました。その広場にあるこのかわいらしい看板のお肉屋さん、創業は1760年ごろなのかな?(お店の内部が写っていなくて残念!でもお肉がぶら下がっていて、ちょっと怖かったデス)

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最近では、地方の小さな町も、ロンドンにあるようなチェーン店が立ち並ぶようになり、どの町も同じに見えてつまらない、という批判もある中、このアランドールにはマクドナルドさえなく、観光客は昔ながらの喫茶店でモーニングコーヒーやアフタヌーンティーを楽しんでいました。

代わりに多かったのが、アンティークショップ。家具、ティーカップ、カメラのレンズ、宝石や装飾品など、あらゆるものが所狭しと並べられているお店がたくさんあって、どこも中年からお年寄りの観光客で大賑わいでした。といっても、実際に買っている人は少ないようでしたが。

比較的暖かいイギリス南部は、保養地や引退した人の住む場所として人気が高いようで、そういえば旅行中、家族連れを除けば、若い人はほとんど見かけませんでした。でも、それがまた、落ち着いた町の雰囲気を強調していたような気がします。

町の中心を流れるアラン川の川岸を散歩中、ちょっと気の早い水仙と梅の花を見かけました。本当に春はそこまで来ているんですね。

小さな古い町で過ごした静かな静かな週末でした。
by londonsmile | 2007-02-20 04:29 | イギリス国内旅行 | Trackback | Comments(12)

Full English Breakfast

イギリスの食事はおいしくない、と定評(?)がありますが、そうでもないんじゃないかなぁ、と私は思っています。確かにフランス料理や日本料理のように美しく盛り付けたりしないし、野菜を茹でればくたくたにしちゃうし、塩味も全くついていなかったり、たまにつきすぎていたり・・・。おっと、褒めなくちゃいけないのでした。それでも、おいしいものもあるのですよ!

イギリスを旅行されたことのある方は、ホテルの朝食メニューにFull English Breakfastと書かれているのをご覧になったことがあると思います。Breakfastというからには朝食なのですが、実は街中のカフェなどでは、一日中食べることができる人気のメニューです。イギリス料理全般の不人気に対し、朝食は、「イギリスでおいしいものを食べるには、朝食を三度食べることだ」などとも言われて、なかなか好評です。

内容はだいたい次のとおりです:
 ソーセージ
 ベーコン
 卵(目玉焼き、スクランブルなど、好みを聞いてくれる。たいてい2個)
 ベイクドビーンズ(大豆を甘めのトマトソースで煮たもの)
 焼いたマッシュルーム
 焼いたトマト(いずれもフライパンで焼いただけ)

これにトースト(バターとジャム・マーマレードつき)が付いて、紅茶かコーヒーと一緒にいただきます。

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これにはベーコンとマッシュルームはないけれど、だいたいこんな感じでしょうか。写真はWikipediaより。


なかなかのボリュームでしょう?しかもこれ、朝ご飯ですよ!現代では夕食がメインという食生活になったけれど、昔は活力の源として朝食が一番大切な食事とされており、朝にたくさん食べて、昼食、夕食、とだんだん量を減らしていったのだそうで、その名残りのようです。

これを朝からいただくと、本当にお腹いっぱいになってしまって、お昼ご飯はとても食べられないし、時間に追われがちな現代人にはあまり合理的じゃないですよね。でもイギリス人はきっとこの朝ご飯が好きだったのでしょうね。だから今でも1日中食べられる食事として残ったんじゃないかなぁと思うのです。

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先週、BBCのウェブサイトに、English Breakfastに関するおもしろい記事が掲載されました。なんと頭のてっぺんにこの朝食の絵を刺青した、というのです(写真はBBCの記事より)。この刺青アーティストは4年前にアイディアを思いつき、実現させてくれる人を探して、今回19歳の青年をボランティアとして見つけたのだとか。たぶん、彼らにとってはこの刺青も、「人と違うことをしたい」というだけのことなのでしょうが、そこで誰でも知っているEnglish Breakfastを選ぶところがなんともユーモラスで、イギリス人は親しみを覚えたようです。

青年のお母さんは、こんな刺青をした息子のことをかんかんに怒っているそうですが、髪の毛生えたら見えなくなっちゃうし、許してあげてほしい!こういうムダなことをするのが、なんともイギリス人らしい気がするのですが、このお話はまた後日に譲ることにします。

ちなみに、この写真では、手前の2つが目玉焼き、右上のつぶつぶがベイクドビーンズ、上のオレンジ色のものがソーセージ、左の黒いものがベーコン、真ん中に断面が見えている黒いソーセージ状のものは、オプションとしてたまに登場するblack pudding(豚の血のソーセージ)、そして両脇がナイフとフォークのようです。うーん、この絵だとあまりおいしそうに見えませんねぇ・・・。

我が家では、この数週間に、English Breakfastを週末のお昼か夜にいただく習慣がすっかり定着しました。最初に見た時は、「トマトをフライパンで焼くの?なんでー?」と思ったものでしたが、慣れてくると、なかなかおいしいのです。アツアツのトマトは、特に冬にはぴったり。日本にいた時には自宅ではあまり使わなかったマッシュルームも、焼くだけというシンプルな食べ方をするようになってから、もともとのお味がよくわかるようになって、大好きになりました。

これはある日曜日の我が家の食卓です。この日はグリルで脂を落としながら焼いたソーセージがメインで、卵とお豆は省略。パンも、この日買ったばかりの新鮮なベーグルに変更しました。

とてもシンプルで簡単なお料理です。たまにはお家でイギリス風の朝食、いかがですか?

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by londonsmile | 2007-02-13 22:45 | イギリスの味 | Trackback | Comments(6)

ブログで初めまして

ブログで初めまして。東京からロンドンに引越し、イギリス人の夫と2匹の猫との暮らしを始めてもうすぐ1年になります。

学生の頃に初めて訪れて以来、イギリス好きとなった私は、その後も短期留学や旅行をしたり、紀行文や英文学を読んだりしてイギリスの雰囲気を楽しんできました。日本人に似ていると言われる礼儀正しく控え目な人たち、優雅なアフタヌーンティー、緑深い広大な公園、自然な美しさを表現するイングリッシュ・ガーデン、大好きなビールが楽しめるパブ、羊がたわむれる緑濃い田園風景・・・。あぁ、美しい。

中でもロンドンは、歴史を感じさせる古い大きな建物が立ち並び、その美しさに「この場所に立っているだけで幸せ」と思うほどでした。生まれ育った東京も大好きだけれど、それとはまた違う感じ。

こちらに住むようになってからは、ロンドン暮らしが長く、しかもロンドンの本をあれこれ読んで妙に物知りな夫に連れられて、あちこち歩き回っては喜びにひたっていましたが、最近では私自身、学校に通ってロンドンに関する勉強を始めたりして、日々、楽しい発見をしています。

もちろん実際に生活していると、素晴らしいことばかりというわけにはいきません。日本では考えられないような不便なことも起きるし、外国訛りや地方訛りの英語に圧倒されることもあります。日本育ちの私にはあまり馴染みのなかった西洋的な習慣にとまどうこともあります。

このブログでは、いろんなことを含めた私のロンドン生活や人々の暮らし、美しい建物、イギリスにはあまりないと思われているおいしいレストランや食べ物など、独り占めしておくのはもったいない楽しいロンドンのお話をご紹介したいと思います。

また、私は英語を勉強して翻訳の仕事をしていたのですが、日常生活となると仕事とはボキャブラリーも違うし、先ほど言ったようにそれぞれの訛りも理解しなくてはいけないし、夫はおもしろい言葉をいろいろ教えてくれるし、で、言葉だけでも学ぶことの多い毎日です。こうした英語に再び向き合う私のお勉強日記もあわせてお伝えできればと思っています。

のんびり屋の私のことなので、ゆっくり進むことになると思いますが、英語との旧交を温めつつ、猫との友情を深めつつ、大好きな街に暮らす私の日々を、たまにのぞいて楽しんでいただけたら嬉しいです。
by londonsmile | 2007-02-09 19:07 | はじめまして | Trackback | Comments(10)

元気なイギリス人の夫と翻訳者の私のロンドン生活も12年目に入りました。20歳の時に好きになったイギリスは今も好き。住んでみてわかったイギリスのいろいろをお伝えします。


by londonsmile